#author("2019-11-22T06:23:36+09:00","","")
#author("2019-11-22T06:23:54+09:00","","")
*《&ruby(てんかい){天海};の&ruby(せいれい){精霊};シリウス》 [#zb4906fe]

|天海の精霊シリウス SR 光文明 (11)|
|クリーチャー:エンジェル・コマンド 12000|
|ブロッカー|
|T・ブレイカー|

[[DM-05>DM-05 第5弾「漂流大陸の末裔(リターン・オブ・ザ・サバイバー)」]]で登場した[[重量級]][[エンジェル・コマンド]]。

[[ブロッカー]]の中でもトップクラスの[[パワー]]と[[コスト]]を持つ[[ファッティ]]。
[[ブロッカー]]の中でもトップクラスの[[パワー]]と[[コスト]]を持つ[[ファッティ]]。
[[【ヘブンズ・ゲート】]]では定番の大型[[ブロッカー]]であった。

この[[カード]]が登場した[[DM-05>DM-05 第5弾「漂流大陸の末裔(リターン・オブ・ザ・サバイバー)」]]の時点では[[コスト]]11の[[クリーチャー]]を出すことは困難であり、いわゆる[[ネタカード]]として扱われる。しかし、[[転生編]]で[[ブロッカー]]をサポートする[[《デジロン》]]と[[《ヘブンズ・ゲート》]]が登場。この[[サイズ]]の[[ブロッカー]]が6マナの段階で[[バトルゾーン]]に現れるのはさすがに驚異的であり、評価が覆された。

ただし、[[T・ブレイカー]]と[[ブロッカー]]以外は特に[[能力]]を持たないため、後に登場した後輩たちと比べると肩身が狭くなっている。[[カードパワー]]の[[インフレ]]もあって[[バトル]]や[[攻撃]]時の[[パワー]]12000を超える[[フィニッシャー]]も増え、より多くの敵を討ち取れる[[《白騎士の精霊アルドラ》]]が使われることがほとんどとなっている。

さらに[[革命編]]に入ると[[《九極 デュエンジェル》]]が登場。[[パワー]]が13500になった[[上位互換]]であり、相手の[[シールド]]が2枚以下ならば互いの[[光]]以外の[[呪文]]を封じる[[能力]]まで持つため、今後はそちらに出番を譲ることとなった。

ただ、自身の過剰なまでの[[コスト]]の高さを利用した[[《転生スイッチ》]]の親として[[《白騎士の精霊アルドラ》]]と共に選択肢とされたり、[[【ヘブンズ・ゲート】]]はその性質故に[[《天使と悪魔の墳墓》]]が刺さりやすいため[[カード]]種をばらけさせる目的として使われないこともない。最もその需要も微々たるものであり、そして少なくともメインウエポンとして登場することはなくなるだろう。さらに、[[コスト]]が1多いうえに[[コスト軽減]][[効果]]により[[《ヘブンズ・ゲート》]]に頼らない[[召喚]]も比較的簡単な[[《D2J ジェルヴィス》]]が登場。こちらでの立場も厳しくなりつつある。

初期の[[カード]]故に代替わりを余儀なくされることは残念だが、[[《ヘブンズ・ゲート》]]によって[[T・ブレイカー]]が2体並ぶというロマンのある豪快な戦法を可能にし、代替わりするまで[[【ヘブンズ・ゲート】]]の主力を務めつつ人気を集めた功績は大きい。

また、一見使いづらいな[[カード]]でも新たな[[カード]]によって飛躍する可能性をその身で示した先駆者及び具体例でもある。そういった視点では[[《グラディアン・レッド・ドラゴン》]]と同様に、本当に偉大な[[準バニラ]]である。

-一応ファンの多いカードであるため、[[《ホーリー・スパーク》]]における[[《神聖の精霊アルカ・キッド》]]のように、直接この[[カード]]を指定する専用サポートカードが出る可能性もなくはないか。

-[[DMD-32>DMD-32 「マスターズ・クロニクル・デッキ 2016 聖霊王の創世」]]で再録された折には、[[T・ブレイカー]]、[[ブロッカー]]の説明が省略されており、極めてシンプルなテキスト欄になっている。

-[[神化編]]から[[革命編]]までの約6年間、アルドラとシリウス以外に常時[[T・ブレイカー]]を持ち、パワー12000を超える[[進化]]でない[[光]]の[[ブロッカー]]は登場していなかった。[[《ヘブンズ・ゲート》]]で2体同時に[[コスト踏み倒し]]できるため、デザインには慎重になっていたということだろう。

-実は、単純な[[コスト論]]ではあの[[《メテオレイジ・リザード》]]すら下回る[[スペック]]となっている。[[ブロッカー]]を外して[[コスト論]]で計算すると[[パワー]]は17500になる(6[[コスト]]からは1[[コスト]]ごとに[[パワー]]が+2000され、さらに[[光]]の[[カード]]は通常の[[パワー]]の合計に+500されるため)。つまり、この[[カード]]の[[ブロッカー]]の部分が[[パワー]]-5500相当として計算されていることになる。

