#author("2019-02-05T03:10:53+09:00","","")
#author("2019-05-25T02:36:57+09:00","","")
*&ruby(アタック){攻撃}; [#fe2cfe36]

自分の[[クリーチャー]]を[[タップ]]して、相手のクリーチャー、もしくは相手[[プレイヤー]]に対して攻撃すること。

特別な[[テキスト]]が無い限り、全てのクリーチャーは、相手プレイヤーと[[タップ]]されている相手クリーチャーに対して攻撃する事ができる。

攻撃する自分のクリーチャーを[[タップ]]し、攻撃目標を宣言することにより攻撃が開始される。

攻撃しているクリーチャーは「[[アタッカー]]」と呼ばれることが多いが、正式には「[[攻撃クリーチャー]]」という。
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**攻撃の手順 [#d497729a]
***攻撃目標が相手クリーチャーの場合 [#vb15a270]
+[[バトル]]が開始される。
+両クリーチャーの[[パワー]]を比較し、バトルの勝敗を決める。&br;通常はパワーが大きい方がバトルに勝つが、「[[すべてのバトルに勝つ]]」効果の影響下ではこの限りではない。
+負けたクリーチャーが破壊される。
--パワーが同じ場合、両方とも「負け」の扱いになり、破壊される。
--両クリーチャーが「[[すべてのバトルに勝つ]]」場合はどちらも破壊されない。

***攻撃目標が相手プレイヤーの場合 [#p572c15b]
+シールドが1枚もない場合、相手プレイヤーへの直接攻撃([[ダイレクトアタック]])になる。攻撃を止める手段が無ければ、攻撃したプレイヤーの勝ちとなる。
+[[シールド]]がある場合、攻撃する側はどの[[シールド]]を[[ブレイク]]するか選択する。
+相手[[プレイヤー]]はブレイクされた[[シールド]]を[[手札]]に加える。この時、攻撃クリーチャーが[[W・ブレイカー]]などを持っていた場合、指定の枚数分のシールドを同時に手札に加える。
+[[シールド]]がある場合、''攻撃する側はどの[[シールド]]を[[ブレイク]]するか選択する。''
+相手[[プレイヤー]]はブレイクされた[[シールド]]を[[手札]]に加える。この時、攻撃クリーチャーが[[W・ブレイカー]]などを持っていた場合、指定の枚数分のシールドを同時に手札に加える。(攻撃プレイヤーは指定の枚数内であればどのシールドを選択しても構わない。ただし、その攻撃中は一度選んだシールドと同じシールドを選択することはできない。)
-''「相手プレイヤーを攻撃する」という行為には、相手シールドをブレイクする行為も含まれる''。これは基本的な解釈が「いつもクリーチャーは相手プレイヤーめがけて攻撃しており、それをシールドに防がれている」ということになっているため。&br;よって、「このクリーチャーは、相手プレイヤーを攻撃できない」と書かれている能力を「とどめの攻撃ができないだけで、シールドは相手プレイヤーではないから攻撃できる」とする解釈は誤り。

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**詳細な攻撃の手順 [#x630da2f]
-同時に誘発した能力は、必ず[[アクティブ・プレイヤー]]→非アクティブ・プレイヤーの順で[[解決]]する。同じプレイヤーの能力が複数ある場合、そのプレイヤーが任意で順番を決めることができる。
-攻撃クリーチャー、攻撃目標、ブロッククリーチャーのいずれかが[[バトルゾーン]]を離れた場合、[[解決]]待ちの能力がなくなった段階で攻撃は中断され、「攻撃中」の[[継続的効果]]も終了する。結果、それ以降のステップが全て消滅する。
-攻撃が可能かどうか、および攻撃目標が適正かどうかの判断は攻撃宣言時にのみ行われ、攻撃宣言後に[[アタックトリガー]]やその他の効果によって攻撃クリーチャーや攻撃目標の状態が変化([[タップ]]、[[アンタップ]]、[[進化]]、[[G・リンク]]、「攻撃できない」「攻撃されない」能力の付加など)しても、バトルゾーンを離れない限り攻撃は中断されない。&br;何らかの理由によって攻撃クリーチャーや攻撃目標が2体以上に分裂した場合([[進化クリーチャー]]の一番上が剥がれて2体以上の[[進化元]]が残る、3体以上[[G・リンク]]した[[ゴッド]]の真ん中が外れるなど)、攻撃側がどのクリーチャーで攻撃/ブロック/バトルするかを選ぶ。

