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死神術士デスマーチ UC 闇文明 (1) |
進化クリーチャー:デスパペット 1000 |
ブロッカー |
墓地進化−闇のクリーチャーを1体自分の墓地から選び、このクリーチャーをその上に重ねつつバトルゾーンに出す。 |
このクリーチャーがバトルする時、そのバトルの終わりまで、バトルしている相手クリーチャーのパワーは−4000される。 |
密林の総督ハックル・キリンソーヤ UC 自然文明 (3) |
進化クリーチャー:ドリームメイト 5000 |
マナ進化−自然のクリーチャーを1体自分のマナゾーンから選び、このクリーチャーをその上に重ねつつバトルゾーンに出す。 |
シールド・フォース |
SF−自分のクリーチャーは、それよりパワーの小さいクリーチャーにブロックされない。 |
軽量の墓地肥やしから軽量墓地進化クリーチャーである《死神術士デスマーチ》や軽量マナ進化クリーチャー《密林の総督ハックル・キリンソーヤ》を出していく。
《ダンディ・ナスオ》、《孤独の影ロンリー・ウォーカー》、《ねじれる者ボーン・スライム》といった各種墓地肥やしから墓地進化クリーチャーに繋ぐ。
《ねじれる者ボーン・スライム》 | ウィニー、自壊して進化元に |
《闇戦士ザビ・クロー》 | 【速攻】の申し子。破壊されても進化元に |
《孤独の影ロンリー・ウォーカー》 | 1ターン目に出せば自壊して進化元に |
《緊縛の影バインド・シャドウ》 | 全ての闇クリーチャーをタップイン |
《冒険妖精ポレゴン》 | 自然のウィニー |
《スナイプ・モスキート》 | マナ回収兼場に残る殴り手 |
《ベイB ジャック》☒ | クリーチャーからマナを生み出す。プレミアム殿堂 |
《ダンディ・ナスオ》※ | 2ターン目以降は実質1マナ。墓地肥やし。殿堂入り |
《ジオ・ナスオ》 | 2枚目以降の《ダンディ・ナスオ》。 |
《桜風妖精ステップル》 | 《ジオ・ナスオ》に並ぶ実質1コストウィニーにしてマナ加速手段 |
《呪氷妖精マッド・サクラン》 | 進化がいるとパンプアップ |
《福腹人形コダマンマ》 | 手札の切れないウィニー |
《変身人形イルルカ》 | 墓地進化サポート 進化元にも適している |
《無頼封魔アニマベルギス》 | ブレイク数増加。ジオ・ナスオとは相性が悪い |
《デュエマの鬼!キクチ師範代》 | 強力メタカード |
《禁術のカルマ カレイコ》 | |
《停滞の影タイム・トリッパー》 | 敵マナタップイン |
《虚構の影バトウ・ショルダー》 | 呪文メタ |
《ミラー怪人 ドテラバラ》 | |
《封魔ヴィネス》 | ブロッカー除去 |
《進化設計図》 | 進化を補充 |
《エボリュート・パワー》 | ドロー+追加ブレイク |
《雪要塞 ダルマンディ》 | 全体パンプアップで火力対策 |
《天真妖精オチャッピィ》 | ミラーマッチ対策。《福腹人形コダマンマ》ともシナジー |
《ファンタズム・クラッチ》 | S・バックで除去。《福腹人形コダマンマ》ともシナジー |
《ビースト・チャージ》 | 変則的な手札補充 |
《父なる大地》 | 3コストの除去呪文 |
《阿弥陀ハンド》 |
1ターン目からクリーチャーを展開し続け、相手を追い詰めていく。闇と自然で12枚以上の1マナウィニーが採用できるため、初手で引けないことは滅多にないだろう。
《ねじれる者ボーン・スライム》らや《闇戦士ザビ・クロー》などの闇のクリーチャーが墓地に落ちたら、《死神術士デスマーチ》などの種として再利用する。
試合序盤から猛攻を掛けることが可能で、
各種【速攻】よりも実質的にパワーが高く(《死神術士デスマーチ》は5000と考えて)、主力の《死神術士デスマーチ》がブロッカーであるため、【速攻】相手には有利である。
