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予言者マリエル R 光文明 (4) |
クリーチャー:ライトブリンガー 1000 |
パワー3000以上のクリーチャーは攻撃できない。(パワー3000未満のクリーチャーが、攻撃中にパワーが追加された場合、攻撃することができる) |
※殿堂入り(2007年11月15日付) |
初期の代表的なロックカード。互いのパワー3000以上のクリーチャーは全て攻撃できなくなってしまう。
相手の攻撃を制限することで、大型クリーチャーをバトルゾーンから擬似的に除外し、フィールドアドバンテージを奪う。
その能力はマリエルロックとも呼ばれ、フィニッシャーとして使われるようなクリーチャーはほぼ全て止めることができる。また、それによりパワー3000以上のクリーチャーのアタックトリガーも阻止できる。
ブロッカーを中心に消極的に場をコントロールするデッキと相性が良く、《ハイドロ・ハリケーン》や《ダイヤモンド・ソード》などで一方的に相手を追い詰められるほか、サイレントスキルを安全に使うこともできる。
下手をすればこのカードが出るだけで何もできなくなってしまうこともあるので、何らかの対策はしておきたい。一番簡単な対処方法は火力呪文なり確定除去なりで破壊してしまうことである。幸いパワーは1000と低く除去はしやすい。
逆に、除去されやすい欠点を《ペトリアル・フレーム》で補われると一気に場持ちが良くなる。その場合は《ボルシャック・スーパーヒーロー》や《ローズ・キャッスル》などの全体除去で対処したい。かつては《龍神メタル》や《ドリル・ボウガン》などのクロスギア除去カードもよく使われていた。
登場当時から、パワー1000しかないこのクリーチャーの除去手段はそれなりにあったものの、除去さえされなければ相手を完封できてしまうことは珍しく、多くのプレイヤーから強力なロック性能を持つクリーチャーとして注目を集めていた。
《火炎流星弾》以外の除去カードを入れていないかつての【赤単速攻】はこのカード1枚で詰んでしまう事も。そのため、このクリーチャーを除去するためだけに《ボルカニック・アロー》や《クリムゾン・ハンマー》の投入が検討されることもあった。
しばらくの間、除去耐性の低さゆえにその評価はイマイチだったが、《光器ペトローバ》や後に登場した《ペトリアル・フレーム》でそれを補ったりすると、大半のデッキは手がつけられなかった。
ライブラリアウトを狙うデッキにも搭載され、相手に何もさせずにじわじわと追い込んでいく場面もそれなりにみられた。ミラーマッチになったり、防御よりのデッキと対面した時に、泥試合になることも多々あり、「遅延カード」とよばれることも。
そしてついに、2007年11月15日には、その強力なロック性能が祟り、光文明としては、初の殿堂入りカードに指定された。
その後、DM-30に《ローズ・キャッスル》という手頃な全体除去が登場し、少々評価を落とすことになる。しかし、環境が進むにつれ、パワーが軒並み高いクリーチャーが数を増やしていき、《ローズ・キャッスル》の採用率が低下していったため、再び評価を上げていく。
除去付き超次元呪文と《ローズ・キャッスル》が大流行していたエピソード1環境では、比較的評価が低かった。
ドラゴン・サーガの環境では軽量除去が飛び交うようになり、またしても評価を落としていくことに。
革命編以降では、【レッドゾーン】に対しては非常に強力なメタカードとなることで、急激に評価を上げる。デッキの性質上軽量の除去が入りにくく、デッキに入るソニック・コマンドはパワー3000以上が多い為、デッキ次第では《轟く侵略 レッドゾーン》を素出しするか《伝説の禁断 ドキンダムX》の禁断解放を狙うしかなくなってしまう。
このように能力自体は強烈なので意外なところで使われて痛い目を見る可能性のあるカードであった。
左上の封印を外したついでにこのクリーチャーを除去できる《FORBIDDEN STAR〜世界最後の日〜》を主軸とした【ドルマゲドンX】がカードプール上全盛期であったDMR-23期、そもそも基本的に攻撃の必要が無い【白緑メタリカ】がトップメタ1強であったDMRP-03期からDMRP-04魔も若干不遇であった。
双極篇以降は2ターンから3ターンで決着が付く極端な速度の【速攻】が環境で見かけられるようになり、如何にこのカードと言えども手に負えないケースがまま想定されるようになった。さらにタップインや攻撃対象固定、シノビによる過剰な受けなど、相手を「詰み」に追い込む手段はこのカードの殿堂入り当初と比べて格段と増えた。そのため、「殿堂解除しても脅威にはならない」「これで相手を詰めてもゲーム性の崩壊に至るとは言えない」という意見も中には見られるようになった。