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ライブラリアウト

直訳は「山札枯渇」。山札カードがすべてなくなってしまうこと。また、それによる敗北のこと。
公式媒体(アニメ等)では「山札切れ」と呼ばれる。また「LO」「デッキ切れ」「デッキアウト」とも言う。
Magic:The Gatheringにおいて、山札のことをライブラリと呼ぶことから来ている。

ライブラリアウトでの敗北は、ダイレクトアタックでの敗北と同じく、ルールによる敗北である。

デュエル・マスターズでは、最後の一枚を引いた瞬間を含む、山札のカードがなくなった瞬間にそのプレイヤーはゲームに敗北する。この点はMagic:The Gatheringなどとは異なる。
それを利用し、何らかのカードの能力により相手の山札を削り、相手を間接的な敗北に追い込むデッキタイプをライブラリアウトデッキという。

ライブラリアウト戦略のタイプ

ライブラリアウトデッキは主に5種類ある。

  1. 《ヘル・スラッシュ》などで相手の山札から逆転の芽を摘み取る事で機能不全に追い込み、そのまま山札がなくなるのを待つ除去コントロールタイプ。
  2. 《猛菌魚雷ヤサカノフカ》《S級宇宙 アダムスキー》《ヴォルグ・サンダー》で一気に山札を削り取るフィニッシャー型除去コントロールタイプ。
  3. 無限ループ《黒神龍ザルバ》《曲芸メイド・リン・ララバイ》などを組みこみ、相手を即死させるコンボデッキタイプ。
  4. 相手を何らかの手段(主にランデス)で完全にロックして手も足も出ない状態にさせ、相手の山札が自然に尽きるのを待って投了させるように狙うコンボデッキタイプ。
  5. ロックとしては不完全ながらも相手を拘束(主にハンデス)し、場合によってはライブラリアウトを目指すコントロールタイプ。

1.のタイプは闘魂編に現れ、2007年までの主流だった。《ヘル・スラッシュ》《ロスト・チャージャー》《フューチャー・スラッシュ》という3枚の山札破壊呪文がキーカードとし、常にメタゲームの一角を占めていた。しかし、この3枚が07年1月に全てプレミアム殿堂入りしたため、このデッキタイプは消滅した。《石臼男》はそもそもゲーム限定カードである。
現在、相手の山札から特定のカードを捨てることは《ギガザンダ》アクセル能力に限られる。

2.のタイプは1.の消滅後に神化編で登場。山札を無作為に削るという特徴がある。そのため1.より逆転されるリスクが増大している。より安全に攻める、削る量を増やすといったチューニングが施される。

3.のタイプはコンボの完成に多くの労力を費やし、相手のデッキを機能不全に追い込むことを狙わないという点で1.のタイプと大きく異なる。

4.のタイプは方向性こそ異なるが、ロックによって間接的に相手のデッキが機能不全に陥るので、その意味では1.と共通している。

5.のタイプは相手のコントロールするための除去ハンデスにデッキスペースが優先されるため、ライブラリアウトを勝ち筋の1つ程度に留めているデッキが多い。

タイプ別ライブラリアウトデッキ一覧

個別カード

  • 初期に登場した山札破壊呪文は軒並みプレミアム殿堂入りしている。これは強すぎるからという理由よりも、これを使ったデッキが低年齢層に不評だったため、相手の山札を見る時に遅延行為やカードの扱いなどでトラブルがよく起きていたためという説がある。
  • 逆に、自分の山札墓地に送るカードは数多く存在する。無計画に使うと意外なほど早くライブラリアウトとなってしまうので注意。

その他

  • アニメ「VS」においてホカベンがデュエマ甲子園決勝大会においてギョウとの対戦時にライブラリアウト負けを喫する。その後、幕張でのイベントにて開催された「デュエマ甲子園日本一決定戦」にて行われた「番外編 アニメ関係者限定デュエマ甲子園」にて「中の人」である菅原雅芳氏がライブラリアウト負けを喫している。この事から後にDeadmanに「デッキアウトはホカベンの得意技」とまで言われてしまっている。

参考


[1] 《ヴォルグ・サンダー》がプレミアム殿堂となった為ライブラリアウト主軸のデッキとしては