DM Wiki (旧EUC版)
重要なお知らせ
デュエル・マスターズ WikiはEUC版からUTF-8版に変更しました。
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※旧EUC版は今後もこちらで保管予定です。
無限ループ †
無限ループとは、ある一連の処理を繰り返した結果、永久にその一連の処理が終わらなくなってしまう(無限にループが続いてしまう)ことを指す。
この状態になると、その時点から試合が何も進展しなくなってしまうため、何らかの例外処理により強制的にループから抜けさせないといけない。
無限にループを続けさせないことが処理として重要になり、ループの手順が複数ある場合(「A→B→C→A」と「A→C→B→A」など)も特に変わりはない。
任意で止められるものと、一度発生したら止められないものがある。
無限ループは「選択肢のあるループ」と「選択肢のないループ」の二種類ある。狭義には「選択肢のないループ」のみを指す。
戦略として1ターン中に同じ行動を繰り返すものも俗に「無限ループ」と呼ばれる。
本ページでは基本的にゲームの進行に支障を来す無限ループについて記す。戦略としての無限ループは「ループ」の記事を参照。
選択肢のないループについて †
選択肢のないループとは、強制能力を可能な限り実行した結果「ループを繰り返し続ける以外の選択肢がなくなったループ」を指す。
このループから脱するには強制効果を故意に無視することが必要になるが、それを行った瞬間反則負けになるため、どちらのプレイヤーもループから抜け出すことができない。
そのゲームはその場のジャッジの裁定や大会のルールにもよるが(強制的にループを終了させるため)原則引き分け、ないしは両者敗北となる。試合が仕切り直しになる場合もある。
ケース例
「破壊されない」とパワー低下の関係について †
主に「バトルゾーンを離れる時、離れるかわりにとどまる。」と「(パワー0以下のクリーチャーは破壊される)」で発生する。
破壊されないための条件を無限に満たし続けることができる《不滅の精霊パーフェクト・ギャラクシー》等のクリーチャーがパワー0以下になった場合は破壊と非破壊で「選択肢のないループ」になりうるが、この状況に関しては「とどまる」が優先されるとデュエル・マスターズ総合ゲームルールにより定義されている。
そうではない場合は破壊されるまで置換効果が繰り返される。これについてはパワー低下や《インフィニティ・ドラゴン》のページが詳しい。
選択肢のあるループについて †
選択肢のあるループとは、どちらかのプレイヤーが任意能力の実行を妥協しない限り無限ループになってしまうループを指す。
デュエル・マスターズ競技イベント運営ルールではこの状況のことを「断片化したループ」と呼称し、最終的にはループを始めた側ではないプレイヤーが能力を行わない事を選ばなければならないと定義されている。アクティブ・プレイヤー、非アクティブ・プレイヤーの優劣は存在しない。
ただし、この断片化したループを繰り返すうちにほかの能力が誘発する場合は、任意の回数ループが行われたものとしてゲームを続行できる。
- このルールはデュエル・マスターズ競技イベント運営ルールに2017/11/20付で更新された。
ケース例
- 自分の《阿修羅ムカデ》で相手の 《阿修羅ムカデ》を選択した場合、互いに《ムカデ》がパワー低下とリアニメイトを選びつづけるかぎり無限ループとなってしまう。
- この場合、ループを始めた方(cipを最初に使った方)ではないプレイヤーが任意効果であるpigの発動を諦めるという公式裁定が公式HPのQ&Aに掲載されている。(2017/8/23付)
- なお、他にクリーチャーがあればループにならないよう対象を選ぶこともできる。ループになった際にはループを始めた側ではないほうがループから降りる義務があるので、基本的にそちらのプレイヤーが他のクリーチャーを選ぶハメになる。
- 相手の《決着のリュウセイ・ジ・エンド》が攻撃してきたとき、自分がニンジャ・ストライクで《光牙忍ハヤブサマル》を召喚して《ハヤブサマル》自身をブロッカーにしブロックを行った場合、《リュウセイ・ジ・エンド》はアンタップにより無限に攻撃することができ、手札には《ハヤブサマル》がバウンスされるため無限にブロックすることができてしまう。
- この場合は、結果として相手の《リュウセイ・ジ・エンド》が攻撃することを諦めるものになる。
- この裁定はデュエル・マスターズ 競技イベント運営ルールに例として示されているため疑いようがない。すなわちこの場合は「攻撃を行うプレイヤー」が「ループを始めた側ではないプレイヤー」ということになる。
- 互いのシールドがなく、手札とバトルゾーンに《コーライル》しかなく、互いが永遠に《コーライル》を出し続けドローロックに陥る。
- この場合、《コーライル》を出すのをやめたプレイヤーが相手の《コーライル》によりダイレクトアタックされてしまう。
- 《コーライル》の場合は能力が強制、召喚が任意という違いがあるが、断片化したループの裁定を鑑みると、ループを始めた側ではないプレイヤーが召喚を行わない選択をしなければならないものと思われる。
- 一方のプレイヤーにバトルに勝った時、アンタップするクリーチャーが存在し、もう一方は前述のクリーチャーにバトルで負ける、永続的な破壊置換効果を持つ無限ブロッカーが存在してシールドが0枚のとき、無限にダイレクトアタックをブロックし続ける。
- 《リュウセイ・ジ・エンド》と《ハヤブサマル》からニンジャ・ストライクとブロッカーの付与という手順がなくなっただけなので、その処理と同様に無限アタッカーが攻撃を諦めるものと思われる。
- 一方が強制、もう一方が任意だった場合は「断片化したループ」には該当しない。運営ルール4.5 断片化したループについての欄に「お互いに任意能力を行う選択をする事で、ループが継続されゲームが進行しない場合」と明記されているからである。
その場合は2種類の解釈が存在する。
- 任意効果を諦めるか、ゲームを仕切り直すかのどちらかを選択する
- 任意効果を繰り返すことはできるが、最終的には任意効果を諦めてループを終了させる
- 《阿修羅ムカデ》のQ&Aには《ムカデ》と《百発人形マグナム》等の強制破壊の組み合わせだと、任意効果のリアニメイトを実行しないことでループを終了させると書かれている。
《頂天聖 レオザワルド》と《不死身のブーストグレンオー》を場に揃えたプレイヤーがライブラリアウトした場合、《頂天聖 レオザワルド》の置換効果の対象を《不死身のブーストグレンオー》に選ばないと敗北してしまうが、選んでも置換効果が発生し続けゲームの進行ができないことになる。このケースの場合はゲームを続行させるという公式見解が事務局から示されている(2015/08/05公式回答)。
参考 †