ウィニーが除去されても墓地進化の進化元になるため形勢が悪化しづらく、【青単速攻】や【赤単速攻】と比して安定性が劣るわけでもない。《鬼面妖蟲ワーム・ゴワルスキー》のハンデス能力により、【速攻】デッキの中ではニンジャ・ストライクにもかなりの耐性がある。
ただし、ドラゴン・サーガ環境以降は単純な殴り手である《鬼面妖蟲ワーム・ゴワルスキー》を採用しないタイプも出てきており、より物量、スピード、突破力を高めた編成となっていることも。
《ベイB ジャック》が登場してからは《ベイB ジャック》の効果によって1コストクリーチャーを1ターンの内に一気に並べる戦術が取れるようになり、このデッキは前のめりのビートダウンから高速1ショットに姿を変えた。これによって途中で相手に手札を与えるリスクが少なくなった。相手の手札を増やして相手にターンを返すリスクを避けることから、《ベイB ジャック》軸では《無頼封魔アニマベルギス》、《ジオ・ナスオ》、《死神術士デスマーチ》は採用されないことが多い。
やや盲点だが《桜風妖精ステップル》も有用である。《ベイB ジャック》が前提となり多少の運も絡むが、マナゾーンに闇単色ののカードが落ちればマナゾーンに余った闇のマナ1枚と《ステップル》自身によって、自然の1コストウィニーにも闇の1コストウィニーにもアクセスできる。
【速攻】対策の定番、S・トリガーにかなり弱い。
特に《めった切り・スクラッパー》などの割り切り火力及び全体除去、《凶殺皇 デス・ハンズ》のような除去持ちクリーチャーには滅法弱く、一気に失速してしまう。ブレイクした1枚目が《ヘブンズ・ゲート》なんかだと完全に阿鼻叫喚である。
《式神シシマイ》でクリーチャーのS・トリガーは防げるが、あまりデッキに入れるようなクリーチャーではない。S・トリガーの対策はほぼ不可能なため、この辺りは諦めるべきか。
《ノーブル・エンフォーサー》や《ローズ・キャッスル》にも注意。【赤緑速攻】に比べ、こちらは全体的に基礎パワーが低めであり、最軽量の墓地進化クリーチャーである《死神術士デスマーチ》や、各種ウィニーの動きが完全に止まったり、蹴落とされてしまう。《雪要塞 ダルマンディ》などでしっかりと対策を取りたい。
《ローズ・キャッスル》に関してはパワーが2000以上のクリーチャーでそのシールドを叩くだけで済むので、構築というよりはプレイング上での対策が必要となる。
また、パワー6000以上のクリーチャーがデッキに入ることは少ないため、パワー5000以下を封殺する《暴走龍 5000GT》や《聖霊王ジャスティウス》、《諸肌の桜吹雪》などにもかなり弱い。
特に《諸肌の桜吹雪》は《幻緑の双月》から繋いで最速3ターンで飛んでくるため【黒緑速攻】にも間に合う天敵。除去またはパンプアップが無ければ完全に詰むことになる。
《ベイB ジャック》軸では《メガ・マグマ・ドラゴン》が弱点として大きく、《メガ・マグマ・ドラゴン》が相手のデッキに入っていると覚った場合は、敢えてクリーチャーを出し惜しむ戦術を取ることも一考の余地がある。
またブロッカー除去が少なく、赤単などに比べると序盤からブロッカーで制圧するデッキに対して弱い。これは色的に仕方ない面もあるので、環境を読みつつ《死神竜凰ドルゲドス》、《密林の総督ハックル・キリンソーヤ》等で対応していきたい。
とはいえ、これらの弱点をカバーするためにメタカードを採用すると、本来の【速攻】としてのスピードが失われ本末転倒になる恐れがあるため、むしろやられたら負けと思い切ることも大事。
神化編で《死神術士デスマーチ》や《鬼面妖蟲ワーム・ゴワルスキー》が登場すると成立。【サイバー青単】とともにメタゲームとして活躍した。
このデッキ以前の【速攻】よりも数段早いスピードで展開出来ることや、ハンデス、ブロックされない(条件付き)、ブロッカーなどの要素が含まれており、神化編環境、覚醒編環境のトップメタとして猛威を振った。
