#author("2019-08-27T12:28:17+09:00","","")
#author("2019-08-27T14:26:15+09:00","","")
*&ruby(しんりゃく){侵略}; [#y5bc74d0]
|侵略―指定クリーチャー(自分の指定クリーチャーが攻撃する時、自分の手札にあるこのクリーチャーをその上に重ねてもよい)|

[[つかもうぜ6パック Vol.1]]で先行登場した[[キーワード能力]]。
指定された[[文明]]と[[種族]]を持つクリーチャーが[[攻撃]]するとき、その上に重ねて[[進化]]することができる[[能力]]。

|音速 ガトリング UC 火文明 (4)|
|進化クリーチャー:ヒューマノイド爆/侵略者 6000+|
|進化-自分の火のクリーチャー1体の上に置く。|
|侵略-火の侵略者または火のヒューマノイド|
|パワーアタッカー+1000|
|W・ブレイカー|

例えば上の[[《音速 ガトリング》]]の場合、[[火]]の[[ヒューマノイド]]である[[《無頼勇騎タイガ》]]や[[《爆冒険 キルホルマン》]]なが[[攻撃]]する時に、[[コスト踏み倒し]]で[[進化]]できる。
例えば上の[[《音速 ガトリング》]]の場合、[[火]]の[[ヒューマノイド]]である[[《無頼勇騎タイガ》]]や[[《爆冒険 キルホルマン》]]などが[[攻撃]]する時に、[[コスト踏み倒し]]で[[進化]]できる。

[[マナコスト]]が不要なため、[[《密林の総督ハックル・キリンソーヤ》]]や[[《鬼切丸》]]など、他の[[クリーチャー]]を出しつつ手軽に打点を強化できる。

当然ながら[[ビートダウン]][[デッキ]]にマッチした[[能力]]であり、[[進化元]]を用意しておけば素早く[[進化]]して殴ることができる。

大幅な[[テンポアドバンテージ]]を稼げる強力な[[能力]]なので、うまく利用していきたい。

**ルール [#fae5a812]
-この効果で出す場合は[[マナコスト]]を払う必要がない。したがって、[[《早撃人形マグナム》]]や[[《悠久を統べる者 フォーエバー・プリンセス》]]などの[[能力]]に[[除去]]される。

-侵略を使って[[進化]]するのは[[任意]]である。よって、上記のような[[メタカード>メタゲーム#Mcard]]の[[能力]]を避けるために、普通に[[マナコスト]]を払って[[召喚]]してもよい。

-また、[[コスト踏み倒し]]で出されるため「[[召喚]]」には含まれない。[[召喚]]のみを参照する[[カード]]もあるので注意。

-この能力によって場に出すタイミングは[[アタックトリガー]]と同じ。侵略を先にしてしまっても、[[進化元]]の[[アタックトリガー]]はトリガーしているため、[[解決]]することが可能。例えば、[[《アクア新参兵 アイザック》]]で[[攻撃]]する時、[[《侵略者 バロンスペード》]]に[[侵略]]した後に[[マナ武装]]で[[ドロー]]が可能。

--逆に言えば、[[アタック・チャンス]]同様にアタックトリガータイミングで手札に加わった[[カード]]の侵略を発動させることはその[[攻撃]]中は不可能である。例としては《アイザック》の[[マナ武装]]を使って《バロンスペード》を引いた場合や、[[《爆山伏 リンクウッド》]]の[[効果]]で[[《音速 ガトリング》]]を[[手札]]に加えたときが上げられる。

