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聖霊龍騎(せいれいりゅうき)セイント・ボルシャック》

聖霊龍騎セイント・ボルシャック P(VR) 光/火文明 (9)
クリーチャー:エンジェル・コマンド/アーマード・ドラゴン 9000+
このクリーチャーを召喚するコストを、自分の墓地にあるエンジェル・コマンドまたはアーマード・ドラゴン1体につき1少なくしてもよい。ただし、コストは2より少なくならない。
スピードアタッカー
パワーアタッカー+4000
W・ブレイカー

DMC-43で登場した、/エンジェル・コマンド/アーマード・ドラゴン

進化ボルシャック」で唯一の多色クリーチャーである。

9コストと非常に重いコスト軽減能力を内蔵しており、パワーアタッカーW・ブレイカー、さらにスピードアタッカーを持った奇襲性・追撃性能の高いアタッカー。スペックも効果もとても淡泊。

目玉となるのはこのクリーチャーの触れることができるシステム数である。種族、ネーム、効果等で様々なシステムの恩恵を受けることができるのが特徴で、ドラゴン補助、エンジェル・コマンド補助、ボルシャック補助、侵略【九極侵略】などなどよりどりみどり。コスト軽減効果はエンジェル・コマンド及びアーマード・ドラゴンが一定数入っていればそれなりの恩恵を発揮できるため、上記などのシステムデッキに投入すればそれだけで活躍が期待できる。

中型クリーチャー並みになるまでコスト軽減を受けられば運用性は上々。中型スピードアタッカー組はパワーが6000~7000程度で抑えられており、殴り返し火力を受けやすいのに対して、このクリーチャーは素のパワー9000と高く場持ちが良い。後半詰め合いとなった時などはどかすのにも一苦労で、その圧力はなかかなのもの。殴り合いになったときなども13000のプレッシャーを放ち、大型クリーチャースピードアタッカーで奇襲することも出来る。ただしあくまでもW・ブレイカーであるためフィニッシュ力には欠け、突破力にも欠けるため単体での運用は難しい。

登場当初から注目されてきた墓地に依存したコスト軽減能力だが、わかりやすい内容に対してうまく扱うにはクセがある。

まずエンジェル・コマンドアーマード・ドラゴンの多いデッキに突っ込む方法だが、この二種族はもとからコストが重く、なかなか墓地にたまってくれない。さらにいえばこの二種族に十二分にフィニッシュ力のあるカードが数多あり、それらを押しのけてまでこのカードを投入出来るパターンはかなり少ない。
ただ、エンジェル・コマンドアーマード・ドラゴンが墓地にいれば軽くなるところばかりに目が行って見落としがちであるが、このカード自身がエンジェル・コマンドアーマード・ドラゴンを両方内蔵しているため、それらの種族サポートの恩恵をフルに受けることが出来る。また、エンジェル・コマンドアーマード・ドラゴン共に中堅域のものも多くいるため、トントン拍子に行けばテンポアドバンテージも相まってフィニッシャーに早変わりすることも。ゲームの高速化につれ大型獣であるエンジェル・コマンドアーマード・ドラゴンも序中盤から出てくるようになってきているため、この運用の実用性は一層上がってきている。

次に墓地を肥やして早期召喚・大量展開を狙う方法だが、今の所墓地に関連したシステム持たないエンジェル・コマンドアーマード・ドラゴンを無理に墓地に落とす行為自体が極めて非効率的であり、それでファッティスピードアタッカー二打点を早期に出しただけでは、発売当初の環境から見ても苦労に対して強さが釣り合っていない。墓地肥やしは自然に優秀なものが存在するものの、このカードのカラーは/であるため、大量展開に至ってはマナ色の関係もあってさらに困難を極める。早期召喚のメリットを生かすには攻撃的にいきたいところであるが、墓地を肥やしながら打点を並べる過程にエンジェル・コマンドアーマード・ドラゴンを絡めるのがまた難しい。その点から見ても構築は難しい。《百万超邪 クロスファイア》がいるのも、この構築の意義を一層薄くしている。

構築の目玉のわりには淡泊で質素な扱いをするカードである。運用性自体は悪くなく、それでいて大量のシステムの恩恵を受けることが出来る点は評価できる。切り札になりえるカードではなくデッキの目玉にはなりにくいだろうが、数多システムをかませることが出来ればいぶし銀にとどまらずあばれてくれるだろう。

  • 除去に限らず、ハンデスランデスなど相手の妨害全般に対してコストが軽減される可能性があり、自身の効果が追撃向けなことを考えても後半戦にかなり強いと言える。むしろ後半しか扱えないのだが。

収録セット

参考