#author("2019-01-07T14:39:11+09:00","","")
#author("2019-01-07T18:37:28+09:00","","")
*《&ruby(ディー){D};の&ruby(きんだん){禁断}; ドキンダムエリア》 [#d82878c0]

|Dの禁断 ドキンダムエリア VR 闇文明 (5)|
|D2フィールド|
|自分のクリーチャーがバトルゾーンを離れる時、かわりにそのクリーチャーに封印を付ける。&br;(他のD2フィールドがバトルゾーンに出た時、このD2フィールドを自分の墓地に置く)|
|Dスイッチ:自分のターンのはじめに、このD2フィールドをゲーム中で一度上下逆さまにしてもよい。そうしたら、自分の封印を6枚まで墓地に置いてもよい。|

[[DMR-21>DMR-21 「革命ファイナル 第1章 ハムカツ団とドギラゴン剣」]]で登場した[[闇]]の[[D2フィールド]]。

自身の[[クリーチャー]]が[[バトルゾーン]]を離れる代わりに[[封印]]する[[置換効果]]と、[[Dスイッチ]]で自分の[[封印]]を一気に6枚まで取り除く強力な[[能力]]を持つ。[[ドキンダム]]の名を持つ通り、[[《伝説の禁断 ドキンダムX》]]の強力なサポートカード。

1つ目の[[能力]]は自分の[[クリーチャー]]に対するあらゆる[[除去]]を[[封印]]に置き換える[[能力]]。味方のいかなる[[クリーチャー]]も同色の[[コマンド]]を出す事で[[バトルゾーン]]に復帰できるようになるのである。
また、[[バトルゾーン]]を[[離れる]]わけではないので、離れた時の[[能力]]を一切誘発させない。これにより、[[《伝説の禁断 ドキンダムX》]]や同じ[[色]]の[[《神帝スヴァ》]]の[[特殊敗北条件]]さえもほぼ完全に打ち消せる。

2つ目の[[Dスイッチ]][[能力]]は味方の[[封印]]を6枚まで外す[[能力]]。6枚とは[[《禁断〜封印されしX〜》]]の最初の[[封印]]と同じ枚数であり、[[火]]の[[コマンド]]を一度も出していない状況からでも即座に[[禁断解放]]させる事ができる。
また、1つめの[[能力]]で[[封印]]した[[クリーチャー]]も当然対象になるので、[[《禁断〜封印されしX〜》]]には使わず、[[除去]]されたはずの[[クリーチャー]]を6体まで復活させる[[能力]]として使っても非常に強力。

[[D2フィールド]]共通の弱点としてやはり[[カード指定除去]]や相手の[[D2フィールド]]に弱いため、ここまで強力な[[カード]]と言っても過信は禁物。特に出してから[[Dスイッチ]]を使用できるタイミングまでには相手の[[ターン]]の経過を許してしまうため、あらかじめ[[除去]]札などは落としておきたい。

もっとも、[[《伝説の禁断 ドキンダムX》]]の強化という目的においては、条件も[[デメリット]]も最低限で済み、この[[カード]]を出して維持できればまず確実に[[禁断解放]]する。相手が使ってきたら、上記のように[[D2フィールド]]としての弱点を狙い、何としても[[バトルゾーン]]から離す以外に対策はない。

[[《伝説の禁断 ドキンダムX》]]の2つの大きな弱点を補完する、まさに『[[禁断]]のその先』に導く[[カード]]と言えよう。

[[革命ファイナル]]初期の環境では[[赤黒レッドゾーン>【レッドゾーン】]]に強力な[[除去]][[耐性]]をもたらす札として大活躍。
[[DMR-23>DMR-23 「革命ファイナル 最終章 ドギラゴールデンvsドルマゲドンX」]]で[[《FORBIDDEN STAR〜世界最後の日〜》]]と[[《Kの反逆 キル・ザ・ボロフ》]]が登場してからは、それらとの相性が非常に悪いことから次第に[[環境]]から姿を消した。同弾で登場した[[《Dの博才 サイバーダイス・ベガス》]]と[[《テック団の波壊Go!》]]が広く使われるようになり、返しのターンでこのカードがあっさり貼り換えられたり、望まないタイミングで[[禁断解放]]されたりするようになったことも大きな向かい風。