--[[返霊]]の場合、先に[[侵略]]してしまうと「このクリーチャーが攻撃する時、自分の墓地にあるカードN枚を好きな順序で[[山札の下]]に置いてもよい。そうした場合、(効果)を生成する」は能力がトリガーし解決待ち状態になるが、以降の(効果)の部分は[[進化元]]が持つ能力であり、まだトリガーしていない。つまりトリガーしていない状態で[[進化]]してしまっているため、実質的に「墓地にあるカードN枚を好きな順序で山札の一番下に置く」処理しかできなくなる。(2015年7月15日暫定回答)
故に[[返霊]]をすべて処理しつつ、同時に侵略したい場合には、侵略に使用する手札をすべて公開した後で、重ねる前にすべての[[返霊]]を解決し、その後で重ねる必要があった。
2016年4月17日現在は、以降の(効果)の部分もストックされており、進化後も「このクリーチャー」として扱うという裁定に基づき、''侵略後も返霊を使える''という正式回答で落ち着いている。

--ちなみに上の返霊の例は、[[革命チェンジ]]が絡んで入れ替えが実行された後だと不発に終わる。(2016年4月17日現在暫定回答)入れ替え後に「このクリーチャー」が存在しなくなるためである。

-相手が[[ブロック]]を宣言したところで侵略するということはできない。[[ブロック]]するかどうかを決めるのは侵略を[[解決]]するタイミングの後であり、相手の出方を見て侵略するかを決める[[プレイング]]は不可能。

-一旦侵略を宣言すれば侵略元のアタックトリガーを解決した後であっても侵略は解決できる。例えば[[《爆煽動 バラン》]]のようなアタックトリガーで[[除去]]を放てる[[クリーチャー]]から[[《音速 ガトリング》]]に侵略する場合、まず[[《音速 ガトリング》]]の侵略を宣言し、[[《爆煽動 バラン》]]のアタックトリガーを解決してから[[《音速 ガトリング》]]の侵略を解決するとよい。そうして[[《音速 ガトリング》]]が侵略によって場に出た時点で[[《制御の翼 オリオティス》]]のような[[コスト踏み倒しメタ]]が焼かれてなくなっていれば、コスト踏み倒しメタの影響を受けずに済む。

-手札消費は激しくなるが、条件さえ満たしていれば一度の[[攻撃]]で2回以上侵略することができる。これは「連続侵略」と呼ばれたりする。例えば[[闇]]の[[コマンド]]が[[攻撃]]することで侵略した[[《復讐 ブラックサイコ》]]の上にさらに《ブラックサイコ》を重ねることで4枚[[ハンデス]]が可能になる。ただし、このように''連続侵略を行う場合、[[cip]]などはそれらを全て出してから解決する''。決して、すべて出し切る前に[[cip]]を解決することはできない。
--アニメ「VSR」では、[[バサラ]]のみがこの連続侵略を使っている。

-[[《勝利のガイアール・カイザー》]]など多色クリーチャーが攻撃して異なる文明の侵略を複数同時にトリガーさせることは可能。ただしどれか1体の侵略を使用した時点で文明が変わってしまうため、それ以外の文明の侵略は進化条件を満たせなくなり出すことはできなくなる。例えば、[[《勝利のガイアール・カイザー》]]の攻撃時に[[《轟く侵略 レッドゾーン》]]・[[《復讐 ブラックサイコ》]]・[[《超獣軍隊 ゲリランチャー》]]の[[侵略]]が同時にトリガーしたとき、[[《轟く侵略 レッドゾーン》]]を先に出した場合火文明となるため自然のクリーチャー、闇のクリーチャーを進化元とする他2枚の侵略は不発となる。

-[[メテオバーン]]と同時に誘発する。[[進化]]しても同一個体であることには変わらないため、[[コスト]]となる[[進化元]]を補充する名目で活用することもできる。当然恒久的な運用は無理だが、一時的に増やせるという観点から、[[進化元]]がなくなってしまった[[メテオバーン]]獣の最後の一撃に使ったり、[[メガメテオバーン6]]のように数が必要な時に使ったりすることができる。

