DM Wiki (旧EUC版)

重要なお知らせ


デュエル・マスターズ WikiはEUC版からUTF-8版に変更しました。
今後はデュエル・マスターズ Wiki (UTF-8版)をご利用ください。
旧EUC版は今後もこちらで保管予定です。


DMX-14 「最強戦略(さいきょうせんりゃく)パーフェクト12(トゥエルブ)

2013年5月25日発売。値段は315円(税込)。全84種+7種。現在は絶版

12種類+1種類のパック(中身の判別不可)があり、それぞれのパックに7枚のカードが固定で封入されている。

DMX-11に似た感じだが、種族を中心にしたそちらと違い、こちらは戦略を中心としている。そのため、新規のカードは少なく、再録中心のパックも多い。

封入率やレアリティの差が大きいのは今まで通り。
「アルティメット」「オラクリオン」のパックが最も当たりにくく3~4BOXに1パックという比率。
次に低いのが「シノビ」で2BOXに1パック。
次が「伝説の種族」と「ドラゴン」でどちら1パックか両方となっている。
が、今回は低いレアリティのパックにも多くのデッキに入る汎用性の高いカードが充実している為そこまでハズレはないパックと言っても過言ではない。

収録セット

1.アウトレイジアルティメットパック

墓地を肥やすことによって強くなるアウトレイジがメインのパック。
《スクランブル・タイフーン》《フェイト・カーペンター》で墓地を肥やして《暴走龍 5000GT》を出そうというデザイナーズコンボだと思われる。《七転八討 タント》も墓地が増えるほど強くなっていく。
またDMD-09で1枚しか収録されていなかった《ドンドン吸い込むナウ》の収録も嬉しい。
《どんでん返しのミラジーノ》は珍しく墓地関連の能力を持たないが、こちらは《紫電城バルザーク》とのデザイナーズコンボになっている。
《ミラジーノ》についてはDASH広報部が含みのある発言をしていたが、DMR-09以降自分のシールドゾーンに表向きのカードを配置する能力を持つアウトレイジが続々登場している。

2.新生の神誕生!オラクリオンパック

オラクルオラクリオンが主に収録されているパック。
DMD-10の強化パーツといった感じで、ここに収録されている無色クリーチャー《策士のイザナイ ゾロスター》で全て出すことが出来る。
また、《転々のサトリ ラシャ》は、《ゾロスター》や《アシッド》で無色クリーチャーを呼び出すためのタップ状態クリーチャーを用意できる。
他にも無色サポートの《戦慄のプレリュード》《ニヤリー》が収録されている。

3.復活する伝説の種族!衝撃パック

復活する伝説の種族、ゴッドのパック。
このパックではゼン&アクとそれらを出すギミックが収録されている。
ゴッドを出すのには欠かせない《大地と永遠の神門》が黒枠で入手しやすくなったのは嬉しいところ。
また、ゴッドコスト軽減ができる《インガ・ルピア》が新登場している。
他のゴッドを踏み倒すパーツもあり、今後のゴッドの登場に期待がもてる。
そして、DMR-09にて本当にゴッドが復活した。

4.ドラゴン満載もりもりパック

ドラゴン満載という名前であるが、どちらかというと「ドラゴンデッキを作る際に入れておきたいパーツ」を纏めてみたようなパックに近い。
DMD-07に加えてみるといい感じになるだろう。
《ボルメテウス・ホワイト・ドラゴン》はなんと過去にWINNERカードとして登場した時のイラストと同じイラストになっているため、コレクターには嬉しいところ。
《鬼カイザー 「滅」》《メンデルスゾーン》もやや入手し辛かったので、手に入る手段が増えたのは嬉しいところ。

5.無法な速度アウトレイジ速攻パック

こちらはビートに特化したアウトレイジのパック。
アウトレイジ以外にも速攻に便利なパーツが揃っている。
黒枠の《斬斬人形コダマンマ》はプロモを除けば初登場になる。
《ブレードグレンオー・マックス》はなんと約5年ぶりの再録。
このパックの目玉は初の進化アウトレイジになる《ダークナイト クリストファー》
《超電磁コスモ・セブ Λ》を思い出すような豪快な手札補充が期待できる。
《夜露死苦 キャロル》を進化元にすれば次のメテオバーンで3枚手札に加えられる。デザイナーズコンボであろう。

6.天界の門よ開け!ブロッカーパック

名前の通り《ヘブンズ・ゲート》ブロッカーを出すパック。
注目すべきは、一度再録されていたものの封入率が非常に低かったり、イラストが酷かったりした《光器パーフェクト・マドンナ》があることだろう。
ラミネカードではなくなっているが通常イラストになっている。
それ以外には、これまでも何度か再録されている【ダイヤモンドリエス】の主要パーツが目立つ。
《巡霊者ウェビウス》《知識の精霊ロードリエス》がいればただで出せて1ドローができる。

