DM Wiki (旧EUC版)

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ギョウ

漫画・アニメ「デュエル・マスターズ VS」シリーズの登場人物。
寄生中学2年生。本名は寄成(きなり)ギョウ。
名前の由来はそのまま、寄生虫の「ギョウチュウ」。アニメでは勝太には真っ先にギョウチュウ呼ばわりされていた。

白毫(大仏の額に見られる毛のこと)がついた仮面で素顔を隠し、「ギョギョギョ」と笑う不気味な男。
縞模様の服、道化を思わせる靴を履いている。
本気になると筋肉が肥大化し、恐ろしい形相を浮かべた素顔を見せる。

今引き演出は「毒」の字が画面上を横切る「毒毒ドロー」。演出時に「血液毒毒、内臓毒毒、骨の髄まで毒毒毒毒」と歌うように唱えるのが特徴である。

アニメ版

喋り方は京都弁で、一人称は「ワシ」、「ワイ」。
CV:速水奨 なお、速水氏は兵庫県出身である。

どこから出したのか包帯で人を縛ったり移動手段に使ったりと、古代エジプトのファラオのようである。

寄生中学校出身らしいが、肝心の寄生中は遺跡の古墳であり、彼の他に生徒や教師は居ない。
一応、背景に学校らしき建物が映っていたため、そこが寄生中学校の校舎と思われるが、学校施設内に古墳がある時点で異質である。

数々の悪虐行為を表情を変えずに行い、嬉々として過剰に相手をいたぶり、時には命すら奪おうとするなどシリーズ随一と言って過言ではないほど残忍で卑劣な性格の持ち主である。基本的に明るい「VS」の作風も手伝って、前作のヨミ以上に異質なキャラクターが際立っている。

使用デッキ【薫風武装】
単色推しのドラゴン・サーガではまさに異端であり、5文明に寄生するというとらえ方もあながち間違いではない。

VS

初登場の「VS」第26話では、修学旅行で京都に来た勝太をカレーパンで釣り、寄生中学校へ誘うが、真の目的は同行者のるるが持つ新たな龍解カードであった。
デュエマ甲子園京都代表の名に恥じぬ実力で彼女とのデュエマに勝利し、龍解カードを奪い、次なるレアカードを求めて京都を暗躍。
第27話ではデュエマ直前に勝太毒虫を体内に忍ばせて途中棄権させようとするという、卑怯どころか殺人になりかねないほどの手も使用した。

第39話のホカベン戦では《五邪王 ニガ=ヴェルムート》《永遠のリュウセイ・カイザー》で完全に場を制圧したにも関わらず、あえてダイレクトアタックせずにゲームを続行。ホカベンの出すクリーチャーをタップイン能力と殴り返しで片っ端から始末し、ホカベンがライブラリアウトするまでいたぶり続けた。さらにホカベンの山札が最後の1枚となった自身のターン、ライブラリアウトダイレクトアタックどちらで決着をつけるか選ばせ、ダイレクトアタックを選んだホカベンに対してターンエンドを宣言して勝つという陰湿な行為を行った。これによりホカベンはライブラリアウトがトラウマとなる(当時の正式なルールにおいて投了がなかったため、この二つでしかゲームが終了しなかった)。

第40話では、ヘレン達を人質に取り、対峙したルシファーを追い詰めるが《天獄の正義 ヘブンズ・ヘブン》の龍解を阻止出来ず敗北。しかし去り際にルシファーに「レクイエムデュエルを封じ、使うと体を侵し続ける」作用の毒を注入する事に成功し、後のルシファー敗退の原因を作る。この毒は協力関係にある邪藩 牛次郎に作らせたものであるが、「ルシファーの命を奪うかもしれない」と牛耳郎から懸念された際に「それも面白い」と語り、毒の使用に躊躇うことは無かった。

第42話では勝太との試合前に入院中のルシファーの見舞いに来るが、喪服姿で棺桶に入れる菊の花束を携えるという洒落にならない嫌がらせをした。さらに勝太との試合で嫌がらせに使うため、《龍覇 セイントローズ》《天獄の正義 ヘブンズ・ヘブン》を盗む。そして牛次郎から新たな切り札を授かる。

デュエマ甲子園準決勝で対峙した勝太に「何でデュエマをやってるんだ」と問われた際は、「他人の努力の成果を嘲笑いながら踏みにじるのが快感だから」と答えるが、勝太のと異なり、背負うものが無いデュエマを「薄っぺら」と切り捨てられ敗北する。デュエマ甲子園成績はベスト4。ルシファーが臥せっていたため、3位決定戦が行われたかは描写されていなかったものの、恐らくは彼が今まで行ってきたことが原因で4位になったのだろう。

