#author("2018-10-16T15:55:04+09:00","","")
#author("2018-10-16T15:57:27+09:00","","")
*禁断の鼓動 [#r4762962]

月刊[[コロコロコミック]]2016年1月号[[付録>プロモーション・カード]]で初登場した新タイプのカード。
[[超次元ゾーン]]にまったく関与しない、初の両面カードである「[[禁断]]」の片面を担う。

[[バトルゾーン]]に設置する際、指定枚数の[[封印]]を[[山札]]から[[裏向き]]のまま付けて[[バトルゾーン]]に用意される。
[[封印]]は[[バトルゾーン]]にある[[コスト]]0の[[カード]]として扱われる。
[[封印]]された[[カード]]と同[[文明]]の[[コマンド]]を[[バトルゾーン]]に出すことで、その度に[[任意]]の[[封印]]を[[強制]]でひとつ[[墓地]]に置くルールとなっている。
[[鼓動]]に付けられた最後の[[封印]]が外されると、[[禁断解放]]が[[トリガー]]し、[[クリーチャー]]面に裏返すという新ギミックが採用されている。

|禁断〜封印されしX〜 FLC 火文明 (マナコストなし)|
|禁断の鼓動|
|この鼓動は、ゲーム開始時、封印を6つ付けてバトルゾーンに置く。|
|この鼓動はバトルゾーンを離れない。|
|禁断解放―この鼓動の封印がすべてなくなった時、クリーチャー側に裏返す。|
|BGCOLOR(white):禁断解放後⇒[[《伝説の禁断 ドキンダムX》]]|
|''※殿堂入り''|

#hr

|禁断〜目醒めの刻〜 P 火文明 (4)|
|禁断の鼓動|
|このカードは、ゲーム開始時の5枚の手札に含める。|
|この鼓動は、封印を4つ付けてバトルゾーンに出す。|
|禁断解放―この鼓動の封印がすべてなくなった時、クリーチャー側に裏返す。|
|BGCOLOR(white):禁断解放後⇒[[《禁断のドキンダム》]]|

禁断は各カードで初期位置と場に設置する際の[[封印]]の枚数が規定されている。

|カード名|初期位置|封印の初期枚数|
|[[《禁断〜封印されしX〜》]]&br;([[《伝説の禁断 ドキンダムX》]]は含まれない)|[[バトルゾーン]]|6枚|
|[[《禁断〜目醒めの刻〜》]]/[[《禁断のドキンダム》]]|初期[[手札]]5枚のうちの1枚|4枚|

[[禁断]]の[[カード]]は[[バトルゾーン]]では片面のみを参照し、それ以外の[[ゾーン]]では常時両面が参照される。

したがって、最初から[[バトルゾーン]]にある[[《禁断〜封印されしX〜》]]は
-この''鼓動''は、ゲーム開始時、封印を6つ付けてバトルゾーンに置く。
と片面のみの参照を前提としたテキストとなっている。

対して、最初から[[手札]]にある[[《禁断〜目醒めの刻〜》]]は
-この''カード''は、ゲーム開始時の5枚の手札に含める。
と両面参照を前提としたテキストとなっている。

片面参照、両面参照のルールは[[クリーチャー]]面でも同様であり、注意が必要となる。詳しくは[[禁断クリーチャー]]を参照。

**詳細なルール [#z70c5ea9]

[[封印]]に関する詳しいルールは「[[封印]]」のページを参照。

-[[封印]]された[[鼓動]]は無視されない。あくまで[[封印]]された[[クリーチャー]]が無視されるだけである。

-[[コマンド]]を1体[[バトルゾーン]]に出す毎に、その所有者は[[バトルゾーン]]にある同[[文明]]の被[[封印]][[カード]]に付けられた[[封印]]を1つ[[強制]]で[[墓地]]に置かなければならない。このような方法で異なる所有者の[[封印]]に関与することはできず、[[封印]]された[[鼓動]]が複数あっても、外れる[[封印]]は1つだけである。この際、[[鼓動]]の[[封印]]でも[[クリーチャー]]の[[封印]]でも[[任意]]で選ぶことができる。
--[[コマンド]]が[[多色]]だとしても、「[[コマンド]]1体につき[[封印]]ひとつ墓地送り」のルールに変わりはない。例えば、[[《偽りの王 ヴィルヘルム》]]であれば、[[闇]]の被封印カードの[[封印]]か、[[火]]の被封印カードの[[封印]]、[[自然]]の被封印カードの[[封印]]の中から1つ選んで[[墓地]]に置くことになる。

