DM Wiki (旧EUC版)

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【ゼン&アク】

クリーチャーとしてのゼン&アクはこちら→ゼン&アク

《究極神アク》《超絶神ゼン》を軸に据えたデッキ。双方7コストと重く、13〜14マナあれば一気にG・リンクを狙えることも踏まえ、大量のマナブーストを基盤に構築するのが一般的。《世紀末ゼンアク》を扱う場合も、運用性の違いこそあれ度性質はほぼ同等で、必然的に構築理念も同等である。

超絶神ゼン VR 光/自然文明 (7)
クリーチャー:ゴッド 8000+
ブロッカー
W・ブレイカー
G・リンク《究極神アク》の右横
このクリーチャーは、リンクしている時「Q・ブレイカー」を得、自分のターンの終わりにアンタップされる。
究極神アク SR 水/闇文明 (7)
クリーチャー:ゴッド 9000+
W・ブレイカー
自分のゴッドが破壊される時、そのゴッドを墓地に置くかわりに自分の手札に戻してもよい。
G・リンク《超絶神ゼン》の左横
このクリーチャーがリンクしていて攻撃する時、相手のクリーチャーを1体破壊してもよい。
世紀末ゼンアク SR 光/水/闇文明 (9)
クリーチャー:クリエイター 17000
ブロッカー
T・ブレイカー
このクリーチャーが攻撃する時、相手のクリーチャーを1体破壊する。
自分のターンの終わりに、このクリーチャーをアンタップする。
自分のクリーチャーが破壊される時、墓地に置くかわりに手札に戻してもよい。

《究極神アク》《超絶神ゼン》の色である抜き4色はコントロール力が高く、マナブーストハンデスドローサルベージといったものを自由に扱うことが出来る。一度マナが溜まってしまえば状況に合わせてあらゆる札を使い分けることが出来、アドバンテージの取り合いに強い。
半面で文明のパワーカードを扱えないためフィニッシュ力には欠ける。また、各文明コントロールカードを自由に扱うにはデッキ内の文明配分にも気を配らねばならない。
そこを補うのが《究極神アク》《超絶神ゼン》であり、強烈かつ粘り強いフィニッシャーでありながらも色基盤として極めて優秀と来ている。

《究極神アク》《超絶神ゼン》は周りのカードとシナジーが薄いため、必然的にデッキコントロール用のカードグッドスタッフで固められることになり、デッキを回す過程で《究極神アク》《超絶神ゼン》を立ててG・リンクを狙っていくのが基本となる。これは制圧力からくるレイトゲームに強いフィニッシャーである《究極神アク》《超絶神ゼン》に非常にマッチした構想と言える。
構築自由度が極めて高く環境に適応しやすいのもあり、極神編以降から強力なデッキタイプとして確立した。

人によって構築や方針が大きく変わるため一概には言えないものの、マナブーストハンデスに力を入れたものが一般的でかつ強力。
ゼン&アクの運用性を高めたり選択を増やすマナブーストと、得意なレイトゲームに持ち込むためのハンデスは必須ともいえる存在である。
構築自由度、カスタマイズ性能共に高く、環境や好みに合わせて細かな調整が出来るのが魅力。ビルディング・プレイングが直に響くため玄人向きのデッキであるが、故に人気も高い。

《究極神アク》《超絶神ゼン》のカラーである抜き4色、を加えた5色で組まれることが多いが、《大地と永遠の神門》を利用し《究極神アク》以外のを排斥した3色構成も存在する。
《世紀末ゼンアク》を使用し自然を排斥する3色構成も可能であるが、コスト踏み倒しを基本とするため戦術は大きく異なる。
以下は抜き4色の解説となる。5色の構築に関しては【5色ゼンアク】を参照。

