#author("2018-12-16T00:18:18+09:00","","")
#author("2019-02-13T19:40:31+09:00","","")
*準バニラ [#j71b59c9]

全く特殊[[能力]]を持たない[[バニラ]]とは異なり、[[S・トリガー]]、[[パワーアタッカー]]、[[W・ブレイカー]]のような、場に影響を及ぼさない単純な[[能力]]しか持たない[[クリーチャー]]を指す。

[[バニラ]]と同じく[[アドバンテージ]]を稼ぐことができないため、多くの[[デッキ]]で採用を敬遠される。[[デュエル・マスターズ]]の[[ルール]]上、[[シールド]]を[[ブレイク]]するには[[パワー]]が関係ないため、それならば何らかの[[能力]]を持っている方が明らかに有利なためである。

例えば、同じ[[S・トリガー]]持ちでも[[《ハビエルネイチャー》]]と[[《アクア・サーファー》]]の利用価値の差は明白。前者は[[バトルゾーン]]に出るだけでは特に何の仕事もしないが、後者ならば[[相手]]の[[クリーチャー]]を[[バウンス]]して防御を行うことができる。
例えば、同じ[[S・トリガー]]持ちでも[[《ハビエルネイチャー》]]と[[《アクア・サーファー》]]の利用価値の差は明白。前者は[[バトルゾーン]]に出るだけでは特に何の仕事もしないが、後者ならば相手の[[クリーチャー]]を[[バウンス]]して防御を行うことができる。

[[デッキビルディング]]においては[[《大神秘イダ》]]のような[[コストパフォーマンス]]のよいものが僅かに使用される程度である。

もしくは、[[ワールド・ブレイカー]]を持つ[[《偽りの名 13》]]など、巨大な[[ファッティ]]を[[コスト踏み倒し]]で運用するなどか。

有力な[[カード]]もあるが、基本的に肩身の狭い存在である。

-[[《光輪の精霊シャウナ》]]や[[《ボルシャック・ドラゴン》]]など、初期の[[エキスパンション]]の[[スーパーレア]]と[[ベリーレア]]には準バニラの[[ファッティ]]が多く見られた。

-[[DM-23 「不死鳥編 第5弾 冥龍王帰還(ジ・エンド・オブ・ユニバース)」]]では、[[S・トリガー]]のみを有する準[[バニラ]][[クリーチャー]]の比率が、他の[[エキスパンション]]と比較しても極端に高い。ほとんどが間に合わせなのかもしれない。

-[[バニラ]]同様、最初から外れ[[カード]]として組み込まれたとしか思えないような[[カード]]も多いが、[[戦国編]]あたりから全体的な[[カードパワー]]の底上げが顕著になった。23000という規格外の[[パワー]]を有する[[《緑神龍ディルガベジーダ》]]も、[[破壊]]時に[[山札]]に戻る点を除けば準[[バニラ]]と言ってよい[[スペック]]。

-[[DMR-07 「エピソード2 ゴールデン・ドラゴン」]]で、[[バニラ]]サポートである[[《アクア・ティーチャー》]]と[[《駱駝の御輿》]]が登場。だが、[[ブレイカー]]などは[[能力]]の1種であるため、[[準バニラ]]は恩恵に与ることができない。4[[コスト]]以上の中途半端な準[[バニラ]]は名実共に普通の[[デッキ]]採用には値しなくなったと言える。

-[[聖拳編]]での初登場以来、[[多色]][[クリーチャー]]は「[[マナゾーン]]に置く時、この[[カード]]は[[タップ]]して置く」という[[能力]]を持つという扱いであった為、全ての[[多色]]の[[バニラ]][[クリーチャー]]が、『[[バニラ]]』ではなくこの『準バニラ』にカテゴライズされていた。しかし、2018年12月のルール変更により''「多色カードは[[マナゾーン]]に[[タップイン]]する」事が[[ルール]]として定められた''。よって、''「[[マナゾーン]]に置く時、この[[カード]]は[[タップ]]して置く」しか[[テキスト]]に記されていない[[クリーチャー]]は「[[カード]]に[[能力]]が書かれていない[[クリーチャー]]」として扱われるようになった''。その為、多くの[[多色]][[バニラ]][[クリーチャー]]がこのカテゴリーから外れることとなった。

-一部では[[MTG>Magic:The Gathering]]の俗語が由来である「フレンチ・[[バニラ]]」という呼んでいる[[プレイヤー]]もいる。
--フレンチ・[[バニラ]]の呼称の由来は、「ちょっとリッチな」[[バニラ]]であることから。しかし[[カード]]によっては「むしろ[[バニラ]]であってくれたなら」と言われるものも多い。

**参考 [#h2f07dce]
-[[バニラ]]
-[[用語集]]