DM Wiki (旧EUC版)
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置換効果(広義) †
後述の「継続的効果に属する狭義の置換効果」と《ボルシャック・大和・ドラゴン》等の「自己置換効果」を総称して「広義の置換効果」と呼ぶことがある。
自己置換効果に期間は存在せず、後述の置換効果(狭義)とは区別される。詳細は該当ページを参照。
置換効果(狭義) †
効果の一種。
この効果はあるイベントを、他のイベントに置き換える。
継続的効果の一種である。
元はMagic:The Gathering用語。デュエル・マスターズでは「置き換え効果」と呼ばれることもある。
アクア・ソルジャー UC 水文明 (3) |
クリーチャー:リキッド・ピープル 1000 |
このクリーチャーが破壊される時、墓地に置くかわりに自分の手札に戻す。 |
斬隠蒼頭龍バイケン SR 水文明 (6) |
クリーチャー:ポセイディア・ドラゴン/シノビ 6000 |
W・ブレイカー |
相手のターン中にこのクリーチャーが自分の手札から捨てられる時、墓地に置くかわりにバトルゾーンに出してもよい。そうしたら、バトルゾーンにあるクリーチャーを1体選び、持ち主の手札に戻してもよい。 |
自分のシノビの「ニンジャ・ストライク」能力を使った時、カードを1枚引いてもよい。 |
置換効果に分類されるカードはいくつか見られる。
例えば上の《アクア・ソルジャー》の場合、「破壊される」というイベントを「かわりに手札に戻す」という別のイベントで置き換えている。
《斬隠蒼頭龍バイケン》の場合、相手のターン中に手札から墓地に置かれるというイベントを「かわりにバトルゾーンに出す」をつくる。
このような効果を置換効果と呼ぶ。難解なルールだが、これらの事を知らないと全く違う結果になることもあるので注意が必要である。
基本的に「かわりに」と能力テキストに表記されていれば、それは置換効果を生成する。
1.「Aする時、かわりにBする」(Aする場合、AのかわりにBする)
この書式の置換効果が最も多い。狭義にはテキストに「かわりに」とあるこれのみを置換効果と言う。
代表的なものはモヤシ、解除、マッドネス、セイバーなど。
2.「Aする時、Bする」(Aする場合、かわりにBしてからAする)
この書式はトリガー能力と紛らわしいが、BがAに割りこんで処理されるならば置換効果である。すなわち、BがAされる前に処理されるならば常在型能力による置換効果、Aの後ならトリガー能力による単発的効果である。
例えば、《大革命のD ワイルド・サファリ・チャンネル》でマナ数を変動させる場合、実際には多色カードをタップする前にマナ数を変動させているので置換効果となる。タップしてからマナ数が2に変動しても遅いので、タップする前に変動させていることになる。逆に、《アクア・ハルカス》などのcip能力はバトルゾーンに出てから誘発するので、トリガー能力である。
置換効果の大原則 †
1.「AするかわりにBする」という効果なので、「Aした」ことにはならない。
この場合、Aしたことを誘発条件とするトリガー能力は誘発しない。
2.置換効果は常在型能力によって生成される効果なので、指定の効果を生成する呪文や能力の解決中でも適用される。
3.コストを置換して別の行動を取っても、「そうした場合〜」の効果を実行できる。
《地獄門デス・ゲート》などの、「捨てる。そうした場合〜」「破壊する。そうした場合〜」といった能力に使用しても、所定の行動を行うことができる。ただし《破壊と誕生の神殿》のように参照ゾーンが指定されている場合は結果的に不発に終わるケースもある。
4.同一のイベントに対し、置換効果は一つしか適用できない。
「AするかわりにBする」と「AするかわりにCする」の二つは同時には起こり得ないので、一方しか適用できない。「AするかわりにBする」二つでも同様。
- 例1) 自分の《リンネ・ルピア》がバトルゾーンにある状態で自分の《悠久を統べる者 フォーエバー・プリンセス》が破壊される場合、一方の置換効果しか適用できず、他方は適用されず何もしない。※この例の二者は適用条件が同じではないが、どちらの適用条件も「バトルゾーンから墓地に置かれること」を含んでいる。
- 例2) バトルゾーンに自分の《侵攻の守護者ガチャピンチ》が2体あり、自分のガーディアンがバトルゾーンを離れる場合、ウルトラ・セイバーは片方のものしか適用できない。
5.置換効果に別の効果は割り込めず、結果として置換効果は連鎖しない。これがMagic:The Gatheringにおける置換効果との最大の相違点である。
6.置換した後の行動が実行できない場合、置換することはできない。
元々は《神羅スカル・ムーン》が、相手クリーチャー無しでも破壊耐性を得られる事態を避けるために設けられた追加ルールだったが、《絡繰の悪魔龍 ウツセミヘンゲ》がリリースされた頃にはすっかり忘れ去られ、原則から逸脱した暫定回答が出される事態を招いた。以降はこのルールの重要性が再認識されている。その一方で、《S級宇宙 アダムスキー》や《宇宙 タコンチュ》のように、カード開発時には意図しなかったであろうと予想される挙動になってしまうケースもある。公式動画チャンネルでデッドマンらも普通に間違えている。
7.一つのイベントに両プレイヤーの置換効果が同時に発生した場合、アクティブ・プレイヤーのものが優先され、それ以外は連鎖せず無効となる。
置換効果の細則 †
- 上記の新裁定は、「〜のかわりに〜する」という単語が含まれていれば、文章内の効果はそれ以上置換できないとあるが、この文章内というのは句点(。)で区切られる文章までのことを指す。
- ただし、一部のカードは句点(。)後の文章も置換効果に含めないと効果がややこしくなるため、例外的に全文を置換効果と解釈するものがある。
例えば《ガイアール・ゼロ》の能力は文章上、ブレイクを「シールドを見せる」処理に置換した後に改めてブレイクする事になっているが、これだと最後のブレイクを同じ能力でさらに置換することになり無限ループが発生してしまう。この場合、置換先は「〜その後、このクリーチャーはそのシールドをブレイクする。」までとする事で、置換の連鎖を回避している。
代表的な物 †
以下の能力はいずれも置換効果を生成する。
参考 †