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超竜バジュラ SR 火文明 (7) |
進化クリーチャー:アーマード・ドラゴン 13000 |
進化−自分のドラゴン1体の上に置く。 |
このクリーチャーが攻撃する時、相手のマナゾーンからカードを2枚まで選んでもよい。相手はそれを自身の墓地に置く。 |
T・ブレイカー |
※殿堂入り |
DM-08で登場した進化アーマード・ドラゴン。
相手に2枚のランデスを行う強力なアタックトリガー能力を持つ。
非常にシンプルな効果だが、内容は非常に強烈なものである。
2枚のランデスというのは、通常のチャージを超える速度でマナを奪っていくということである。早期に除去できなければ、手札の除去札を使うマナすらなくなってしまう。単体で相手を完封しつつ殴りきってしまう可能性を秘めた、凶悪なフィニッシャーである。
進化クリーチャーのため召喚酔いが無く、タイムラグなしにアタックトリガーを使用できるのが強さの理由だろう。場に出したターンに2マナはランデスできるので、仮に返しのターンやS・トリガーで除去されても最低限のテンポアドバンテージは稼げる。
次のターンまで生き残れば4枚ランデスである。ここまでくると除去されたところでそうそう巻き返されないほどの差がついてしまう。
進化がドラゴン限定かつ7コストと重めだが、この効果にパワー13000のT・ブレイカーと考えれば妥当だろう。登場した時期から考えれば破格である。
現在では《闘龍鬼ジャック・ライドウ》やその他使いやすいドラゴンも増え、サイキック・クリーチャー等メインデッキ外から進化元を用意することも可能。場に出す難易度自体は大幅に下がっている。
【ドラゴンランデス】や【ターボバジュラ】、【連ドラ】で環境を蹂躙したが、2008年4月15日極神編の終わりに、《インフィニティ・ドラゴン》や《魂と記憶の盾》など、他不死鳥編から続くメタデッキのエース達と共に殿堂入りした。
その後も【ターボロマネスク】や【ロマネスクリアニメイト】を始めとして、進化元となるドラゴンが用意できかつ重さをカバーできるデッキにはフィニッシャーとして採用され、定期的に結果を残している。
殿堂解除が実装されたが、今もなお殿堂入りのままである。現在は環境から身を引いており、さらに周りのカードパワーも相応に上がっていることを考慮すれば、ランデスの危険性が重く見られているということだろう。過去の活躍も含め、ランデスの象徴的カードといえる。
また、強力な進化ドラゴンの象徴として、ドラゴンの人気を集め支えてきたカードでもある。そう言った視点では、デュエルマスターズの歴史において偉大なカードの1枚といえるだろう。
DM-08にて登場。効果の凶悪性はこの頃からプレイヤー間を通して認知されていったが、結果を残すにはかなりの時間を要することになる。
闘魂編はドラゴン自体が希少種であり、相性の良い進化元がほとんど存在しなかった。また、【青黒赤ライブラリアウト】や【除去ドラゴン】等といった【除去コントロール】の代表格達や、【イニシエート】、【アクアンホワイト】及び【アクアンブラック】等の盤面制圧に長けたビートダウンが活躍しており、《超竜バジュラ》の活躍は難しかった。
聖拳編に突入するとかの有名な《無双竜機ボルバルザーク》が登場。
環境は《無双竜機ボルバルザーク》と【除去コントロール】もとい《アクアン》の二極化になっており、【速攻】程度しか付け入る隙がなかった。
転生編にでは《超竜バジュラ》を元にして生まれたクロスギア《バジュラズ・ソウル》が登場し、《無双竜機ボルバルザーク》と融合して【除去バジュラズ】として先に出現することになる。これは不死鳥編に続くランデスデッキ人気の発端となった。
