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クロスギア

大きく分けて二つの意味がある。

  1. カードタイプの一つ。数え方は「枚」。(クロスギアカード)
  2. バトルゾーンに存在する1枚以上のクロスギアカードから構成されるオブジェクトのこと。数え方は「枚」。(クロスギアオブジェクト)

元々前者と後者に大した意味の違いはなかったが、2014年1月の《トンギヌスの槍》等の裁定変更に伴い、大きく意味が分離することとなった。

テキスト上は「バトルゾーン以外の場所のクロスギア」を指す場合は前者、「バトルゾーンのクロスギア」を指す場合は後者の意味で解釈する必要がある。

たとえば、《アクア・ツバメガエシ》《蒼狼の始祖アマテラス》が指す「クロスギア」は前者、《紅神龍ガルワインド》が指す「クロスギア」は後者である。

本項ではカードタイプとしてのクロスギアを中心に解説する。

クロスギア(カードタイプ)

いわゆる「装備カード」。

ジェネレートクロスの2段階を踏むことでクリーチャーに装着し、効力を発揮することができる。

イラスト枠が五角形になっているのが特徴。

  • DMEX-01でイラスト枠がクリーチャーの物と同じ形になった。
バジュラズ・ソウル SR 火文明 (5)
クロスギア
これをクロスしたクリーチャーのパワーは+2000され、シールドをさらにもう1枚ブレイクする。
これをクロスしたクリーチャーが攻撃する時、相手のマナゾーンからカードを2枚まで選び、持ち主の墓地に置いてもよい。
竜装 ザンゲキ・マッハアーマー R 火文明 (4)
クロスギア:サムライ
このカードがどのクリーチャーにもクロスされていない時、自分のドラゴンとサムライ・クリーチャーの召喚コストを1少なくしてもよい。ただし、コストは1より少なくならない。
このカードがドラゴンまたはサムライにクロスされている時、バトルゾーンにある自分のドラゴンとサムライ・クリーチャーのパワーは+2000され、「スピードアタッカー」を得る。
このカードは、コストを支払わずに《ボルメテウス・武者・ドラゴン》にクロスしてもよい。
至宝 オール・イエス R 光/闇文明 (2)
クロスギア:サムライ
これをクロスしたクリーチャーのパワーは+4000され、「ブロッカー」を得る。
これをクロスしたクリーチャーが攻撃する時、相手の手札を見ないで1枚選び、捨てさせる。

クリーチャー同様、バトルゾーンに出して使うカードタイプ。1度バトルゾーンに出せば、何らかの指示が無い限りはそこに残る。

バトルゾーンに出すためには、「ジェネレート」という手順を行う。クリーチャー召喚と同様に、手札からジェネレートするクロスギアを公開し、決められたマナコストを払うことで完了する。

多くのクロスギアはクリーチャークロスすることで能力を発揮する。クロスするには、そのクロスギアのマナコストをもう1度払えばいい。
ジェネレートクロスで2回分のマナコストを払う必要があるが、クリーチャーに比べるとクロスギアは除去されにくく、非常に粘り強い。

汎用性はそれほど高くはないが、使いこなせれば強力なカードタイプである。

ルール

  • リンクしたゴッドがクロスギアをクロスしている際にバトルゾーンを離れた時は、残ったゴッドにクロスギアが引き継がれる。ヘヴィ・デス・メタルのように3体以上がリンクするゴッドの中心の連結部分が外れる場合は、分離したゴッドのどれかに引き継がれる。
  • クロスギアによって能力を得たり与えられたりしていた場合、それはクリーチャーの能力となる。そのため《あたりポンの助》などの無視する対象となる。

ゲームにおいて

  • クロスギアのサポートはサムライを除くと、の順に多い。
    また、クロスギアの除去は火が特に多い。
    火は武器を使う種族が多かったり、光も機械的なデザインが多いこと、水は高度な技術を持つことを考えると納得できる。
    • のクロスギアにはブロッカーを付与させる効果を持つ物がやたら多い。ゴッドにも言えることだが。

変遷

クリーチャー呪文に続く第三のカードタイプとして、転生編で登場。

と、一通りのギミックは揃っていた。しかし、ジェネレートクロスの手間から、それほど使われなかった。

ただし、2枚ランデスが可能となる《バジュラズ・ソウル》は非常に強力であり、【バジュラズブルー】【除去バジュラズ】などで広く使用された。

不死鳥編から極神編までは姿を見せなかったが、戦国編で大々的に復活。クロスギアの扱いに長けたサムライとともに大きくフィーチャーされた。一部のサムライクリーチャー侍流ジェネレートという能力を持っており、コスト踏み倒しジェネレートを行うことができる。

サムライ種族を持ったクロスギアが登場したのも戦国編である。ちなみに、サムライクロスギアのイラスト枠は通常とは異なる形をしている。

さすがにメタゲームに切り込むだけのカードパワーは無かったが、《竜装 ザンゲキ・マッハアーマー》をはじめとして派手なものが多く、各種サムライクリーチャーとともにそれなりに使われていた。《維新の超人》《ボルバルザーク・紫電・ドラゴン》のような相性のいいカードの登場もあり、【維新ワンショット】などのデッキを生み出していく。

また、かつて活躍した《バジュラズ・ソウル》は、侍流ジェネレートとの相性の良さもあっていよいよ暴走することが危惧され、戦国編環境殿堂入りされるに至った。

戦国編が終了するとクロスギアのプッシュもされなくなり、一気に下火に転じた。以降は新規カード再録もそれほど多くなく、冬の時代を迎えていくこととなる。

エピソード2に入ると、《至宝 オール・イエス》キーカードにした【白黒オール・イエス】が台頭。トップメタの一角として活躍した。しかし、エピソード3で登場した《暴走龍 5000GT》との相性の悪さから、それ以降は目立った戦績は挙げてはいない。

その後、ドラゴン・サーガでは新たなる装備品的カードとしてドラグハート・ウエポンが登場。

ドラゴン・サーガ以降、ドラグハート禁断がフィーチャーされる中で、反動的にドラグハート・フォートレスフィールド封印禁断メタとしてのカード指定除去の拡充も進んだ。クロスギアもこの煽りを受け、かつてほど場持ちのいいカードタイプとは言い難くなっている。

その他

  • 元ネタはMagic:The Gatheringの装備品・アーティファクトである。クロスギアと違うのは、クリーチャーに装備するときのコストがカードのコストではなく、個別の装備コストが用意されている点である。
  • カードタイプの多様化傾向や、カードデザインが汎用性を重視するような傾向を強める中で、クロスギアがフィーチャーされる機会も減っていった。
    しかしながら、古くからあるカードタイプかつ戦国編等ではサムライなどと絡めてヒロイックに扱われたということもあり、未だ根強い人気を持つ。しばしば特別拡張パック等にて、古参へのファンサービスの一環として新規クロスギアが収録されることもある。

参考

クロスギア(能力)

クロスギア(カードタイプ)が持つ能力。

※当Wikiではカードの性能を掲載する際、この能力の記載は省略する。

クロスギア : このカードをバトルゾーンに置く。クリーチャーにクロスするには、このカードのコストをもう一度支払う。そのクリーチャーがバトルゾーンを離れても、このカードはバトルゾーンに残る。

クロスギアの使い方に関する定義がなされており、ほぼ注釈文のような扱い。(ただし、説明が省略されているカードもある)
クロスギアは通常であれば必ずこの能力を持つ。この能力から派生したフリー・クロスを持つクロスギアは持たない。進化クロスギアも持たないが、重ねて出すことが必要な以外は持っているものと変わらない。

参考