#author("2019-12-03T00:07:04+09:00","","")
#author("2019-12-03T00:21:41+09:00","","")
*《アストラル・リーフ》 [#q330ab06]

|アストラル・リーフ VR 水文明 (2)|
|進化クリーチャー:サイバー・ウイルス 4000|
|進化−自分のサイバー・ウイルス1体の上に置く。|
|このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、カードを3枚引いてもよい。|

[[DM-04>DM-04 第4弾「闇騎士団の逆襲」]]で登場した初代[[進化]][[サイバー・ウイルス]]。

登場した[[基本セット環境]]から[[殿堂入り]]された[[闘魂編環境]]までの間、その理不尽なまでの強力さで[[メタゲーム]]の中心に居座り続けていた[[カード]]である。

基本的に[[進化クリーチャー]]は[[進化元]]となる[[クリーチャー]]を[[ディスアドバンテージ]]にして[[バトルゾーン]]に[[召喚]]されるため、多少なりとも[[コスト]]に対してオーバー[[スペック]]にデザインされているが、《アストラル・リーフ》はそれを余りあるほどの[[スペック]]を備えている。

2[[マナ]](と特定の[[フィールドアドバンテージ]]に重ねることによる[[ハンドアドバンテージ]]−1)という代償に対して、
''3枚の[[手札]]補充をしながら、[[召喚酔い]]のない[[パワー]]4000の[[クリーチャー]]が出てくる''
という、これだけで[[ゲーム]]を決めかねない絶大な[[アドバンテージ]]を叩き出すことができ、[[ゲーム]]バランスを崩壊させるには十分すぎるものだった。

何よりこの[[カード]]と同じ[[エキスパンション]]に1[[マナ]]の[[進化元]]の[[《マリン・フラワー》]]が存在したことがこの[[カード]]の隆盛を助長したと言える。
[[《マリン・フラワー》]]のせいで2[[ターン]]目にして[[パワー]]4000の[[攻撃]]可能な[[クリーチャー]]に加え、[[手札]][[アドバンテージ]]1:3交換という鬼畜な展開が可能であったため、ほとんどの[[デッキ]]では両方の[[カード]]が4枚ずつフルに投入された。
まもなく誕生した[[《エグゼズ・ワイバーン》]]はこの[[クリーチャー]]対策のために生み出されたといってもよい。
[[《マリン・フラワー》]]のせいで2[[ターン]]目にして[[パワー]]4000の[[攻撃]]可能な[[クリーチャー]]に加え、[[ハンドアドバンテージ]]1:3交換という鬼畜な展開が可能であったため、ほとんどの[[デッキ]]では両方の[[カード]]が4枚ずつフルに投入された。
まもなく誕生した[[《エグゼズ・ワイバーン》]]は、この[[クリーチャー]]対策のために生み出されたといってもよい。

**環境において [#ffe54246]
[[DM-04>DM-04 第4弾「闇騎士団の逆襲」]]で登場すると、瞬く間に[[【リーフ青単】]]が[[基本セット環境]]のトップに君臨する。自然のブーストを入れた[[【トリガーターボ】]]など派生デッキも生まれ、続く[[闘魂編環境]]でも環境を荒らし回った。

[[DM-07>DM-07 「闘魂編 第2弾 時空超獣の呪(インビンシブル・チャージ)」]]では[[《メビウス・チャージャー》]]が登場。最速ペースで[[召喚]]したこれに[[《メビウス・チャージャー》]]を撃ち、序盤から爆発的に[[手札]]と[[マナ]]を増やす[[【ターボメビウス】]]が作られた。

当時の大会ではほとんどの参加者がリーフ系統のデッキで挑むという状況であり、そのあまりに驚異的な性能を危惧され、2004年3月15日に[[殿堂入り]]となった。

[[殿堂入り]]した後も、[[サイバー]]型の[[【青単速攻】]]では[[必須カード]]として積まれていた。運よく引けたならば[[《マリン・フラワー》]]や[[《フォーチュン・ボール》]]などから[[進化]]して、[[ドロー]]しつつ攻め込むことができた。中でも[[《パラダイス・アロマ》]]からコスト0で進化する流れは凶悪だった。

[[エピソード2]]になると、[[【サイバー青単】]]の主力は[[サイバーロード]]からしか[[進化]]できない[[《エンペラー・ベーシックーン》]]となった。それぞれ[[進化元]]が違うので、併用する場合には各種族の比率などを慎重に調整する必要があった。