DMR-01の発売と前後して、《ダンディ・ナスオ》の殿堂入りによってやや弱体化したが、調整版の《ジオ・ナスオ》、新たなアタッカー《闇戦士ザビ・クロー》などを獲得。全盛期よりややスピードは落ちたが、その速さは相変わらず健在。永らく地雷として猛威を振るい続けていた。
エピソード2環境は中速が多めなので《停滞の影タイム・トリッパー》で1ターン稼いでそのまま勝てるケースが少なくなく、そちらの需要が多かった。
ドラゴン・サーガ終期の環境では《緊縛の影バインド・シャドウ》で【黒単ヘルボロフ】への対策がされるケースが多かった。
革命編環境で【レッドゾーン】が登場するとよりカードパワーの高いあちらにシェアを奪われ、S・トリガー獣の充実化からメタゲームからは脱落。だが当時は【速攻】中心の環境であったため侵略持ちを搭載しないタイプのカードパワーが低いデッキとこのデッキがかち合う機会はまだ少なくなく、そうしたデッキにはまだ速度で張り合うことができた。
しかし革命ファイナル環境では侵略や革命チェンジの勢いが全盛を迎え、カードパワーと速度を両立した構築が一般化。そうしたデッキとの対面では革命チェンジ元が務まるS・トリガー獣1体が出ただけで返しに侵略や革命チェンジでシールドも盤面も荒らされるようになり、カードパワーの差が如実に表れるようになった。
一応《ベイB ジャック》や《桜風妖精ステップル》などの強化パーツが存在しており、《ベイB ジャック》がプレミアム殿堂に指定されて以降も《桜風妖精ステップル》が残っている。だが、《ベイB ジャック》と《桜風妖精ステップル》が使えるデッキであればより展開力の高い緑単系統のデッキを組めばよいという事態になりかねなかった。
さらに新章デュエル・マスターズ環境になると優秀なスーパー・S・トリガーが増え、【青緑コントロール】などニンジャ・ストライク持ちを始めとした受け札を延々と投げつけるデッキタイプも登場。エピソード2環境で【ミラクルとミステリーの扉】に手を焼いていた時のようにカウンター札のカードパワーに押されるようになった。《ヤッタレマン》を見ればわかるようにウィニーのパワーラインも2コスト能力付きノーデメリットで2000というのがざらで、同じウィニー系統とぶつかっても殴り返しに弱いという面が目立つようになった。
双極篇環境になると【“轟轟轟”ブランド】のように2ターンキルが可能なデッキまでも登場し、この時期になると速攻の基準が2ターンキルから3ターンキルになっていた。デッキをほぼウィニーのみで固め、2ターン目から積極的にシールドをブレイクして、それでようやく安定して4ターンキルを達成できる程度のこのデッキは全く強力とは言えなくなった。《マタドール・マルクーゼ》というプレイヤーを攻撃可能な2コスト闇単色のコスト踏み倒しメタも登場しているが、これが出ても今更活躍はできず、デッキタイプとしては過去帳入りとなった。一応《“轟轟轟”ブランド》を出張させることで3ターンキルはより容易になるが、それは他のデッキでも同じことである。
それでもDMEX-03で《ヘビー級ヘビー》、《キノコ将軍》といった強化パーツによってパワーラインの向上やブロッカー対策の充実化は進み、デッキパワーは着実に上がった。
ウィニーで固めたデッキである都合上個々のカードパワーは非常に低いため、長らく《ダンディ・ナスオ》以来デッキパーツの規制を経験していなかった。2018年3月1日に《ベイB ジャック》がプレミアム殿堂となり、これにより2枚目の規制パーツが誕生した格好となったが、これは弱体化と言うよりは《ベイB ジャック》により異常な状況となる以前の普通の【速攻】に戻ったということであろう。
超天篇環境に入ると、4コストでマッハファイターを持った自然のコマンド《虹速 ザ・ヴェルデ》と墓地進化の闇のコマンドの《不死 デッド55》の登場したことによって、侵略を取り入れた【黒緑速攻】に期待がかかる。