DM Wiki (旧EUC版)重要なお知らせデュエル・マスターズ WikiはEUC版からUTF-8版に変更しました。 【連ドラ】 †「連続で大量のドラゴンをバトルゾーンに出すデッキ」の略。 登場当初は、デッキの約半分がドラゴンという構成は「冗談のような構成」とさえ言われた。だがその後《竜星バルガライザー》や《超天星バルガライゾウ》のようなバルガの名を持つクリーチャーが充実して次第に環境内でも十分渡り合えるようなデッキに変化していった。大型のドラゴンクリーチャーが次々と並び、その豪快な能力で相手を圧倒していく様子は、当初からプレイヤーを魅了している。
構成(バルガ型) †主要カード †
マナブースト †
踏み倒し先のドラゴンは時期により異なるので、下記の変遷の節を参照。 主要なドラゴンを擁する火と、マナブーストを行う自然を中心に組まれる。赤緑でも十分だが、人によってはサイドカラーに別の色を採用する。 各種バルガや《エコ・アイニー》のサポートとして《魂の呼び声》が使われることがある。この場合、よりコンボデッキ色が強くなる。 強力な呪文が横行する環境では、呪文を規制する《偽りの王 ナンバーナイン》や《光神龍スペル・デル・フィン》が採用されることがある。 アドバンテージを固定するため《エクス・リボルバー・ドラゴン》や《超竜バジュラズテラ》などの全体マナ破壊が使われることがある。徐々に削っていく《超竜バジュラ》が採用されることもある。 戦い方 †《フェアリー・ライフ》や《メンデルスゾーン》などのマナブーストや《コッコ・ルピア》などのコスト軽減から素早く各種バルガに繋いでいく。 バルガを出したら積極的にビートし、ドラゴンを踏み倒していく。デッキの半分以上がドラゴンという構成が最も生きる瞬間である。もし《竜星バルガライザー》や《超天星バルガライゾウ》がめくれれば試合の形勢は一気にこちらに傾くだろう。殿堂入りして確率は落ちたが、《勝利宣言 鬼丸「覇」》が出ればほぼゲームセットである。 なお、《紅神龍バルガゲイザー》《竜星バルガライザー》《偽りの名 バルガ・ラゴン》が同時に並んでいる場合、能力の微妙な違いからバルガゲイザーから殴り始めるのが定石である。 赤単または赤緑で組まれる都合上手札が枯渇しやすく、山札の上のカードをそのまま投げつけるような戦い方になるが、マナがある程度たまった状態ならばさほど問題はない。 弱点 †デッキ内のファッティ比率が異常に高いため、事故が起こりやすい。序盤にマナブーストかコスト軽減が引けないと何もできないまま殴り切られてしまうことも。 また、守りが手薄になりがちなため【速攻】、ビートダウンの相手は厳しい。エピソード2以降に登場した除去持ちやS・トリガーの登場である程度は改善されたが、それでも守りが薄いことには変わりがない。とはいえ、その辺りは構成色特有の問題でもあるが。 展開を各種バルガに依存しているため、《勝利のプリンプリン》《凍結の魔天ダイイング・メッセージ》《束縛の守護者ユッパール》などで動きを止められると一気にテンポをそがれてしまう。また、《早撃人形マグナム》などで踏み倒し手段自体を封じられると、除去がない限りデッキが機能不全に陥る。 手札が切れやすいために《魔天降臨》も刺さりやすいカードの一つである。 ハマればバトルゾーンを一気にドラゴンで埋め尽くせる爆発力はあるが、その強さは相手によってピーキーの、不安定なデッキと言える。良くも悪くも実に火文明らしくはあるが。 その他 †エピソード1以降から強力な新ドラゴンのラインナップに恵まれるようになったが、同時に構築費用の高額化という問題も抱えるようになった。 変遷 †