**その他 [#f2586429]

-後に登場した[[S級侵略]]、[[SSS級侵略]]という派生能力も登場し、侵略という言葉はそれらの総称として使われることがある。

-侵略によってバトルゾーンに出すことを「侵略する」と表現されることが多い。[[S級侵略]]、[[SSS級侵略]]も同様。

-侵略は、進化元の攻撃時に行えるという性質から、自力で[[スピードアタッカー]]を持つクリーチャーが存在する火は、他の文明より一足早く侵略を行いやすい。特に[[《轟く侵略 レッドゾーン》]]は、その早さに見合わない打点とパワーの高さ、除去性能の優秀さから、革命編から急激に目立つようになった環境の[[高速化]]を象徴するカードとなっている。

-前述のとおり、[[スピードアタッカー]]との相性は抜群。特に[[《轟速 ザ・レッド》]]は[[《轟く侵略 レッドゾーン》]]、[[《無頼勇騎タイガ》]]は[[《音速 ガトリング》]]の[[進化元]]に最適である。他には[[《勝利のガイアール・カイザー》]]は3つの[[文明]]を持つ[[コマンド・ドラゴン]]であり、様々な侵略に対応する。出たターンに侵略することができるのであれば、侵略元のパワーの低さはほとんど気にならないため、パワーで唯一[[《無頼勇騎タイガ》]]に勝っていた[[《無頼勇騎ゴンタ》]]はますます立場がなくなる。

-侵略は後の環境にも大きな影響を及ぼしている。一方、侵略と同時に登場した能力[[革命]]は、自分のシールドの枚数に依存するがために、かなり使いにくさが目立ち、環境に定着しなかった。[[革命軍]]より[[侵略者]]の方がよほど環境に革命を起こしているというのは皮肉な話である。

-現時点では[[侵略者]]のみが持つ能力であるが、[[進化元]]の指定は[[侵略者]]とは限らない。

-大抵のケースでは「[[攻撃クリーチャー]]が侵略条件を満たすのであれば、[[攻撃クリーチャー]]は進化条件を満たす」という関係性が成り立っている。進化条件が侵略条件の必要条件になっている点は、侵略の性質上、当然ともいえる。例外としては、[[《裏革命目 ギョギョラス》]]が挙げられる。(反例:[[攻撃クリーチャー]]がコスト6以上の[[革命軍]]だが[[コマンド]]ではない)


-侵略によって手軽に[[ビートダウン]]できるが、相手の[[シールド]]が2枚以下になると[[革命軍]]の[[革命]][[能力]]を使われてしまうので注意。尤もこちらも[[侵略者]]の相手のシールドが2枚以下で効果を発揮する能力を使用可能となるが。
--このように[[革命]]の対として、[[侵略者]]に多く見られる相手のシールド枚数に依存する能力を、便宜上[[侵略]][[能力]]、アニメでは「[[侵略]]モード」と言うこともある。

-[[バニラ]]と大差のない[[クリーチャー]]が[[ビートダウン]]性能が高い上に[[除去]]や[[ハンデス]]などの付加価値が付いた[[クリーチャー]]に手軽に[[進化]]することから批判を受けることのある[[能力]]であり、2017年までに[[《復讐 ブラックサイコ》]]と[[《S級原始 サンマッド》]]が[[殿堂入り]]となっていることから[[侵略]]を持つクリーチャーに対して調整ミスを指摘する声もある。

-コストが大きい程より侵略条件が厳しくなる。
|コスト|侵略条件(すべて同文明)|h
|2、3|[[クリーチャー]]|
|4|[[侵略者]]&br;ないしは各種[[侵略]][[コマンド]]の[[サポート種族]]の属する[[種族カテゴリ]]|
|~|[[コマンド]]|
|5、6|[[コマンド]]|
|7|[[コマンド]]|
|~|パワー6000以上の[[クリーチャー]]|
|8|[[進化]][[コマンド]]|
|9|コスト9の[[コマンド]]|

-[[DMR-19>DMR-19 「革命編 第3章 禁断のドキンダムX」]]にて、上位能力である[[S級侵略]]が登場。

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**参考 [#veda41f6]
-[[キーワード能力]]
-[[進化]]
-[[コスト踏み倒し]]
-[[侵略者]]
-[[S級侵略]]
-[[革命(能力)>革命]]
-[[革命チェンジ]]