#author("2019-12-27T10:01:41+09:00","","")
#author("2019-12-27T10:03:04+09:00","","")
*&ruby(エターナル・アームズ){聖拳編}; [#r2b4fee4]

-''PREV'':[[闘魂編]]

-''NEXT'':[[転生編]]

[[デュエル・マスターズ]]3番目のシリーズ。
「聖拳編」と書いて「''エターナル・アームズ''」と読む。
古参のプレイヤーが今でも強く印象に残っているほどの大人気シリーズであり、デュエル・マスターズそのものの人気を大幅に押し上げたシリーズでもある。その影響力はとても強く、映画化までされるほど。
しかし、その反面[[カードパワー]]のバランスが微妙で、極端に強すぎるカードも多い。悪名高き[[《無双竜機ボルバルザーク》]]も[[《炎槍と水剣の裁》]]も[[《母なる大地》]]も[[《魂と記憶の盾》]]も[[《英知と追撃の宝剣》]]も[[《パシフィック・チャンピオン》]]も全てこのシリーズのカード。
「エターナル・アームズ」というのは「永遠の武器」という意味で、あらゆる時代を通してこのシリーズのカードが活躍できるようにと名づけられた。その試みは見事に成功し、多数収録された新機軸カードは、[[インフレ]]がだいぶ進んだ現在でも様々な[[デッキタイプ]]で活躍するものはそれなりの数がいる。しかし、同時に多数の[[殿堂入り]]、[[プレミアム殿堂]]カードを輩出してしまったため、この名称は皮肉なものとなってしまった。

このシリーズでは初めて[[多色]]カードが登場し、このシリーズのメインテーマにもなった。
それに併せて多種族の[[クリーチャー]]や、[[バトルゾーン]]の[[文明]]の総数をチェックするカードなども初登場。

このシリーズに当てはまる[[エキスパンション]]は、
-上述の通り[[多色]]カードが初登場。[[メタゲーム]]を席捲する数多の強力カードを収録した大人気120枚セット[[DM-10 「聖拳編(エターナル・アームズ) 第1弾」]]
-多色の強力呪文である[[エターナル呪文]]に加え、新勢力[[ウェーブストライカー]]が登場した[[DM-11 「聖拳編 第2弾 無限軍団の飛翔(エターナル・ウェーブ)」]]
-新たな[[進化]]システム[[進化V]]が生まれ、多色進化獣とその[[進化元]]を主体とした[[DM-12 「聖拳編 第3弾 魔封魂の融合(エターナル・ボルテックス)」]]
-[[対抗色]]の多色カードが初登場、[[種族]]同士で助け合う[[シンパシー]]能力も生まれた[[DM-13 「聖拳編 第4弾 龍炎鳳神誕(エターナル・フェニックス)」]]
の4つ。

[[デュエル・マスターズ]]史上初の[[インフレ]]を起こしたシリーズとも言われ、[[殿堂入り]]、[[プレミアム殿堂]]カードでなくとも、当時としては明らかなオーバー[[スペック]]を誇るカードが多い。特に[[DM-10>DM-10 「聖拳編(エターナル・アームズ) 第1弾」]]、[[DM-11>DM-11 「聖拳編 第2弾 無限軍団の飛翔(エターナル・ウェーブ)」]]はそれが目立った。それ以外にも、癖が強かったり、新たな[[デッキ]]タイプを想起させてくれるような面白い能力を持ったカードも多く、これらは[[DM-12>DM-12 「聖拳編 第3弾 魔封魂の融合(エターナル・ボルテックス)」]]、[[DM-13>DM-13 「聖拳編 第4弾 龍炎鳳神誕(エターナル・フェニックス)」]]に多く見られた。高い[[カードパワー]]に加え、斬新な[[能力]]が多いことが、このシリーズが人気を博した要因であると言える。