初期型 †《紅神龍バルガゲイザー》登場直後のもの。 ドラゴンの攻撃時に小型除去を行う《無双竜機ドルザーク》は《電脳聖者タージマル》を除去出来る点が優秀であり、長期に渡って使われた。 転生編期 †cip能力でマナゾーンからドラゴンを踏み倒す《超竜ヴァルキリアス》が登場。 《ボルメテウス・サファイア・ドラゴン》の登場により【転生サファイア】とのハイブリッドタイプが登場する。 不死鳥編期 †DM-20にて《百発人形マグナム》という天敵が登場。しかし、この時点では《マグナム》が環境に登場することはなく、あまり気にする必要はなかった。 DMC-33の《フレイムバーン・ドラゴン》により、《コッコ・ルピア》からの3マナ→4マナの流れが確立された。超次元ゾーンという概念が生まれるまでは、一般的に使われた。 DM-22の強力なドラゴンを搭載した多種多様な連ドラが生まれる。 《光神龍セブンス》《聖霊龍騎アサイラム》などで防御力を上げた光連ドラ、《黒神龍グールジェネレイド》《ダーク・ルピア》などで破壊に強くなった闇連ドラなどである。 ドラゴンに非常に強固な除去耐性を与える《インフィニティ・ドラゴン》はそれまでの連ドラの動きを変える革新的な1枚だった。 スリリング・スリーで大量ブレイクできる《フレミングジェット・ドラゴン》が登場。 《翔竜提督ザークピッチ》の登場でハンデス耐性が向上、コントロールにも対抗できるように。 極神編期 †スーパーデッキシリーズの第一弾としてDMC-36 「ヘヴン・オブ・ドラゴン」が登場し、デッキを作るのに必要なパーツが集めやすくなった。 《龍仙ロマネスク》を入れた【ロマネ連ドラ】が登場。 新たな戦力として《ボルシャック・大和・ドラゴン》や、手札補充またはマナブーストを行う《緑神龍バルガザルムス》を獲得。 後期では《インフィニティ・ドラゴン》と《超竜バジュラ》の殿堂入りによりやや弱体化する。 戦国編期 †《竜装 ザンゲキ・マッハアーマー》で高速化させようとする試みがあったものの、クロスのタイミングが厳しかったり《ボルメテウス・武者・ドラゴン》の投入が困難だったりでメタに食い込むほどにはなっていない。 《インフィニティ・ドラゴン》の天敵となる《魔光帝フェルナンドVII世》や《威牙の幻ハンゾウ》が登場し、相対的に弱体化するも、《竜星バルガライザー》の登場で再び勢いを取り戻す。 《紅神龍バルガゲイザー》と合わせて8枚体制が可能となり、《パルピィ・ゴービー》《転生プログラム》を利用した【転生ライザー】が登場した。 神化編期 †DMC-49 「フォース・オブ・ドラゴン」の発売以降、再びピックアップされるようになる。 《超天星バルガライゾウ》を利用した【バルガライゾウ連ドラ】や、《インフィニティ・刃隠・ドラゴン》と《魔龍バベルギヌス》を組み合わせドラゴン・コントロールのような動きをするなど、変則的な【連ドラ】が多数登場。 4マナ以下を出せなくする大型スピードアタッカーの《ボルシャック・クロス・NEX》も新たな戦力として活躍した。 覚醒編期 †DM-38 「覚醒編 第3弾 超竜VS悪魔(エンジェリック・ウォーズ)」にて新たなドラゴンおよびサポートカードが登場。 《エコ・アイニー》は不確定ではあるが2→4→7の動きをもたらし、《コッコ・ルピア》に頼らなくても安定してドラゴンを召喚することが可能になった。 《超次元ストーム・ホール》と《奇跡の覚醒者ファイナル・ストーム XX NEX》を採用したサイキック連ドラも見られた。 後期には《転生プログラム》が規制され、【転生ライザー】は消滅した。 エピソード1期 †ターン開始時に山札の上がドラゴンならコスト踏み倒しできる《竜のフレア・エッグ》が登場。 マッドネスである《永遠のリュウセイ・カイザー》が登場。ハンデス対策、制圧に守備から止めの一撃まで全て一体でこなす優秀なフィニッシャーである。 《ボルシャック・スーパーヒーロー》の登場により、ウィニーを一度に複数除去する手段を得た。 