[[革命編]]では軽量[[進化元]]である[[《T・アナーゴ》]]を獲得。

[[革命ファイナル]]で登場した[[革命チェンジ]]とは抜群の相性を誇る。[[召喚酔い]]しない[[クリーチャー]]なので即座に[[革命チェンジ]]が出来る上に、[[手札]]に戻れば複数回にわたって強力な[[cip]]を使いまわすことができる。
[[進化元]]ごと回収すれば[[フィールドアドバンテージ]]を得た上で実質3[[ドロー]]できる。[[《マリン・フラワー》]]等の1[[コスト]]から[[進化]]させれば、僅か3[[コスト]]で使い回せるようになり[[《サイバー・ブレイン》]]も真っ青な[[スペック]]となる。
[[《タイム3 シドXII》]]や[[《【問3】ジーン↑》]]に入れ替え続ければ目にも留まらぬ勢いで[[手札]]が増えていく。これなら[[《時の法皇 ミラダンテXII》]]ですら唱えたい[[呪文]]付きで容易に[[手札]]に集められる。こうした[[デッキ]]は当時の[[殿堂ゼロデュエル]]で[[【リーフミラダンテ】]]として使用されていた。

[[DMR-23>DMR-23 「革命ファイナル 最終章 ドギラゴールデンvsドルマゲドンX」]]には、「水単色」「進化」「3ドロー」という類似点がある[[《プラチナ・ワルスラS》]]が登場。《プラチナ・ワルスラS》の方がコストが1重いが、[[進化元]]の緩さとビート性能の高さにおいては《リーフ》を上回っており、2018年7月14日から[[殿堂入り]]となる。


しかし、[[サイバー・ウイルス]]という[[種族]]そのものへの冷遇が長期間続いており、他[[種族]]における低〜中[[コスト]][[クリーチャー]]の[[インフレ]]に匹敵するような、優秀な軽量[[進化元]]となる新規[[カード]]をほぼ獲得できていない。この[[クリーチャー]]自体は依然強力ではあるが、この[[カード]]を投入するにあたり、ただ軽いだけの[[進化元]]の[[サイバー・ウイルス]]もある程度投入しなければならないことが弱点になっている。特に《リーフ》を引けない展開になると顕著に表れる。
殿堂以前と比べると、[[手札]]の量より質が求められる傾向が強い復帰時の[[環境]]では、これが無視できない[[デメリット]]になってか2019年1月21日付けで《リーフ》は[[殿堂解除]]となった。

だが[[殿堂入り]]している間に[[《ルナ・コスモビュー》]]、[[《絶海の虎将 ティガウォック》]]、[[《ヘビー級ヘビー》]]など、相性の良い[[カード]]も増えた。

[[超天篇]]では[[ジョーカーズ]]から2コストで3枚の[[ハンドアドバンテージ]]を得る[[《スッポンジトム》]]が登場。しかし、そちらは[[進化クリーチャー]]ではないので、スピード性と単純なパワーでは依然こちらが上回っている。

**その他 [#ffe54246]
-[[デュエル・マスターズ]]の最強の[[クリーチャー]]とは何か、という不毛な問いに対し、おそらく[[《無双竜機ボルバルザーク》]]や[[《ボルメテウス・サファイア・ドラゴン》]]とともに真っ先に挙げられたであろう1枚。&br;発売初期の[[ドロー]]軽視が生み出した問題児といえる[[カード]]であり、明らかにデザインミスと言って差し支えないだろう。初めて[[殿堂入り]]された[[カード]]の1つであり、[[殿堂解除]]されたとはいえその[[コストパフォーマンス]]には目を見張るものがある。

-[[《無双竜機ボルバルザーク》]]と違い、複数枚で[[デッキ]]の回転を早めることに強さの肝があるため、[[《無双竜機ボルバルザーク》]]が[[プレミアム殿堂]]になった後もこの[[カード]]は[[殿堂入り]]で留まり、進化元の冷遇や[[インフレ]]も相俟って最終的には殿堂解除となった。

-[[調整>調整版]]すると[[《アストラル・ネビューラ》]]、[[転生]]すると[[《アストラル・テンペスト》]]や[[《アストラル・ラッシュ》]]、[[スーパーカード]]化すると[[《アストラル・スーパーリーフ》]]になる。

