#author("2018-10-10T18:45:13+09:00","","")
#author("2019-07-23T16:27:23+09:00","","")
*&ruby(たいせい){耐性}; [#m2beafc8]

[[除去]]に対する防御力、○○されない、といった能力のこと。
[[除去]]に対する防御力、○○されない、といった能力のこと。除去耐性とも。
デュエル・マスターズ等のカードゲームでは、(受動的に)相手の妨害手段を回避することを「耐性」と呼ぶことが多い。

ひとえに「耐性」といっても、その種類や耐性の適用範囲、耐えることに必要となる[[コスト]]が異なる。


**DMにおける耐性の種類 [#b8244c68]
|BGCOLOR(orange):~''耐性能力名''|BGCOLOR(orange):~''概要''|BGCOLOR(orange):~''備考''|
|[[攻撃されない]]|相手[[クリーチャー]]は、この耐性を持つ[[クリーチャー]]を攻撃対象にできない。|[[水]]文明に多い。|
|[[ブロックされない]]|相手の[[ブロッカー]]は、この耐性を持つ[[クリーチャー]]の攻撃を[[ブロック]]できない。|攻撃能力寄りだが、耐性に分類される。[[水]]文明に多い。|
|(攻撃先を)[[変更できない]]|[[ガードマン]]や[[メタリカ]]の[[攻撃曲げ]]を用いても攻撃を止められない。|[[攻撃]]の[[中止]]や[[攻撃]]している[[クリーチャー]]の[[除去]]は問題なくできる|
//|[[マッドネス]]|手札から捨てられる代わりに、[[バトルゾーン]]に出せる。|[[ハンデス]]の牽制となる。相手のカードに反応するものと相手ターンに反応するものに別れる。|
//|[[破壊されるかわりに○○に置く>置換効果]]|疑似的な耐性。「[[モヤシ]]」や「マナゾーンに置かれる」など。|[[破壊]]による[[ディスアドバンテージ]]を減らす、または破壊を[[アドバンテージ]]に変換する。|
|[[破壊されるかわりに○○する、される>置換効果]]|バトルゾーンにとどまることができる。[[エスケープ]]など。|破壊を別の[[ディスアドバンテージ]]に変換する。|
//|[[エスケープ]]・[[真・エスケープ]]|[[破壊]]される代わりに、シールドを一枚犠牲にする。([[S・トリガー]]は使えない。)|[[光]]文明に多い。[[《時の玉 ミラク》]]等は、この能力で革命能力を助長するため、そういった[[デッキ]]では特に輝く。|上の欄に統合しました。
|[[破壊されない]]|[[《デーモン・ハンド》]]などの[[破壊]]を受けたり[[バトル]]に負けても[[墓地]]に行かない。|[[マナ]]送りや[[バウンス]]は食らう。|
|バトルゾーンを離れるかわりに[[とどまる]]|[[破壊]]や[[マナ送り]]などあらゆる[[除去]]に対応した除去耐性。|[[《神羅スカル・ムーン》]]などの[[置換効果]]による[[除去]]や、[[封印]]には対応できない。|
|[[離れない]]|いかなる[[除去]]をも受け付けない、最高峰の耐性。|これも[[封印]]には無力。|
|[[バトル]]を行わない|[[ブロック]]時の[[バトル]][[破壊]]を免れる。[[《不屈の使徒チーキ・クーレ》]]など||
|[[破壊される/バトルゾーンを離れるかわりに○○する、される>置換効果]]|破壊を別の[[ディスアドバンテージ]]に変換してバトルゾーンにとどまることができる。[[エスケープ]]など。|置換できない場合は不発。置換対象がそのまま回数制限になる|
|破壊される/バトルゾーンを離れるかわりに[[とどまる]]|回数制限なしにあらゆる除去に耐える。|[[《神羅スカル・ムーン》]]などの[[置換効果]]による[[除去]]や、[[封印]]には対応できない。|
|[[破壊されない]]/[[バトルゾーン]]を[[離れない]]|回数制限なしにあらゆる除去に耐える。置換による除去も通じない。|最高峰の耐性。ただし[[封印]]には無力。|
|[[封印]]されない(できない)|最高級の[[除去]]である[[封印]]を無効にする。|それ以外の除去には無力。|
//|[[セイバー]]、[[ガードマン]]|前者は、身代わりとして機能し、後者は、あわよくば状況を無傷で突破できる。|一つの耐性で、[[バトルゾーン]]全体に影響する可能性を秘める。|単体では機能しないため外しました
|[[アンタッチャブル]]|相手が除去などでクリーチャーを選ぶ際、その選択肢から外れることができる。|[[攻撃]]や[[ブロック]]はされる。|
|[[すべてのバトルに勝つ]]|[[バトル]]で[[パワー]]比べをせず、相手を[[破壊]]できる。|攻撃寄りの能力だが、攻撃の牽制など受動的に用いられるため、耐性に分類される。|
|[[G・リンク]]状態|[[除去]]されても構成パーツの1枚だけが離れ、それ以外は残る。|どれを離すか選べる点も多少防御力に貢献する。|
|「[[破壊]]された時、○○をバトルゾーンに出す」|[[フィールドアドバンテージ]]の損失を0にする。[[ドロン・ゴー]]や[[《阿修羅ムカデ》]]など。|該当カードがないと不発|


