DM Wiki (旧EUC版)重要なお知らせデュエル・マスターズ WikiはEUC版からUTF-8版に変更しました。 《インフェルノ・ゲート》 †
自分の墓地から進化ではないクリーチャーを1体リアニメイトする。デュエル・マスターズにおいて、初めて登場したリアニメイトカードでもある。 単純明快で分かりやすいたった短い一文の能力テキストだが、その内容はとんでもなく凶悪である。進化でなければ、コスト、文明、種族、能力を問わず、どんなクリーチャーでもリアニメイトできる。墓地のクリーチャーさながら手札かのように場に出せるすさまじい自由度を持ち、コストの制限もないため超高コストフィニッシャーであってもたった5コストでコスト踏み倒しできる。 先述した通り、初めて登場したリアニメイトカードであるためにこのような性能になったのだろうが、制限のないコスト踏み倒しが上振れすればゲームを破壊することなど容易である。上振れ要因であるコスト踏み倒し対象の質が上がるにつれ、《インフェルノ・ゲート》も順当に殿堂・プレミアム殿堂と制限されていった。 《母なる大地》や《ミラクルとミステリーの扉》、《エンペラー・キリコ》などと共に、コスト踏み倒しの強力さを物語る象徴的カードである。また、デュエマにおけるリアニメイトの強力さを、初代ながらその身をもって証明したカードでもある。 環境において †DM-19で《インフェルノ・ゲート》が登場。この時点で既に《ボルメテウス・サファイア・ドラゴン》がすでに大暴れしてしており、このカードを目にしたプレイヤーは誰もが《ダンディ・ナスオ》とのコンボを思いついたことだろう。案の定【茄子サファイア】が確立され、その名を轟かせることになる。これは、リアニメイトでコスト踏み倒しすればマナブーストをせずとも《ボルメテウス・サファイア・ドラゴン》を出せるという変化をもたらし、【除去サファイア】など新たなサファイアデッキのアーキタイプを生み出すこととなった。サファイアの運用性は跳ね上がり、サファイア地獄と呼ばれた惨状を生み出すことになる。 今でこそ多くのプレイヤーから凶悪な1枚と認知されているカードではあるが、当時はカードプール故にコスト踏み倒しして強力なフィニッシャーが《ボルメテウス・サファイア・ドラゴン》くらいしかいなかったため、プレイヤーのヘイトはその《ボルメテウス・サファイア・ドラゴン》に集中しており、このカード自体が危険視されるまでにはそれなりの時間を要した。 しばらくして《ボルメテウス・サファイア・ドラゴン》はプレミアム殿堂入りを果たすことになる。《インフェルノ・ゲート》で呼び出せる手ごろなフィニッシャーがいなくなってしまったため、この呪文も環境から一時身を引くことになった。 《ボルメテウス・サファイア・ドラゴン》禁止から1年を待たずに、DM-22にて《光神龍スペル・デル・フィン》が登場。《インフェルノ・ゲート》が待ちわびた優秀な高コストフィニッシャーであり、《インフェルノ・ゲート》の地位を再び押し上げる要因となった。 2008年4月15日に《インフェルノ・ゲート》を含め多くのカードが殿堂入り。このカードの殿堂入りは痛手ではあったが、《魂と記憶の盾》と《母なる大地》が同時に殿堂入りしたことはリアニメイトデッキにとっては追い風でもあった。 戦国編ではこのカードの調整版である《インフェルノ・サイン》が登場。そちらは同時期に登場した《邪眼皇ロマノフI世》と組み合わせた【ロマノフサイン】や《龍仙ロマネスク》と合わせた【ロマネスクリアニメイト】が確立、メタ入りを果たし、リアニメイト戦術もまた最盛期を迎えた。 そして神化編2009年12月19日、《インフェルノ・サイン》の殿堂入りと共に《インフェルノ・ゲート》もプレミアム殿堂へ。手軽なリアニメイト手段は一気に少なくなり、リアニメイトという戦術は限られたデッキでしか扱えなくなった。この頃《ボルシャック・クロス・NEX》が登場し、《インフェルノ・ゲート》のプレミアム殿堂は新たな高コストフィニッシャーを出すための措置であるといわれていた。 時は流れ、エピソード2以降では、高コスト域のクリーチャーが大幅にインフレを起こしており、《偽りの王 ヴィルヘルム》や《勝利宣言 鬼丸「覇」》などの強力なフィニッシャーが登場したため、このカードの殿堂解除は絶望的になっている。 新章デュエル・マスターズでは、《異端流し オニカマス》や《洗脳センノー》などのコスト踏み倒しメタが増えたが、それらへの対抗手段もまた存在している。 その他 †
関連カード †フレーバーテキスト †
収録セット †参考 † |