DM Wiki (旧EUC版)

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【クラッシュ“覇道(ヘッド)”】

《勝利龍装 クラッシュ“覇道”》《“必駆”蛮触礼亞》コスト踏み倒しで早出ししてビートダウンするデッキの総称。ここでは赤青で組まれる純正構築について説明する。

勝利龍装 クラッシュ“覇道” SR 火文明 (10)
クリーチャー:ドラゴンギルド/ビートジョッキー 9000+
B・A・D2
スピードアタッカー
W・ブレイカー
このクリーチャーが破壊された時、タップしていたら、このターンの後で自分のターンをもう一度行う。
バトル中、このクリーチャーのパワーを+5000する。
“必駆”蛮触礼亞 R 火文明 (5)
呪文
B・A・D・S 2(この呪文を、コストを2少なくして唱えてもよい。そうしたら、自分の手札を1枚捨てる))
ビートジョッキーを1体、自分の手札からバトルゾーンに出してもよい。そうしたら、相手のクリーチャーを1体選ぶ。その2体をバトルさせる。そのターンの終わりに、その出したビートジョッキーを破壊する。

メインカード候補

サブカード候補

《“罰怒”ブランド》相手の《オニカマス》が邪魔な時のサブフィニッシャー。殿堂レギュレーション構築の場合枠を見つけづらい
《ダチッコ・チュリス》《“罰怒”》プランに利用できる
《“乱振”舞神 G・W・D》刻みながらバトルできる、手札の減らない汎用除去。《ダチッコ》で1まで軽減できるのでマスターB・A・D元にも
《“末法”チュリス》打点補強に。《“必駆”蛮触礼亞》で出して軽量除去的に使いつつ山札の上3枚から《ゴルドーザ》《“轟轟轟”》などを踏み倒し
《爆鏡 ヒビキ》相手の呪文詠唱トリガーで1ランデス
《唸る鉄腕 ギリガザミ》逆転SST
《ゼンメツー・スクラッパー》《オニカマス》、《奇石 ミクセル》等のメタカードを除去
《ガチャンコ ミニロボ1号》相手に2呪文コスト増加
《南海の捜索者 モルガラ/トリプル・ブレイン》ドローソース 相手に応じて上面でのラスト・バーストを狙う
《王立アカデミー・ホウエイル》4コスト3ドロードローソース。4ターン目に殴り始めたいデッキではやや緩慢なカードか
《機術士ディール/「本日のラッキーナンバー!」》クリーチャー面は選んだ数字の相手バウンスcip持ち。呪文面は選んだ数字の召喚詠唱を禁止

このデッキの回し方

先攻の場合は2ターン目に《貪欲な若魔導士 ミノミー》を立て、これが後攻の場合は《異端流し オニカマス》を立てる。3ターン目に《“必駆”蛮触礼亞》から《勝利龍装 クラッシュ“覇道”》を呼び出し、流れで《“轟轟轟”ブランド》マスターG・G・Gで出してそのままビートダウンするのが理想。

追撃に《クリスタル・メモリー》でサーチした2枚目の《“轟轟轟”ブランド》マスターG・G・Gで出せるとなお良い。

相手の《異端流し オニカマス》がある場合は《“罰怒”ブランド》による1ショットキルを目指すか、《ゼンメツー・スクラッパー》で除去する。何なら《奇天烈 シャッフ》で妨害した後に適当なところで《“轟轟轟”ブランド》を投げても良いだろう。

長所

今引きが強いのでそのままそれなりに搭載されたスピードアタッカーで追撃して勝ってしまうこともざら。

破壊以外の除去を持たない【デ・スザーク】に対しては滅法強い。【デ・スザーク】程度であれば邪魔なブロッカーも《“乱振”舞神 G・W・D》で十分退かせる。というより、手札が良ければ《“乱振”舞神 G・W・D》を連打するだけで【デ・スザーク】側のクリーチャーを一方的に処理し続けられることも。

フィニッシュ枠がそれぞれ4枚積みの《勝利龍装 クラッシュ“覇道”》《“轟轟轟”ブランド》、3枚から4枚の《“必駆”蛮触礼亞》で最低限完結しているため、サーチ枠を《貪欲な若魔導士 ミノミー》《水晶の記録 ゼノシャーク/クリスタル・メモリー》《ドンドン吸い込むナウ》各4枚投入の最大12枚体制とすることがし易い。よって、事故率の低さ、対応力の高さには確かなものがあると言える。

DM・双マーク2ブロック構築環境ではミラーマッチ以外に怖いものがないというデッキパワーなので、受けのS・トリガーを増量させれば完璧。

短所

《奇石 ミクセル》を出されると勢いが鈍る。《奇石 ミクセル》はマナゾーンの枚数を参照する方式のコスト踏み倒しメタなので、《異端流し オニカマス》と異なり召喚であろうとなかろうと反応する条件さえ満たせば規制されてしまう。

