DM Wiki (旧EUC版)

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【メタリカサザン】

概要

【サザン・ルネッサンス】の派生型であり、3コスト以下のウィニーメタリカを数多く採用した方式である。《奇石 ミクセル/ジャミング・チャフ》及び《赤攻銀 マルハヴァン》《龍装者 バーナイン》の登場により確立された。基本的にはメタリカを大量展開し、《ジャミング・チャフ》で呪文を封じてから1ショットキルをするビートダウンデッキである。
《赤攻銀 マルハヴァン》の色が強く出るため、【マルハヴァンサザン】、【マルハヴァン】とも。

共鳴の精霊龍 サザン・ルネッサンス VR 光文明 (7)
クリーチャー:エンジェル・コマンド・ドラゴン 7000
ブロッカー
シンパシー:光のコスト3以下のクリーチャー(このクリーチャーの召喚する時支払うコストは、バトルゾーンにある自分の光のコスト3以下のクリーチャー1体につき1少なくなる。ただし、コストは1より少なくならない)
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、バトルゾーンにある自分の光のコスト3以下のクリーチャー1体につき、カードを1枚引いてもよい。
W・ブレイカー
赤攻銀 マルハヴァン SR 光文明 (6)
クリーチャー:メタリカ 7000
シンパシー:コスト3以下のクリーチャー(このクリーチャーを召喚する時支払うコストは、バトルゾーンにある自分のコスト3以下のクリーチャー1体につき1少なくなる。ただしコストは0以下にならない)
ブロッカー
W・ブレイカー
自分のコスト3以下のクリーチャーが破壊された時、このクリーチャーをアンタップする。
自分のコスト4以上のクリーチャーが破壊される時、かわりに自分のコスト3以下のクリーチャーを1体破壊してもよい。

主要カード

カード名役割
《龍装者 バーナイン》メインのドローソース
《奇石 ミクセル/ジャミング・チャフ》序盤はコスト踏み倒しメタ、後半は呪文ロック
《Dの牢閣 メメント守神宮》防御札
《時の法皇 ミラダンテXII》フィニッシャー
《音精 ラフルル》小回りを重視する場合はこちら

候補となるメタリカカード

その他の候補カード

《ダイヤモンド・ソード》[ロック]を無理矢理突破したい場合
《ヘブンズ・フォース》2マナで4マナまで踏み倒せる低コスト呪文

このデッキの回し方

 基本的には2ターン目に《一番隊 クリスタ》、3ターン目に《絶対の畏れ 防鎧》、4ターン目に《龍装者 バーナイン》を出すことを目標に展開を始める。《龍装者 バーナイン》が出ればとりあえずは手札を気にする必要は少なくなる。そのまま展開を続け、打点が足りた時点で《ジャミング・チャフ》を使用し、呪文を封殺した状態で1ショットキルをすることが基本の動きである。
《時の法皇 ミラダンテXII》を採用している場合、コスト7以下のS・トリガークリーチャー召喚まで封殺することが可能になるため、1ショットキルの成功率は大幅に上がる。

長所

【サザン・ルネッサンス】での弱点である手札消費を、《龍装者 バーナイン》置きドロー効果で抑えることが可能であり、《ジャミング・チャフ》トリガー呪文ロックすることが可能になっているため、比較的安全に殴り切ることも可能になっている。また、墓地利用メタハンデス対策、相手の呪文コスト増加コスト踏み倒しメタを1つのデッキで行えるため、対応力は比較的高い。

ドロー力は相当なもので、多くのケースでライブラリアウトを警戒して途中で《龍装者 バーナイン》の効果を使わないことを選ぶほど。そのため、《時の法皇 ミラダンテXII》殿堂入りしているということがほぼハンデにならない。

短所

自身より素早く殴る【速攻】に対しての耐性は少ない。ただし、《Dの牢閣 メメント守神宮》を採用している場合、先に数体でも展開しておけば耐えきることが可能であり、返しのターンで《ハムラティス・ジャッジ》]を使用しすべて山札の下送りにすることも相手によっては可能である。
また、マッハファイターに対する脆弱性が高く、特に緑型【ジョーカーズ】に対する耐性は一切ないと言い切っても過言ではない。
さらに、全体除去には非常に弱い。《温泉 湯あたり地獄》などを使われれば、そのまま投了となってしまうこともある。一応全体的に《ゼンメツー・スクラッパー》程度ではぐらつかないパワーラインとなっている上に除去耐性持ちも最低限存在するのでケアはできないことも無い。
《絶対の畏れ 防鎧》が刺さるかどうかでその後の展開が決まりがちであり、それより速く動かれるケースやそれが刺さらないケースには滅法弱い。通常の【サザン・ルネッサンス】と比べてやや重めなので盤面が並ぶのも比較的時間がかかり、少ない打点で殴り始める勇気も時には必要。