7.ロマノフ一族秘伝の手札破壊パック

2種のロマノフと多くのハンデスカードが入ったパック。
エピソード1エピソード2環境で活躍した《至宝 オール・イエス》がここに来て再録。
ロマノフはナイトである為、サムライクロスギアが入るのはやや変な話に見えるが、前者はザキラの主戦力、後者はY(イエスマン)を意識したカードなので、それほど違和感はないだろう。
他にも新枠の《解体人形ジェニー》が手に入りやすくなった。
また《大邪眼B・ロマノフ》《プライマル・スクリーム》は墓地を肥やせば強くなるアウトレイジとも好相性。ここで再録されたのはアウトレイジの存在もあるのかもしれない。

8.ピコーン!ヒラメキのドローパック

その名の通りコスト軽減効果を持つ《アクア・ライブラリアン》《ヒラメキ・プログラム》を撃ち、《サイバー・A・アイアンズ》を早期に出してドローしようというデザイナーズコンボが仕込まれたパック。
《サイバー・A・アイアンズ》DMX-12にも収録されていたが、封入率が低くヒーローズ・カードであった為、今回の再録が嬉しい人も多いかもしれない。
上に挙げた3枚以外は、特にコンボに対するシナジーはないものの、汎用性の高いカードが多く、いままで高レートであった《クリスタル・メモリー》《ハッスル・キャッスル》が入手しやすくなったのは大きい。

9.漆黒の使者グランド・デビルパック

内容全てがグランド・デビルというDMX-11のパックのカードではないかと思うようなパック。
しかし、新規カードは一枚もない事に加えて、グランド・デビルディープ・マリーンがいてこその強さなので、このパックだけで種族デッキというのはやや厳しいところがある。
他のパックにおける《5000GT》や《アシッド》のような切り札も入っていない。
他のパックに比べると幾分魅力が薄いが、グランド・デビル以外でも活躍が見込めるカードが多いのが救いか。
余談だが《悪魔提督アルゴ・バルディオル》は5年ぶりのディープ・マリーンの登場になる。

10.何でも出来ちゃうアマテラスパック

《蒼狼の始祖アマテラス》とアマテラスで出せるカードが集まったパック。
《蒼狼の始祖アマテラス》で出さなくてもこれらのカードは多くのデッキでよく使われる実力者たちばかりである。
特に新枠の《天使と悪魔の墳墓》や、《サイバー・ブレイン》が姿を消して以来多くのデッキに入るようになった《フォーチュン・スロット》の再録は嬉しい。
フレーバーテキストによれば《神秘の宝箱》《母なる星域》は前者で出したい進化をマナに置き、後者で進化を踏み倒すというデザイナーズコンボとなっており、実際にこのギミックを利用したデッキも多くある。
《ミスティック・クリエーション》も再録はDM-18以来されていなかった為嬉しい人もいるだろう。

しかしその後、《蒼狼の始祖アマテラス》プレミアム殿堂に昇格した為このコンセプトは崩壊してしまった。

11.ふませりゃ一発逆転トリガーパック

S・トリガー尽くしのパック。
トリガーと言っても、《デーモン・ハンド》《アクア・サーファー》などのメジャーなものは一切無視され、再録の少ない高レアリティあるいはレアリティなしのトリガーが多く収録されているのが嬉しい。
数少ないドラゴンのトリガー《黒神龍オドル・ニードル》、腐りどころの少ない《反撃のサイレント・スパーク》、多く再録されているものの1枚収録ばかりであった《地獄門デス・ゲート》などが入っている。

12.ずっとデュエ友!フェアリーパック

名前の通り、スノーフェアリーとフェアリーの名のつく呪文が目立つパック。
目玉は長い間再録されていなかった《フェアリー・ギフト》の再録であろう。
5色デッキには《フェアリー・ミラクル》、火の入るデッキには《フェアリーの火の子祭》、無色デッキには《フェアリー・クリスタル》、クリーチャーメインのデッキには《霞み妖精ジャスミン》と使い分けよう。
大定番のマナ加速呪文《フェアリー・ライフ》DM-10のイラストになっている為、新鮮味がある。
因みに、このパックのカードのフレーバーテキストの頭文字を収録順に繋げると、「ずつとでゆえ友」→「ずっとデュエ友」となり、製作側の遊び心が垣間見える。

秘.シークレットシノビパック

発売するまでコロコロなどで公表されなかったシークレットパック。
このようなパックにシークレットが登場するのは今回が初めてである。
新規はない上、エピソード1以降《バイケン》外のシノビが全て再録されてしまっている為あまり新鮮味がないが、どのカードも多くのデッキに入る為パーツの補充としては悪くないだろう。寧ろ、7枚中3枚[1]殿堂入りしている強力なシノビがボコスカ当たっても困り者なので、封入率の操作としては当然の処置だろう。
一度再録されているものの1枚しか収録されていなかった《斬隠蒼頭龍バイケン》の再録は嬉しい。
《威牙忍ヤミノザンジ》は新枠での初登場、《斬隠オロチ》は通常イラストで新枠初登場である。
《威牙の幻ハンゾウ》DMX-08で再録されているものの、VRの仕様が以前と異なる。
余談だが、BOXで買うとシノビパックは1パック目に入っていることが多く、アウトレイジ及びオラクリオン目的で買った多くの者を絶望されている。

参考


[1] 後に《威牙の幻ハンゾウ》殿堂解除となったことで2枚となった