主要カード

候補カード

単色

《桜風妖精ステップル》マナブースト
《青銅の鎧》
《霞み妖精ジャスミン》マナブースト《世紀末ゼンアク》シナジーあり
《剛撃古龍テラネスク》手札補充、サーチを兼ねる強力マナブースト
《二角の超人》cipマナブーストマナ回収。9コスト域へのアクセス手段としても優秀
《解体人形ジェニー》ピーピングハンデス
《神炎の影グレイブ・ディール》防御札
《威牙の幻ハンゾウ》除去用シノビ
《悪魔龍 ダークマスターズ》3枚のピーピングハンデス
《スペース・クロウラー》サーチ
《バキューム・クロウラー》置きドロソ。cipクリーチャーが多くなるため
《アクア・サーファー》防御札
《龍素記号Sr スペルサイクリカ》cip呪文墓地から唱える
《クイーン・アマテラス》デッキ呪文を使い分けるグッドスタッフ《大地と永遠の神門》も打てる
《黙示賢者ソルハバキ》小回りの利くマナ回収
《光牙忍ハヤブサマル》シノビ《世紀末ゼンアク》シナジーあり
《光牙王機ゼロカゲ》シノビ《世紀末ゼンアク》シナジーあり
《粛清者モーリッツ》タップ&デストロイブレイクとは別の方向性のダメ押し
《魔光王機デ・バウラ伯》呪文サルベージ
《迎撃の守護者エビンビー》タップ&デストロイブレイクとは別の方向性のダメ押し
《雷鳴の守護者ミスト・リエス》置きドロソ。ハンデス手札をズタズタにした後など
《音感の精霊龍 エメラルーダ》cipシールド交換。盾埋め対策にも
《閃光の守護者ホーリー》防御札。タップ&デストロイ
《光神龍スペル・デル・フィン》呪文ロック。サブフィニッシャー
《偽りの王 ナンバーナイン》

多色

呪文

超次元クリーチャー

《究極神アク》《超絶神ゼン》《世紀末ゼンアク》いずれもモヤシブロッカーなどの性質以外の効果を持たず、バトル参加するまえに除去されるとそのままテンポロスになる。半面、バトルに参加出来れば3体分の働きにより、盤面を制圧した上で打点が確保され、勝利は確固たるものになる。
故に、簡潔に言えば彼らをバトルに参加できるようなゲームを構築を目指すことになる。

ゼン&アクの運用性を高めたり選択を増やすマナブーストを基本とし、得意なレイトゲームに持ち込むためにハンデスで試合を泥沼化させる。アドバンテージ合戦は赤抜き4色の十八番であり、消耗させながら攻撃の芽を積んでいく。隙を狙ってゼン&アクを立てて盤面を抑え、ダメ押しの一手とすることで勝利を目指す。
フィニッシュ級の打点が出るまでに時間がかかるのが難点だが、レイトゲームの強さと対処能力の高さ、攻撃に移った時の下手な反撃をゆるさない手堅い一撃が強み。

《究極神アク》《超絶神ゼン》で組む場合

《世紀末ゼンアク》と比較すると運用性こそ悪いが、G・リンクしたときはリンク解除に置ける除去耐性で強烈なゴリ押しを見せる。能力こそ同じだが、除去耐性を盾にした居座り能力とQ・ブレイクにより、圧力は《世紀末ゼンアク》より見た目以上にに高い。
一気リンクによる奇襲も大きな違い。これによって突然盤面を返したり、シールドを強襲して逆転したりなどが可能。
G・リンクの難易度が壁であるが、上記した強襲やゴッドの単体運用など、出来ることは《世紀末ゼンアク》より多く、同時にそれだけ多くの勝機を拾いに行ける。構築範囲やプレイングは多岐にわたり、ポテンシャルも高い。

半面《究極神アク》《超絶神ゼン》共に単体では極めて器用貧乏な置物であり、隙を狙わなければ立てるのは難しい。しかし、だからと言って一気G・リンクばかりに固執しているとそれこそゼニスの下位互換になりかねない。やはり、《究極神アク》《超絶神ゼン》それぞれ単体で参照できることを生かしていくべきだろう。

具体的には、小回りが利くことを重要視しておきたい。《究極神アク》《超絶神ゼン》だけを立てる動きは極めて貧弱だが、マナを溜めた後半除去ハンデスと同時に立てればそれなりの圧力になる。ゲーム中盤のコントロール合戦の延長戦で行えば高い安定感を発揮できる。
また、稀有ではあるが中盤に相手の隙が出来た時、7コストで立てれることでそのチャンスを逃さない。出来ることがなくてもひとまず《究極神アク》を立てるといった動きが出来るため、《世紀末ゼンアク》構築より小回りが利く。

また《戦鬼の覚醒者ダンジューロウ》《天罪堕将 アルカクラウン》でのコスト踏み倒しギミックでG・リンクを狙えるのも、分かれているが故の利点だろう。《天罪堕将 アルカクラウン》に関しては、ピン以外にも特化させる構築も十分あり得る。

