#author("2019-02-13T19:40:31+09:00","","")
#author("2019-11-24T19:11:12+09:00","","")
*&ruby(かのう){可能};であれば&ruby(アタック){攻撃};する [#n2ccf5bc]

[[攻撃]]可能であれば(自爆することが明らかでも)必ず[[攻撃]]しなくてはならない[[デメリット]][[能力]]。この[[能力]]を持つ[[クリーチャー]]を「[[強制]]アタッカー」と呼ぶことがある。
「攻撃するかわりに」起動できる能力([[タップ能力]]や[[ダイナモ]]など)は起動できない。([[ダイナモ]]は「バトルが始まる時」に適用可能)
[[闘魂編]]以前は「毎ターン攻撃しなければならない」という表記だった。
また、「可能なら」という表記も少々ながら存在する。

デメリットとしては[[火]][[文明]]の[[クリーチャー]]に多く、相手に[[付与]]させて[[攻撃]]を[[強制]]させるものは[[闇]]、後述の攻撃目標を限定させるものは[[自然]]に多い。

以下にその主なバリエーションを記す。

----
#contents
----
**自分のクリーチャーに影響があるもの [#cb9c0d6d]
***このクリーチャーは、可能であれば毎ターン攻撃する。 [#j90c77c4]
この能力を持つクリーチャーは、[[召喚酔い]]などで攻撃できない時を除き、毎ターン攻撃しなければならない。
この能力を持つクリーチャーは、[[召喚酔い]]などで攻撃できない時を除き、毎ターン1回は攻撃しなければならない。

|凶戦士ブレイズ・クロー C 火文明 (1)|
|クリーチャー:ドラゴノイド 1000|
|このクリーチャーは、可能であれば毎ターン攻撃する。|

もし何らかの方法で[[アンタップ]]し2回目以降の[[攻撃]]ができる場合も、やはり攻撃しなければならないとされていた。
後に[[《不吉の悪魔龍 テンザン》]]にて、「そのターン攻撃した」のならアンタップして攻撃が可能になったとしても攻撃しない選択が可能になった。

|不吉の悪魔龍 テンザン VR 闇文明 (4)|
|クリーチャー:デーモン・コマンド・ドラゴン 13000|
|T・ブレイカー|
|このクリーチャーは、可能なら毎ターン攻撃する。|
|このクリーチャーが攻撃する時、自分の山札の上から13枚を墓地に置く。|

***このクリーチャーは、可能なら各ターン2度攻撃する。 [#l8f03070]
基本的には一番上と同じ。ただし何らかの原因で''ターン中3度目以降の攻撃ができる場合は任意である''。

|ニドギリ・ドラゴン R 火文明 (5)|
|クリーチャー:アーマード・ドラゴン/ハンター 5000|
|各ターン、このクリーチャーがはじめてタップした時、アンタップする。|
|このクリーチャーは、可能なら各ターン2度攻撃する。|

***このクリーチャーは、可能なら毎ターン、相手プレイヤーを攻撃する。 [#l8f03069]
基本的には一番上と同じ。相手プレイヤーしか攻撃できないので条件はさらに厳しい。
[[《チャケの応援》]]等の攻撃対象制限によって相手プレイヤーに攻撃ができなければ、必ずしも攻撃する必要はない。
相手に[[タップ]]した[[《タマタンゴ・パンツァー》]]等がいる場合は[[《タマタンゴ・パンツァー》]]系の能力が優先される。

|“乱振(ランブル)”舞神(マシン) G・W(ダブル)・D SR 火文明 (6)|
|クリーチャー:ビートジョッキー 5000|
|B・A・D2|
|スピードアタッカー|
|このクリーチャーがバトルゾーンに出た時または攻撃する時、相手のクリーチャーを1体選んでもよい。その選んだクリーチャーとこのクリーチャーをバトルさせる。|
|このクリーチャーは、可能なら毎ターン、相手プレイヤーを攻撃する。|
|自分のクリーチャーがバトルに勝った時、カードを1枚引く。|

