#author("2019-01-03T09:51:35+09:00","","")
#author("2019-07-18T13:15:01+09:00","","")
*スレイヤー [#c31b337d]
|スレイヤー(このクリーチャーがバトルする時、バトルの後、相手クリーチャーを破壊する)|

[[DM-01>DM-01 第1弾]]から存在する[[キーワード能力]]。
スレイヤーを持つ[[クリーチャー]]が[[バトル]]する場合、[[バトル]]の相手[[クリーチャー]]は勝敗に関係なく[[破壊]]される。

[[ブロッカー]]などと同じく、口頭では「スレイヤー能力を持つ[[クリーチャー]]」の意味で使われることもある。

|嘆きの影ベルベットフロー C 闇文明 (3)|
|クリーチャー:ゴースト 1000|
|スレイヤー(このクリーチャーがバトルする時、バトルの後、相手クリーチャーを破壊する)|
#hr
|ギガジール R 闇文明 (5)|
|クリーチャー:キマイラ 3000|
|スレイヤー(このクリーチャーがバトルする時、バトルの後、相手クリーチャーを破壊する)|

基本的に[[闇]][[文明]]の[[クリーチャー]]のみが持つ[[能力]]だが、[[《クエイク・スタッフ》]][[《砂男》]]などの[[効果]]により他[[文明]]の[[クリーチャー]]が[[スレイヤー]]を得ることもある。

[[パワー]]の大小を無視して相手[[クリーチャー]]を道連れにできるため、[[コスト]]が低いスレイヤーほど使用率が高い。また[[コスト]]に対して通常[[クリーチャー]]より[[パワー]]が小さいことが多く、[[火力]]や小型[[クリーチャー]]との[[相打ち]]で簡単に[[破壊]]されてしまうこともある。

-[[テキスト]]にある「相手クリーチャー」とは、「相手[[プレイヤー]]の[[クリーチャー]]」ではなく「[[バトル]]の相手[[クリーチャー]]」という意味である。
--そのため、[[《キサナティック・X》]]などの[[能力]]で自分のスレイヤーが自分の[[クリーチャー]]と[[バトル]]する場合でも、スレイヤーは有効である。

-スレイヤーで相手の[[クリーチャー]]を[[破壊]]することは、[[バトル]]に勝つこととは異なる。(もともと[[パワー]]で上回っていた場合の[[バトル]]での勝利は変更されない)

-----
**ルール [#cc23f5f9]

[[DM-10>DM-10 「聖拳編(エターナル・アームズ) 第1弾」]]よりスレイヤーの[[テキスト]]が変更されている。
-旧テキスト
|この[[クリーチャー]]と[[バトル]]した相手[[クリーチャー]]は、勝っても持ち主の[[墓地]]に置かれる|
-新テキスト
|この[[クリーチャー]]が[[バトル]]する時、[[バトル]]の後、相手[[クリーチャー]]を[[破壊]]する|
-スレイヤー[[能力]]による[[破壊]]は''バトルに勝った時にも適用される''。
また、すでにスレイヤーを持つ[[クリーチャー]]がスレイヤーを[[付与]]される場合、それは''重複する''。
--例として、スレイヤーを二重に得た[[クリーチャー]]が[[バトル]]に勝った場合、[[バトル]]相手の[[クリーチャー]]は合計で3回の[[破壊]]が確約される。
[[クリーチャー]]は通常1度目の[[破壊]]で[[墓地]]に行くため気にする頻度は少ないが、[[G・リンク]]や[[エスケープ]]などの[[破壊]][[耐性]]を持つ[[クリーチャー]]が相手の場合は、何回[[破壊]]されるかが重要になってくる。

この[[テキスト]]変更により、COLOR(blue){''バトルに勝ってもスレイヤー能力が適用され''}、またCOLOR(blue){''複数のスレイヤーを得た場合、その効果が重複する''}ようになった。

-[[G・リンク]]した[[ゴッド]]や、[[解除]]持ちの[[サイキック・クリーチャー]]などの複数回の[[破壊]]が有意である[[クリーチャー]]を使用する時は、この[[ルール]]に注意が必要である。
--例として、[[《クエイク・スタッフ》]]を[[クロス]]した[[《嘆きの影ベルベットフロー》]]と[[バトル]]することで、[[解除]]持ち[[サイキック・クリーチャー]]は2回のスレイヤー[[効果]]で完全に[[破壊]]される。

