DM Wiki (旧EUC版)重要なお知らせデュエル・マスターズ WikiはEUC版からUTF-8版に変更しました。 コスト火力 †カードのコストを参照する除去。破壊の手段として、火力と並んで火文明に多く見られる。
通常の火力との唯一かつ最大の違いは、参照するのがパワーかコストかという点。範囲外となり除去できないクリーチャーがいるのは火力と同様であるが、コスト参照のこちらの方が腐りづらい。 例えば《めった切り・スクラッパー》と《スーパー炎獄スクラッパー》を比べた場合、終盤になると全てのクリーチャーのパワーが5000を超えることもあり得るのに対し、コスト6以下のクリーチャーが1体もいなくなることは滅多にない。そのため、《スーパー炎獄スクラッパー》が破壊できないパワー6000台のW・ブレイカー持ちなどもマナコスト次第で破壊できる。 またカードゲームの宿命としてカードパワーのインフレは避けられず、特にバニラの基礎パワー上昇は顕著である。一方、コストの方は、カードパワーがインフレすればするほど、むしろ相対的に低下することになる。従って通常の火力を放つカードは上限値を高めるなどのリメイクを要しその都度デッキのカードを入れ換えることになるが、コスト火力には基本的にその必要性がない。 なので基本的には通常の火力よりも上質な除去となっている。しかしコスト参照であることが必ずしも優れているとは限らない。 その1つに、パワーを増減させる効果は数あれど、バトルゾーンのカードのコストを増減させる効果は未だ存在しないため、射程圏外のカードはどう足掻いても除去できない点が挙げられる(これに関しては、コストの低いカードはアンタッチャブルでも付与しない限りはコスト火力から逃れられないとも言える。)。 また優秀であるがゆえに絶対数が少なくバリエーションに乏しいのも弱点である。上記の通りコストは時代に反比例して低くなっていくので新規のカードが登場しづらく、かわりに再録カードの枚数が多めになっている。例えば、《めった切り・スクラッパー》はDASHゴールデンリストの解禁から4年間で5回も再録されており、そのうち構築済みデッキ(デュエル・マスターズ)での再録はいずれも3枚ずつとなっている。 昨今はカードパワーの劇的なインフレに伴って火力の上限も急上昇している(《ドリル・トラップ》→《ジェットセット・バイト》など)ため、自分のデッキタイプや環境を見定めて選択していきたい。
コスト火力を持つカード †コスト割り振り火力を持つカード †参考 † |