#author("2019-12-14T21:37:52+09:00","","")
#author("2019-12-14T21:38:09+09:00","","")
*城(カードタイプ) [#cc6bf257]

[[カードタイプ]]の一つ。
[[シールド]]1つの上に置いて[[要塞化]]することで[[効果]]を発揮する[[カード]]である。

[[シールド]]の活用を裏のテーマとする[[戦国編]]の[[DM-30>DM-30 「戦国編 第3弾 戦極魂(ウルトラ・デュエル)」]]で初登場。[[カード]]のフレームは中世の城壁を思わせるようなものとなっている。
-[[DMEX-01>DMEX-01 「ゴールデン・ベスト」]]でイラスト枠が以前の面影を残した物に刷新された。
-[[DMEX-01>DMEX-01 「ゴールデン・ベスト」]]でイラスト枠が以前の面影を残した形に刷新された。

|紫電城バルザーク SR 火文明 (5)|
|城−自分のシールドをひとつ選び、このカードを付けて要塞化する。 その要塞化されたシールドがシールドゾーンから離れた時、このカードを自分の墓地に置く。 (「S・トリガー」能力を使う場合は、このカードを墓地に置く前に使う)|
|バトルゾーンにある自分のクリーチャーがブレイクするシールドの数を2倍にする。|
|この城を付けて要塞化したシールドが他の城によって要塞化されていなければ、そのシールドが相手のクリーチャーにブレイクされる時、かわりに他のシールドを1枚手札に加えてもよい。|

自分の[[シールド]]が1つでもあれば、それに重ねて[[要塞化]]することで使用できる。逆に[[シールド]]が1つもないと、城を[[プレイ]]できなくなる。

[[プレイ]]の手順は[[クリーチャー]]や[[呪文]]と同じ。[[手札]]から使用することを宣言し、規定の[[マナコスト]]を払うことで[[要塞化]]できる。

[[要塞化]]した[[シールド]]が[[ブレイク]]や[[シールド焼却]]によって[[シールドゾーン]]を離れると、重ねていた城は[[墓地]]に送られる。[[S・トリガー]]が使える場合は、それを使ってから[[墓地]]に置く。

城は[[要塞化]]している状態でないと効力を発揮しないので、いかに自分の[[シールド]]を守るのかが重要である。強力なものも多いので、上手く自分の戦術に取り入れていきたい。

**ルール [#a878b628]
-城の[[能力]]は[[シールド]]に[[要塞化]]されている間のみ機能する。城がシールドを[[要塞化]]していない場合(要塞化している[[シールド]]が[[シールドゾーン]]から離れると)、その城は[[墓地]]に置かれる。&br;[[要塞化]]された[[シールド]]が[[S・トリガー]]であった場合、[[S・トリガー]]を使用した後に城を[[墓地]]に置く。[[S・トリガー]]を使う前に[[墓地]]に置くとその[[S・トリガー]]は使えなくなる。

-城は[[シールドゾーン]]に置かれるが、[[シールド]]ではない。「シールドゾーンにあるカードの枚数」を参照(例:[[《命運の守護者ティオス》]])する場合には城[[カード]]も1枚と数えるが、単に「シールドの枚数」を参照(例:[[《ソウル・アドバンテージ》]])する場合には、城[[カード]]は1枚と数えない。
//-[[DM-30>DM-30 「戦国編 第3弾 戦極魂(ウルトラ・デュエル)」]]で登場した[[《無敵城 シルヴァー・グローリー》]]などの「かわりに他のシールドを1枚手札に加えてもよい」という[[効果]]は、厳密には「城の効果でシールドを手札に加える」ということであり、「ブレイク対象を変更する」ということではない。したがって[[ブレイク・ボーナス]]や[[ターボラッシュ]]等のブレイクを誘発条件とする能力は誘発されないので、注意が必要である。
//アヴァタールの裁定変更以降回答保留なので

-城が持つ「〜、かわりに他のシールドを1枚手札に加えてもよい」という能力の[[効果]]は[[置換効果]]である。よって[[《ボルメテウス・ホワイト・ドラゴン》]]などの「ブレイクする時、○○する」の[[能力]]を持つ[[カード]]が[[ブレイク]]するときは、ターンプレイヤーが誰なのかによって処理が変わる。&br;[[ブレイク]]する側がターンプレイヤーである場合、そちらを処理した後に処理することになる。特に[[シールド焼却]]などは[[置換効果]]であるため、その処理に割り込むことができず、身代わりは無効になる。&br;逆に城の持ち主がターンプレイヤーであった場合、身代わりを先に処理することになる。相手の[[効果]]は身代わりに割り込むことができなくなり、[[シールド焼却]]などは無効になる。

