#author("2019-08-13T13:47:22+09:00","","")
#author("2019-09-11T13:32:06+09:00","","")
*パワー&ruby(ていか){低下}; [#v0d97460]

[[バトルゾーン]]にいる[[クリーチャー]]の[[パワー]]を減少させる[[能力]]。

|(パワー0以下のクリーチャーは破壊される)|

パワーが0以下になったクリーチャーは[[ルール]]によって[[破壊]]される。

|威牙忍ヤミノザンジ UC 闇文明 (5)|
|クリーチャー:ダーク・モンスター/シノビ 2000|
|ニンジャ・ストライク4|
|このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、バトルゾーンにある相手のクリーチャーを1体選ぶ。そのターン、そのクリーチャーのパワーは-2000される。|
#hr
|希望の親衛隊ファンク UC 闇文明 (5)|
|クリーチャー:ダークロード/ハンター/エイリアン 5000|
|バトルゾーンにある相手のサイキック・クリーチャーすべてのパワーは-5000される。|
|バトルゾーンにある相手のサイキック以外のクリーチャーすべてのパワーは-1000される。|
#hr
|凶槍(スピアー)乱舞(ダンス) デスメタル・パンク SR 闇文明 (8)|
|エグザイル・クリーチャー:アウトレイジMAX 8000|
|このクリーチャーが攻撃する時、バトルゾーンにある相手のクリーチャーを1体選ぶ。このターン、そのクリーチャーは無限にパワーを失う。|
|W・ブレイカー|
|ウルトラ・ドロン・ゴー:このクリーチャーがバトルゾーンを離れた時、名前に《乱舞》とあるエグザイル・クリーチャーを1体、自分の手札からバトルゾーンに出してもよい。|
|自分の他の、名前に《乱舞》とあるエグザイル・クリーチャーをバトルゾーンに出すことはできない。|

[[闇]][[文明]]の[[カード]]が持つ[[能力]]で、[[DM-14>DM-14 「転生編(ジェネレート・ギア) 第1弾」]]から登場した。

パワーを0にして[[破壊]]するほか、[[パワー]]が低下した[[クリーチャー]]を[[攻撃]]して[[バトル]]によって[[破壊]]するために用いられる。
[[確定除去]]に比べると回りくどい分、コストは低めに設定される事が多い。

[[火]][[文明]]の[[火力]]のような存在で、手軽な[[除去]]として知られている。あちらに比べると[[バトル]]のサポートに使える点で勝っている。

[[闇]]の主要な[[除去]]の手段として利便性は高いので、[[デッキ]]を組む際は考慮に入れたいところである。

**パワー低下のルール [#yc7f78a2]
-パワーが0になることで発生する破壊は、あくまでも[[ルール]]によるものである。&br;例えば[[《デンデン・パーカッション》]]は[[呪文]]の能力では破壊されないが、[[《魔弾デュアル・ザンジバル》]]でパワーを0にすれば破壊できる。&br;同様に、このルールによって[[《ケンゲキオージャ 〜究極火焔〜》]]を破壊すると、相手は[[エクストラウィン]]を得ることはできない。

-[[《インフィニティ・ドラゴン》]]や[[《神羅スカル・ムーン》]]など、[[置換効果]]でパワー0になったクリーチャーがバトルゾーンにとどまっても、パワー0であることには変わりはないので再び破壊される。&br;よって、生き残らせるのに[[コスト]]が必要な場合、最終的には破壊される。

-[[《不滅の精霊パーフェクト・ギャラクシー》]]や[[《グランドクロス・カタストロフィー》]]などの、条件を満たす限り永続的に[[置換効果]]が適用される場合、例外的にパワー0以下でもバトルゾーンに留まることができる。

-パワー0以下の[[クリーチャー]]が[[バトルゾーン]]にとどまる場合、その[[パワー]]は全て0として扱う。よって[[《スーパー炎獄スクラッパー》]]等のパワーのトータルを参照する[[効果]]によって選ばれたとき、マイナスとして計算してより多くの対象を巻き込むことはできない。

-ただし、パワー低下が0を超過した分は無効とならず、効果が続く限り保存される。例えば、パワー0のクリーチャー同士がバトルする場合には、0を超過した部分も計算して勝敗を決めることになる。&br;つまり、パワーが-1000まで下がる効果を与えられたクリーチャーは、パワーが-2000まで下がる効果を与えられたクリーチャーに勝つことができる。

-[[サイキック・クリーチャー]]が[[覚醒]]や[[解除]]しても、パワー低下は引き継がれる。&br;[[《時空の不滅ギャラクシー》]]が[[《威牙の幻ハンゾウ》]]によってパワーを下げられて破壊され[[覚醒]]した場合、覚醒後の[[《撃滅の覚醒者キング・オブ・ギャラクシー》]]は表面のパワーが0になる-5000分だけではなく、効果によって与えられた-6000全てを引き継ぎパワー5500となる。

-[[パワー低下]]を受けた[[サイキック・クリーチャー]]が[[覚醒リンク]]する場合、そのパワー低下が[[トリガー能力]]か[[常在型能力]]かどうかで処理が変わる。
--[[トリガー能力]]の場合、パーツそれぞれのパワー低下が[[リンク]]した後にも引き継がれる。よって、[[リンク]]した後は[[サイキック・セル]]の数だけパワー低下が累積する。
--[[《カビパン男》]]のような[[常在型能力]]の場合、単一の[[クリーチャー]]それぞれにパワー低下を適用するため、[[リンク]]した後でも-1000されるだけである。