総評

得手不得手がはっきりしているデッキである。自分より早いデッキ、そしてマッハファイターには弱い。ただし、それ以外のデッキには強く出ることが可能である。

【GRメタリカサザン】

概要

メタリカサザンにGRクリーチャーを採用した型であり、派生として【ポップメタリカ】及び【メタリカミッツァイル】が存在するが、ここで解説するのはその2つの基本になる型である。

音奏 プーンギ UC 光文明 (2)
クリーチャー:メタリカ/ワンダフォース 2500
相手の呪文を唱えるコストは1多くなる。
自分のターン中、相手が呪文を唱えた時、GR召喚する。(GR召喚:自分の超GRの上から1枚目を、コストを支払ったものとして召喚する)
音奏 ハープララ R 光文明 (3)
クリーチャー:メタリカ/ワンダフォース 9500
W・ブレイカー(このクリーチャーはシールドを2つブレイクする)
このクリーチャーはタップしてバトルゾーンに出る。
バトルゾーンにある自分の他のクリーチャーが2体以下なら、このクリーチャーはアンタップしない。
このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、GR召喚する。(GR召喚:自分の超GRの上から1枚目を、コストを支払ったものとして召喚する)
二重音奏 サクスメロディ VR 光文明 (6)
クリーチャー:ドラゴンギルド/メタリカ/ワンダフォース 4000
ブロッカー
このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、バトルゾーンにある自分の光のクリーチャー1体につき、GR召喚する。こうして召喚したGRクリーチャーは、バトルゾーンにタップして出る。

採用するメインデッキのカード

殆どが【メタリカサザン】と同じであるが、《赤攻銀 カ・ダブラ》の代わりに《音奏 ハープララ》を、《封鎖の誓い 玄渦》及び《緑知銀 フェイウォン》の代わりに《音奏 プーンギ》を採用している場合が多い。但し、GRゾーン自体が新しいシステムのため、これから先、デッキの構築が大きく変化することも考えられる。

GRクリーチャー

比較的自由度が高い。現状は《煌銀河 サヴァクティス》を採用し、残りは3コスト以下のメタリカであれば自由である。必ずしもサヴァクティスを採用する必要はない。サクスメロディ自体がドラゴンギルドであり、そこからミラダンテに革命チェンジをすることが可能だからである。むしろ、序盤に引いてしまうとサザン・ルネッサンスの軽減元にならず、動きにくくなってしまうこともある。
但し、《ドンジャングルS7》対策に《フォー・ユー》を採用するデッキも比較的多く存在する。《フォー・ユー》パワーバトルゾーンにある自分のクリーチャー数だけ上昇するため、展開力の高い【メタリカサザン】では相性がかなり良いのである。

このデッキの回し方

序盤中盤は【メタリカサザン】とほぼ同じであるが、終盤の動きに《二重音奏 サクスメロディ》召喚することが追加されている。単純に盤面に並ぶクリーチャーが倍になるため、決まればゲームを有利に運ぶことが可能になるだろう。そのあとは《時の法皇 ミラダンテXII》からの《ジャミング・チャフ》で殴りきろう。

長所

上記の【メタリカサザン】の強みに加え、《音奏 プーンギ》の効果により相手の呪文を序盤から封殺することが可能なため、呪文主体のデッキは場合によってはほとんど何もさせずに倒し切ることも可能である。

短所

枠の都合上墓地利用メタ《封鎖の誓い 玄渦》をカットしたため、墓地利用デッキ相手には少し辛くなった。また、平均コストが上昇したため、手札事故率が上昇している。ただし、後半の爆破力は大幅に上昇したため、序盤を乗り切れば通常の【メタリカサザン】以上に楽である。

【イマムーグサザン】

上記のGRメタリカサザンに、自分クリーチャー全てに対する破壊以外の除去耐性を付与し、さらに攻撃曲げを付与する《大審絆官 イマムーグ》を採用した型である。イマムーグの獲得により、以前まで弱点であった《百族の長 プチョヘンザ》《ゴルチョップ・トラップ》などによる全体除去にかなり強くなった。
ここでは通常の【メタリカサザン】に寄せた型について説明するが、専用構築は【イマムーグ】を参照されたい。