-[[封印]]がすべてなくなった瞬間に[[禁断解放]]が[[トリガー]]し、[[クリーチャー]]面に[[裏返す]]。これは[[強制]]である。

-[[《禁術のカルマ カレイコ》]]等で最初から[[封印]]がない[[鼓動]]を用意しても[[禁断解放]]することはない。これは[[禁断解放]]が[[封印]]が0枚の時に[[発動]]する[[常在型能力]]ではなく、封印が1枚から0枚になった時に発動する[[トリガー能力]]だからである。
-[[《禁術のカルマ カレイコ》]]等で最初から[[封印]]がない[[鼓動]]を用意しても[[禁断解放]]することはない。これは[[禁断解放]]が[[封印]]が0枚の時に発動する[[常在型能力]]ではなく、封印が1枚から0枚になった時に発動する[[トリガー能力]]だからである。

//-[[《禁術のカルマ カレイコ》]]等で最初から[[封印]]がない[[鼓動]]を用意しても[[禁断解放]]することはない。[[封印]]が0のときに[[状況誘発]]的に[[トリガー]]するのではなく、1枚から0枚になった時に[[トリガー]]するためである。

-[[コマンド]]が出ることによって[[封印]]を[[墓地]]に置く処理も[[禁断解放]]も、すべて[[トリガー能力]]として扱われ、[[解決]]順を自由に選ぶことができる。

-[[フォートレス]]同様、[[カード指定除去]]の対象になる。ただし、[[《禁断〜封印されしX〜》]]は[[鼓動]]としては[[バトルゾーン]]を[[離れない]]ため、[[禁断解放]]後でないと意味を成さない場合がほとんど。同じ[[プレイヤー]]の[[《時空の支配者ディアボロス Z》]][[《時空の悪魔龍 ディアボロス ZZ》]]であれば、3枚の[[カード]]の移動が[[覚醒]]条件であるため、[[マナアドバンテージ]]と[[フィールドアドバンテージ]]を損失することなく、[[封印]]と併せて枚数調整しながら[[《最凶の覚醒者デビル・ディアボロス Z》]]や[[《究極の覚醒者 デビル・ディアボロス ZZ》]]を降臨させることはできる。そのまま[[攻撃]]に転じたり、[[《超時空ストーム G・XX》]]にしてもよいだろう。
--[[封印]]された[[《禁断〜目醒めの刻〜》]]が[[《トンギヌスの槍》]]等によって1枚の[[カード]]として[[バトルゾーン]]を[[離れる]]場合、対象不在となった[[封印]]は不適切なオブジェクトとしてすべて[[墓地]]に置かれる。

**その他 [#vb92e561]
禁断の鼓動は四隅すべてに[[封印]]を付けるためのスペースが設けられており、スペースに難さえなければ所定位置に封印をひとつずつ設置することが推奨されている。これをデュエル・マスターズカードデザイナーのジェームズは「禁断のSET ON」と呼んでいる。四隅には「禁断の石版」をモチーフにしたデザインが施されており、アルファベットのZ順で[[禁断文字]]の「S」「E」「A」「L」、つまり「[[封印]]」と記されている。
-これらのデザインから、[[鼓動]]に対する[[封印]]の所定枚数は必ず4以上の偶数であることが予想される。最高でも四隅と四辺を使った8つの封印の設置が限界だろう。
--一方、両面カードではない[[禁断クリーチャー]]の場合つける[[封印]]は3つであり、[[コスト]]・[[パワー]]表記の関係で左上にのみ禁断文字の「E」と記されている。

-[[《FORBIDDEN STAR〜世界最後の日〜》]]は鼓動の代わりに[[フィールド]]([[最終禁断フィールド]])になっている。[[封印]]を外しながら[[禁断クリーチャー]]に[[裏返る]]のを待つという特徴は変わらないが、[[フィールド]]参照のカードと組み合わせられるという利点を持つ。
-[[《FORBIDDEN STAR〜世界最後の日〜》]]は鼓動の代わりに[[フィールド]]([[最終禁断フィールド]])になっている。[[封印]]を外しながら[[禁断クリーチャー]]に[[裏返る>裏返す]]のを待つという特徴は変わらないが、[[フィールド]]参照のカードと組み合わせられるという利点を持つ。

**参考 [#jc4f0086]
-[[用語集]]
-[[禁断]]
--[[禁断クリーチャー]]
-[[鼓動]]
-[[禁断解放]]
-[[裏返す]]
-[[封印]]
-[[《禁断〜封印されしX〜》]]
-[[《禁断〜目醒めの刻〜》]]