[[新章デュエル・マスターズ]]期には[[【エリアモルト】]]のデッキコンセプトとして採用されているが、【エリアモルト】は相手によっては強いという程度であり、赤黒レッドゾーンのように環境入りはしていない。

-[[バトルゾーン]]からの移動を[[封印]]に置き換える[[能力]]は[[強制]]である。[[闇]][[文明]]には[[サルベージ]]や[[リアニメイト]]のできる[[カード]]や[[pig]]持ちが豊富なため、[[封印]]ではない方が再利用しやすい場合もある。うまく[[コマンド]]を回して差別化を図りたい。&br;一方、[[Dスイッチ]]を発動した際に[[封印]]を[[墓地]]に置く部分は[[任意]]で枚数を選ぶ事ができ、現時点で特に意味はないが、上下逆さまにしただけで[[封印]]を全く動かさないという事もできる。
--これは''あらゆる[[革命チェンジ]]が不発に終わる''ということを意味する。《ドキンダムエリア》を[[展開]]する前ならともかく、[[展開]]後の相性は最悪と言わざるをえない。[[展開]]後の打点強化には[[侵略]]が適する。

-[[Dスイッチ]]を使用すると[[アンタップステップ]]を迎えるよりも前に[[封印]]が外せるため、[[タップ]]されたまま[[封印]]されている[[クリーチャー]]でも[[アンタップ]]されていたが、''[[2017年3月25日ルール改訂]]により、[[アンタップステップ]]を行ってから[[ターン]]のはじめの[[能力]]を使うことになった''。これにより[[タップ]]状態の[[クリーチャー]]の[[封印]]を外して[[アンタップ]]できなくなった。

-[[《魔刻の斬将オルゼキア》]]などの''[[コマンド]]を出した時の[[能力]]により、自分の[[クリーチャー]]がこの[[カード]]によって[[封印]]された場合、[[コマンド]]を出したからとその[[封印]]をそのまま外すことはできない''。[[封印]]を外すのは[[コマンド]]ではなく[[封印]]が持つ性質であるため、[[コマンド]]を出した時点で存在する[[封印]]だけが外せる。

-[[《オールデリート》]]と同じく、[[デッキ]]に1枚も[[火]]の[[コマンド]]が入っていなくとも[[《禁断〜封印されしX〜》]]を[[禁断解放]]させる事が可能。もっとも、1つめの[[能力]]で[[《伝説の禁断 ドキンダムX》]]を[[封印]]したあと、復帰させたい場合にはどうしても[[火]]の[[コマンド]]が必要になるのだが、そこは[[《勝利のガイアール・カイザー》]]などの[[サイキック・クリーチャー]]を使えば問題ない。&br;ちなみに1番目の[[能力]]は[[強制]]ゆえに[[サイキック・クリーチャー]]自体とは相性が悪く、使い回しを難しくしてしまう。

-[[除去]]の置換は[[ウルトラ・セイバー]]と同じ条件・タイミングである。そのため[[セル]]で構成された[[スーパー]]・[[クリーチャー]]が[[カード指定除去]]を受ける場合は置換できない。

-この[[フィールド]]の存在下で[[《オールデリート》]]が使われた場合、この[[フィールド]]を離す前に[[バトルゾーン]]を離れようとした[[クリーチャー]]が[[封印]]される。こうして置かれた[[封印]]は[[《オールデリート》]]詠唱時に[[バトルゾーン]]になかったため、そのまま[[封印]]を剥がして即復帰という事にはならない。(元々[[バトルゾーン]]にあった[[封印]]は当然剥がれる)&br;[[リンク]]した[[ゴッド]]の場合、1番目のパーツを[[除去]]される代わりに[[封印]]した時点で、他のパーツに対する[[除去]]処理が全て失効する。[[進化クリーチャー]]の場合、1番上の[[カード]]に対する[[除去]]を置換して[[封印]]した時点で、その下にある[[カード]]への[[除去]]処理が全て失効する。&br;[[クロスギア]]や[[ウエポン]]をつけていてもそちらに対する[[除去]]は失効されないので注意。

