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魂と記憶の盾 VR 光/水文明 (3) |
呪文 |
進化ではないクリーチャーを1体選び、裏向きにして、新しいシールドとして持ち主のシールドゾーンに置く。 |
※殿堂入り |
サイクル中、屈指の汎用性と強さを誇るカードで、バトルゾーンにある進化ではないクリーチャーを1体選び、シールド送りにする。
相手クリーチャーに唱えれば除去となり、自分のクリーチャーに唱えればシールド追加、S・トリガークリーチャーの再利用にもなる。
相手に使うとシールドを1枚与えてしまうことを考慮されてこのコスト設定がなされたのだろうが、光と水が得意なコントロールでは、バトルゾーンを制圧してから最後にまとめてシールドをブレイクするのが普通であるため、大したデメリットにはならなかった。
ライブラリアウト系の【除去コントロール】に至ってはそもそもシールドは完全に無視されるため、相手のシールドが何枚増えようが全く関係なかった。むしろシールドに埋められると墓地以上に回収手段が限られるため、逆に安心感すらあるといえた。
殿堂入りした現在でも、この2色絡みのコントロールデッキの主要除去兼色合わせとして活躍している。実質3コストの《チェイン・スラッシュ》と考えれば、これほど有用な除去呪文もないだろう。
DM-11でこのカードが現れるまで青・白に使いやすい除去呪文が少なく、たった3コストで除去を行えることから当時全盛を誇った《アクアン》系デッキでの活躍を期待された。
直後に《アクアン》は殿堂入りしてしまうが、このカードと《宣凶師ベリックス》を搭載した【白青黒赤ライブラリアウト】が成立するとそちらで主力を担い、強力な墓地回収能力を持つ《凶星王ダーク・ヒドラ》やマナから展開を行う《母なる大地》のメタカードとしても活躍した。
《ボルメテウス・サファイア・ドラゴン》が環境に進出すると、そちらが現役だった当時では《インフェルノ・ゲート》や《母なる大地》がよく使われたため、それらへのメタカードとして【除去サファイア】が転生編環境から不死鳥編環境のトップメタに立つ。
極神編環境では【白青黒赤ライブラリアウト】をベースにした【除去ガーディアン】や【ボルメテウスコントロール】での活躍が目覚ましく、相変わらず軽量ハンデスと共に【除去コントロール】の強靭な基盤を支えていた。
「進化クリーチャー以外なら苦労して出したものも3マナですぐ消されるのでゲームの幅が狭まる」、「光と水に実質的に闇より強い確定除去があるのはおかしい」などの批判がなされていた。その強さから2008年4月15日から殿堂入りした。
殿堂入りから程無いDM-30では疑似的なシールド回収手段として《ハッスル・キャッスル》や《福腹人形コダマンマ》が登場。また神化編では進化クリーチャーがメタゲームの主流になったため、除去したい相手を選べない場面が増えた。
以降は色の合うデッキの軽量除去として使われていたが、革命編環境では進化を多用する【レッドゾーン】がトップメタに躍り出たうえ、革命ファイナル環境から新章デュエル・マスターズ環境にかけて《音感の精霊龍 エメラルーダ》でシールド回収ができる【ロージアミラダンテ】が環境上位に名前を見せ、環境的に除去としての抜け道が多くなったことが露呈された。
そんな中、DMRP-05で《ヘブン・デ・エンドレーサ》が登場。《ヘブン・デ・エンドレーサ》はこちらよりコストが1重く、相手のクリーチャーしか選べないが、進化も選べる上にツインパクトであることに軍配が上がる。このカードが殿堂解除されることは夢ではないと言える。
だからといって一線を退いたわけではなく、双極篇環境では《天使と悪魔の墳墓》に寄せて殿堂入りカードを増やしたグッドスタッフ型の【ドロマー超次元】で使われるケースが一定数あった。【ウーニループ】においても望まぬタイミングで捲れた《貝獣 ウーニ》を再度シールドゾーンに装填するための隠し味として使われることがあった。