不死鳥編、DM-20にて《緑神龍ミルドガルムス》が登場。これで《マナ・クライシス》、《焦土と開拓の天変》、《緑神龍ミルドガルムス》、《緑神龍ザールベルグ》というランデス定番のマナカーブが形成され、そのフィニッシャーとして《超竜バジュラ》が採用、はれて【ドラゴンランデス】が成立。《ボルメテウス・サファイア・ドラゴン》がいた間はフィニッシャー枠の奪い合いをしていたが、そちらがプレミアム殿堂入りしたことで確固たる立ち位置を取得した。
DM-22にて《インフィニティ・ドラゴン》が登場すると【連ドラ】が環境入りを果たし、そちらのフィニッシャーとして採用されることもあった。
極神編にて《龍仙ロマネスク》が登場し【ターボロマネスク】が誕生。《龍仙ロマネスク》と《母なる大地》及び《母なる紋章》とのプレミアム殿堂コンビすると、そちらのフィニッシャーとしても選択肢に挙がるようになった。
【連ドラ】も《龍仙ロマネスク》を取り込んで白入り【連ドラ】に発展。《超竜バジュラ》も活躍の場を広げることになる。
DMC-40が出ると、【ドラゴンランデス】新たなランデスの選択肢として《龍神メタル》が登場。ミラー相手に《バジュラズ・ソウル》をメタることが可能になった。
そして2008年4月15日、《魂と記憶の盾》、《インフィニティ・ドラゴン》、《インフェルノ・ゲート》らを含めた不死鳥編のメタデッキのエースたちと共に、大量殿堂入りの一員となった。
【ドラゴンランデス】と【連ドラ】はトップメタから転落。【ドラゴンランデス】は【黒ランデス】型の【ヘヴィ・デス・メタル】へと発展し、《超竜バジュラ》を抜く構築も見られるようになった。
戦国編に突入するとDMC-44にて《インフェルノ・サイン》が登場、【ターボロマネスク】と融合して【ロマネスクリアニメイト】が成立。そちらのフィニッシャーとして環境に顔を出す程度に収まっていた。
DM-30にて《闘龍鬼ジャック・ライドウ》が登場すると、それを軸にした【闘龍鬼ジャック・ライドウ】が誕生。1枚しか詰めなくなった《超竜バジュラ》をサーチで確実に、かつ早期出すことが可能であった。
神化編に入ると《エンペラー・キリコ》が登場し、《龍仙ロマネスク》はそちらと融合して【星域キリコドラゴン】が成立。フィニッシャーとしての株を奪われ、《超竜バジュラ》は立ち位置を失うことになる。
《龍仙ロマネスク》や《龍神ヘヴィ》は次々に殿堂入りし、優秀な進化元達を失った《超竜バジュラ》のメタ上での居場所は消失した。
それ以降は度々環境で名を聴くことはあれど、明確な採用デッキは登場していない。
現在のランデス系統のデッキのフィニッシャーは《ジョリー・ザ・ジョニー Joe》、《水上第九院 シャコガイル》などのエクストラウィンが主流となっている。
《超竜バジュラ》の立場はランデス要員である以上にフィニッシャーであり、環境で活躍していた当時からフィニッシャーの席取り合戦には巻き込まれがちであった。フィニッシュ手段に困らなくなった現在では、コストと進化元指定のハンデは重く響きがちである。
効果がランデスである以上、早期に出される・何度も出されるのは今も尚脅威的だが、ここで1枚しか使えないのが響く。また除去札も多様化しており、早期出しはより妨害されやすくなっている。
種族指定の進化かつ1枚しか使えない以上、フィニッシャーとして活躍させるには的確な使い方をする必要があり、なんらかの工夫を必須だろう。
双極篇最終盤の2019年3月のチャンピオンシップでこのカードを投入した【5色フェアリー・ミラクル】がチャンピオンシップ4位入賞を果たしたことをウィザーズ・オブ・ザ・コースト日本支部代表の真木孝一郎が伝えている。(参考)このことから、用途が非常にピンポイントになっており、このカードを使って結果を残すことが稀になったことも分かる。
以上のことから、将来の殿堂解除候補としても名が挙げられるようになっている。