《ボルシャック・ギルクロス・NEX》によってある程度サイキック・クリーチャー主体のデッキに対抗できるようになった。 【Nエクス】、【ラムダビート】などビートダウンが台頭。また、サイキック・クリーチャーの対策も兼ねて《ドンドン吸い込むナウ》《スパイラル・ゲート》《魂と記憶の盾》などの軽量除去の採用率が向上した。環境は高速化し、除去も容易になったため、この時点での【連ドラ】は優秀とは言いがたく、ファンデッキ扱いになる。 エピソード2期 †《鬼カイザー 「滅」》を始めとし、徹底的なサイキック・クリーチャーメタが数多く収録され、【連ドラ】の復権が期待された。 第3の《紅神龍バルガゲイザー》である《偽りの名 バルガ・ラゴン》が登場。 《悠久を統べる者 フォーエバー・プリンセス》が登場。ミラーマッチ対策になる上、ドラゴンであるフォーエバー・プリンセスが《インフィニティ・ドラゴン》の能力で山札から墓地に置かれる場合、ドラゴンを守りつつ墓地のカードを全て山札に戻せる。 マナコストが高いカードが大量に積まれる点から、ガチンコ・ジャッジとは非常に相性が良い。特に《勝利宣言 鬼丸「覇」》との相性は最高である。他には、アタックトリガーでガチンコ・ジャッジの勝利回数分シールドをブレイクする《R.S.F.K.》、ガチンコ・ジャッジに勝てば手札に戻るマナ加速呪文《ガチンコ・ルーレット》を獲得。 【連ドラ】専用のマナブースト呪文の《メンデルスゾーン》が登場。ただでさえ高いドラゴン比率を、更に高めても安定するようになった。デッキの8割がドラゴンでも機能するので、各種バルガや《超竜バジュラズテラ》、《偽りの王 ルードヴィヒ》、《インフィニティ・ドラゴン》や《シンカゲリュウ・柳生・ドラゴン》などは大幅に強化されたと言える。 ブーストしつつ6000火力を放つ《無双竜鬼ミツルギブースト》、マナゾーン版《紅神龍バルガゲイザー》と言える《母なる緑鬼龍ダイチノカイザー》、アドバンテージの塊である《偽りの王 ヴィルヘルム》、全体除去+ミラーマッチ対策となる《偽りの王 モーツァルト》など、【連ドラ】(+【ミラミス】)を後押しするカードが数多く収録される。 S・トリガーを持つ《王龍ショパン》や《黒神龍オドル・ニードル》が登場。S・トリガー呪文の代わりにドラゴンを入れられるようになった。オドル・ニードルは《真実の王 ヴィオラ・ソナタ》と組むと強固なロックとなる。 ドラゴンをスピードアタッカー化する《ガイアール・アクセル》と《偽りの王 フォルテッシモ》が登場したが、スピードアタッカー化は《永遠のリュウセイ・カイザー》が優先される傾向にある。 天敵としては、《デュエマの鬼!キクチ師範代》、《「修羅」の頂 VAN・ベートーベン》が登場。前者は《無双竜鬼ミツルギブースト》で、後者は《「修羅」の頂 VAN・ベートーベン》、ドラゴンに依存しない確定除去で対処する他ない。 現在のバルガ型の【連ドラ】はエピソード2でほぼ確立している。 エピソード3期 †アウトレイジとオラクルがメインということもあり、ドラゴンの数は非常に少なかった。 自然単色でコスト踏み倒しが可能な《ミステリー・キューブ》の登場。これにより、5マナ貯めてから、《ミステリー・キューブ》による大型ドラゴンのコスト踏み倒しを狙うデッキが急増。自ターン中に《超天星バルガライゾウ》がめくれればほぼ勝ちは確定し、相手ターン中に《偽りの王 モーツァルト》がめくれれば、そのターンは凌げる、と言った事情から、なかなかバカにできない強さを持つようになった。 ドラゴン・サーガ期 †その名の通り、ドラゴン推しのエキスパンションということもあり、相性の良いカードは非常に多い。 そしてここで連ドラの常識を変えるカードが登場。