***このクリーチャーは、可能なら各ターン2度攻撃する。 [#l8f03070]
基本的には一番上と同じ。ただし何らかの原因で''ターン中3度目以降の攻撃ができる場合は任意である''。
***このクリーチャーが攻撃する時、可能なら相手プレイヤーを攻撃する [#j980cc1d]
攻撃する/しないはプレイヤーが選ぶことができるが、攻撃する場合は相手プレイヤーを攻撃しなければならない。
[[召喚酔い]]+[[マッハファイター]]の組み合わせ、[[《海王龍聖ラスト・アヴァタール》]]のようなプレイヤーへの攻撃のみ禁止するといった非常に限られた場合でしかクリーチャーに攻撃はできない。

|ニドギリ・ドラゴン R 火文明 (5)|
|クリーチャー:アーマード・ドラゴン/ハンター 5000|
|各ターン、このクリーチャーがはじめてタップした時、アンタップする。|
|このクリーチャーは、可能なら各ターン2度攻撃する。|
|The ジョギラゴン・アバレガン MAS 無色[ジョーカーズ] (6)|
|GRクリーチャー:マスター・ドラゴン/ジョーカーズ/ワンダフォース 4000+|
|このクリーチャーが攻撃する時、自分のシールドを1つブレイクする。|
|このクリーチャーが攻撃する時、可能なら相手プレイヤーを攻撃する。|
|超天フィーバー:バトルゾーンまたはマナゾーンに自分のジョーカーズが合計8枚以上あれば、このクリーチャーのパワーを+10000し、「T・ブレイカー」を与える。|
|超超超天フィーバー:バトルゾーンまたはマナゾーンに自分のジョーカーズが合計20枚以上あれば、自分のジョーカーズすべてのパワーを+10000し、「ワールド・ブレイカー」を与える。(「ワールド・ブレイカー」を持つクリーチャーは、相手のシールドをすべてブレイクする)|


***このクリーチャーが攻撃したターン、自分の他のクリーチャーも、可能であれば攻撃する。 [#idb5cf04]
この能力を持つクリーチャーは、攻撃したターン、他のクリーチャーを攻撃に参加させる。

元々「[[攻撃できない]]」クリーチャーや[[召喚酔い]]などで攻撃できないクリーチャーは除く。「相手プレイヤーを攻撃できない」(クリーチャーのみ攻撃できる)クリーチャーは、攻撃目標として適正な(タップされている)相手クリーチャーがいる場合のみ、攻撃を行う。
この能力を持つクリーチャーが[[バトルゾーン]]からいなくなっても、その効果は残る。([[継続的効果]]参照)

[[不死鳥編]]の[[火]]の[[カード]]にいくらか存在する。

|一撃勇者ホノオ UC 火文明 (2)|
|クリーチャー:ヒューマノイド 1000+|
|パワーアタッカー+5000|
|このクリーチャーが攻撃したターン、自分の他のクリーチャーも、可能であれば攻撃する。|

**相手のクリーチャーに影響があるもの [#a1f6b052]
***相手のクリーチャーはすべて、可能であれば攻撃する。 [#n65a885f]
相手クリーチャーに「可能であれば攻撃する」[[デメリット]]能力を与え、自滅を誘うことができる。

[[《ファントム・ベール》]]、[[《強制突撃》]]、[[《魂縛》]]などは、相手クリーチャーに「可能であれば攻撃する」デメリット能力を与える呪文である。

[[不死鳥編]]の[[クリーチャー]]には自身が[[タップ]]されていることを条件にするものがいくらか存在する。

|ファントム・ベール R 闇文明 (1)|
|呪文|
|次の相手のターンに、相手のクリーチャーはすべて、可能であれば攻撃する。|
#hr
|悪魔聖霊バルホルス VR 光/闇文明 (8)|
|クリーチャー:エンジェル・コマンド/デーモン・コマンド 6000|
|ブロッカー|
|相手のクリーチャーはすべて、可能であれば毎ターン攻撃する。|
|このクリーチャーは、相手プレイヤーを攻撃できない。|
|このクリーチャーがブロックした時、バトルの後、このクリーチャーをアンタップする。|
#hr
|イガルス・ドラグーン UC 火文明 (5)|
|クリーチャー:ティラノ・ドレイク 4000+|
|パワーアタッカー+2000|
|W・ブレイカー|
|相手のターンにこのクリーチャーがタップされていれば、相手のクリーチャーはすべて、可能であれば攻撃する。|