ツインパクトを重用するデッキであり呪文が半分近くの比率を占める構築がざらであるため、《拷問ロスト・マインド》も刺さる。相手が先攻で3ターン目に打ってきたらほぼ勝ち筋が消えるだろう。

破壊以外の除去に対する耐性《異端流し オニカマス》を除いて持たないに等しく頭数もそれほど並ばないため、《奇天烈 シャッフ》ロックできなければ《Dの博才 サイバーダイス・ベガス》からの《超次元ガロウズ・ホール》《怒流牙 佐助の超人》からの《斬隠蒼頭龍バイケン》で盤面を一掃されてしまうこともしばしば。そのため、2019年3月1日の殿堂レギュレーション改訂により母数が戻った【青黒緑シャコガイル】には不利が付く。早期に《ガチャンコ ミニロボ1号》を立てられれば相手を大きく縛ることもできるが、《ガチャンコ ミニロボ1号》では《Dの博才 サイバーダイス・ベガス》Dスイッチによる呪文踏み倒しには対応できない。

《ドンジャングルS7》による攻撃対象固定も厄介であり、バトルで処理できるのが《勝利龍装 クラッシュ“覇道”》程度しかないため、とにかく立てられる前に殴り切る事が重要。

4コスト以下のクリーチャーを重用するので《テック団の波壊Go!》による全体除去も苦手とする。一見すると水のクリーチャーが立つことからその《テック団の波壊Go!》などの呪文を封じられる《音精 ラフルル》と好相性だが、1ショットキル打点を形成するのには若干の壁があるため普通は入らない。

《伝説の禁断 ドキンダムX》を除去する手段が基本的に無いため、積極的に禁断解放を狙うデッキもややキツイ。踏み倒しメタに慢心してダラダラと頭数を並べている内に封印による全体除去で盤面を始末され、《伝説の禁断 ドキンダムX》を打点としてぶつけられたら最悪のパターン。

《“必駆”蛮触礼亞》での効果バトル強制であることを逆手に取って相手が《時空の賢者ランブル》を単騎でポン置きするケースもある(【ドロマー超次元】などで有り得るパターン)が、これも厳しい。アンタップ状態で《勝利龍装 クラッシュ“覇道”》がスレイヤーにより破壊されてもエクストラターンは得られない。

サンプルレシピ

DMGP-7th」ベスト8
リストはタカラトミー公式テキストカバレージより

環境において

DM・双マーク2ブロック構築環境というフォーマットで開催された「デュエル・マスターズグランプリ-7th」ではベスト32進出者における使用率1位のデッキとなった。【クラッシュ“覇道”】はベスト32進出者中8人が使用していたが、その内派生形の【チェンジザ覇道】の使用者が6人となっていた。

純正構築は同大会ベスト8の結果を残している。

殿堂レギュレーション環境でもDMRP-08期からチャンピオンシップ4位以内入賞が散見されるようになった。

2019年3月1日に《蒼き団長 ドギラゴン剣》殿堂入りしたことで相対的な強化が為されトップメタのデッキとなった。これだけ強力なデッキパワーを持っていてもそれまでそれほど活躍しなかったのは、やはり《蒼き団長 ドギラゴン剣》系列が比較対象として重かったためであろう。

デュエル・マスターズ全国大会2018」(DM・双マーク2ブロック構築殿堂レギュレーションの混合)では予選1回戦から3回戦で使う2ブロック構築用のデッキとして参加者40人中12人が使用と、使用率1位を記録。予選4回戦から6回戦、決勝ラウンドのフォーマットであった殿堂レギュレーションでも同大会ベスト8を記録している。

ただ、DMSD-10発売から1週間前頃になると、非力なウィニー《KAMASE-BURN!》による効果バトル《Dの牢閣 メメント守神宮》を絡めたタップキルで処理されること、エクストラターン自体も《Dの牢閣 メメント守神宮》Dスイッチによって実質無効化されてしまうことなどが目立ち、トップメタからは退いた。

2019年7月1日に《“轟轟轟”ブランド》殿堂入り。だがそちらは元々《水晶の記録 ゼノシャーク/クリスタル・メモリー》サーチすることが少なくなかったため、この点は致命傷とはならなかった。

DMBD-10の発売により【青黒緑デッドダムド】が成立すると、【デ・スザーク】《闘争類拳嘩目 ステゴロ・カイザー/お清めシャラップ》でオマケのようにメタられるようになったことから環境から半ば姿を消した。有利が付くデッキが環境から1つ消えて、引いてはこのデッキの需要も冷え込んだ。実際『超CSIII in 山形』においては決勝ラウンド進出者128人中2人が使用、使用率9位タイと低迷。