デッキを回すために採用するコントロールカードに関してだが、抜き4色の根本的問題ともいえるカードパワー不足には常に付きまとわれることになるため、採用するコントロールカードも、汎用性よりもカードパワーを重視するとよい。具体的には、クリーチャーであることが望ましい。
《究極神アク》《超絶神ゼン》の強みは、攻防一体の盤面制圧力であり、ゼン&アク単騎では攻めきるのは難しく返されてしまう可能性も高い。Q・ブレイクという中途半端なブレイク数から考えて、確固たる盤面で攻撃出来るようにするためにも、いざという時に殴り切るためにも打点が必要となる。ここが不足すると、相手へのクロックや圧力が大きく下がることになる。初期シールドであれば、ゼン&アク+ウィニーが2体いるだけでリーサルとなる。
よって、汎用呪文よりは能力を持ったクリーチャーの方が採用するには適当と言える。《究極神アク》《超絶神ゼン》も最悪単体でも打点となるため、G・リンク出来なくても殴り切る選択も生まれてくる。

《世紀末ゼンアク》で組む場合

G・リンクが不要であるため、盤面に出た瞬間から相手に高い圧力がかかるのが大きな魅力。片割れが揃わないなどの事故も起こらず、故に完成形を運用できる場面も多いことから、盤面制圧の役割遂塗力は極めて高い。コストも比較的手軽で、運用性と安定性ならば本家ゼン&アクをはるかに上回る
ただし、バトルに参加できない事には置物同然なのは本家と一切変わらないため、手軽に出せるとは言えど一筋縄にはいかないのは同じ。コストが重く中盤の隙を生かせないため、その分中盤を厚くしておきたい。
また、リンク解除がない分、殴る意味でも抑える意味でもフィニッシュ力は本家に見た目以上に大きく劣る。そこの差異も考慮しておきたい。

デッキに打点を多く積みたいのも本家同様だが、T・ブレイカーであるため打点も中堅クラスのものが望ましい。とはいえ本家構築より7コスト枠が大きく空くことになるため、あまり困ることはないだろう。むしろ、《二角の超人》《悪魔龍 ダークマスターズ》など強力な7コストのパワーカードを大量に導入できるのが、《世紀末ゼンアク》構築の大きな魅力である。
また、逆に考えれば、《世紀末ゼンアク》で2回攻撃する効率がいいともいえる。いずれにせよ、ダイレクトアタック用のウィニーがあるとクロックがかかるので欲しいところ。

リンク解除がないため見た目よりゴリ押しが利かず、守りも柔い。1回の除去で本当にあっさりどかされてしまうため、生き残った時にフィニッシュまでもっていくような手がないと詰めに行けず、つらい展開になりがちである。意外と響く弱点なので、強めに意識しておきたいところ。
タップ&デストロイは有効な手段。本家と違い完成形を場に置いておきやすい上に、リンクが不要な分生き残った際1ターン分コストがまるまる使えることから成功率が高い。盤面を制圧してしまえば、相手は押し切るのが絶望的となる。
欲張りではあるがサブフィニッシャー《光神龍スペル・デル・フィン》系の呪文ロックをいれるのも有用。《世紀末ゼンアク》が盤面を抑えるのに対して呪文ロックは干渉を封じるため、フィニッシャーとして役割を補完している。
普通に《世紀末ゼンアク》を複数並べるのも手段である。いずれも本家より手軽になったが故の戦略である。

コスト踏み倒しに関して、所謂7コスト以下のそれには該当しないものの、代わりにブロッカーとしてコスト踏み倒しが出来る。《超次元マザー・ホール》での踏み倒しは本家以上に凶悪であり、既存構築では安定性には欠けるが研究の余地が大いにあるだろう。

《大地と永遠の神門》がなくサルベージが利かないため、ハンデスや盾埋めで全滅しないように注意。サルベージ手段を用意するか、多めに積むか、プレイングで強く意識するなど気を付けておくべきである。

解説こそするものの明確な組み方は存在しないため、環境やデッキビルダーの好みに合わせて千変万化のカスタマイズが出来るのが、真のゼン&アクの魅力である。対戦を重ねて各自自由に内容を変更・調整するとよいだろう。

  • ゴッド全般に言えることがだ、シールド送りには注意。モヤシも役に立たず、下手をすれば完全にフィニッシュ手段を失いかねない。

参考