-[[攻撃]]のできる[[ブロッカー]]はよく器用貧乏と評されるが、登場当時はここまでの[[サイズ]]となるとさすがに強力と考えられたのだろう。もっとも、[[DM-16>DM-16 「転生編 第3弾 魔導黙示録(オリジン・オブ・パーフェクト・ギア)」]]で登場した[[《ヘブンズ・ゲート》]]のおかげで[[マナコスト]]がいくつだろうがほとんど関係なくなった。

-[[エピソード1]]では[[サイキック・クリーチャー]]版の[[《時空のガガ・シリウス》]]が登場。[[パワー]]は12500と非常に高いが、相手プレイヤーを[[攻撃できない]][[ブロッカー]]となっている。また、[[ターン]]のはじめに[[ループ覚醒]]して[[《時空のセブ・ランサー》]]になることができる。

-[[スペック]]はまるで異なるが、外見的特徴から[[《偽りの星夜 コングラチュレーション》]]はこの[[カード]]が[[闇]]化した[[クリーチャー]]だと思われる。

-[[フレーバーテキスト]]では、[[《奇跡の精霊ミルザム》]]と並ぶ最強の精霊と呼ばれる。「シリウス」とは、おおいぬ座のα星で、全天で一番明るく見える星である。あまりにも目立つため、様々な伝説で登場する有名な星である。そのほか、おおいぬ座には「[[ミルザム>《奇跡の精霊ミルザム》]]」と「[[アルドラ>《白騎士の精霊アルドラ》]]」が存在する。

-コロコロコミックや全方位カードファイルでは、インパクトを強調するためかあえて名前が伏せられ「DM屈指の巨大ブロッカー」や「11マナの化け物」などと呼ばれることが多い。

-2017年2月に発売された『デュエルマスターズ 超全集 革命ファイナル』では「14年前は、こんな巨獣を出すの、ホンットにタイヘンだったんだから!!!」と《ヘブンズ・ゲート》登場以前の状況について言及されている。

-今までの[[構築済みデッキ]]では4枚積みであったが[[DMD-32>DMD-32 「マスターズ・クロニクル・デッキ 2016 聖霊王の創世」]]では2枚しか積まれていない。純粋なデッキパーツというより[[《ヘブンズ・ゲート》]]を象徴する[[クリーチャー]]として収録されたのだろう。

-色は増えるものの[[《ヘブンズ・ゲート》]]で呼び出せる[[T・ブレイカー]]以上を持つ[[ブロッカー]]として[[《世紀末ゼンアク》]]や[[《金色目 ポラリス》]]などが存在する。とはいえ[[《ヘブンズ・ゲート》]]のイメージに合致する[[エンジェル・コマンド]]として[[白凰]]の[[ファンデッキ]]でならこちらもお呼びがかかるだろう。

-漫画やアニメでは主に[[白凰]]が使っており、[[《ヘブンズ・ゲート》]]を利用するのが定番。2体セットの登場も多く、その[[パワー]]で対戦相手を圧倒する。しかし、[[Y(イエスマン)]]との戦いでは[[リアニメイト]]で出された[[《キング・アトランティス》]]によってまとめて[[バウンス]]された。

**関連カード [#kb495d73]
-[[《白騎士の精霊アルドラ》]]
-[[《奇跡の精霊ミルザム》]]
-[[《時空のガガ・シリウス》]]
-[[《偽りの星夜 コングラチュレーション》]]

**[[フレーバーテキスト]] [#l82ae115]
-[[DMC-37>DMC-37 「バイオレンス・エンジェル」]]&br;'''天から飛来する影に、ある者は絶望し、ある者は歓喜した。'''
-[[DMC-50>DMC-50 「パーフェクト・エンジェル」]]、[[DMC-66>DMC-66 「デュエル・マスターズ超ベスト」]]&br;'''天に広がる空という名の海。それを支配する者がシリウスなり。'''
-[[DMD-32>DMD-32 「マスターズ・クロニクル・デッキ 2016 聖霊王の創世」]]&br;'''突如、[[ヘブンズ・ゲート>《ヘブンズ・ゲート》]][[の向こう>サファイア・ウィズダム]]から飛来した使者、[[ヘブンズ>《天門の精霊ヘブンズ》]]によって与えられた閃光の知識。これによって[[聖霊王]]たちは[[悪魔神>バロム]]と決着をつけることとした。'''

**収録セット [#rcfdffe9]
-illus.[[Ryoya Yuki]]
--[[DM-05 第5弾「漂流大陸の末裔(リターン・オブ・ザ・サバイバー)」]]
--[[DMC-37 「バイオレンス・エンジェル」]]
--[[DMC-50 「パーフェクト・エンジェル」]]
--[[DMC-66 「デュエル・マスターズ超ベスト」]]
--[[DMD-32 「マスターズ・クロニクル・デッキ 2016 聖霊王の創世」]]

**参考 [#uec9e9c9]
-[[クリーチャー]]
-[[エンジェル・コマンド]]
-[[ブロッカー]]
-[[T・ブレイカー]]
-[[【ヘブンズ・ゲート】]]
-[[光]]
-[[スーパーレア]]