#author("2019-03-25T13:17:59+09:00","","")
*マナブースト [#f858ba96]

[[カード]]の効果によって[[マナゾーン]]の[[カード]]を増やすこと。
[[マナゾーン]]の[[カード]]を増やす[[能力]]・[[カード]]そのものを指すこともある。

[[チャージ]]とは区別される。

|青銅の鎧(ブロンズ・アーム・トライブ) C 自然文明 (3)|
|クリーチャー:ビーストフォーク 1000|
|このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自分の山札の上から1枚目をマナゾーンに置く。|
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|フェアリー・ライフ C 自然文明 (2)|
|呪文|
|S・トリガー|
|自分の山札の上から1枚目を、自分のマナゾーンに置く。|

[[自然]][[文明]]がお家芸として得意とし、非常に多くのものが存在する。また、[[チャージャー]]など他の[[文明]]にも[[マナブースト]]の手段はある。

基本的に、[[マナコスト]]が[[重い]][[カード]]を素早く使うための戦術である。
[[デュエル・マスターズ]]ではほとんどの[[カード]]に[[マナコスト]]が設定してあり、その数字が大きくなるにつれて、[[カードパワー]]も段階的に上昇していく。[[マナゾーン]]の[[カード]]を増やすことは、より強力な[[カード]]を相手よりも一歩先に使えることに繋がるというわけである。

そのため、基本的に序盤から中盤でこそ効果を発揮する。[[ターン]]ごとの[[チャージ]]で各プレイヤーの[[マナ]]は徐々に増えていくので、終盤では[[マナアドバンテージ]]の差が開きにくく、[[デュエル]]が進んでいくほど効果が薄くなる。
ここは[[ドロー]]や[[除去]]などと根本的に異なる部分なので、よく理解しておきたい。

マナブーストができるカードは[[《フェアリー・ライフ》]][[《霞み妖精ジャスミン》]]を始め、実力があるが故に人気のあるカードが多い。その理由として実際に得ることのできる[[アドバンテージ]]が多いためと考えられる。

例えば2ターン目に使用した[[《フェアリー・ライフ》]]ならば、カード使用で-1、[[デッキ]]から[[マナゾーン]]へカードが送られるため実質+1なので+-0。&br;これだけならば1枚[[ドロー]]と同じだが、自分は1マナ多くなっているので次のターンで4マナのカードが使える。その為3ターン目に使用するカードを使わずに、相手の3ターン目のカードに対応したことになる。
相手が3ターン目に[[クリーチャー]]を[[召喚]]しようとしていたならば、[[《スパイラル・ゲート》]]をノーコストかつ[[手札]]消費なしで使った場合と同じである為、見えない部分でアドバンテージを稼いだとも考えられる。

マナブーストはデュエル・マスターズの戦略の中でも基本中の基本なので、上手に活用していきたいところである。

**その他 [#je14eb22]
-マナブーストのためにマナゾーンに置かれるカード元の領域は、[[山札]]>[[手札]]≧[[墓地]]≧[[バトルゾーン]]という順番で評価が高くなる。
--山札は[[ハンドアドバンテージ]]を失わず、最初からあり終盤の最後までは無くならない。
--手札は[[ハンドアドバンテージ]]が失われるが、毎ターン補充される上、4ターン目ぐらいまでは基本的に無くならない。
--墓地は[[ハンドアドバンテージ]]が失われないが、一番マナブーストしたい序盤にはカードが無い([[《ブラッディ・クロス》]]等低コストカードが増えたため、ある程度は解消されつつあるが、墓地にカードを置くためにカードを使用しているので手札に勝っているとは言い難い)
--バトルゾーンは[[クリーチャー]]([[クロスギア]])がいなくなることでハンドアドバンテージより大きな[[ディスアドバンテージ]]になってしまう上、もちろん最初はカードがない。

-マナブーストを略して「[[ブースト]]」、もしくは「[[マナ加速]]」とも呼ぶ。&br;また、かなり速いマナブースト戦法を核にする[[デッキタイプ]]は「〜[[ターボ]]」または[[ビッグマナ]]と呼ばれることもある([[【ターボメビウス】]]、[[【トリガーターボ】]]他多数)

-前述の通り[[自然]][[文明]]が得意とするが、その中でも[[ビーストフォーク]]、[[スノーフェアリー]]、[[ジャイアント]]が長けている。

-序盤でこそ使いたい戦略なので、序盤にきっちりとマナブーストを決めるためには、それ相応の丁寧な[[デッキビルディング]]が求められる。&br;初心者でも他の[[プレイヤー]]に教えてもらったり、[[コピーデッキ]]を回してみることで、次第に感覚が掴めるようになっていくだろう。

-[[重い]][[カード]]を使うからと言って、マナブーストが必須であるとは限らない。&br;例えば大型[[ブロッカー]]を[[手札]]から[[コスト踏み倒し]]する[[【ヘブンズ・ゲート】]]のような[[デッキ]]では、マナブーストが用いられない事が多い。

-[[《フェアリー・ライフ》]]などマナブーストしかできないカードは終盤に引いた時に[[腐り>腐る]]やすい。よって、多く積めばそれだけ[[トップデック]]が弱くなることも念頭に置く必要がある。

-マナブーストとは逆に[[マナゾーン]]のカードを[[手札]]に加えることを[[マナ回収]]と呼ぶ。[[コントロール]][[デッキ]]においては終盤における有効な[[手札補充]]の手段となるが、下手を打つと必要な[[マナ]]が足りなくなることもあるので、[[プレイング]]が重要な戦術である。

-[[エピソード2]]では各種[[ゼニス]]や[[《勝利宣言 鬼丸「覇」》]]のような、9マナを上回るの大型[[フィニッシャー]]が何体も登場した。そのため、中盤以降にマナブーストする意義も大きくなったと言える。

-[[《フェアリー・ギフト》]]や[[《戦慄のプレリュード》]]などの[[コスト軽減]]もクリーチャーの早期召喚を可能にするため、一種のマナブーストとして働くカードである。

**参考 [#a39cdb9c]
-[[用語集]]
-[[マナ]]
-[[マナゾーン]]
-[[マナ加速]]
-[[チャージ]]
-[[マナ回収]]
-[[マナ数]]
-[[コスト軽減]]
-[[ターボ]]
-[[ビッグマナ]]
-[[【青赤緑ビートダウン】]]
-[[【マナソース】]]
-[[デッキ集/ターボ・ビッグマナ]]