-[[《星龍の記憶》]]などを唱えて、自分の[[手札]]に加える[[シールド]]が[[S・トリガー]]を得た時、[[シールドゾーン]]から[[手札]]に加えた[[カード]]が城であった場合''コストを支払わずに要塞化できる''。
//12/27vault

-自分の[[シールド]]が城で[[要塞化]]されている状態で[[《冥界の手》]]など、[[シールド]]を[[シャッフル]]する[[カード]]を使用すると、その城は全て[[墓地]]へ置かれるという裁定がでていた。これは、もともと[[要塞化]]していた[[シールド]]が分からなくなるためであった。現在は、シールドの構成要素は変わるが同一性を保持するということが明確化されたため、以下のような手順で処理を行う。
+城やシールド・フォースで選ばれたシールドの位置を確認する。
+それぞれのシールドが何枚のカードで構成されているかを数える。
+シールドにあるカードを裏向きにしてシャッフルする。
+2で数えたのと同じ枚数をシャッフルした所からとり、それぞれのシールドのあった場所に置いていく。例えば左端に3枚、真ん中に2枚、右端に4枚のカードがあったら、これらの9枚をシャッフルし、左端に3枚、真ん中に2枚、右端に4枚置く(それらの内容は変わっているかもしれない)。
+城は同じ位置に置かれたシールドを要塞化し、シールド・フォースで選ばれたシールドもまた、同じ位置に置かれた物がシールドにある間効果が持続する。例えば右端のシールドを選んだら、シャッフルして並べた後右端に来たカードが選択されたシールドになる(その内容は変わっているかもしれない)。

-[[要塞化]]した城と、[[シールドカード]]として[[表向き]]になった城とでは、見た目はほとんど同じだが全く性質は異なる。[[能力]]を使うことができるのは基本的に前者のみで、後者は使えない。[[シールドカード]]として[[表向き]]にする能力を持った[[カード]]と併用する場合は、どちらがどちらなのか区別がつくようにしたい。
--[[シールド・ゴー]]や[[裁きの紋章]]の登場で、後者のパターンで[[能力]]を使える城以外の[[カード]]が登場してきているため一層紛らわしくなっている。当然それらの[[カード]]は[[要塞化]]はできないため前者はありえない。
--見た目に違いがなく紛らわしいものとしては、これの他に[[進化元]]と[[クロスギア]]などがある。

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**ゲームにおいて [#ra866cad]
-「[[シールド]]を[[システムクリーチャー]]化する[[クロスギア]]」とでも言うべきギミックである。長く場に残るほど大きな[[効果]]を発揮するため、[[シールド]]を[[ブレイク]]したがらない=城をブレイクしにくい[[コントロール]][[デッキ]]全般に対しては強い傾向がある。&br;少々強引だが、コントロール相手にシールドのブレイクを促すための手段として使うこともできる。

-[[《ハッスル・キャッスル》]]や[[《無敵城 シルヴァー・グローリー》]]など、5マナ以上の城には[[ブレイク]]対象を移し替える[[置換効果]]を持つものもある。これを持っている城は非常に[[ブレイク]]されづらいので、なかなかの場持ちが期待できる。

-最大の弱点は城自身の[[置換効果]]を適用できない、[[cip]]や[[呪文]]での[[シールド焼却]]である。たとえば[[《ハッスル・キャッスル》]]の返しの[[ターン]]に[[《冥府の覇者ガジラビュート》]]などで[[要塞化]]された[[シールド]]を狙われると、5[[マナ]]を使う機会と[[手札]]一枚を失いつつ、[[シールド]]も[[墓地]]送りにされてしまい、経過ターンにもよるが1ターン分に近いアドバンテージを失ってしまう。

-[[シールド]]が一枚も無い状態では当然城を使う事はできない。[[マナ]]が溜まるまでになんとか[[シールド]]を守る必要がある。各種[[ビートダウン]]、特に[[【速攻】]]が相手では城を出すことすらままならないことも多い。敢えて[[プレイ]]して[[墓地送り]]にするといった処理自体も不可能。あくまで[[要塞化]]という[[プレイ]]が不可能となり、[[マナコスト]]の支払いも不可能。

