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剛撃戦攻(ごうげきせんこう)ドルゲーザ》

剛撃戦攻ドルゲーザ SR 水/自然文明 (8)
クリーチャー:アースイーター/ジャイアント 9000
シンパシー:アースイーターおよびジャイアント(このクリーチャーを召喚する時支払うコストは、バトルゾーンにある自分のアースイーターまたはジャイアント1体につき1少なくなる。ただしコストは1以下にならない)
W・ブレイカー
このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、バトルゾーンにある自分のアースイーター1体につき1枚、カードを引いてもよい。その後、バトルゾーンにある自分のジャイアント1体につき1枚、カードを引いてもよい。

DM-13で登場したアースイーター/ジャイアント敵対色の多色カードで、2つの種族を対象にしたシンパシードロー能力を持つ。

cipで自分のアースイータージャイアントの数だけドローできる。自身がその2つの種族を持つので、最低限《エナジー・ライト》を内蔵した8マナ9000のW・ブレイカーとして運用可能。

マナコストは8と重めだが、シンパシーによってアースイータージャイアントの数だけコスト軽減できる。これはcipドロー能力と非常にマッチしており、ジャイアントまたはアースイーターを出せば出すほど早期召喚と大量ドローを狙うことができる。

種族デッキに絶大な展開力をもたらすスペックであり、シンパシー元を並べるのに消費した手札を即座に回復し、さらなる展開に繋げることができる。《ドルゲーザ》自身もどんどんコスト軽減されつつドロー能力が強化されていくため、攻勢に出れば出るほどカードパワーが膨れ上がり、デッキ回転次第では2コストで山札切れまでドロー出来るような化け物と化するのも珍しい話ではない。また、《ドルゲーザ》自身が第2の《ドルゲーザ》を手札に呼び込みつつコスト軽減の元になるため、1度回り始めてしまうと鼠算的に展開力が増していく、凶悪な性質を併せ持っている。

最悪場に一切アースイーターもしくはジャイアントが居なくともcip2ドローパワー9000のクリーチャーであることは保証されており、カードパワー不足に陥ることこそあれど腐る場面がないのも強み。自然/というデッキエンジン色を併せ持つため、色基盤としても優秀である。《スペース・クロウラー》との相性もあり、高いグッドスタッフ性をも兼ね備えている。

アースイータージャイアントが噛んでくるなら是非とも採用を検討したいカードである。特に《西南の超人》を使ったジャイアント種族デッキでは高い採用率を誇り、シノビを噛ませたそれはトップメタに君臨していた経歴を持つ。

専用デッキについては【ドルゲーザ】を参照のこと。

環境において

聖拳編末期に登場するも、当初はカードプールの都合で評価が低く不死鳥編辺りまでは不遇をかこっていた。

DM-13スーパーレアでも、当時のシングルカード標準価格はダントツの最下位。このころはまだ優秀なアースイータージャイアントが少なく、どう組んでもファンデッキレベルだったためである。

しばらく冬の時代を過ごしていたものの、極神編以降《スペース・クロウラー》などのアースイータージャイアントの役者が増えていくにつれ、このカードの評価も上昇していった。

戦国編ではコスト軽減能力を持つ《西南の超人》を獲得。《ドルゲーザ》との相性の良さは凄まじく、5ターン目に流れるように召喚セイバーで睨みを効かせつつ3ドローできるようになった。こうした追い風があり、ジャイアントの大将格として、このカードを中心にした「【ドルゲーザ】」が成立し、徐々に広まっていった。

大量に手札を増やせる性質から、同時期に登場したシノビとも相性がよく、それらを組み込んだ【シノビドルゲーザ】が一気にメタゲーム入りを果たす。シノビサーチできる《土隠雲の超人》ジャイアントなのも都合がよかった。

神化編以降はシノビの規制により【シノビドルゲーザ】トップメタから転落する。《大神秘イダ》を取得したものの、シノビを失った状態では、高いワンショット能力をもつ《エンペラー・キリコ》《邪神M・ロマノフ》には対抗できず、全盛期の《大邪眼B・ロマノフ》にもパワーの関係で不利をとった。

続く覚醒編以降では《超次元フェアリー・ホール》からジャイアントサイキック・クリーチャーを並べ、続くターンで流れるように召喚という動きもできるようになり、《ドルゲーザ》へのアクセス手段が増加。《時空の喧嘩屋キル》の登場で手軽な打点を獲得したことや《スペース・クロウラー》が需要を上げたこともあり、超次元呪文を軸にしたグッドスタッフ構築の《ドルゲーザ》も一部環境に現れ始めた。《西南の超人》超次元の比率やデッキカラーによって形はまちまちであり、超次元呪文で容易く退かされるようになった《西南の超人》を完全に抜いた構築も珍しくはなかった。どれもこれも環境を染めるほどの力はなかったが、それでも一定の地位を築いていた。

超次元環境が進んでいくにつれ超次元に対するメタデッキの開発が進んでくると、超次元呪文を封じることができる《封魔ゴーゴンシャック》が需要を上げ、呪文を使わなくても高い運用性とフィニッシュ力を発揮できるデッキとして再度【ドルゲーザ】に注目が集まる。後に登場した【ミラクルとミステリーの扉】は勿論、ビッグマナハンデスコントロールも汎用呪文に依存していたため少なからず刺ささり、《封魔ゴーゴンシャック》を導入した【ドルゲーザ】は攻撃的なメタデッキとして、一定数の活躍を見せた。

しかし、それ以降はメタゲームでの活躍は長らく遠ざかっていた。環境へ押し上げていた要因である《西南の超人》除去カードですぐに退かされてしまうようになり、それを軸とした展開戦略が極めて不安定になったこと、攻防ともに重要な位置についていたシノビや「母なる」系列のカード達の相次ぐ殿堂入りが原因だった。また、カードパワーが高まった環境下ではグッドスタッフ性の高いデッキも簡単に押し切られてしまうことなども挙げられる。ジャイアントプッシュやアースイータープッシュも度々行われていたが、前者はそれなりに強化はされても結局《西南の超人》のカルマから抜け出せず、後者は規模が小さく相性の良い味方が登場しなかった。

ところが新章デュエル・マスターズ環境にて、《ドルゲーザ》は再び脚光を浴びることになる。DMBD-02にてアースイータージャイアントシノビを併せ持つクリーチャーが多数登場。フィニッシャーとして優秀な《終の怒流牙 ドルゲユキムラ》をはじめ、【シノビドルゲーザ】と極めて相性の良いカードが多数収録。それ以前に登場していたジャイアント(・インセクト)《デスマッチ・ビートル》なども手伝い、【シノビドルゲーザ】は2017年下半期、しばしばCSでも結果を残すほどの復活を見せ、いわゆる地雷デッキとして活躍した。

さらに双極篇では《西南の超人》ツインパクト化した《西南の超人/断断打つべしナウ》が収録。

総じて、良くも悪くもシンパシー元の有能さや活躍次第という、環境カードプールによって強さや評価の変動しやすいカードである。

その他

  • ドローの枚数は任意のため、ライブラリアウトが近い場合は引かなくてよい。
    • 任意で最大複数枚ドローする効果の場合、内部処理としては「カードを1枚引いてもよい」を1枚ずつ解決するため、ドロー枚数の上限に達するまでの間、1枚ずつ引きながら引くか引かないかを選ぶ事ができる。つまり、この場合ドローの際に枚数を宣言する必要はない(2018/2/25正式回答)。

サイクル

DM-13シンパシーを持つ敵対色クリーチャー

関連カード

収録セット

参考