-この[[カード]]を置き続けていると、[[置換効果]]による[[除去]]でもされなければ自分の[[クリーチャー]]が[[バトルゾーン]]に溜まっていく。通常なら戦力が増えていくのはプラスだが、[[《禁断》]]等の[[ロック]]を食らうと手も足も出なくなってしまう。&br;特に、後に登場した[[《終焉の禁断 ドルマゲドンX》]]は天敵。[[封印]]を[[墓地]]に置けなくなるため、[[置換効果]]が[[デメリット]]となり、[[Dスイッチ]]が無効化される。
--[[ロック]]系の[[カード]]対策を考えるならば、使い回しができなくなるとはいえ[[cip]]で[[除去]]のできる[[カード]]は用意したり、[[呪文]]を多めに入れておいたほうが良いだろう。

-[[《禁断機関 VV-8》]]と組み合わせると、2体出した状態だとすると[[Dスイッチ]]を使えば[[禁断機動]]により[[エクストラターン]]を最大2[[ターン]]得られる。そこまでしなくても1体分[[禁断機動]]できれば十分だろう。&br;また、この[[カード]]の最初の[[能力]]で[[封印]]を付け直すと、''COLOR(blue){再び禁断機動が使える状態になる}''。
--能動的に1枚の封印を自分のクリーチャーにつける唯一の手段であるため、このような用途では重宝される。
--[[ループ]]などを使えばかなりの数の[[エクストラターン]]が得られる。ただし、[[除去]]を[[封印]]に変えるのは[[《禁断機関 VV-8》]]だけではないため、[[コマンド]]やその他[[クリーチャー]]を出し入れする場合は''[[置換効果]]で[[バトルゾーン]]から離さなければならない''点に注意。&br;[[カード指定除去]]を使ったり[[クリーチャー]]を出しっぱなしにしたり場合はこの限りではない。例えば[[《龍脈術 落城の計》]]なら、[[禁断機動]]後はこの[[クリーチャー]]と[[封印]]を交互に[[除去]]することで、2回[[唱える]]毎に[[エクストラターン]]を得る事ができる。こちらの場合はなるべく他の[[クリーチャー]]が離れない方法を選びたい。[[《超次元ガロウズ・ホール》]]で《VV-8》を封印しながら[[《勝利のリュウセイ・カイザー》]]等で[[禁断機動]]させたり、[[《龍素記号Mj リンシャンカイホ》]]存在下で[[《エターナル・ブレイン》]]を繰り返し唱えたりと、やり方は様々ある。

-[[バトルゾーン]]を離れるかわりに[[封印]]する[[置換効果]]なので、[[置換効果]]の[[《デュエマの鬼!キクチ師範代》]]や[[《禁術のカルマ カレイコ》]]では無効化できない。

-アニメ「VSRF」では[[バサラ]]が使用。[[Dスイッチ]]により[[《禁断〜封印されしX〜》]]の[[封印]]をすべて外した。また、[[除去]]を[[封印]]に[[置換>置換効果]]する[[能力]]により[[《伝説の禁断 ドキンダムX》]]の[[特殊敗北条件]]を回避した。

**関連カード [#ne60d42a]
-[[《禁断〜封印されしX〜》]]/[[《伝説の禁断 ドキンダムX》]]

**収録セット [#mad1ebe2]
-illus.[[shosuke]]
--[[DMR-21 「革命ファイナル 第1章 ハムカツ団とドギラゴン剣」]]

**参考 [#x28b6a4e]
-[[D2フィールド]]
-[[クリーチャー]]
-[[バトルゾーン]]
-[[離れる]]
-[[置換効果]]
-[[封印]]
-[[Dスイッチ]]
-[[ターン]]
-[[墓地送り]]
-[[デュエマゴールデンリスト]]
-[[【黒サソリス】]]

-[[【エリアモルト】]]