DMSD-13期には《海底鬼面城》のおかげで【ハンデスデッドダムド】に対して強気に出ることができることから上位入賞を続々果たした。その頃、《超次元ムシャ・ホール》で対応力を高めた型も結果を残した。

【ウェイボール覇道】

《Wave All ウェイボール》の登場によって成立したデッキタイプ。展開力が高い上に、ドロークリーチャーの展開を全く同時に行えるのが既存の【クラッシュ“覇道”】にない強み。

《海底鬼面城》ドローしてよし、ブレイクを誘って手札を増やしてよしの定番置きドロー
《Wave All ウェイボール》GR召喚戦術の要
《エマージェンシー・タイフーン》単なる手札交換《ウェイボール》で付加価値を
《エナジー・ライト》単なるドローソースも《ウェイボール》があれば盤面をにぎわせるのに使える
《BAKUOOON・ミッツァイル》並べたGRクリーチャーさえあれば実質1コスト召喚可能なW・ブレイカー
《知識と流転と時空の決断》1ドロー、1バウンス、GR召喚の3つから合計2回効果を使える
《セイレーン・コンチェルト》実質0コストで唱えらることができる《ウェイボール》誘発元
《スチーム・ハエタタキ》《ウェイボール》存在下では1コストで除去しながらGR召喚できる優れモノ
《MANGANO-CASTLE!》少しずつブレイクするプランに

超GRゾーン

《シェイク・シャーク》コスト3にして足止めの付いたGRクリーチャー
《C.A.P. カイト》《シェイク・シャーク》と比べると重いが能力を繰り返し使う余地がある
《マグ・カジロ》条件付きだがアタックトリガー呪文踏み倒し
《モック・ザメシュ》バトルに負けた時にバトル相手に対してバウンスを放つ
《ホッテ・ホッタ》アタックトリガーで1ドロー

このデッキの回し方

まず《Wave All ウェイボール》を召喚してからドローや手札交換でアドバンテージを取る。十分打点が並んだら《“必駆”蛮触礼亞》からの《勝利龍装 クラッシュ“覇道”》を活かして総攻撃し、《「本日のラッキーナンバー!」》によって不都合なカウンター札を封殺して詰める。

もしくは軽量呪文を切れ目なく打つことで素早く必要なクリーチャーを並べつつ《BAKUOOON・ミッツァイル》の早出しを行い、ビートダウンする。

相手の除去を気にする場合、スピードアタッカーで攻めることができる《MANGANO-CASTLE!》で刻むのもアリ。

長所

ドローや手札交換のおかげで事故率は低い。

除去の多いデッキ相手であっても《ゴリガン砕車 ゴルドーザ》《MANGANO-CASTLE!》などのスピードアタッカーが豊富なため、そうしたクリーチャーを使えば原則1ターンは確実に仕事ができる。

GRクリーチャーにアタックトリガーを持つものが多いため、時にそれらのアタックトリガーアドバンテージを取りに行くプランもとれる。

短所

《Wave All ウェイボール》を活かすために構築上呪文の割合をデッキの半分程度にしなければならないため、《ガチャンコ ミニロボ1号》《奇天烈 シャッフ》などのメタカードを投入する余裕があまりない。《異端流し オニカマス》ですらカットされるケースもある、そうなるとコスト踏み倒しにも弱くなる。

ドローソースや手札交換によって2枚目以降を補充することである程度ケアできるが、《Wave All ウェイボール》を軽量除去呪文でたて続けに除去されるのもキツイ。

【赤白覇道】

DMEX-04期のチャンピオンシップを優勝したことから周知されたデッキタイプ。光の呪文メタに寄せられた構築。

【カウンター覇道】

DMBD-09DMBD-10期の双・超マーク2ブロック構築環境に登場したデッキタイプ。

上質な防御S・トリガーとウィニーを持つ光を文明にプラスした型。

【ティーゾリス覇道】

DMRP-12で登場した《帝神龍装 ティーゾリス》によるスーサイドpigの増幅にデッキを寄せたアーキタイプ。

4ターン目までに《ラ・トビ・トール/ケンドリック・ハーヴェスト》《ラルド・ワースピーダ/H.D.2.》を立て、5ターン目に《帝神龍装 ティーゾリス》コスト軽減で出してマナブーストし、それらのラスト・バーストを発動して用意できたアンタップマナで《“必駆”蛮触礼亞》《勝利龍装 クラッシュ“覇道”》と繋ぎ、そのままエクストラターン《帝神龍装 ティーゾリス》で増幅して押し切る。

8マナまで伸ばすのもあまり苦労しないので、《Dの暴毒 ヴェノミック・ハザード》による回収《勝利龍装 クラッシュ“覇道”》の素出しを毎ターン繰り返す動きも実現しやすい。こうすることで破壊以外の除去を受けない限り毎ターン延々とエクストラターンを得ることができる。

参考