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時の法皇 ミラダンテXII LEG 光/水文明 (8) |
クリーチャー:エンジェル・コマンド・ドラゴン/革命軍/ドレミ団 12000 |
革命チェンジ:光または水のコスト5以上のドラゴン |
T・ブレイカー |
このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、光のコスト5以下の呪文を1枚、コストを支払わずに自分の手札から唱えてもよい。そうしなければ、カードを1枚引く。 |
ファイナル革命:このクリーチャーが「革命チェンジ」によってバトルゾーンに出た時、そのターン中に他の「ファイナル革命」をまだ使っていなければ、次の相手のターンの終わりまで、相手はコスト7以下のクリーチャーを召喚できない。 |
※殿堂入り |
DMR-22で登場した光/水のエンジェル・コマンド・ドラゴン/革命軍/ドレミ団。2019年3月1日付で殿堂入り。
《大音卿 カラフルベル》と同じ革命チェンジ条件に加え、手札から光のコスト5以下の呪文をノーコストで唱えるか1ドローを選ぶcip、次の相手のターン終了時までコスト7以下のクリーチャーの召喚を封じるファイナル革命を備える。
cipで手札からの呪文の無料詠唱か1ドローを選べる。
文明こそ縛られるが詠唱可能なコストの範囲も5以下と広く、最悪でもキャントリップとして使えるため無駄がなくかなり心強い。
等がある。デッキによって、相性の良い呪文を適宜選択していきたいところ。
なお、よく勘違いされやすいが革命チェンジで登場しても《ミラダンテXII》はまだ召喚酔いしたままであり、《攻守の天秤》で自身をアンタップして2回攻撃……というコンボは不可能なので注意。
そして何より目につくのはメインの能力、強力なロック性能を誇るファイナル革命だろう。コスト7以下のクリーチャーの召喚を、次の相手のターンの終わりまで封殺できる。
この範囲内には《閃光の守護者ホーリー》等のごく一部を除きS・トリガー獣のほとんどが存在するため、一斉攻撃の起爆剤となりうるだろう。
ロックにはコスト制限があるため、性能のみを見てしまうと《時の革命 ミラダンテ》の下位能力と言わざるを得ない。
しかし、それでも対象範囲内には前述のとおりS・トリガー獣の大半に加え、S・バックやニンジャ・ストライクといったメジャーな反撃手段全般も含まれるほか、返しのターンにもロックが続くため、【赤黒ドギラゴン剣】の悪名高い攻撃の起点《絶叫の悪魔龍 イーヴィル・ヒート》、優秀なドラグナーである《真・龍覇 ヘブンズロージア》や《超戦龍覇 モルト NEXT》、更には侵略・革命チェンジ元となることが前提のクリーチャーのほとんどが呼び出せなくなり、反撃の芽を摘むには十分な範囲を持っている。
むしろ、革命0という崖っぷちに立たずとも、これほどの範囲のロックを掛けられると見れば、十分ということがわかるだろう。
相手が動き出す前に早期のファイナル革命が可能となれば、次の相手ターンのクリーチャー展開を大きく妨害でき、エクストラターン程ではないが大幅なテンポアドバンテージを得ることができるだろう。
強力なロックに加え、呪文を無料で打つか1ドローできるというのだから、このクリーチャーの強さがより際立っている。
オレガ・オーラをプレイする際に、新たにGR召喚を行うことを選んでもGR召喚できずオーラはバトルゾーンに出せなくなり、手札に残る。現時点ではコスト8以上のGRクリーチャーは存在しないためである。
登場当初からこのカードを主軸としたデッキが多く使用されており、革命ファイナル期には完全なロックをかけるために【ドロマー超次元】のフィニッシャーとして出張するケースもあった。
強烈なロック性能から多くのプレイヤーが当初より「将来の殿堂入りは確実」と見ており、《奇石 ミクセル/ジャミング・チャフ》が登場して以降はこのカードを軸としたデッキに見られた「コスト踏み倒し系統の【速攻】に弱い」という弱点すら払拭された。水や光のドラゴンの多くが登場するたびこのカードと組み合わせられる状況、そして環境そのものを一新したいという公式の判断からか、2019年3月1日に殿堂入り。エンジェル・コマンド・ドラゴンとしては2例目、ドレミ団としても2例目の殿堂入り。
殿堂入り後の超天篇環境でも【チェンジザドンジャングル】のフィニッシャーの1体として依然活躍を続けている。
デッキの主役としては環境から姿を消した《蒼き団長 ドギラゴン剣》とは対照的で、プレミアム殿堂の可能性まで取り沙汰されるようになった。1枚制限となってコントロールで使われるようになった辺りは《無双竜機ボルバルザーク》を彷彿とさせる。