#author("2019-08-24T20:32:08+09:00","","")
#author("2019-11-01T16:34:54+09:00","","")
*状況誘発 [#ed025d3a]

状況誘発とは、[[トリガー能力]]の誘発条件の1つ。「ゲーム中のイベント」ではなく「ゲームの状態」を参照する誘発条件である。

|サイバー・J・イレブン SR 水文明 (11)|
|クリーチャー:サイバー・コマンド 11000|
|M・ソウル|
|W・ブレイカー(このクリーチャーはシールドを2枚ブレイクする)|
|バトルゾーンに自分の水のクリーチャーが11体以上あれば、自分はゲームに勝利する。|
#hr
|光霊姫アレフティナ SR 光文明 (4)|
|クリーチャー:メカ・デル・ソル/アーク・セラフィム 8000|
|このクリーチャーを召喚するコストは、自分のシールド1枚につき1多くなる。|
|相手のクリーチャーが自分を攻撃する時、それがそのターンはじめての自分への攻撃で、自分のシールドが1枚もない場合、自分の山札の上から1枚目を裏向きのまま、新しいシールドとして自分のシールドゾーンに加える。|
|自分のシールドが10枚以上あれば、自分はゲームに勝利する。|
|W・ブレイカー|
|飢えと乾き ケローラ C 火文明 (1)|
|クリーチャー:アウトレイジ 2000|
|自分のマナゾーンに水のカードがなければ、このクリーチャーを破壊する。|

通常の[[トリガー能力]]は「[[バトルゾーン]]に出た時」など、あるイベントをきっかけにして誘発するが、状況誘発の[[トリガー能力]]は、「自分の[[クリーチャー]]が○○体」など、[[ゲーム]]中の状態によって誘発する。

この条件を持つ[[トリガー能力]]は解決後も再度誘発し何度も効果を生成するという点は絶えず[[継続的効果]]を生成し続ける[[常在型能力]]と似ており、ゲームの状態を参照するという点は[[状況起因処理]]と共通しているが、それらとはルール上別物であり混同しないよう注意が必要。

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**状況誘発のルール [#h7a757c2]

[[呪文]]や能力の解決中に誘発し、その[[呪文]]や[[能力]]の解決後に誘発条件が満たされてない場合でも、状況誘発は[[効果]]を生成する。

例) バトルゾーンに自分の[[《光霊姫アレフティナ》]]があり、自分の[[シールド]]が9枚以下の状態で[[《エメラル》]]等のクリーチャーを出してシールドが一時的に10枚以上となったとする。
この場合、効果に「〜であれば」などの条件がないので、[[《光霊姫アレフティナ》]]の能力によって、自分はゲームに勝つことができる。

また、この誘発条件を持つ[[トリガー能力]]は一度誘発すると、[[解決]]されるまで誘発しない。
-このルールがなければ、能力は永遠に誘発し続け、次の行動に移れなくなってしまう。

解決後も誘発条件を満たしているなら、[[能力]]は再度誘発する。場合によっては無限ループを引き起こす。
ー例えば、[[《黒神龍アマデウス》]]が自身の[[能力]]により[[破壊]]されるのを[[《天光の精霊ミハイル》]]の[[置換効果]]で回避できる状態では置換でとどまった後にさらに《アマデウス》の[[能力]]が状況誘発し、破壊→置換→再度誘発→破壊…を[[延々と繰り返す>無限ループ]]ことになる。&br;このように、[[ゾーン]]を移動しようとする状況誘発と、回数制限なく[[置換効果]]でとどまらせる能力が揃った場合、例外的な処理として''その[[ゾーン]]にとどめたままゲームを続行できる''裁定となっている。

主に[[ゲーム]]の勝敗に関わる条件になっているため、そのような[[カード]]を使う際は[[ルール]]に気を付けたい。

-[[《光霊姫アレフティナ》]]、[[《サイバー・J・イレブン》]]、[[《伝説の禁断 ドキンダムX》]]等の能力は常在型能力かつ状況誘発であるという裁定が下っている。しかし、単一の能力が複数の種類(常在型能力と[[トリガー能力]])を持つことはないため矛盾が生じる。

**状況誘発を持つカードの例 [#f496ff15]
-[[《黒神龍アマデウス》]]
-[[《光霊姫アレフティナ》]]
-[[《サイバー・J・イレブン》]]
-[[《禁断のドキンダム》]]
-[[《伝説の禁断 ドキンダムX》]]
-[[《終焉の禁断 ドルマゲドンX》]]

**参考 [#f3d6cd20]
-[[トリガー能力]]
-[[解決]]
-[[《サイバー・J・イレブン》]]