#author("2019-01-15T14:44:36+09:00","","")
#author("2019-03-22T16:02:57+09:00","","")
*&ruby(やまふだあっしゅく){山札圧縮}; [#t6bd1008]

[[山札]]から一部のカードを[[手札]]や[[マナゾーン]]などに送ることで[[山札]]の枚数を減らすこと。
多くの場合、[[山札]]圧縮ができる[[カード]]は[[ドローソース]]や[[サーチ]]、[[リクルート]][[カード]]でもある。

あらかじめ必要なカード([[殿堂入り]][[カード]]や[[コンボ]]パーツ等)が決まっている場合は、[[同型再販]]や[[相互互換]]を利用して投入数を水増ししたり、[[《クリスタル・メモリー》]]などで直接[[サーチ]]した方が手っ取り早い。
これに対し、山札圧縮は''[[山札]]から不要な[[カード]]を抜き取る''戦略であり、毎[[ターン]]の[[ドロー]]の質を上げたり、[[山札]]を利用した能力の確実性を向上させるなどの効果が得られる。

例えば[[《ガード・グリップ》]]や[[《ローラー雪だるま》]]は使用する事で[[山札]]の[[カード]]1枚と交換できるので、投入した枚数だけ[[デッキ]]枚数が減っているのとほぼ同義になる。その分[[キーカード]]を引き込む確率も上昇する。

また、[[《ダンディ・ナスオ》]]や[[《邪眼皇ロマノフI世》]]、[[《神秘の宝箱》]]などで山札から[[腐りそう>腐る]]なカード(ゲーム終盤での[[《フェアリー・ライフ》]]など)をピンポイントで[[墓地]]や[[マナゾーン]]に送ることで[[手札]][[事故]]が起きる確率を減らすことができる。

[[《相撲Dr.ウンリュウ》]]や[[革命0トリガー]]など、[[トップデック]]を参照する[[カード]]は当たれば強力なものが多いため、山札圧縮を利用してそのヒット率を上げておきたい。
[[《相撲Dr.ウンリュウ》]]や[[革命0トリガー]]など、[[山札の上]]を参照する[[カード]]は当たれば強力なものが多いため、山札圧縮を利用してそのヒット率を上げておきたい。

-[[コスト]]6軸以外の[[【ガチャンコ ガチロボ】]]では、[[サーチ]][[カード]]で[[《ガチャンコ ガチロボ》]]を持ってくる事でそちらの[[能力]]のヒット率を上げる事にもなる。山札圧縮と[[サーチ]]が両立している例である。

-[[山札]]を直接利用するわけではないが、[[コンボ]]パーツの多くなりがちなコンボである場合は、[[サーチ]]より山札圧縮を利用した方が[[コスト]]が少なく済み揃えやすいという場合もある。

-山札から大量のカードを抜き取る[[《黒神龍エンド・オブ・ザ・ワールド》]]、[[コスト]]不要で[[山札]]を掘り進める[[《一なる部隊 イワシン》]]などは究極の山札圧縮カードといえる。&br;[[《インビンシブル・テクノロジー》]]や[[《聖霊王ガガ・ラスト・ミステリカ》]]も[[山札]]から大量の[[カード]]を抜き取るが、それらは[[サーチ]]目的で使われる事の方が圧倒的に多い。

-[[《不吉の悪魔龍 テンザン》]]・[[《龍仙ロマネスク》]]・[[《赤攻銀 アサラーム》]]・[[《FORBIDDEN STAR〜世界最後の日〜》]]などのように[[山札の上]]から[[ランダム]]で[[カード]]を削る[[能力]]は、目当ての[[カード]]が[[墓地]]や[[マナゾーン]]に落ちてしまう可能性があるため期待値自体は変わらず、上記の意味での山札圧縮とは異なる。
--ただし[[山札]]から[[カード]]を引き抜く際、[[山札]]が少ない方が1回ごとの確率上昇は大きいため、他の山札圧縮と組み合わせるのはアリ。
--[[山札]]の内容にかかわらず枚数自体を削る戦略は[[《水上第九院 シャコガイル》]]との相性が良い。

-[[《禁断〜封印されしX〜》]]はゲーム開始時から[[バトルゾーン]]に出ているため、ランダムである封印6枚分を差し引いても山札を1枚圧縮した状態で1ターン目を迎えることができる。

-当然ながらやり過ぎると[[ライブラリアウト]]になる可能性が高いので注意。[[山札]]利用の[[能力]]でも最終的には目当ての[[カード]]が[[山札]]を離れることになるため、[[コンボ]]成立と同時に自分が敗北してしまうケースもまたありうる。

-逆に山札の枚数を増やすことは「山札回復」または「山札圧迫」などと呼ばれている。一般的に前者は良い意味で、後者は悪い意味で使われることが多い。

**参考 [#p5710d77]
-[[用語集]]
-[[山札]]
-[[キーカード]]