大審絆官 イマムーグ SR 光文明 (10)
クリーチャー:メタリカ 12500
シンパシー:クリーチャー(このクリーチャーを召喚する時支払うコストは、バトルゾーンにある自分のクリーチャー1体につき1少なくなる。ただし、コストは0以下にならない)
T・ブレイカー
自分のタップしているクリーチャーを1体アンタップして、相手クリーチャーの攻撃先をそのクリーチャーまたは自分のタップしているクリーチャーに変更してもよい。
バトルゾーンに自分のクリーチャーが5体以上あれば、自分のクリーチャーがバトルゾーンから墓地以外のゾーンに置かれる時、かわりにバトルゾーンにとどまる。
音奏 シャンタン UC 光文明 (2)
クリーチャー:メタリカ/ワンダフォース 2000
このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分の他の光のクリーチャーを1体、タップしてもよい。そうしたら、GR召喚する。(GR召喚:自分の超GRの上から1枚目を、コストを支払ったものとして召喚する)

特徴

基本的に使用されるカードは上記の【GRメタリカサザン】とほぼ同じだが、《赤攻銀 マルハヴァン》の破壊耐性とブロッカーを使い、擬似的な無限ブロッカー状態にすることが可能になった。バウンス耐性もあるため、パワー低下以外の除去は、全体破壊除去でもない限り強気に出ることが可能である。
一方、メタリカサザンでお馴染みのフィニッシャー《時の法皇 ミラダンテⅫ》は、イマムーグのバウンス耐性により革命チェンジが不可能になったため、このデッキから去ることになった。

長所

いままでの泣き所であったマナ送りバウンスによる全体除去に対して強気に出られる。イマムーグ自身が10コストであり、《赤攻銀 マルハヴァン》の破壊耐性の付与対象のため、一度盤面が完成してしまえば、デッキによっては突破はかなり困難となる。

短所

どうあがいても全体破壊に対する耐性はない。特に【サザン・ルネッサンス】のデッキ内容は殆どが5000以下のウィニーのため、《メガ・マグマ・ドラゴン》を相手が握っていれば目も当てられない状況となる。基本的に《メガ・マグマ・ドラゴン》を擁する【モルト NEXT】などは相性が最悪クラスのため諦めよう。

GRクリーチャーについて

上記の【GRメタリカサザン】もそうだが、このデッキではGRゾーンから出てくるクリーチャーが3コスト以下かそうでないかで命運を分けることすらある。ドローソースとマルハヴァンとサザンルネッサンスのシンパシー条件はほぼ同じ、(光の)3コスト以下のクリーチャーであり、GRから《煌銀河 サヴァクティス》《フォー・ユー》がめくれたばっかりに《サザン・ルネッサンス》の召喚とドローができなかったなどの事故が割と起きる。もし盤面を増やすことだけに集中するのであればメタリカの3コスト以下のクリーチャーだけにしてしまうのも良いかも知れない。特にサヴァクティスに関しては革命チェンジが不可能になったため、割り切って抜いてしまっても構わないだろう。

光のGRクリーチャーの採用案

《越境の意志 ドナート》いくらでも入れられるので、困ったら入れておく
《捕縛の意志 フェルメル》マナドライブ2(光)で相手一体をタップ
《催眠の意志 レンブラ》タップしたら相手一体をタップ
《制圧の意志 エルグレ》フィールドから離れたら相手一体をタップ
《白皇角の意志 ルーベライノ》光の呪文のコストを1下げる

【シェムパザーレ】

《共鳴の精霊龍 サザン・ルネッサンス》《聖審絆官 シェムパザーレ》シンパシー持ちエンジェル・コマンド最大8枚体制で早期に《聖霊王アルファリオン》着地を目指す派生形。《聖審絆官 シェムパザーレ》の登場したDMRP-11期に成立。【メタリカアルファリオン】とも。

特徴

2ターン目《ヘブンズ・フォース》から《音奏 シャンタン》《一番隊 クリスタ》→3ターン目《龍装者 バーナイン》は通常の【メタリカサザン】と同じだが、その後《ジャスト・ラビリンス》で山札が薄くなるまで大量にドローしてシンパシー持ちエンジェル・コマンドを集める。準備ができたら一気にエンジェル・コマンドを並べ、最後に《聖霊王アルファリオン》を立ててフィニッシュする。

長所

コスト、高パワーのクリーチャーを多く使うため、今までの泣き所であった《メガ・マグマ・ドラゴン》に対して強固。さらに《聖審絆官 シェムパザーレ》によるフリーズと《聖霊王アルファリオン》による召喚コスト増加のおかげで1ショットキル失敗時の保険も効く。

短所

通常の【メタリカサザン】よりも《奇石 ミクセル》に弱い。S・トリガーで捲れた《閃光の守護者ホーリー》オールタップされて返しにダイレクトアタックをされるのマズい。一見すると着地サポートにもなり《閃光の守護者ホーリー》もケアできる《大審絆官 イマムーグ》は、枠の都合上同時採用する余裕がない。

参考