+[[アクティブ・プレイヤー]]が自分の[[クリーチャー]]を1体指定し、[[タップ]]して[[攻撃]]目標を指定することで攻撃を宣言。&br;攻撃目標は「攻撃目標にできる相手クリーチャー1体」または「相手プレイヤー」のいずれかを選ぶことになる。&br;
+「攻撃中」の[[常在型能力]]([[パワーアタッカー]]等)が適用され、攻撃の処理が全て終了するまで継続する。タップされているクリーチャーに対する常在型能力があれば、同時に適用される。&br;
+[[アタックトリガー]]などの「攻撃する/した/された時〜」関係の能力が誘発し、アクティブ・プレイヤー→非アクティブ・プレイヤーの順で解決する。&br;アクティブ・プレイヤーの[[侵略]]や[[革命チェンジ]]の宣言はここで行う。&br;非アクティブ・プレイヤーの[[ニンジャ・ストライク]]、[[革命0トリガー]]の宣言はここで行う。上記の解決順の原則から、アクティブ・プレイヤーの能力を解決した後でニンジャ・ストライクの使用を宣言する。非アクティブ・プレイヤー側で他の「攻撃された時」の能力がトリガーしている場合、それらの能力の解決とニンジャ・ストライクの宣言(と[[cip]]能力の解決)の順番は任意。&br;
+非アクティブ・プレイヤー側に[[ブロック]]できる[[ブロッカー]]がいる場合、ブロックするかどうかを宣言する。ブロックする場合は、ブロッカーを1体選んでタップする。これにより(たとえバトルまでの間にブロッカーがバトルゾーンを離れたとしても)正式にブロックが成立する。「ブロック中」や「タップされている間」などの常在型能力が適用される。&br;
+「ブロックした/された/しなかった/されなかった時〜」関係の能力が誘発し、アクティブ・プレイヤー→非アクティブ・プレイヤーの順で解決する。&br;ブロックした場合、アクティブ・プレイヤー側のニンジャ・ストライクの宣言はここで行う。非アクティブ・プレイヤー側の「ブロックした時」の能力の解決の前に、ニンジャ・ストライクの使用を宣言する。アクティブ・プレイヤー側で他の「ブロックされた時」の能力がトリガーしている場合、それらの能力の解決とニンジャ・ストライクの宣言(とcip能力の解決)の順番は任意。&br;
+以下のいずれかの処理になる。
++ブロックされた場合、またはクリーチャーを攻撃してブロックされなかった場合&br;[[バトル]]が行われることとバトルの相手が確定し、「バトルする時〜」関連の効果が適用される。バトルが行われ、負けたクリーチャーは破壊される。同じタイミングで「バトルに勝った/負けた時〜」の効果が誘発し、「クリーチャーが破壊された時〜」「バトルに勝った/負けた時〜」の効果が解決待ちとなる。それらの効果を解決したのち、「バトルの後で〜」関連の能力が誘発・解決する。&br;全ての処理が終わったら、7.に進む。
++相手プレイヤーを攻撃してブロックされず、[[シールド]]がある場合&br;このタイミングで[[ブレイク]]するシールドの枚数が確定し、今後の効果で左右されなくなる。[[W・ブレイカー]]や[[T・ブレイカー]]などの「○○ブレイカー」を複数持つ[[クリーチャー]]は、ここでどの「ブレイカー」を使うかを選択する。&br;COLOR(,pink){アクティブ・プレイヤーがシールドを規定の枚数分選び、「シールドがブレイクされる時〜」関係の効果をその枚数分適用した後、それらのシールドを同時にブレイクする。&br;その後、ブレイクしたシールドの[[S・トリガー]]など、新たに誘発する能力があれば全て解決する。}&br;全てのの処理が終わったら、7.に進む。
//++相手プレイヤーを攻撃してブロックされず、[[シールド]]がある場合&br;このタイミングで[[ブレイク]]するシールドの枚数が確定し、今後の効果で左右されなくなる。[[W・ブレイカー]]や[[T・ブレイカー]]など、複数の「○○ブレイカー」を持つ[[クリーチャー]]は、ここでどの「ブレイカー」を使うかを選択する。&br;COLOR(,pink){アクティブ・プレイヤーがシールドを1枚選び、「シールドがブレイクされる時〜」関係の効果を適用した後、そのシールドをブレイクする。&br;その後、ブレイクしたシールドの[[S・トリガー]]など、新たに誘発する能力があれば全て解決する。}&br;上記を解決して、まだ枚数分の処理が終わっておらず、シールドも残っている場合、たとえ攻撃したクリーチャーがバトルゾーンに残っていなくてもCOLOR(,pink){アクティブ・プレイヤーが〜}まで戻り処理を再開する。枚数分の処理が終わったか、終わっていなくてもシールドが全てなくなったなら、7.に進む。
//17年3月25日にルール改訂がされたので変更&旧文をコメントアウト
++相手プレイヤーを攻撃してブロックされず、シールドがない場合&br;アクティブ・プレイヤーの[[ダイレクトアタック]]が成立し、アクティブ・プレイヤーの勝利でゲームが終了する。&br;
+クリーチャーの攻撃終了。「攻撃中」の効果が全て終了し、「攻撃の後」に誘発する能力をすべて解決する。
// ※2/13 複数のブレイク能力を持っている場合はどのブレイク能力を使うかを宣言しなければならない の場所を変更。DM Vault に書かれている裁定に従い、攻撃宣言直後に変更。間違えていたり、変更ダメな場合は容赦なく修正して構いません。

