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邪眼大帝(じゃがんたいてい) ラスト・ロマノフ》

邪眼大帝 ラスト・ロマノフ VR 水/闇文明 (8)
クリーチャー:クリスタル・コマンド・ドラゴン/ダークロード 8000
W・ブレイカー
このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分の山札の上から5枚を墓地に置く。
このクリーチャーが攻撃する時、自分の墓地にある呪文を1枚、コストを支払わずに唱えてもよい。そうしたら、その呪文を唱えた後、自分の墓地に置くかわりに山札の一番下に置く。

DMR-21で登場した/クリスタル・コマンド・ドラゴン/ダークロード

ロマノフ系列のクリーチャーらしく、墓地肥やし墓地からの呪文詠唱を行う。《邪眼皇ロマノフI世》《邪眼教皇ロマノフII世》の能力を足して2で割ったような能力を持つ。

特筆すべきは、コスト文明を無視して呪文を放てる点だろう。
現存する呪文すべてが射程に収まるため、過去のロマノフ系列とは全く異なるプレイングができる。
マナコスト文明に関係なく呪文が唱えられるので、コスト13のインビンシブル呪文はもちろん、《超銀河弾 HELL》《ラスト・バイオレンス》《ティラノ・リンク・ノヴァ》《オールデリート》など、ゲームの勝敗を決められる威力のカードを使用できる。

上記の《ティラノ・リンク・ノヴァ》を発動すれば逆転の1手にもなり得る。この時《白騎士の神羅エターナル・ムーン》《古代王 ザウルピオ》の「攻撃を受けない効果」も無視してダイレクトアタックを決められる。

踏み倒しで唱えた呪文山札の下に置く効果は置換効果であるためチャージャーを唱えた後の処理としては、マナゾーン山札の下に置くか選べる。《邪眼皇ロマノフI世》等と混同しないよう注意。

もちろん、本家《邪眼皇ロマノフI世》のように《地獄門デス・ゲート》超次元呪文唱えるだけでも十分に強力ではある。

問題点はマナコストの高さ。8というと【ロマノフサイン】の戦略の核である《インフェルノ・サイン》《煉獄と魔弾の印》の対象範囲外であり、それらと組み合わせてリアニメイト戦術を取ろうとすると《魔龍バベルギヌス》等を間に挟まなければならなかったが《戒王の封》が登場したことによりリアニメイト戦術を取れるようになった。だが上記のように《インフェルノ・サイン》《煉獄と魔弾の印》の対象範囲外であるため、呪文を扱うロマノフでありながら、この系列のデッキとは相性がさほど良くない。

また除去耐性もないため、スピードアタッカーを与えて即座に動けるようにしてあげたいのだが、そうなるとデッキ文明が増えてしまう。自身の文明が追加されているため、を含めると3色、重いコスト対策でマナブースト自然まで使おうとすると4色になってしまう。

青黒赤だとしても幸い新しく《リロード・チャージャー》《パイレーツ・チャージャー》である程度補うことはできるがデッキビルディングの難易度はやや高め。一番効率が良いのは退化を利用して出す事と上記のように《戒王の封》でのリアニメイトだろう。

やはり活躍の場は新しいタイプのデッキになるだろう。
デッキビルディングにあたり考慮すべき点は多いが、上手く使えばゲームフィニッシャーとして活躍してくれるだろう。

  • 名前を直訳すると「最後のロマノフ」という事で、革命によって皇帝の座を追われたロマノフ王朝最後の皇帝「ニコライ二世」が連想される。

収録セット

参考