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《コッコ・ルピア》 †
コッコ・ルピア UC(C) 火文明 (3) |
クリーチャー:ファイアー・バード 1000 |
自分のドラゴンの召喚コストを2少なくする。ただし、コストは1以下にならない。 |
DM-06で登場したファイアー・バード。
ドラゴンのコスト軽減能力を持つ最初の「ルピア」であり、ファイアー・バードの代表的な存在。
登場以来ドラゴンのお供として活躍し続けている。
強力なドラゴンを使う上での普遍の悩みは高いマナコストなので、ストレートにその問題を解消できるこのカードは重宝される。そのため、【連ドラ】を代表とする、ドラゴンを多量に扱うデッキでよく使われている。
《爆竜 GENJI・XX》や《ボルシャック・NEX》などの6マナのドラゴンをテンポよく次のターンに召喚できるようになるのは強力である。
《一撃奪取 トップギア》などと異なりターン中何度もコスト軽減を利用することができるため、ドラゴンを主軸としたループコンボに使用されることもある。《無限龍ファタル・スパイラル》のドラゴン指定進化とバウンスを利用したループなどはその代表格である。
欠点はパワーが1000しかなく非常に除去されやすいこと。
重要なカードである分、失った時のリスクが大きいので、呪文である《メンデルスゾーン》やcipで役割を果たす《エコ・アイニー》の方が使いやすい場合もある。
しかしファイアー・バードであるが故にサポートも多く、《ボルシャック・NEX》や《爆竜 NEX》といったカードを使用する際には互いにシナジーをしあうこちらが採用される。
ドラゴンデッキのお伴として、これからも目にする機会は多いだろう。
ルール †
- このクリーチャーが複数存在していても、コストが2より少なくなることはない。つまり、最小で2まで下げられるということである。
- 2015年7月15日のルール変更がなされた。3文明以上を持つ多色ドラゴンのマナコストが下がりすぎると、召喚に要求される文明を揃えられなくなるという問題があったが、そのような場合には追加で必要な文明のマナを払えるようになった。
- 例えば《コッコ・ルピア》が2体いる時に《龍仙ロマネスク》を召喚しようとする。この場合、《ロマネスク》のマナコストは2まで下がってしまうが、本来必要な2点のマナに加えて、さらに1点のマナを生み出して必要な文明を揃えられるということである。
- DMC-15やDMC-18、革命編でのテキストはコスト軽減の限界値について「1以下にならない」といった言い回しで書かれている。一見変わったようにも見えるが、1以下は1も含むため、他多くに見られる「2より少なくならない」と意味は同じ。自然数の範囲において「2未満」と「1以下」は同義となるので、「コストを1まで下げられる」と誤解しないように注意。
環境において †
登場当初は除去されやすいパワーラインから賛否の分かれるカードであった。また、常在型能力持ちのウィニーなので《母なる大地》との相性も悪く、《無双竜機ボルバルザーク》系統では評価されなかった。《ボルメテウス・サファイア・ドラゴン》に関してもマナブーストやリアニメイトで早出しするのがメジャーであったため、あちらの系統でもほとんど使われなかった。
不死鳥編環境で【連ドラ】が環境に進出し、ようやく真剣勝負でも見かけるようになった。以降、【連ドラ】は極神編環境まで環境に残り続けた。
その後も一定数使われ続けたが、軽量除去の横行や《エコ・アイニー》・《メンデルスゾーン》の登場、ドラゴンの出し方がコスト軽減より踏み倒しに移行するなどの要因から、エピソード2〜ドラゴン・サーガ時代には相棒のドラゴンとは対極的に不遇を囲った。かつてドラゴンデッキといえば《コッコ・ルピア》というほどに採用され続けたカードであったが、このような事情から凋落の道を辿った。
その後、コスト踏み倒しメタの横行や軽量除去の採用枚数の低下、ファイアー・バード炎の登場による種族シナジーの期待により革命編からは復権し、革命編ブロック構築環境において【赤単革命】、【連鳥】などで姿が確認された。文明参照の進化クリーチャーが多数登場したことにより、種族がドラゴンの進化であればこのクリーチャーにそのまま重ねることができるようになった。コスト6の《エヴォル・ドギラゴン》であれば出した次のターンに進化できる。
革命ファイナルでは《ボルシャック・NEX》及び《凰翔竜機バルキリー・ルピア》と組み合わせる形で革命チェンジに繋げられることから流行し、【NEXミラダンテ】において《ボルシャック・NEX》を早出しするためのコスト軽減として大きく結果を残した。DMR-13のコマンド・ドラゴンコスト軽減サイクルではコマンド・ドラゴンでない《ボルシャック・NEX》のコストを軽減できないため、種族の関係上このカードに白羽の矢が立った形となっていた。
新章デュエル・マスターズでは《堕魔 ドゥシーザ》や《異端流し オニカマス》対策の《ゼンメツー・スクラッパー》など、手頃な軽量火力が再び増えたため場に残す事は困難になったものの、環境にコスト踏み倒しメタが増えた事から、その価値が見直された。
総じて、環境次第で評価がガラリと変わる1枚である。
その他 †
- DMC-47に収録された際には、腰のデッキケースにゲジゲジ眉毛と、切札 勝舞のようなイラストであった。
また、エントリーデュエル2010の参加賞に鎧姿で物騒な台詞のフレーバーテキストを持つものも存在する。
さらに、チョコスナックのおまけカードにはアニメ風のCGイラストのものがあるなど、カードイラストの種類は非常に多い。
- フレーバーテキストや各種メディアにおいて、話すときには語尾に「ッピ」が付くことが多い。ただし、文章中での語尾は「っぴ」か「ッピ」で表記揺れがある。
- DMX-24版ではワーナー・ブラザーズ社のアニメ作品「ルーニー・テューンズ」のトゥイーティー風のイラストが描かれている。もしかすると次弾のブラック・ボックス・パックに再録する可能性が高いかもしれないだろうか。
- アニメ「新星輝デュエル・マスターズ フラッシュ」によると、このクリーチャーが背中に背負っている笛は「ドラゴニカ」という名前で、ドラゴンのサポートに使われるらしい。
- 漫画とアニメでは勝舞が使う定番カードの1つ。他にも勝利やドラゴン龍など火文明のドラゴンを使うキャラが多い。
- 漫画「Duel Masters Rev.」にて、赤目龍神の回想シーンに登場。PREVOの才能を見いだされ、研究施設での人体実験を強いられる日々を送る龍神が初めて見た実体化しているクリーチャーであった。彼に施設からの脱出と、絶望した世界の破壊を提案し、デュエル・マスターズカードを渡している。なお未来との勝負ではすべてがドラゴンのデッキを使うために採用されていない。
- スマートフォンアプリゲーム「パズル&ドラゴンズ」では、コラボダンジョンに登場するクリーチャーとして出演した。条件を満たすと《マッハ・ルピア》に進化させることができる。リーダースキル名は「竜呼びの舞」。
- 「デュエル・マスターズ プレイス」では、能力テキストが「自分のドラゴンの召喚コストを2少なくする。ただし、コスト2より少なくならず、かつそのクリーチャーの持つ文明の数より少なくならない。」と、現在の裁定に則ったものに変更されている。また、「コッコ・ルピコ」という名前で女の子として擬人化も果たしており、プレイヤーをサポートするナビゲーターとなっている。
関連カード †
収録セット †
参考 †