DM Wiki (旧EUC版)

重要なお知らせ


デュエル・マスターズ WikiはEUC版からUTF-8版に変更しました。
今後はデュエル・マスターズ Wiki (UTF-8版)をご利用ください。
旧EUC版は今後もこちらで保管予定です。


真実の皇帝(トゥルーカイザー) アドレナリン・マックス》

真実の皇帝 アドレナリン・マックス SR 火文明 (9)
クリーチャー:レッド・コマンド・ドラゴン/アンノウン/ハンター/エイリアン 12000
各ターン、このクリーチャーがはじめてタップしたとき、自分のドラゴンをすべてアンタップする。
T・ブレイカー

DMX-12で登場したレッド・コマンド・ドラゴン/アンノウン/ハンター/エイリアン。4種族持ちは《勝利宣言 鬼丸「覇」》《「勝利」の頂 バトル・ザ・クライマックス》に続き3体目。
ターン《アドレナリン・マックス》が始めてタップした時自分のドラゴンをすべてアンタップする。

《ボルバルザーク・紫電・ドラゴン》アンタップ範囲を自分のドラゴンに広げたシンプルかつ豪快な能力を持つ。ドラゴンの一斉攻撃の後、《アドレナリン・マックス》が攻撃することに成功すれば再度同じ攻撃が相手を襲うことになる。ドラゴンは総じてサイズが大きいものが多く、単純なブレイク数は5枚に留まらないだろう。
勿論そこまでオーバーキルする必要はないので、単純に考えればW・ブレイカードラゴン攻撃した後《アドレナリン・マックス》を起動すると良いだろう。最低、《アドレナリン・マックス》で攻撃するだけでも合計6枚のシールドブレイクすることができる。
《ボルバルザーク・紫電・ドラゴン》同様タップに耐性を持ち、その耐性の範囲もドラゴンに広がっている。そのため、ドラゴンで一斉攻撃する布陣の場合スパーク系に極めて強力な耐性を持たせることができる。

フィニッシャーの欠点としては、能力を有効活用しようとすると真っ先にS・トリガー除去の的になることと、それで除去された時とされない時のフィニッシュ力が振れ幅が極めて大きい事。システムクリーチャーの宿命として除去に弱いこと。
2回攻撃出来るのと出来ないのでは振れ幅が極めて大きく、上記W・ブレイカードラゴン攻撃した例で考えると、《アドレナリン・マックス》が生き残ればW・ブレイカー×2&T・ブレイカー×2の10ブレイク4回攻撃が相手を襲うのに対し、除去されてしまえばW・ブレイカー1回ぽっきりで終わる。ハイリスクな分ハイリターンではあるが、そのリターンがオーバーキルであるため無駄が多く、運用性には難があると言わざるを得ない。
除去に弱いのはしょうがないことであるが、単体でスピードアタッカーかつ除去をこなしつつ2回攻撃する《勝利天帝 Gメビウス》の存在を踏まえると見劣りしてしまう。

ただ、もたらすタップ耐性の方は有用かつ強力。一斉攻撃の天敵となるオールタップを1度なら無効化することが出来、ドラゴンでのそれの際直前に出せば、召喚酔いであってもオールタップに巻き込まれることで効果を発動できる。

ハンターであるため《「必勝」の頂 カイザー「刃鬼」》の能力で踏み倒すことが出来る。スパーク対策はもちろんのこと、《永遠のリュウセイ・カイザー》と同時出しすることで即攻撃に移ることが出来、フィニッシュ力を大きく底上げする。今までは《勝利宣言 鬼丸「覇」》エクストラターンオールタップ耐性として有力であったが、殿堂したことでこちらにも十分価値が出てきた。

ただし、この場合《不敗のダイハード・リュウセイ》は強力なライバル。シールド焼却を放つことによるフィニッシュ力とある程度のS・トリガー耐性を持ち、その身と引き換え発動する敗北回避能力を持つ。スパークに対する耐性は《アドレナリン・マックス》の方が上だが、こちらは《アポカリプス・デイ》《終末の時計 ザ・クロック》を含めたあらゆるS・トリガーを無効化出来る可能性を持ち、仕留めきれずターンを渡すことになっても生き残っていれば敗北回避能力で粘ることが出来る。

ただ、革命0トリガー登場以降は相手のシールドを0にしても粘られることが多く、攻撃回数を爆発的に増やす点で《アドレナリン・マックス》も需要を上げている。
また、《不敗のダイハード・リュウセイ》と両立すれば、シールド焼却に加えたスパーク耐性で攻撃はより万全なものとなる。シールドを削る能力に加えて爆発的に増える攻撃回数で、上記した複数の革命0トリガーブロッカーによる粘りをも強引に突破出来、総じてフィニッシュ力も大きく高まる。
運用が似ている場合、性質が違うフィニッシャーを複数採用するのは、片方のフィニッシャーが機能できない時の補完として有用である。上記した通り双方のシナジーもあるため、余裕があるなら両方とも採用するのも大いにあり得る選択だろう。

自分のドラゴン全体にタップ耐性を付加させる点では強力なカードであり、オールタップの台頭具合によっては《アドレナリン・マックス》も需要を上げるだろう。何等かの理由で攻撃回数を要する場合でも有用性を見いだせる。
行き過ぎたオーバーキルも《アドレナリン・マックス》ならではのものであり、度を越えたフィニッシュ力に需要が生まれたり運用難が解消されれば、一気に化ける可能性はある。現在でも細かな調整や差分化で検討出来、覚えておいても損はない1枚だろう。

  • 当然だが、殴る時はできるだけ最後にしておきたい。真っ先に除去の対象になるであろうが、オールタップを無効化するには《アドレナリン・マックス》がそのターン中に1度もタップしていてはならない。
  • 性質上、《アドレナリン・マックス》が複数いても、複数回オールタップを防ぐことは出来ない。逆に言えば、片方の《アドレナリン・マックス》は気兼ねなく攻めに回すことが出来る。
  • 攻撃出来ない《アドレナリン・マックス》が場にいる場合、複数タップオールタップの価値が逆転する、複数タップなら《アドレナリン・マックス》を避けて的確に打点を減らすことが出来るが、オールタップはどうあがいても巻き込んでしまう。
  • 元ネタは2009年、ドイツで制作された映画「アドレナリン・MAX」だろう。

フレーバーテキスト

  • DMD-18
    我らが英雄、ガイムソウのお陰で、オレのアドレナリンもマックスだぜ! ---真実の皇帝 アドレナリン・マックス

収録セット

参考