***相手のクリーチャーは可能であれば◯◯を攻撃する。 [#i20576f4]
相手[[クリーチャー]]に[[攻撃]]を強制させる上に[[攻撃]]先も指定させる[[能力]]。
後述の「攻撃クリーチャーは、可能であれば◯◯を攻撃する」との融合版と言える。
ただし[[攻撃]]先が[[アンタップ]]されている、などで[[攻撃]]できない状態であれば[[攻撃]]しなくてもよいケースがほとんどなので、一概に先の攻撃強要よりも強いとは限らない。

|龍神ヘヴィ P 闇文明 (5)|
|クリーチャー:ゴッド/ドラゴン・ゾンビ 5000+|
|このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自分のクリーチャーを1体破壊してもよい。そうした場合、カードを1枚引き、相手は自身のクリーチャーを1体選んで破壊する。|
|G・リンク《破壊神デス》または《龍神メタル》の左横|
|このクリーチャーがリンクしている時、相手のクリーチャーはこのクリーチャーを可能であれば攻撃する。|
#hr
|超獣軍隊 ゲリランチャー SR 自然文明 (6)|
|進化クリーチャー:ゲリラ・コマンド/侵略者 11000|
|進化−自分の自然のクリーチャー1体の上に置く。|
|侵略−自然のコマンド|
|W・ブレイカー|
|このクリーチャーが、相手のターン中にタップしていて、そのターンまだ攻撃されていなければ、相手のクリーチャーは可能ならこのクリーチャーを攻撃する。|

***攻撃クリーチャーは、可能であれば◯◯を攻撃する。 [#lec9752e]
相手の[[クリーチャー]]の攻撃目標を限定させる。なお、この[[能力]]は''攻撃すること自体は強制しない''。詳細は後述。

登場当時は「相手の''攻撃''クリーチャーは、可能であれば〜を攻撃する」という、強制攻撃と紛らわしいテキストであった。
開発がこれらの区別に試行錯誤しているのか、[[エピソード2]]頃から[[テキスト]]が時折変更されており、登場時期によって表記がバラバラである。

|戦いの化身(バトル・トーテム) R 自然文明 (5)|
|クリーチャー:ミステリー・トーテム 4000|
|このクリーチャーがバトルゾーンにある間、相手の攻撃クリーチャーは、可能であればミステリー・トーテムを攻撃する。|
#hr
|陽動の面(デコイ・スタイル) ヒッヒー UC 自然文明 (2)|
|クリーチャー:ビーストフォーク號 2000|
|相手のクリーチャーが攻撃する場合、可能であればこのクリーチャーを攻撃する。|
#hr
|瞬撃の大地 ザンヴァッカ R 自然文明 (8)|
|クリーチャー:ガイア・コマンド 5000|
|S・トリガー|
|ガードマン|
|このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、タップしてもよい。|
|相手のクリーチャーは、もし攻撃するのであれば、可能ならこのクリーチャーを攻撃する。|
#hr
|獣軍隊X ゲリラフガン VR 自然文明 (7)|
|クリーチャー:ゲリラ・コマンド/イニシャルズ 7000|
|W・ブレイカー|
|このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、このクリーチャーをタップしてもよい。|
|相手のクリーチャーが攻撃する時、可能ならこのクリーチャーを攻撃する。|
|自分のマナゾーンにカードが6枚以上あれば、自分のシールドゾーンにあるこのクリーチャーに「S・トリガー」を与える。|
|このクリーチャーが破壊された時、自然のコスト6以下のクリーチャーを1体、自分のマナゾーンからバトルゾーンに出してもよい。|

**お互いのクリーチャーに影響があるもの [#ed706e43]
***すべてのクリーチャーは、可能であれば攻撃する。 [#tcd5ea3c]
敵味方問わず、すべてのクリーチャーが攻撃しなければならない状態を作り出す。[[常在型能力]]である場合が多い。

|爆裂オトコダ・マー UC 火文明 (4)|
|クリーチャー:フレイム・コマンド 4000|
|すべてのクリーチャーは、可能であれば攻撃する。 |

----
**[[よくあるルールの勘違い]] [#b20f586b]
***攻撃可能から攻撃不可能へ [#qe87cb01]
時折、「可能であれば攻撃しなければならないのだから、(自分から)攻撃可能な状況から攻撃不可能な状況には(可能であれば)してはいけない」といった考え方を持つ人がいるが、''勘違い''である。
この[[能力]]は、可能であれば[[攻撃]]しなければならないというだけであって、可能であれば必ず[[攻撃]]できる状況にしなくてはならないという[[能力]]ではない。
よって、その他の欄にも記載してある通り、[[《光線人形ストリウム》]]等を使って[[攻撃]]できる状態から[[攻撃できない]]状態にするということは可能。

