DM Wiki (旧EUC版)重要なお知らせデュエル・マスターズ WikiはEUC版からUTF-8版に変更しました。 《ベイ
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ベイB ジャック VR 自然文明 (1) |
クリーチャー:ミルクボーイ/イニシャルズ 6000 |
バトルゾーンに置く時、このカードはタップして置く。 |
W・ブレイカー |
このクリーチャーは、自分のターンのはじめにアンタップしない。 |
自分がカードを引いた時、自分のマナゾーンにあるカードを3枚タップしてもよい。そうしたら、このクリーチャーをアンタップする。 |
バトルゾーンにある自分のクリーチャーを、自分のマナゾーンにあるかのようにタップしてもよい。 |
※プレミアム殿堂 |
1コストにしてパワー6000でW・ブレイカーと破格のスペックであるが、ミルクボーイ共通のタップインと「自分のターンのはじめにアンタップしない」デメリットを持つ。
ドローした際にマナゾーンのカードを3枚タップすることでアンタップが可能。
ここまでは《ベイB ソーター》とほぼ同じスペックであるが、最大の特徴として自分のクリーチャーを《蛙跳び フロッグ》と同じようにマナゾーンにあるかのようにタップできるようになる、つまりバトルゾーンのクリーチャーでマナコストの支払いが可能になる能力を持つ。
この効果で召喚したクリーチャーをコストにしてさらに後続を召喚…という芸当が可能。ただし登場時にタップされてしまうミルクボーイではこのやり方は使えない上、《Dの揺籠 メリーボーイラウンド》と組み合わせても攻撃までに何ターンもまたぐ必要ができてしまうため、むしろ効果の対象を問わない事から他のデッキに入れると良いだろう。
ミルクボーイ以外のコスト1のクリーチャー軍はもちろん、高コストクリーチャーでもコスト軽減などと合わせれば異常なほどの展開力を生み出すことが可能。
このカード自身、汎用性の高いシステムクリーチャーとしては非常に軽量であるため、色さえ合えば使いたいデッキにすんなり入るだろう。
弱点としては、このクリーチャー自身がミルクボーイであるため登場時にタップされてしまい、《蛙跳び フロッグ》のように自身をすぐにマナとしては使えない点か。出したターンから爆発的な展開を行いたいなら、あらかじめクリーチャーの用意は必要だろう。
最後の能力を裁定に沿ってより正確に書くとすれば、以下のようになる。
自分がコストを支払う時、バトルゾーンにある自分のクリーチャーを、自分のマナゾーンにあるかのようにタップしてマナを生み出してもよい。 |
実際のカードには書かれていないが、この能力は《蛙跳び フロッグ》同様に「バトルゾーンにあるクリーチャーからマナを生み出せる」能力であり、したがってそれらをマナゾーンにあるかのように扱えるのはマナコストを支払う場合のみである。
一見可能のように見えるが、自身のアンタップ条件のように単にマナゾーンにあるカードをタップするだけの場合はバトルゾーンのクリーチャーは選べない。一見コストの支払いと似ているO・ドライブや《龍覇 ザ=デッドマン》の代替コストに関しても同様。
一方でコスト軽減などと組み合わせることは可能。
登場当初から【緑単ループ】で積極的に採用された。マナ送りマナ回収マナ召喚コスト軽減の手段が整っている際にバトルゾーンをマナソースに使えるということは、タップされたカードをゾーン移動させることによって実質的に無限のマナを生み出すことに繋がる。また、タップインさせる《停滞の影タイム・トリッパー》や《永遠のリュウセイ・カイザー》などがいなければいくらでもこの状況は再現でき、それらのメタクリーチャーも《掘師の銀》等で除去できてしまうので、コンボデッキとしての決定力が異常に高かった。
また、《困惑の影トラブル・アルケミスト》など、小回りの利かない大量マナ回収というデメリットから実用性を疑問視されていたカードも、このカードの登場以後は、バトルゾーンのクリーチャーからマナを生み出せることによって実用性を手に入れた。ある程度小回りの利く大量マナ回収である《大勇者「鎖風車」》に至っては、このカードと非常に相性の良いループパーツとしての実力を危険視されて殿堂入りに至っている。
さらに、《水上第九院 シャコガイル》の登場以降はガチデッキ、ファンデッキを問わず無数のデッキがループなどにより無限ドローを始めとする手段によって、早ければ3ターン、順当なところで4ターンから5ターン程度で安全かつ手軽に勝利できるようになった。
環境において特筆すべきは、この項の頭でも述べた【緑単ループ】との相性の良さで、主要パーツがフルで投入出来た頃のこのデッキタイプは、一度回り出したら止める事が困難なループとしてはかなり早い段階で完成するという凶悪さを見せていた。さらに《蛇手の親分ゴエモンキー!》、《S級原始 サンマッド》などの主要なパーツの数々が殿堂入りしても形を変えて環境に残り続けた。
《無限銀河ジ・エンド・オブ・ユニバース》の登場以降はメタリカと合わせてコスト軽減による召喚と置きドローによる手札補充を繰り返し《無限銀河ジ・エンド・オブ・ユニバース》のエクストラウィンを狙う【白緑メタリカ】として猛威を振るっていた。
また、同様のコスト軽減とドロー手段が豊富なジョーカーズにも《偽りの名 iFormulaX》と共に採用した型も結果を残している。
上記のように、このカードはコスト軽減と手札補充やマナ召喚などのプレイできるカードの確保手段が揃っているデッキでは異常なほどのアドバンテージを叩き出し、ループパーツの核としての使われ方が主流であったこと、さらにそのループが対戦ゲームとしての側面を阻害しかねないソリティアとみなされやすい物が多かったためか、2018年3月1日をもってプレミアム殿堂入りとなった。殿堂入りで様子を見ても万が一使用し続けられたら自然のクリーチャーやメタリカの開発の障害になるため、一発で禁止化されたのだと思われる。