#author("2019-10-01T18:08:14+09:00","","")
#author("2019-10-01T21:43:01+09:00","","")
*&ruby(レインボー){多色}; [#nf8387b7]

[[文明]]を2つ以上持つこと。
複数の[[文明]]を持っている[[カード]]は『多色カード』として扱われる。
初登場は[[聖拳編]]。

[[マナゾーン]]に[[チャージ]]すれば、複数の[[文明]]の[[マナ]]を出し分ける事ができる。
一方で[[プレイ]]には複数[[文明]]の[[マナ]]が必要となり、[[単色]]の[[カード]]に比べて[[プレイ]]が難しくなる。

[[プレイ]]が難しい分、[[スペック]]は[[単色]]よりも高めに設定されることが多い。
また、複数の[[文明]]の[[マナ]]が出せる代わりに、''チャージする時はタップして置かなければならない''という代償もある。

**ルール [#w7502081]
[[単色]]のカードは[[アンタップ]]状態で[[マナゾーン]]に置かれる([[《停滞の影タイム・トリッパー》]]等で[[タップイン]]になった場合はそちらが優先される)。
上述の通り、[[多色]][[カード]]は[[タップ]]して[[マナゾーン]]に置かれる([[タップイン]])。これはその[[カード]]の持つ[[文明]]が2つ以上のいくつであっても一律に課せられる。

''直前のゾーンで多色だったカード''は、[[マナゾーン]]に置く時に[[タップ]]された状態で置かれる。''[[2019.9.30掲載 公式Q&A>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/32500/]]''
基本的に[[単色]]や[[無色]]のカードは[[アンタップ]]状態で[[マナゾーン]]に置かれるが、[[文明追加]]によって''直前のゾーンで多色だった''場合は、[[タップ]]された状態で置かれる。''[[2019.9.30掲載 公式Q&A>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/32500/]]''
[[クリーチャー]]や[[呪文]]の[[能力]]でマナゾーンに置く時も同様である。

逆に、[[マナゾーン]]にある間だけ[[文明追加]]される(いわゆる染色)場合、[[単色]][[カード]]は[[タップイン]]しない。
なお、[[《停滞の影タイム・トリッパー》]]等の能力で[[タップイン]]を求められた場合はそちらが優先される。

#region(過去の裁定)
-[[単色]]のカードは、多色になってマナゾーンに置かれる場合および直前のゾーンで多色だったときに置かれる場合も[[アンタップ]]状態で[[マナゾーン]]に置かれる([[《停滞の影タイム・トリッパー》]]等で[[タップイン]]になった場合はそちらが優先される)。
--[[常在型能力]]ですべての単色カードが多色としてマナゾーンに置かれる[[《薫風妖精コートニー》]]や、[[《革命類侵略目 パラスキング》]]により多色になっている[[単色]]カードが[[マナ送り]]された場合などが該当する。
--逆に直前のゾーンで[[単色]]だったとしても、カードとして多色なら[[タップイン]]する([[《天地命動 バラギアラ/輪廻暴氷》]]が[[マナ送り]]された場合など)。
#endregion

-5[[色]]カードを[[マナ]]として扱う場合、それで[[コスト]]の支払いはできず、[[文明]]の支払いのみできる。(>[[5色レインボー]])
--ただし、[[O・ドライブ]]能力などで[[タップ]]する枚数としてはカウントされる。

-かつては多色カードそれぞれに以下のテキストで与えられた[[能力]]であった(例外として[[《時空の嵐ストームXX》]]等の多色[[サイキック・クリーチャー]]はマナゾーンに置かれても留まらないため、この表記が省かれていた)。
|マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。|
その為、多色には[[カードに能力が書かれていない>バニラ]][[クリーチャー]]は存在しなかった。
しかし2018年12月のルール変更により、この[[タップイン]]は[[能力]]扱いではなくなった。
これに伴い、過去の多色カードもテキストボックスに''タップインのテキストが書かれてないものとして扱う''こととなる。つまりタップインのみ能力を持っていたクリーチャーは準バニラから[[バニラ]]扱いへと変更されることになった。

#endregion

-5[[色]]カードを[[マナ]]として扱う場合、それで[[コスト]]の支払いはできず、[[文明]]の支払いのみできる。(>[[5色レインボー]])
--ただし、[[O・ドライブ]]能力などで[[タップ]]する枚数としてはカウントされる。