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**その他 [#o17c92d0]
-上記で挙げた攻撃の手順を把握していないプレイヤーが意外と多い。特に2の「攻撃中」より、3の「攻撃する/した/された時〜」の能力が後に来ることは玄人でも知らない者は少なくない。また、攻撃宣言を行う前に[[アタックトリガー]]を先に処理するプレイヤーを環境でよく見かけたりする。長年デュエマをやってきた人も今一度、上記の攻撃の手順をしっかり確認する必要があるだろう。

-[[召喚酔い]]している[[クリーチャー]]は攻撃できない。[[進化クリーチャー]]や[[スピードアタッカー]]持ちなどは[[召喚酔い]]しないので、出した[[ターン]]中にすぐ攻撃できる。

-[[《予言者マリエル》]]や[[《スローリー・チェーン》]]など、[[クリーチャー]]の攻撃を禁止させる[[カード]]もある。

-逆に、[[《ファントム・ベール》]]や[[《龍神ヘヴィ》]]など、相手に攻撃を強要させるカードもある。(>[[可能であれば攻撃する]])

-何らかの[[能力]]で、攻撃対象の相手[[クリーチャー]]が[[アンタップ]]したり、攻撃中の味方[[クリーチャー]]が[[アンタップキラー]]や[[スピードアタッカー]]を失ったりすることがある。そのような場合でも攻撃は中止されず、そのまま攻撃を続行する。

-例えば、自分の[[クリーチャー]]が攻撃した時に、[[《威牙の幻ハンゾウ》]]や[[《斬隠オロチ》]]を出されて、[[《マイキーのペンチ》]]や[[《白騎士の開眼者ウッズ》]]などを[[除去]]されることがある。このような状況が発生しても、攻撃の宣言が完了しているならば、攻撃は中断されない。また、正しい対象を選び直すといった処理も起こらない。

-[[《ボルバルザーク・紫電・ドラゴン》]]や[[神帝]]など、攻撃中に[[攻撃クリーチャー]]が[[アンタップ]]しても、そのまま攻撃の処理を続行する。

-攻撃と書いてアタックと読むのが正式名称だが、[[DMX-22>DMX-22 「超ブラック・ボックス・パック」]]に収録された[[あるカード>《パーロック〜交差の石板〜》]]は、ギミックの都合上漢字表記されない。

**参考 [#te1a8500]
-[[用語集]]
-[[ブロック]]
-[[バトル]]
-[[アタッカー]]
-[[アタックトリガー]]
-[[よくあるルールの勘違い]]