DM Wiki (旧EUC版)

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【黒緑ドルマゲドン】

元々の赤黒構築の【ドルマゲドンX】から文明を抜いた代わりに、マナブーストサーチ、上質なコスト踏み倒しメタの自然を入れたアーキタイプ。黒緑にの防御札・妨害札がタッチされるのが基本。

《凶鬼09号 ギャリベータ》によるリソース確保、赤黒構築ではほとんど見かけない《悪魔龍 ダークマスターズ》《復讐のバイス・カイザーZ》などの重量級ハンデスコマンド、果ては《Dの牢閣 メメント守神宮》による持久戦が持ち味。2018年夏ごろに開発されていたが、環境の変化を受けてDMRP-08期から流行したアーキタイプ。

終焉の禁断 ドルマゲドンX FFLC 闇/火文明 (999)
最終禁断クリーチャー:(種族なし) 999999
T・ブレイカー
このクリーチャーが禁断爆発した時、相手は自身のクリーチャーすべてに封印を1つ付ける。(クリーチャーが封印されている間、両プレイヤーはそのクリーチャーを無視する)
相手は自身のクリーチャーに付いている封印を墓地に置けない。
このクリーチャーに封印を付けることはできない。
このクリーチャーがバトルゾーンを離れる時、かわりにこのクリーチャーの禁断コアを2枚、このカードの下に置いてもよい。そうしたら、自分のシールドを1つ墓地に置く。
このカードがバトルゾーン以外のゾーンにあれば、クリーチャーをすべて破壊し、自分はゲームに負ける。
禁断爆発前⇒《FORBIDDEN STAR〜世界最後の日〜》
※殿堂入り
凶鬼09号 ギャリベータ SR 闇文明 (5)
クリーチャー:マフィ・ギャング/デーモン・コマンド 5000
このクリーチャーを、自分の墓地から召喚してもよい。
自分のターンの終わりに、自分の山札の上から2枚を墓地に置いてもよい。そうしたら、カードを1枚引く。
悪魔龍 ダークマスターズ VR 闇文明 (7)
クリーチャー:デーモン・コマンド・ドラゴン 7000
W・ブレイカー
このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、相手の手札を見て3枚まで選び、捨てさせる。

主要カード

候補コマンド

その他候補カード

《フェアリー・ライフ》自然2コストの定番マナブーストSTが付いているのが美味しい
《霞み妖精ジャスミン》自然2コストの定番マナブースト禁断爆発後は打点にもなる
《ダーク・ライフ》黒緑デッキ御用達のマナブースト
《デスマッチ・ビートル》2コストにして場持ち抜群のコスト踏み倒しメタ
《お清めトラップ》墓地利用メタマナブーストを1枚でこなせる3コスト呪文
《龍罠 エスカルデン/マクスカルゴ・トラップ》マナブースト兼除去&マナから踏み倒し
《ディメンジョン・ゲート》生物なら山札の好きなを何でもサーチできる3コスト呪文
《獣軍隊 ヤドック》4コストと重めだが条件を満たせば出ること自体をロック
《拷問ロスト・マインド》呪文ならあるだけ捨てさせることができる
《解体人形ジェニー》マナブーストで2→4と繋いで投げると強い定番ピピハン
《奇石 ミクセル/ジャミング・チャフ》の出張コスト踏み倒しメタ呪文封じがメイン
《オリオティス・ジャッジ》早出し系統には刺さりに刺さる全体除去
《光牙忍ハヤブサマル》定番防御札
《光牙忍ライデン》【速攻】相手の防御用シノビ

超次元ゾーン

《極魔王殿 ウェルカム・ヘル》ほぼ龍解しないフォートレス。予め禁断爆発シスクリを除去ると蘇生しても着地に困らない
《龍魂城閣 レッドゥル》定番SAフォートレス
《魂喰いの魔狼月下城》自軍闇クリーチャースレイヤー化。《メメント》と合わせればスレイヤーブロッカー軍団を作れる

このデッキの回し方

序盤はマナブーストを行い、4マナに達したら状況に応じてハンデスを撃ったり《Dの牢閣 メメント守神宮》を立てたりする。5マナに達したら《凶鬼09号 ギャリベータ》の召喚が最優先。その後、さらに回収持ちコマンドでリソースを稼いだり大型ハンデスコマンドで妨害したりしてブロッカー化戦術で牽制。なるべく侵略による早出しはせず、禁断爆発してシステムクリーチャーを全体封印で一掃から侵略込による総攻撃を行う。《終焉の禁断 ドルマゲドンX》による封印は選んでいる訳ではないため《異端流し オニカマス》も退かせる。パワーラインは然程高くないが、何なら《Dの牢閣 メメント守神宮》によるDスイッチタップキルして相手盤面を処理しよう。

長所

回収ハンデスには目を見張るものがあり、物量が乏しい中速ビートダウンには滅法強い。《月の死神ベル・ヘル・デ・スカル》による回収で《Dの牢閣 メメント守神宮》を複数枚かき集められると延々とDスイッチによってターンを凌げて楽である。