-[[《幻獣妖精ユキゴン》]]がいれば[[アンタップ]]状態で置かれる。

多色カードを[[マナゾーン]]で[[タップ]]して使用する時、2つの文明のどちらか1つとして使う。(例:マナの[[《腐敗電脳メルニア》]]と[[《青銅の鎧》]]をタップして[[《腐敗電脳メルニア》]]を[[召喚]]するということはできない→[[よくあるルールの勘違い>よくあるルールの勘違い#e]])

多色カードを使うためのコストを支払う時は、それぞれの文明の[[マナ]]が少なくとも1枚は必要である。
-従って、([[5色レインボー]]混じりでない限り)多色カードを色数より少ないコストで使用することはできない。

-文明を指定する効果では、そのカードが持つ文明のうちどれか1つでも条件にあっていればよい。(例:[[《アクアン》]]の効果で表向きしたカードの中に[[《腐敗電脳メルニア》]]があった場合、[[《腐敗電脳メルニア》]]は手札に加わる)
一方で、特定の文明「以外の」と指定された場合、その文明を含んでいるカードは含まれない。([[《悪魔神バロム》]]を出した時、[[《腐敗聖者ベガ》]]は破壊されない)

-[[マナゾーン]]のカードが○文明だけである時〜、という効果を持ったカードがあり、[[マナゾーン]]にその文明をもった多色カードがある場合、その効果は適用される。(例:[[マナゾーン]]に2枚の[[水]]文明のカードと[[《腐敗電脳メルニア》]]がある時、[[バトルゾーン]]にある[[《アングラー・クラスター》]]のパワーは+3000される)

-「[[光]]、[[水]]、[[闇]]、または[[火]]の」というような、一見冗長に思える形式の[[テキスト]]を含むカードがある。「[[自然]]以外の」というテキストとの違いは、自然を含む多色のカードの扱いである。例えば[[バトルゾーン]]に火/自然の多色クリーチャーが1体だけいるとすると、「光、水、闇、または火のクリーチャーが1体でもあれば〜する」という能力は使用できるが、「自然以外のクリーチャーが1体でもいれば〜する」という能力は使用できない、という様な違いがでる。多色をテーマにした[[極神編]]、特に[[DM-24>DM-24 「極神編(バイオレンス・ヘヴン) 第1弾」]]収録のカードに多く見られる。

-[[バトルゾーン]]に多色カードがある時、両方の文明のカードとして扱う。(例:[[《腐敗電脳メルニア》]]と[[《地脈の超人》]]が[[バトルゾーン]]にある場合、[[《地脈の超人》]]の[[パワー]]は+6000される)

**その他 [#b9c0a954]

-基本的に多色であるデメリットはすべて、[[マナゾーン]]に関係して発生する。そのため、マナに干渉しない多色[[サイキック・クリーチャー]]は、その点ではメリットしか生じない。

**その他 [#b9c0a954]
[[聖拳編]]の後にも、[[極神編]]、[[エピソード1]]、[[革命ファイナル]]と、[[多色]]を改めてフィーチャーするシリーズは何度か出ている。
ほとんどの[[カード]]が[[多色]]である[[DM-26>DM-26 「極神編 第3弾 超絶VS究極(ドラゴニック・ウォーズ)」]]といったパックもある。

それ以外には
-[[DM-17>DM-17 「転生編 第4弾 終末魔導大戦(ジ・オーバーテクノクロス)」]]の[[進化]][[クロスギア]]
-[[《超聖竜ボルフェウス・ヘヴン》]]や[[《超聖竜シデン・ギャラクシー》]]等、[[切札]]同士が融合したカード
-[[構築済みデッキ]]の限定カード
などの一部のカードに見られる。

-多色にはそれ特有のデメリットがあるものの、その[[スペック]]の高さから好んで使用するプレイヤーもいる。
ただし、あくまで主流は[[単色]]なので、[[基本カード]]が少なく[[マナ]]の問題も絡む[[多色]]だけを使って[[デッキ]]が組まれることは稀であり、「多色デッキ」と呼ばれる[[デッキタイプ]]でも、多色でないカードが半分くらい入っていることが多い。

