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爆竜 GENJI・XX VR 火文明 (6) |
クリーチャー:アーマード・ドラゴン/フレイム・コマンド/サムライ 7000 |
K・ソウル |
スピードアタッカー |
W・ブレイカー |
このクリーチャーが攻撃する時、相手の「ブロッカー」を持つクリーチャーを1体破壊する。 |
DM-38で登場したK・ソウル持ちのアーマード・ドラゴン/フレイム・コマンド/サムライ。
スピードアタッカーと相手のブロッカーを1体破壊するアタックトリガーを持つ。
能力のかみ合わせが抜群に良く、スピードアタッカーの切り込み性能に加えてブロッカーを蹴散らせるため、非常に高い突破力を持つ。
6コストパワー7000という点も非常に優秀。高いコストパフォーマンスはさることながら、5コストで超次元や《超電磁コスモ・セブ Λ》などで打点を用意しつつ、次ターンに合わせて攻撃・追撃出来るなど極めてマナカーブが良い。ビートダウンはテンポアドバンテージの優位を重んじるデッキであるため、流れるような追撃は強力な武器である。
6コストにしてはサイズも大きいいため殴り返しや火力を受けにくく、《爆竜 GENJI・XX》 を連打すればすさまじいゴリ押しを見せる。また、マナブーストを行わないビートダウンでも採用できる程度の安価コストに収まっているのがうれしい。
さらに言えば、コマンド・ドラゴン・サムライという非常にメジャーな種族3つにXX、さらにはK・ソウルまで持つため、受けられるサポートの範囲もかなりのもの。種族を利用したコスト踏み倒しも多く、様々なアプローチが考えられる。
総じて、カードパワーはさることながらビートダウンのウエポンとして極めて完成度の高いカードといえよう。ブロッカーを除去しながらのW・ブレイカーで大きく計算を狂わせられるので、《ガイアール・カイザー》共々ビートダウン受ける時は気を付けたい。
登場した覚醒編環境はビートダウンに極めて強い向こう風が吹いていたにも関わらず、このカードの存在故に【マルコビート】や【超次元GENJIビート】が環境入りを果たす。その驚異的な攻撃性能によって、多くのプレイヤーに存在を知らしめるなどビートダウンのエースとして活躍した。
《時空の凶兵ブラック・ガンヴィート》や《時空の支配者ディアボロス Z》などのメタになりえるカードが次々に登場し、ビートダウンそのものはどんどん下火になっていったが、それでも【超次元GENJIビート】の活躍は定期的に報告されていた。
登場以降、実力がありながら長らくつらい時期を過ごしていたが、一番の天敵であった《時空の支配者ディアボロス Z》が《超次元バイス・ホール》とプレミアム殿堂コンビがかけられる。
流れるようにエピソード1に突入し、ここからビートダウンが徐々に隆盛していくことになる。
エピソード1初弾で《ガイアール・カイザー》が登場し、シューティングガイアールが誕生。コストやサイズ、ブロッカー除去が呪文の能力であるなど差異が見られるが、動き自体はこのカードと同じでありライバルとなる存在である。しかし完全に競合するわけでもなく両方組み込むことも可能であり、どちらかというと使い分けて共にビートダウン隆盛に活躍した戦友である。
弾が進んでいくと共に【ラムダビート】や【ギフトミランダ】など次々と強力なビートダウンが成立し、それの突破・追撃役としてシューティングガイアールと共に今度こそ幅広い活躍を見せる。
《ドンドン吸い込むナウ》などの強力なビートダウンサポートも登場し、上記のアーキタイプを先駆けに様々なビートダウンが生まれ、同様に活躍の場を広げていった。
このように高いカードパワーで、長い期間活躍してきたこのクリーチャーだが、革命編、革命ファイナルに入ると、侵略・革命チェンジが登場し、ビートダウン戦略に大きな変化が訪れる。《轟く侵略 レッドゾーン》・《蒼き団長 ドギラゴン剣》などといった破格のパワーカードが登場。それらの運用性をいかに上げるか、攻撃をどう通すかが焦点となっていった。
追撃や突破といった役割のカードはそもそも不要になっていき、同様に《爆竜 GENJI・XX》も活躍の場を失うことになる。《爆竜 GENJI・XX》も侵略・革命チェンジに利用できなくもないが、ほかのカードでもっと連携に特化した構築は可能であり、彼がその役割を担うことは難しい。
役割そのものが消失したといっても過言ではないのが現状であり、根本的に新たな運用方法が必要である。突破力自体は健在ではあるのがそれが必要とされなくなってしまった以上、違ったアプローチが生まれない限りは活躍は難しい。