-[[ドラグハート・クリーチャー]]が[[龍回避]]した場合、パワー低下の[[効果]]は消滅する。&br;これは[[龍回避]]した[[ドラグハート・クリーチャー]]は[[クリーチャー]]以外の[[カードタイプ]]になるためである。

**ゲームにおいて [#led8412b]
-[[《古の羅漢バグレン》]]のような[[能力]]の場合、[[タップ]]することで[[パワー]]が0になる[[クリーチャー]]は[[常在型能力]]によってすぐに[[破壊]]されるため、実質その[[クリーチャー]]は[[攻撃]]出来なくなる。

-[[除去]]能力として見ると、必然的に[[火力]]より[[汎用性]]が高くなるが、[[《超神龍イエス・ヤザリス》]]の効果適用時などのように、パワー低下よりも[[火力]]の方が役に立つ場面も非常に稀ではあるが存在する。

-[[G・リンク]]した[[ゴッド]]がパワー0になった場合、片割れになってもマイナスの補正は引き継がれるので、両方とも破壊される。&br;2体の[[G・リンク]]で完成する[[ゴッド]]ならば、[[リンク]]時のパワーは殆どがパワー低下のボーダーラインである9000を上回るので、このような事は滅多にない。だが組み上げる途中の[[神帝]]や[[神王]]、[[起源神]]などは各パーツのパワーが低く、1体や2体リンクしてもパワー低下の射程内に収まってしまう事がある。&br;[[《神帝スヴァ》]]を含んだ[[神帝]]のパワーを0にすればもちろんそこで勝敗が決まる。

-[[サイキック・クリーチャー]]が[[覚醒]]や[[解除]]を行った場合にも、パワー低下は引き継がれる。解除持ちのクリーチャーに覚醒前のパワーを0にする分のマイナスを与えて破壊すれば、解除後に自動的に破壊される。[[覚醒リンク]]した[[サイキック・スーパー・クリーチャー]]の場合も同様。

-一部のクリーチャーは、自前でパワー低下のデメリットを持つものも存在する。そのうち5枚は[[DM-14>DM-14 「転生編(ジェネレート・ギア) 第1弾」]]のカードである。
-一部のクリーチャーは、自前でパワー低下のデメリットを持つものも存在する。[[DM-14>DM-14 「転生編(ジェネレート・ギア) 第1弾」]]の[[サイクル]]で初登場し、以降の登場はごく稀。
--[[《紫宮の守護者レギ・バエル》]]
--[[《パターン・エッグ》]]
--[[《ギガロスター》]]
--[[《螺神兵ボロック》]]
--[[《乱戦の化身》]]
--[[《究極兵士ファルゲン》]]
--[[《猛神兵マキシムドボン》]]
--[[《音速 スパナー》]]

**その他 [#cd679912]
-[[転生編]]辺りでは[[タップ]]されているクリーチャーしか狙えない場合が多かったが、[[戦国編]]以降は[[《ヤミノサザン》]]や[[《威牙の幻ハンゾウ》]]、[[《ファントム・バイツ》]]など、無条件でパワーを下げる[[カード]]も増えてきた。

-[[《ミスティック・ガストゥール》]][[《死神獣ヤミノゼキア》]][[《骸醒虫バルマンティス・ワーム》]]など、[[コンボ]]というほどのものを意識しなくても状況によっては高威力のパワー低下を放つカードも多い。

-[[《究極兵士ファルゲン》]]のように、自分自身のパワーを低下させる[[デメリット]]能力を持つものもいる。それらが初登場したのも従来のパワー低下と同じ[[DM-14>DM-14 「転生編(ジェネレート・ギア) 第1弾」]]からであり、こちらは[[闇]]以外の[[文明]]にも存在する。

-何らかの[[ループ]]の中に[[《呪言人形ワヤ》]]を組み込めば、前述の[[ゴッド]]だろうが[[《ケンゲキオージャ 〜究極火焔〜》]]だろうが関係なくパワーを0にできる。

-現状で単体での最大のパワー低下は[[《凶槍乱舞 デスメタル・パンク》]]の''-無限大''、2位は条件を満たした[[《D2-V禁断のボルトロン》]]の''-99999''である。ここまでくると[[確定除去]]の[[上位互換]]となり得る。
-現状で単体での最大のパワー低下は[[《凶槍乱舞 デスメタル・パンク》]]の''-無限大''、2位は条件を満たした[[《D2-V禁断のボルトロン》]]の''-99999''である。ここまでくると[[確定除去]]の上位[[能力]]となり得る。

-[[火]]に見られる[[火力]][[呪文]]に比べ、無条件で大きく[[パワー]]を低下させるものは今のところ-8000の[[《ゴースト・パイレーツ》]]が限界である。
--理論上[[呪文]]1枚で繰り出せる最大のパワー低下は[[《炎獄デス・サンライズ》]]の''-38000''である([[マナゾーン]]の[[闇]]の[[カード]]が38枚の時)。

-[[カード]]によっては「パワー0以下のクリーチャーは破壊される」の一文が省略されているものも存在するが、それらでパワーを0にした際も勿論ルールによって破壊される。初心者は勘違いのないよう注意。

-パワー低下の[[テキスト]]上の表現として、[[《竜骨なる者ザビ・リゲル》]]では「減らされる」、[[《凶槍乱舞 デスメタル・パンク》]]では「失う」が使われている。

-パワー低下による除去を通称で「溶かす」という。

**参考 [#y1ad9754]
-[[用語集]]
-[[パワー]]
-[[破壊]]
-[[除去]]
-[[火力]]