3D龍解である《爆熱剣 バトライ刃》/《爆熱天守 バトライ閣》/《爆熱DX バトライ武神》である。 革命編期 †《悪魔龍 ダークマスターズ》が登場し、今まで不自由だった手札破壊戦術を組み込むことができるようになった。 DMR-18発売と同時に《ボルメテウス・サファイア・ドラゴン》が解禁。 革命ファイナル期 †ドラゴン・サーガに引き続き、革命ファイナルもドラゴン推しの弾であり、ドラゴン・サーガ期ほどではないものの相性のいいカードは多い。 新能力「革命チェンジ」が登場。 新たな戦力としては革命チェンジを持つ確定除去である《悪革の怨草士 デモンカヅラ》《龍の極限 ドギラゴールデン》、 また、多色のドラゴンも各文明に追加され、新たなS・トリガーを持つドラゴンの《青寂の精霊龍 カーネル》、革命チェンジで全体除去を放つ《百族の長 プチョヘンザ》、手札補充とコスト踏み倒しを同時に行う《水晶邪龍 デスティニア》、軽量版《龍仙ロマネスク》の《トップ・オブ・ロマネスク》等が登場。従来は赤緑や黒赤緑で組まれることがほとんどのデッキタイプだったが、これらの登場で4〜5色で【連ドラ】を組むことも可能になり、デッキ構築の幅が大いに広がった。 とはいえ、当時環境で盛んだったドラゴンデッキは【5色ドギラゴン剣】である。 《絶叫の悪魔龍 イーヴィル・ヒート》や《Mの悪魔龍 リンネビーナス》、《メガ・マナロック・ドラゴン》などから《ドギラゴン剣》に繋ぎ、そこから連鎖的に踏み倒すクリーチャーを踏み倒していくデッキであり、デッキ内のドラゴン比率も高い。上述の新戦力をふんだんに積まれているが、【連ドラ】とは言い難いデッキタイプである。 新章デュエル・マスターズ期 †なんと背景ストーリーでドラゴンが絶滅してしまう。変わってドラゴンギルドが登場したものの、ドラゴンとしてシナジーはやや薄め。当初は準バニラが多かったこともあり、ドラゴンデッキとしての【連ドラ】は不遇の時代だったと言える。《龍装者 レイバーン》のような手軽なS・トリガー持ちドラゴンが増えたのは朗報か。 《“龍装”チュリス》は《ドギラゴン剣》とのシナジーばかりが注目されたが、その他の革命チェンジ持ちとの相性も良好であり、【連ドラ】もその恩恵を受けたといえよう。 そんな中、環境で長年にわたって猛威をふるい続けた《爆熱剣 バトライ刃》と《超戦龍覇 モルト NEXT》がプレミアム殿堂超次元コンビに指定される。【モルト NEXT】は後に《爆銀王剣 バトガイ刃斗》を獲得するまで環境から一歩引くこととなる。これに伴い、「ドラゴンを次々山札から踏み倒す」という【連ドラ】の古典的なギミックは環境では長らく見られなくなる。 双極篇期 †ツインパクトの登場。 一方赤単色の方面では、《竜星バルガライザー》がドラゴンギルドとなった《龍星装者 “B-我”ライザ》の登場にともない、ドラゴンだけでなくビートジョッキーもデッキに組み込むことできるようになった。(【“B-我”ライザ】) また、デュエマの長い歴史を通して愛されてきた【連ドラ】というギミックを公式も認知したのか、遂にクロニクル・レガシー・デッキとして公式にフィーチャーされることとなる。しかしながらDMBD-05は赤単ではなく、ツインパクトの登場を機に本格的に組めるようになった白赤緑のデッキタイプであり、切り札である《無双龍幻バルガ・ド・ライバー》もやや地味なスペックであったことから賛否を呼んだ。 超天篇期 †DMEX-06で《爆銀王剣 バトガイ刃斗》が登場し、【連ドラ】型の【モルト NEXT】が復活。 一方、DMRP-11期からは【“B-我”ライザ】が台頭するが、この頃になると【“B-我”ライザ】は《龍星装者 “B-我”ライザ》を除いてドラゴンを一切採用しない型が主流化し、【連ドラ】とは全く言えなくなった。 参考 † |