-[[破壊]]されるのは、[[バトル]]後。従って、[[バトル]]中に[[バウンス]]などの[[トリガー能力]]が生成した場合、[[スレイヤー]]によって[[破壊]]が確約されている[[クリーチャー]]を選んで[[バウンス]]し、[[破壊]]を不発に終わらせることも可能。
-[[破壊]]されるタイミングは[[バトル]]後。従って、[[バトル]]中に[[バウンス]]などの[[トリガー能力]]が生成した場合、[[スレイヤー]]によって[[破壊]]が確約されている[[クリーチャー]]を選んで[[バウンス]]し、[[破壊]]を不発に終わらせることも可能。
--以前は[[バトル]]の後と[[攻撃]]の後は同一のタイミングとされていた[[アクティブ・プレイヤー]]がどちらかで処理順が変わっていたが、[[《熱血星龍 ガイギンガ》]]登場以降は「バトルの後」の後に「攻撃の後」が来るとタイミングが明確に分けられることになった。[[《銀河大剣 ガイハート》]][[装備]]の[[《龍覇 グレンモルト》]]でスレイヤーに自爆特攻したり、スレイヤーで[[ブロック]]されたりすると[[龍解]]はできなくなる。
--逆にスレイヤーによる[[破壊]]が[[攻撃]]中に含まれることになったため、[[《無敵王剣 ギガハート》]]で無効化されるケースも生じるようになった。
--「[[バトル]]の後」というタイミングは、[[バトル]]に関連する[[トリガー能力]]を[[解決]]するタイミングよりも後であるため、[[バトル]]よりも前に発生した待機中の[[トリガー能力]]が存在する場合は''スレイヤーによる[[破壊]]よりも前に[[解決]]しなければならない''。「[[バトル]]後」を本当に[[バトル]]直後だと誤解している(つまり[[バトル]]の勝敗による[[破壊]]と同タイミングだと誤解している)プレイヤーは割と多いため、もし対戦相手が知らないようであれば優しく教えてあげると良いだろう。

//公式HPのQ&Aの《セブ・サルガス・ボウズ》参照
旧[[テキスト]]が書かれている[[カード]]でも、新[[テキスト]]と同じものとして解釈されるため、古い[[カード]]を使用する場合は気を付けたい。
----

-以前はバトルに負けた時にしか適用されず、付与されても重複しなかった。[[DM-10>DM-10 「聖拳編(エターナル・アームズ) 第1弾」]]から[[注釈文]]が変更されたことに従い、現在の裁定となった。古い[[注釈文]]が書かれている[[カード]]でも、新しいルールが適用されるため、古い[[カード]]を使用する場合は気を付けたい。以下は[[DM-10>DM-10 「聖拳編(エターナル・アームズ) 第1弾」]]以前のスレイヤー[[能力]]の全文。
|スレイヤー(この[[クリーチャー]]と[[バトル]]した相手[[クリーチャー]]は、勝っても持ち主の[[墓地]]に置かれる)|
**その他 [#oef2da8e]

-スレイヤーのバリエーションとして、「[[自然]]・[[光]]スレイヤー」や「[[ゴッドスレイヤー]]」などの、効果対象が限定されたものがある。&br;(→[[《魔幻の影エターナル・クライ》]]、[[《ギガゲイル》]])&br;(→[[《神羅ライジング・NEX》]])

-スレイヤーは当初2[[コスト]]分の[[能力]]と計算されていた。が、カードパワーの[[インフレ]]を受け、1[[コスト]]分の[[能力]]として計算されている[[カード]]も出てきた。&br;(→[[《いも虫ライダー・ヒーハー》]]、[[《鬼人形ボーグ》]]など)

-[[DM-01>DM-01 第1弾]]から存在する能力だが、[[ブロッカー]]や[[スピードアタッカー]]のようにスレイヤーをサポートするカードは未だに存在していない。

-後に[[Magic:The Gathering]]で「接死」というキーワード能力が作られるのに一役買った。

**参考 [#m8642fa3]
-[[《嘆きの影ベルベットフロー》]]
-[[《ギガジール》]]
-[[用語集]]
-[[逆スレイヤー]]
-[[ゴッドスレイヤー]]