しかし、やりすぎな面も目立ち、このシリーズの序盤から登場した[[《無双竜機ボルバルザーク》]]はこのカードの禁止化を求める署名運動までもが行われる問題を引き起こしている(詳しくは[[ボルバル・マスターズ]])。《ボルバルザーク》だけでなく、他にも環境に大きな影響を与え、殿堂入り、プレミアム殿堂に指定されたカードは以下の通り、多く存在している。
-[[DM-10 「聖拳編(エターナル・アームズ) 第1弾」]]
--[[《無双竜機ボルバルザーク》]]([[殿堂入り]]→[[プレミアム殿堂]])
--[[《母なる大地》]]([[《龍仙ロマネスク》]]と[[プレミアム殿堂コンビ]]→[[殿堂入り]]→[[プレミアム殿堂]])
--[[《魔天降臨》]]([[殿堂入り]])
--[[《転生プログラム》]]([[殿堂入り]]→[[プレミアム殿堂]])
--[[《大勇者「鎖風車」》]]([[殿堂入り]])
--[[《黒神龍ブライゼナーガ》]]([[殿堂入り]])
--[[《セイレーン・コンチェルト》]]([[殿堂入り]])
-[[DM-11 「聖拳編 第2弾 無限軍団の飛翔(エターナル・ウェーブ)」]]
--[[《英知と追撃の宝剣》]]([[殿堂入り]])
--[[《魂と記憶の盾》]]([[殿堂入り]])
--[[《次元の霊峰》]]([[殿堂入り]])
-[[DM-12 「聖拳編 第3弾 魔封魂の融合(エターナル・ボルテックス)」]]
--[[《ラッキー・ダーツ》]]([[殿堂入り]])
--[[《クローン・バイス》]]([[殿堂入り]])
-[[DM-13 「聖拳編 第4弾 龍炎鳳神誕(エターナル・フェニックス)」]]
--[[《無双恐皇ガラムタ》]]([[殿堂入り]])
--[[《パシフィック・チャンピオン》]]([[殿堂入り]]→[[殿堂解除]])
--[[《炎槍と水剣の裁》]]([[殿堂入り]]→[[プレミアム殿堂]]→[[殿堂解除]])

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このシリーズより、能力テキストに変化が見られた。
-「このクリーチャーがバトルゾーンにある間」→省略
-「[[バトルゾーン]]に出たとき」→「バトルゾーンに出した時」
-「(バトルゾーンからクリーチャーを)持ち主の墓地に置く」→「[[破壊]]する」
-「(手札から)持ち主の墓地に置く」→「捨てる」
-能力テキストに書かれているクリーチャー名→《》の使用
-[[スレイヤー]]の括弧内説明&br;「このクリーチャーとバトルした相手クリーチャーは、勝っても持ち主の墓地に置かれる」→「このクリーチャーがバトルする時、バトルの後、相手クリーチャーを破壊する」

-現在は全て絶版。[[DMC-34 「コロコロ・ドリーム・パック2(エターナル・レガシー)」]]は、このシリーズを中心にカードが[[再録]]されている。

-「多色を扱った[[エキスパンション]]は人気が出る」というジンクスが初めて実現した例である。
-「多色を扱った[[エキスパンション]]は人気が出る」というジンクスが初めて実現した例である。後の[[革命ファイナル]]もそれを示している。

-原型は[[Magic:The Gathering]]のエキスパンション「インベイジョン・ブロック」。そちらも歴代のカードセットの中でトップクラスの人気を誇る。
--共通点として、シリーズの途中まで[[二色>多色]]カードが全て[[友好色]]の組み合わせであり、[[シリーズ最終エキスパンション>DM-13 「聖拳編 第4弾 龍炎鳳神誕(エターナル・フェニックス)」]]のみ[[二色>多色]]カードが全て[[対抗色]]の組み合わせであることが挙げられる。

**参考 [#q1aa8fdc]
#include(シリーズリスト,notitle)
-[[聖拳編環境]]
-[[聖拳編背景ストーリー]]

-[[勝舞編]]