-2コストなので[[《ベイビー・バース》]]などで簡単に[[コスト踏み倒し]]が出来るのも強み。特に自然は踏み倒し手段が多い。

-このカードの全盛期における環境を気軽に体験する方法は、ゲームボーイアドバンス版の1及び2、またはGC版、PS2版あたりのプレイであろう。特にPS2版は闘魂編+聖拳編3まで+第5段までの幾つかの主力[[カード]]+[[ゲームオリジナルカード]]、と[[カードプール]]が非常に広く、この[[カード]]を使った様々な[[デッキ]]を作れる。上記の[[《メビウス・チャージャー》]]との[[コンボ]]も実現でき、聖拳編第一段が収録されている以上当然ではあるが[[《無双竜機ボルバルザーク》]]とこの[[カード]]を同時投入した[[デッキ]]なども使える。
-「このカードの全盛期における環境」を気軽に体験する方法は、ゲームボーイアドバンス版の1及び2、またはGC版、PS2版あたりのプレイであろう。
特にPS2版は闘魂編+聖拳編3まで+第5弾までの幾つかの主力[[カード]]+[[ゲームオリジナルカード]]、と[[カードプール]]が非常に広く、この[[カード]]を使った様々な[[デッキ]]を作れる。上記の[[《メビウス・チャージャー》]]との[[コンボ]]も実現でき、聖拳編第一弾が収録されている以上当然ではあるが[[《無双竜機ボルバルザーク》]]とこの[[カード]]を同時投入した[[デッキ]]なども使える。
--GBA1、2、GC版に[[《メビウス・チャージャー》]]は存在しないが、[[《ガイアズ・ソング》]]で1[[マナ]]少ないながらも擬似的に再現することが出来る。また3には[[《メビウス・チャージャー》]]は存在するが肝心のこの[[カード]]が収録されていない。

-[[DMC-54>DMC-54 「レジェンド・クロニクル ライバル編」]]版の[[テキスト]]は[[サイバー・ウイルス]]ではなくサイバー・ウィルスとなっている("イ"が大文字ではなく小文字になっている)。

-「リーフ」とは、誤解されやすいが『葉っぱ』(leaf)ではなく『礁』(reef)のこと。有名なものでグレートバリアリーフなどがある。

-漫画では[[黄昏 ミミ]]の[[切札]]として登場。[[《スパイラル・ゲート》]]を引き当てて[[黒城 凶死郎]]の切り札[[《魔刻の騎士オルゲイト》]]を[[手札]]に戻すアシストなど、最初の[[殿堂入り]][[カード]]らしい活躍を見せるも、最期は[[《悪魔神バロム》]]の[[cip]]を前に粉砕される。[[召喚]]された際にミミから「超幻惑獣」と呼ばれた。
その後は牛次郎も使用し、[[白凰]]との裏デュエルで[[召喚]]される。その時は牛次郎バージョンとして登場し、「呼べば[[カード]]を3枚引ける、極悪[[クリーチャー]]だぜ!」と言われた。

-アニメ「クロス」でも[[黄昏 ミミ]]お得意の[[青単]][[デッキ]]の主力として何度か登場。

-漫画「覇王伝ガチ!!」では、[[相馬]]の[[水]]の[[【速攻】]]を支える[[切札]]として活躍している。

**関連カード [#ffe54246]
-[[《アストラル・ネビューラ》]]
-[[《アストラル・テンペスト》]]
-[[《アストラル・ラッシュ》]]
-[[《アストラル・スーパーリーフ》]]
-[[《革命船長 リーフ》]]

-[[《プラチナ・ワルスラS》]]
-[[《スッポンジトム》]]
 
**[[フレーバーテキスト]] [#w9acc924]
-[[DM-04>DM-04 第4弾「闇騎士団の逆襲」]]&br;'''解るかい? 圧倒的なまでの[[知性>手札]]の差というものを。'''
-[[DMC-54>DMC-54 「レジェンド・クロニクル ライバル編」]]、[[DMC-66>DMC-66 「デュエル・マスターズ超ベスト」]]&br;'''[[知識>手札]]とは、自らを極限まで高めたものが手にする、決して裏切ることのない力なり!!'''
-[[DMX-21>DMX-21 「マスターズ・クロニクル・パック 英雄決闘譚(コミック・オブ・ヒーローズ)」]]&br;'''最後に笑うのはこの…、[[黄昏ミミ>黄昏 ミミ]]なのよ。 ---[[黄昏ミミ>黄昏 ミミ]]'''

**収録セット [#m31d6ece]
-illus.[[Hikaru Ikusa]]
--[[DM-04 第4弾「闇騎士団の逆襲」]] 
--[[DMC-54 「レジェンド・クロニクル ライバル編」]]
--[[DMC-66 「デュエル・マスターズ超ベスト」]]
--[[DMX-21 「マスターズ・クロニクル・パック 英雄決闘譚(コミック・オブ・ヒーローズ)」]]

**参考 [#oe9d457d]
-[[サイバー・ウイルス]]
-[[進化クリーチャー]]
-[[cip]]
-[[ドロー]]

-[[殿堂解除]]
--[[殿堂入り]]

-[[【リーフ青単】]]
-[[【トリガーターボ】]]
-[[【ターボメビウス】]]
-[[【リーフミラダンテ】]]