**耐性の意義 [#f41ab46e]
耐性の利用方法は主に3つに分かれる
+除去耐性や[[アンタッチャブル]]を持つ[[クリーチャー]]で確実に[[とどめを刺す>ダイレクトアタック]]、比較的オーソドックスな方法。
+[[《精霊龍 ライトデュエル》]]と共に軽量[[光]][[ブロッカー]]を並べ、突破困難な[[チャンプブロック]]を形成するなど、「耐性」の名の通り防御に特化する方法。
+[[《メタルワルスラS》]]を[[《ワルスラ・プリンスS》]]の効果で破壊し《メタル》を[[手札]]に回収、さらに《プリンス》の[[能力]]も使う、といったように[[デメリット]]を削減して[[コンボ]]に利用する方法。

耐性は、ただ単に利用するだけでも強力な場面はあるが、[[コンボ]]や弱点の補強に使えれば非常に有意義である。

総じて、「耐性」とは、[[コンボ]]の核や、[[バトル]]の華となり、[[デュエル]]に欠かせない一大要素なのである。

**注意点 [#zd6a151f]
耐性を扱ううえで、その適用範囲を間違えてはいけない。例えば、「破壊されない」[[クリーチャー]]に、[[《ナチュラル・トラップ》]]を打ったら、当然[[マナ]]送りになる。が、[[破壊]]の定義が曖昧な状態でデュエルをしている場合、「マナ送りも破壊なのでは?」などと疑問やトラブルが生まれやすい。初心者は特に注意したい。

**その他 [#i357620b]
-「[[一時的にクリーチャー以外になりクリーチャー指定の除去を受け付けない>ドラグハート・フォートレス]]」「[[登場と同時に封印され、全て外れるまでそもそも参照できない>《禁断機関 VV-8》]]」「[[pigなどで除去した方が悪い状況になることを匂わせる>ブラフ]]」などの性能も擬似的な耐性として挙げられることがある。
-「[[一時的にクリーチャー以外になりクリーチャー指定の除去を受け付けない>ドラグハート・フォートレス]]」「[[登場と同時に封印され、全て外れるまでそもそも参照できない>《禁断機関 VV-8》]]」「[[pigなどで除去した方が悪い状況になることを匂わせる>ブラフ]]」「[[損失ゼロでバトルゾーンに戻れる>無月の門・絶]]」などの性能も擬似的な耐性として挙げられることがある。
[[《熱血星龍 ガイギンガ》]]の擬似アンタッチャブルなどは場合によっては[[アンタッチャブル]]よりも効果的になることも。

**参考 [#rc94bc1b]
-[[除去]]
-[[置換効果]]
-[[能力]]