DM Wiki (旧EUC版)重要なお知らせデュエル・マスターズ WikiはEUC版からUTF-8版に変更しました。 《
|
終の怒流牙 ドルゲユキムラ P 水/自然文明 (8) |
進化クリーチャー:ジャイアント/アースイーター/シノビ 17000 |
G・ゼロ:バトルゾーンに自分のジャイアントが4体以上あれば、このクリーチャーをコストを支払わずに召喚してもよい。 |
進化:自分のジャイアント1体の上に置く。 |
T・ブレイカー |
このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、クリーチャーを3体まで、自分のマナゾーンから手札に戻す。その後、自分の手札を3枚まで、タップしてマナゾーンに置く。 |
DMBD-02で登場した水/自然の進化ジャイアント/アースイーター/シノビ。
G・ゼロでT・ブレイカーと十分な攻撃力を持ち、3枚ものマナ回収およびマナ入れ替えが行える進化クリーチャー。
《剛撃戦攻ドルゲーザ》は大量手札補充と高いパワーでその強さを発揮していたが、時代が進むにつれてパワー9000では心もとなくなってきていた。このカードはその弱点を17000ものパワーで克服しており、環境にいるパワー12000〜15000クラスに《威牙の幻ハンゾウ》抜きで立ち向かえるようになった。
G・ゼロの条件はジャイアント4体と多いように見えるが、ジャイアント・インセクトも対象に入っているので、《デスマッチ・ビートル》等の軽コストクリーチャーでも条件にカウントされるのがうれしいところ。同弾には2コストジャイアント・インセクトの《電脳鎧冑アナリス》もおり、8コストではあるものの、早期の召喚も見込める。
【シノビドルゲーザ】で《二角の超人》が担当していたマナ回収を一手に引き受ける。序盤で泣く泣くマナに埋めてしまったシノビを回収して、間接的に防御面を強化できる。
マナの数を減らさずマナ回収・マナの入れ替えができるので、マナ回収しすぎてニンジャ・ストライクに必要なマナが足りない、なんてことを防げる。
「G・ゼロ」「攻撃力」「(間接的な)防御力」の3本柱のシナジーがうまく取れた、非常にバランスの良いクリーチャーといえる。
もともと【シノビドルゲーザ】は、安定感のあるドローソースとシノビによる防御性能を備えたデッキタイプであったが、このカードによって奇襲性・打点・更なる柔軟性を手に入れたことになる。
デッキの前提として、如何に早い段階から《剛撃戦攻ドルゲーザ》等を出しジャイアントを展開できるかに懸かっているため、序盤にシノビがマナに埋まってしまう事例はよく発生する。それが殿堂入りシノビであれば尚更である。このカードは、そういった不安要素をマナ回収により解消しジャイアントの展開を安心して行わせてくれるという精神的な強みを与えてくれる。
G・ゼロで出せたなら、自分のバトルゾーンには、このクリーチャー以外に《西南の超人》や《剛撃戦攻ドルゲーザ》等々のジャイアントが並んでいるはずなので、それらで一斉攻撃してそのままダイレクトアタックに持ち込むことができる。仮にS・トリガーで妨害を受けて一斉攻撃に失敗したとしても、マナ回収によって手札に蓄えたシノビのニンジャ・ストライクによって返しのターンを凌げる可能性を大いに残している。
また、ニンジャ・ストライク持ちのシノビを回収する以外にも、マナに埋まったドルゲユキムラを回収していく動きも相当に強い。
序盤で守りに専念した《デスマッチ・ビートル》や、このターン中に出した《スナイプ・モスキート》等のジャイアント・インセクトもこのクリーチャーの進化元にでき、場合によっては進化速攻も可能となる。1体目のこのクリーチャーからドルゲユキムラが次々に増えていくその様は、正に影分身の術。残念ながらニンジャ・ストライクは有していないものの、こちらはこちらで真っ当にシノビらしいクリーチャーと言えるだろう。
総じて優秀なクリーチャーであり、旧来の【シノビドルゲーザ】の救世主たりうるカードといえよう。