-多色をフィーチャーした[[エキスパンション]]はいずれも売り上げが好調になる事が多い。特に[[極神編]]は、[[転生編]]と[[不死鳥編]]を通して、デュエル・マスターズの展開終了を覚悟するプレイヤーも決して少なくないほど落ち込んでしまった売り上げを大幅に復活させた救済シリーズとなった。

-「文明の支払い」というルールの関係上、「カードの持つ文明>カードに書かれているコスト」になることはない。
--しかし、[[超天篇 第1弾>DMRP-09 「超天篇 第1弾 新世界ガチ誕! 超GRとオレガ・オーラ!!」]]にて「カードそのものは2色、カードタイプとしてはコスト1」というものが登場した。ある意味では「カードの持つ文明>カードに書かれているコスト」のカードが登場したといえる。

**多色カードの文明の組み合わせ [#ye6ad00e]
[[光]]・[[水]]・[[闇]]・[[火]]・[[自然]]・光 というふうにして各文明を輪のように繋げたときに、隣合う文明同士を[[友好色]]、隣合わない文明同士を[[敵対色]]という。[[背景ストーリー]]でも基本的に[[友好色]]・[[敵対色]]の関係は反映されている。

多色カードには[[友好色]]と[[敵対色]]の組み合わせで以下の10種類、ある色を中心にした[[友好色]]と[[敵対色]]の組み合わせでさらに10種類、5色全ての1種類の計21種類が存在する([[G・リンク]]したクリーチャーも含めると、[[五元神]]がどの4色の組み合わせにもなれるので26種類となる)。
***2色 [#i533dbe0]
[[友好色]]
-光文明と水文明([[白青]])
-水文明と闇文明([[青黒]])
-闇文明と火文明([[赤黒]])
-火文明と自然文明([[赤緑]])
-自然文明と光文明([[白緑]])

[[敵対色]]
-光文明と闇文明([[白黒]])
-水文明と火文明([[青赤]])
-闇文明と自然文明([[黒緑]])
-火文明と光文明([[赤白]])
-自然文明と水文明([[青緑]])

***3色 [#gdcf2874]
1色とその友好色(「弧」)
-自然文明と光文明と水文明 (光とその友好色 [[白青緑]])
-光文明と水文明と闇文明 (水とその友好色 [[白青黒]])
-水文明と闇文明と火文明 (闇とその友好色 [[青黒赤]])
-闇文明と火文明と自然文明 (火とその友好色 [[黒赤緑]])
-火文明と自然文明と光文明 (自然とその友好色 [[白赤緑]])

1色とその敵対色(「楔」)
-火文明と光文明と闇文明 (光とその敵対色 [[白黒赤]])
-自然文明と水文明と火文明 (水とその敵対色 [[青赤緑]])
-光文明と闇文明と自然文明 (闇とその敵対色 [[白黒緑]])
-水文明と火文明と光文明 (火とその敵対色 [[白青赤]])
-闇文明と自然文明と水文明 (自然とその敵対色 [[青黒緑]])

***4色 [#wb15d746]
-1体のクリーチャーとしては、[[サイキック・スーパー・クリーチャー]]に光・水・闇・火の[[《魅惑のダンシング・エイリアン》]]がいるのみ。他にも[[ゼン&アク]]等[[G・リンク]]によって4色となるものは存在するが、1枚のカードで4色のものは未だに存在しない。(おそらく、[[マナ数]]が関係していると思われる。マナ数を1にしてしまえば3色の上位となり、0にしてしまえば劣化5色となる為。)

***5色 [#p9a83dce]
-[[5色レインボー]]

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**全てのクリーチャーが多色の種族 [#x3049369]
-[[スピリット・クォーツ]]
-[[ロスト・クルセイダー]]
-[[レインボー・コマンド・ドラゴン]]
-[[ワールド・ドラゴン]]など

これ以外については[[特殊種族]]を参照。

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**参考 [#k58e0e33]
-[[用語集]]
-[[エキスパンションリスト]]
-[[レインボーカード]]
-[[色]]
-[[デッキカラー]]
-[[友好色]]
-[[敵対色]]
-[[無色]]
-[[5色レインボー]]
-[[ロスト・プリズム]]
-[[マナ基盤]]