DM Wiki (旧EUC版)
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転生編環境 †
環境を支配しつづけていた《無双竜機ボルバルザーク》はDM-14発売直後、ジェネレート・リーグ前に殿堂入りすることになったが、1枚制限となってもボルバルはしぶとく第一線に生き残り続ける。
DM-14で《トリプル・ブレイン》やDM-13の《無双恐皇ガラムタ》に相性のいい《幻緑の双月》などを手にいれ、ボルバルデッキは1枚制限のデメリットを散らすため、長期戦に強いコントロール型デッキとして組まれた。
これらにより、ボルバルデッキの一つの完成形である【除去ボルバル】が誕生。制限前のボルバルデッキにはやや劣るものの、綿密にシナジーが絡み合ったその性能は、他を圧倒していることに変わりなかった。
ボルバルと同時に《スケルトン・バイス》も殿堂入りしたが、こちらは《炎槍と水剣の裁》の流行で《ロスト・ソウル》が重要視されていたことや、代用の《クローン・バイス》のこともあり、それほどの影響はなかった。
DM-14では新カード「クロスギア」が登場したが、DM-14収録のものは全体的にカードパワーが高いとは言えず、一部のクロスギアが【アクアンホワイトブラック】や【白青黒赤ライブラリアウト】に投入された程度で、目立った活躍は見せなかった。
むしろ《タイラーのライター》や《暗黒秘宝ザマル》、《ディープ・ジャグラー》、《クラウド・メイフライ》などの単色強化クリーチャーが多く使われ、それらは【赤単速攻】、【準黒単】、【パシフィック青単】、【緑単速攻】などの、トップメタデッキと争えるほどの【単色速攻】を生んだ。
スプリングチャレンジバトル2005のような「ボルバルデッキしか見当たらない」という悲惨な事例は免れたものの、やはりボルバルデッキは強く、ジェネレート・リーグオープンクラスは【除去ボルバル】の優勝で幕を閉じる。レギュラークラスでは【赤単速攻】が優勝を掴んだ。
DM-15では凶悪ランデスクロスギア《バジュラズ・ソウル》が収録され、プレイヤーたちは当然のようにこれを【除去ボルバル】や【ボルバルブルー】に組み込み、【除去バジュラズ】や【バジュラズブルー】などが生まれていった。
殿堂入りに耐えてとうとう最後までトップメタの座を受け渡さなかったボルバルだったが、ついに2006年春にプレミアム殿堂入りされることが決定される。デュエル・マスターズで初めての禁止カード措置だった。
同時に《ヘル・スラッシュ》、《ロスト・チャージャー》も殿堂入りしたが、こちらはやはり一枚制限になっても大した意味はなく、使い続けられた。
ボルバルの脅威は去ったと思われたが、再録エキスパンションのDMC-27が発売すると、新規カード《ボルメテウス・サファイア・ドラゴン》に注目が集まる。
《ボルメテウス・サファイア・ドラゴン》は同エキスパンションに収録されたドローソース《ストリーミング・チューター》と共に使用され、【除去ボルバル】のカードの一部を組み替えた【除去サファイア】が浸透した。
「サファイア」デッキは、《大勇者「ふたつ牙」》と合わせた【牙サファイア】や、《セブンス・タワー》と合わせた【タワーサファイア】などを生み、また、《バジュラズ・ソウル》によってランデスの凶悪ぶりがさらに認知されていくにつれ、【ランデスサファイア】などとしても活躍した。
転生編の最後に行われたスプリングギャラクシーリーグでは、転生編以降のカードしか使えない「アフタージェネレート(AG)ルール」が扱われることになった。
サファイアデッキの中でも【牙サファイア】は、転生編以降のカードのみでもさほど構成が変わらずにデッキを組むことができた。そもそも元の環境でもトップメタクラスの強さを持っていた【牙サファイア】は、「転生編以降」という縛りの中で他のメタクラスのデッキがいなくなったため、当然のごとく猛威をふるい、優勝。後のサファイア地獄を予感させた。
4月には《炎槍と水剣の裁》が殿堂入り。しかし、こちらもやはり制限となっても使い続けられた。
当時の主流デッキ †
主なカード †
参考 †