-[[《ハッスル・キャッスル》]]などの身代わり[[能力]]がある城で[[シールド・フォース]]で選んだ[[シールド]]を[[要塞化]]すると、非常に解除されづらくなる。

**その他 [#ka6f87b1]
-[[DM-39>DM-39 「覚醒編 第4弾 覚醒爆発(サイキック・スプラッシュ)」]]時点では城を[[墓地]]から[[回収]]したり、[[墓地]]から直接城を[[要塞化]]したりできる[[カード]]は存在しない。そのため、再利用する場合は[[返霊]]などで一旦[[墓地]]から[[山札]]に戻す必要があったが、[[DMR-01>DMR-01 「エピソード1 ファースト・コンタクト」]]にて[[《悪臭怪人ゴキーン》]]が登場。墓地の城を[[山札の上]]に置くことで、間接的に回収できるようになった。

-[[戦国編]]では味方全体に効果の及ぶ城が主に登場した。それ以降は特定の[[種族]]もしくは[[名称カテゴリ]]のみに効果が及ぶ城が少しずつ登場しており、いずれも[[背景ストーリー]]で登場する各組織の拠点がカードとなったものである。

-元ネタは、ルール面では[[Magic:The Gathering]]の「オーラ」、イメージ面ではMTGの「城塞」だろう。

-[[DMR-13>DMR-13 「ドラゴン・サーガ 第1章 龍解ガイギンガ」]]では各文明の拠点が[[呪文]]で登場した。さらに[[DMR-14>DMR-14 「ドラゴン・サーガ 第2章 暴龍ガイグレン」]]ではこれらの拠点をモチーフにした[[フォートレス]]という新たな[[カードタイプ]]が登場した。名称こそ似通っているが、システム上まったくもって似て非なる概念である。&br;拠点系の[[カード]]の主軸は[[フォートレス]]や[[フィールド]]に移行しており、城の新規収録は著しく少なくなっている。

-[[DMRP-09>DMRP-09 「超天篇 第1弾 新世界ガチ誕! 超GRとオレガ・オーラ!!」]]にて登場した「[[裁キノ聖堂>裁きの紋章]]」[[呪文]]は、城と同じく[[プレイ]]した後に[[シールド]]に乗り、その状態で[[能力]]を発揮する。[[ブレイク]]された時に[[手札]]に戻ってくる点で基本的な性能は若干あちらの方が優秀。こちらは[[呪文]]よりサポートが少ない代わりに、同じ理由でメタも受けにくい。

-長らく[[サブタイプ]]を持ち得ない[[カードタイプ]]だったが、[[DMX-21>DMX-21 「マスターズ・クロニクル・パック 英雄決闘譚(コミック・オブ・ヒーローズ)」]]の[[《ユニバース・ラピア》]]の登場により[[サブタイプ]][[付与]]が可能になり、[[DMEX-03>DMEX-03 「ペリッ!!スペシャルだらけのミステリーパック」]]にて、初の[[サブタイプ]]を持つ城[[《サタン・キャッスル》]]が登場。

**参考 [#v101a3a9]
-[[要塞化]]
-[[シールド]]
-[[シールド・セイバー]]
-[[《紫電城バルザーク》]]
-[[用語集]]

*城(能力) [#eeb58790]

城(カードタイプ)が持つ能力。

|城−自分のシールドをひとつ選び、このカードを付けて要塞化する。 その要塞化されたシールドがシールドゾーンから離れた時、このカードを自分の墓地に置く。 (「S・トリガー」能力を使う場合は、このカードを墓地に置く前に使う)|

城の使い方に関する定義がなされており、ほぼ注釈文のような扱い。

-後に登場した[[サイキック・クリーチャー]]や[[ドラグハート・ウエポン]]、[[D2フィールド]]などの使い方は、これとは違い注釈文の形をとっている。

-[[新章デュエル・マスターズ]]以降に[[再録]]または新規登場した[[《無敵城 シルヴァー・グローリー》]]や[[《サタン・キャッスル》]]は、「城−」ではなく「城:」の形を取っている。

**参考 [#o504cb3d]
-[[キーワード能力]]
-[[注釈文]]
-[[要塞化]]