***強制攻撃と攻撃できない [#b4125f2d]
「可能であれば攻撃する([[強制]])」と「[[攻撃できない]](禁止)」が同時に適用されている場合、''禁止が優先される''。
[[《予言者マリエル》]]がバトルゾーンにある状態で[[《強制突撃》]]を唱えても、パワー3000以上のクリーチャーは攻撃できない。
同じように、[[《凶戦士ブレイズ・クロー》]]に[[《マキシマム・ディフェンス》]]を[[クロス]]させた場合、《凶戦士ブレイズ・クロー》は攻撃できない。

***攻撃目標 [#b35b56e9]
[[《戦いの化身》]]や[[《戦祭の化身》]]などに表記される、「相手の[[攻撃クリーチャー]]は、可能であれば(◯◯を)攻撃する」は、''攻撃を強制させる効果ではなく、攻撃目標を限定させるだけ''の[[能力]]である。そのため、相手には[[攻撃]]しないという選択肢も存在する。
よく目にする可能であれば攻撃する、特に[[《龍神ヘヴィ》]]を代表とする、[[攻撃]]目標を限定した上で[[攻撃]]を[[強制]]させる[[能力]]とはまた違うので注意が必要。[[《龍神ヘヴィ》]]等の目標限定かつ[[強制]][[攻撃]]能力と併用した場合はそちらが優先される。

簡単な見分け方として、「''相手のクリーチャーは~''」等と書いてあれば[[強制]][[攻撃]]、「''相手の攻撃クリーチャーは~''」「''相手のクリーチャーが攻撃するとき~''」等と書いてあれば[[攻撃]]目標の限定である

-[[強制]][[攻撃]]の例
|ファントム・ベール R 闇文明 (1)|
|呪文|
|次の相手のターンに、相手のクリーチャーはすべて、可能であれば攻撃する。|

-[[攻撃]]目標の限定の例
|陽動の面(デコイ・スタイル) ヒッヒー UC 自然文明 (2)|
|クリーチャー:ビーストフォーク號 2000|
|相手のクリーチャーが攻撃する場合、可能であればこのクリーチャーを攻撃する。|

-[[強制]][[攻撃]]&攻撃目標の限定の例
|龍神ヘヴィ P 闇文明 (5)|
|クリーチャー:ゴッド/ドラゴン・ゾンビ 5000+|
|このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自分のクリーチャーを1体破壊してもよい。そうした場合、カードを1枚引き、相手は自身のクリーチャーを1体選んで破壊する。|
|G・リンク《破壊神デス》または《龍神メタル》の左横|
|このクリーチャーがリンクしている時、相手のクリーチャーはこのクリーチャーを可能であれば攻撃する。|
----
**その他 [#xc8e73cc]

-[[《光線人形ストリウム》]]のような「このクリーチャーが攻撃する時、自分の他のクリーチャーはこのターン中、攻撃することができない」能力を持つクリーチャーに攻撃させると、「可能であれば攻撃する」状態から免れることができる。

-この類の[[能力]]は[[ダイヤモンド状態]]の[[クリーチャー]]でもモロに影響を受ける。[[ダイヤモンド状態]]はこれらの[[能力]]よりも強い「[[攻撃できない]]」を解消するという、「可能であれば攻撃する」→「[[攻撃できない]]」→「[[ダイヤモンド状態]]」→「可能であれば攻撃する」の三すくみが出来上がっている。ちなみにすべて一度に持った場合、「可能であれば攻撃する」が最も優先される。

**参考 [#lf692d1a]
-[[用語集]]
-[[攻撃]]
-[[ガードマン]]
-[[ダイヤモンド状態]]
-[[攻撃できない]]

-[[《凶戦士ブレイズ・クロー》]]
-[[《不吉の悪魔龍 テンザン》]]

-[[《ニドギリ・ドラゴン》]]

-[[《“乱振”舞神 G・W・D》]]

-[[《The ジョギラゴン・アバレガン》]]

-[[《一撃勇者ホノオ》]]

-[[《ファントム・ベール》]]
-[[《悪魔聖霊バルホルス》]]
-[[《イガルス・ドラグーン》]]

-[[《龍神ヘヴィ》]]
-[[《超獣軍隊 ゲリランチャー》]]
-[[《爆裂オトコダ・マー》]]

-[[《戦いの化身》]]
-[[《陽動の面 ヒッヒー》]]
-[[《瞬撃の大地 ザンヴァッカ》]]
-[[《獣軍隊X ゲリラフガン》]]

-[[《爆裂オトコダ・マー》]]