コスト踏み倒しに対しては滅法強い。DMEX-05期には《デスマッチ・ビートル》《獣軍隊 ヤドック》各3枚というコスト踏み倒しメタ体制でにらみを利かせるタイプまである。すでに出てしまったのも《オリオティス・ジャッジ》で処理できる。

全体的にドラグナーがコスト踏み倒しメタに強い設計である。《極・龍覇 ヘルボロフ》を介したリアニメイトに邪魔なシステムクリーチャーは《終焉の禁断 ドルマゲドンX》によって事実上全種類問題なく処理できる上に、仮に場に残っていてもドラグハートを出すことは規制されないため打点形成フォートレスを場に置ける《真・龍覇 ヘブンズロージア》でどうとでもなる。

短所

防御が《Dの牢閣 メメント守神宮》ありきなので、これを展開できないだけで敗色濃厚になることも珍しくない。

そもそも論として遅延してからの禁断爆発が主な勝ち筋なので、短所というか早期に《S級不死 デッドゾーン》に侵略して継続的なビートダウンを行う展開は比較的不利なゲーム運び。

《龍魂城閣 レッドゥル》を考慮しなければスピードアタッカーが皆無なので今引きが比較的弱く、追撃も若干苦手。だがそもそも墓地肥やし、墓地回収が強みなので、今引きに頼らざるを得ない時点でゲームに負けているようなものである。スピードアタッカーがほぼ無いということはバウンスによる時間稼ぎにも弱い。これはスピードアタッカー云々以前に攻撃自体ができない《デスマッチ・ビートル》にもあてはまることであり、バウンスだとパワーを問わずに除去されてしまうのが難点。

【黒緑ドルマゲドン】の変遷

《蒼き団長 ドギラゴン剣》殿堂入りが施行された直後になってみると、【クラッシュ“覇道”】の除去力に手を焼き、墓地侵略による再生力も《異端流し オニカマス》が邪魔になって発揮できないことが多くなり、禁断爆発をした時点で十分な打点が揃わないことも多くなった。環境にシノビが増え、ギリギリの打点で1ショットキルするのではニンジャ・ストライクに阻まれターンを凌がれることもざらになった。そこで、この頃になると禁断爆発後にもさらに相手を縛りつつ盤面を並べ、《Dの牢閣 メメント守神宮》で延々と牽制し、過剰打点を活かしながらフィニッシュを行うプレイングが一般的になり、コントロール寄りにシフトしたと見られる。禁断爆発後の制圧札として《極・龍覇 ヘルボロフ》《真・龍覇 ヘブンズロージア》などの重量級ドラグナーを採用した構築がチャンピオンシップ上位入賞を果たすケースもあった。

DMRP-09期には《悪魔龍 ダークマスターズ》《解体人形ジェニー》《拷問ロスト・マインド》によって、手札を貯め込んでから走り出す【クラッシュ“覇道”】、特定のカードに依存する【チェンジザドンジャングル】【ジョット・ガン・ジョラゴン】に対処できるデッキとしての側面が強くなった。

DMSD-10発売から1週間前頃に従来の方とは異なる【白黒緑ドルマゲドン】が流行した。
以降の歴史は【白黒緑ドルマゲドン】に詳しい。

従来の型もDMEX-06]発売直前に見直されている。というのも、《終焉の禁断 ドルマゲドンX》特殊敗北条件《無限銀河ジ・エンド・オブ・ユニバース》エクストラウィンが誘発された場合、勝利の方が優先されるという裁定が周知となったためである。これにより、《終焉の禁断 ドルマゲドンX》の禁断コアを《無限銀河ジ・エンド・オブ・ユニバース》メガメテオバーン10コストにするという芸当が可能になった。それに伴い、《幻緑の双月/母なる星域》1枚積み枠として導入されるようになった。

環境において

DMEX-04期の環境でDM・双2ブロック殿堂レギュレーション問わず【“轟轟轟”ブランド】が減少したことからもこのデッキが流行した影響がうかがえる。

2019年3月1日の殿堂レギュレーション改訂後、《蒼き団長 ドギラゴン剣》系統や《時の法皇 ミラダンテXII》系統が環境から姿を消したことで多くのデッキにおいてコマンド比率が減少し、封印除去としての性能が相対的に向上。【黒緑ドルマゲドン】はそうした意味でも環境における地位を上げた。

DMGP-8th」でDay2(殿堂レギュレーション)で【黒緑ドルマゲドン】に《オリオティス・ジャッジ》《Dの牢閣 メメント守神宮》《光牙忍ハヤブサマル》をプラスした型が3位入賞を果たした。

その後は【ミッツァイル】の台頭で他のデッキ群と枕を並べて環境離脱してしまったが、2019年12月20日に新たな防御札となる《凶鬼01号 ドケイダイモス/アレックス・ギアーズ》を獲得。

2020年1月1日には《BAKUOOON・ミッツァイル》《侵革目 パラスラプト》といった厄介なカード群が殿堂入りしたものの、こちらも要となる《Dの牢閣 メメント守神宮》殿堂入りに指定され、防御力が落ちてしまった。

参考