VSR

デュエマ甲子園敗退後の消息は不明だったが、「VSR」第4話で再登場。バサラに敗北してデュエマーランド地下帝国に落ちたことで己の無力さを痛感し、心を入れ替えたという。勝太に土下座を超えた土下寝で謝罪、当の勝太はこれまでの非道な行いを決して許そうとはしなかったが、その場に居合わせた軍曹の仲立ちによって和解する。口調が柔らかくなり、一人称が「僕」、語尾は「〜ニョロ」と原作に近いキャラになった。後にはホカベンに謝罪する場面も見られた。

しかし第34話にて、デュエマーランド社長から勝太を監視するよう命じられていた事が発覚する。勝舞が待つ禁断に対抗するレジェンドカードを求めて月へ向かう勝太を監視するべく同行し、《ボルシャック・ドギラゴン》の情報を社長へ流した上に、月面にある宇宙コロニーのドームに穴を開けるという暴挙に出た。一行が宇宙船で帰る際にその姿は映っていなかったが、地球に帰還した後も社長と通じていた。

第46話にて、邪藩 牛次郎に妹のギョウ子(声優はブリドカットセーラ恵美)を人質にされているという理由で勝太に自分の妹と勝太の命を賭けたデュエマを申し込む。勝太は対戦前に自分は死にたくないと言っていたが、土壇場でギョウの妹を気遣う優しさを見せ、切札を引くも何もせずにターンを終える。その直後、ギョウは自分の仮面を破壊して素顔と本性を曝け出した。人質のギョウ子は牛次郎の作ったロボットであり、デュエマ甲子園で敗北した時から勝太への復讐だけを考え、全ては絶望の淵に叩き落す為の演技だった事を明かす。革命軍を軸にした自然メインのデッキから、裏切りの侵略デッキにシフト。《悪魔龍 ダークマスターズ》で温存していた勝太のドギラゴンと革命0トリガーを破棄した上で、《裏革命目 ギョギョラス》で勝利を収めた。

続く第47話では怒りに燃えるルシファーと戦う。ルシファーに「正々堂々のデュエマなら君など勝太くんの足元にも及ばない」と言われる中、2枚の《革命目 ギョギョウ》《無双竜鬼ミツルギブースト》《父なる大地》のコンボでルシファーのクリーチャーを大量に除去し追い詰める。《時間龍 ロッキンスター》も除去し、ルシファーのタイムストップデュエルを攻略したかに見えたが、革命0トリガーで現れた《ミラクル・ミラダンテ》と、返しのターンの《時の革命 ミラダンテ》によりクリーチャーの召喚はおろか、最後の砦の《革命の巨石》《ミラクルストップ》で封じられ、一切の反撃もできず敗北。自ら用済みとなったと考え、どこかへ去っていった。敗北直前に「負けたない!コイツを出せば逆転できるんや!」と最後まで諦めずにいた事から、心の奥底には「アツかりしデュエ魂」を持っており、ルシファーとのデュエマも純粋に楽しかったのかもしれない。そういう意味では、ギョウも勝太の影響を受けてある程度変わったと言える。デュエマ後のワラマキとのやり取りを経て、ギョウは静かに笑みを浮かべていた。

牛次郎は新幹部3人が戦いに敗れて去っていった事を悲しんだが、ギョウが負けた際は「VS」「VSR」ともに苛立ちを見せ、最後には「使えなさそうな感じがプンプンしていたけどやっぱり使えなかった」と語っているので、二人の間には友情は一切なく勝太と言う共通の敵を潰すための関係に過ぎなかったのだろう。

VSRF

前2作と違い、ストーリーの本筋には一切関わらなかったが、最終回で、万里の長城のような場所で空を見上げていた。勝太達と戦っていた頃から5年の月日が経過しているはずなのだが、ギョウの姿に一切、変化はない。

漫画版

アニメ版とほぼ同じ姿だが、設定がかなり異なり、悪役のような面は全く見られない。
一人称は「ぼく」、語尾に「〜ニョロ」と付ける。
堪忍袋の緒が切れると大男になり、一人称が「オレ」になる。

交通事故に遭いそうになった勝太を通りすがりにも関わらず助け、自分が重傷を負ったが一切咎めなかった。

デュエマに命をかけているが、《邪帝類五龍目 ドミティウス》しか持っておらず、るるぶっちゃけカードを借りてデッキを作り、偶然ながらも勝太に勝利。勝太の新たな友達となった。

先述のアニメ版とは異なり、まるで「聖人」のようだとファンの間では言われている。

その後デュエマ甲子園編で再登場。
バサラと戦った時点ではポイントが全国10位であり、対策したとはいえバサラの3ターンキルを破るなど成長していたが、ドキンダムXの前にコジローと共に敗北。

戦績

  • 通算成績:9戦3勝6敗

アニメ「デュエル・マスターズVS」

アニメ「デュエル・マスターズVSR」

  • 通算成績:4戦1勝3敗
    話数対戦相手勝敗デッキ名
    4話バサラ敗北不明
    切札 勝太改心の巨大龍
    46話勝利決意の革命龍…?
    47話ルシファー敗北決意の革命龍

関連カード

参考