#author("2019-10-06T13:42:15+09:00","","")
#author("2019-10-17T09:59:51+09:00","","")
*&ruby(むげつ){無月};の&ruby(もん){門}; [#nc7b6b51]

月刊[[コロコロコミック]]2018年2月号付録で登場した[[キーワード能力]]。

|卍 デ・スザーク 卍 MDS 闇文明 (8)|
|クリーチャー:マスター・ドルスザク/マフィ・ギャング 9000|
|無月の門:自分の魔導具をバトルゾーンに出した時、自分の魔導具をバトルゾーンと墓地から2つずつ選び、このクリーチャーを自分の手札または墓地からそれら4枚の上にコストを支払わずに召喚してもよい。|
|W・ブレイカー|
|このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、相手のクリーチャーを1体破壊する。|
|このクリーチャーの下に4枚以上カードがあれば、相手のクリーチャーはタップしてバトルゾーンに出る。|

自分の[[魔導具]]を[[バトルゾーン]]に出した時にトリガーし、[[バトルゾーン]]と[[墓地]]から2つずつ、合計4枚の[[魔導具]]を下にして[[コスト踏み倒し]][[召喚]]できる。出したばかりの[[魔導具]]をそのまま使うことも可能。
-ただし、後に登場した[[呪文]]の[[魔導具]]はバトルゾーンに出ることもなく[[墓地]]に置かれるためトリガーしない。
--つまり、今後[[クロスギア]]や[[D2フィールド]]の[[魔導具]]が登場した場合、それらをバトルゾーンに出しても能力がトリガーする事でもある。

[[手札]]だけでなく[[墓地]]からも[[召喚]]することができ、条件と合わせて[[墓地肥やし]]との相性が非常に良い。
変わったところでは[[《神秘と創造の石碑》]]などにも反応する。

-[[手札]]から出すのと、あらかじめ[[手札]]から[[捨てて>捨てる]]おいて[[墓地]]から出すのとでは失う[[アドバンテージ]]が変わらない。使う前に[[山札送り]]などを受けない限りは、[[ディスカード]]の[[デメリット]]を帳消しにするワイルドカードとして使ったり、[[手札交換]]を擬似的にプラスの[[アドバンテージ]]に変える札として使う事が可能。同じ理由で[[ハンデス]]にもそれなりの[[耐性]]がある。
--[[魔導具]]を[[墓地]]から選ぶ点も[[ハンデス]]などの[[墓地送り]]に対する[[耐性]]として挙げられるが、[[バトルゾーン]]にも必要なので完全な[[耐性]]を持っているわけではない。

**ルール [#x5d2f76c]
[[魔導具]]は[[バトルゾーン]]と[[墓地]]から必ず2枚ずつ選ぶ必要がある。枚数が足りない場合は使うことができない。

発動のタイミングはあくまで「[[魔導具]]を[[バトルゾーン]]に出した時」。[[魔導具]]を[[コスト]]を支払って[[召喚]]した時のみならず、相手の[[ターン]]中にも[[コスト踏み倒し]]で[[召喚]]ができる。
ちなみに召喚扱いのため、[[《死海竜ガロウズ・デビルドラゴン》]]には封殺されるのに注意。
また、[[《ビックリ・イリュージョン》]]で種族に[[魔導具]]を追加したクリーチャーも、元から種族に[[魔導具]]を持つクリーチャーをバトルゾーンに出すことで無月の門に貢献することはできる。一応。

下に置かれた[[カード]]の扱いは、[[進化クリーチャー]][[の下]]と同じで、5枚全ての[[カード]]が1体の[[クリーチャー]]として扱われる。

下にある[[カード]]ひとつひとつは[[特性]]を失い、全て[[コスト]]0として扱われる。下の[[カード]]が[[カード指定除去]]された場合、上の[[クリーチャー]]はそのまま残る。
例えば、[[《テック団の波壊Go!》]]を唱えて相手の[[墓地]]に[[魔導具]]を置きたくない時は、[[カード指定除去]]で対処するといい。

一方で、[[DMRP-04魔>DMRP-04魔 「デュエル・マスターズ 新4弾 誕ジョー!マスター・ドルスザク!!〜無月の魔凰〜」]]時点で[[無月の門]]を持つのはいずれも[[非進化]]の[[クリーチャー]]であるため、これを使って出しても''召喚酔いする''点に注意。
また、[[クリーチャー]]として表にある一番上の[[カード]]だけが[[カード指定除去]]によって[[バトルゾーン]]を離れた場合、[[退化]]とは違い下の[[カード]]をバトルゾーンに残すことはできず、一番上の[[カード]]がどの[[ゾーン]]に移動したかに関わらず全て[[墓地]]に置かれる。

また、[[進化]]とは異なる処理として、''重ねる前の[[魔導具]]と重ねた[[クリーチャー]]は同一[[クリーチャー]]とはみなされず、[[タップ]]状態や付加されていた[[能力]]など[[魔導具]]のいかなる状態も引き継ぎがない''。具体的に起こることの例は以下。
-[[魔導具]]の時点で[[付与]]されていた[[効果]]は失効する。
--[[《ケタノビール・ランサー》>《ケタノッコ・タンク/ケタノビール・ランサー》]]で[[魔導具]]を[[パンプアップ]]していても、重ねた[[クリーチャー]]は素の[[パワー]]になる。
--[[《キリモミ昇チュー拳》>《キリモミ・チュリス/キリモミ昇チュー拳》]]で[[魔導具]]を[[スピードアタッカー]]していても、重ねた[[クリーチャー]]は[[召喚酔い]]する。
-待機中の効果も失効する。
--場に相手の[[《異端流し オニカマス》]]がいて、自分のターン中にトリガー元かつ種となる[[魔導具]]を[[召喚]]以外で出した場合、重ねた[[クリーチャー]]は[[バウンス]][[効果]]を受けない。(このケースの場合、さらに無月の門は[[召喚]]扱いなので、結果的に誰も[[バウンス]]されない)。
-重ねる[[魔導具]]が[[タップ]]されていても、重ねた[[クリーチャー]]は''[[アンタップ]]状態で出る''。
-[[バトルゾーン]]からの[[魔導具]]2体を[[召喚酔い]]していないもので揃えても、重ねて出す[[クリーチャー]]は関係なく[[召喚酔い]]する。
-下に重ねる[[魔導具]]が[[クロスギア]]を[[クロス]]しているか[[ウエポン]]を[[装備]]している場合、''どちらも外れる''。
[[進化]]はクリーチャーがそのまま別のクリーチャーに変化するイメージだが、無月の門の素材は一旦[[魔導具]]が''[[クリーチャー]]ならざるものに変換されてから[[クリーチャー]][[の下]]に組み込まれる''イメージを持つと分かりやすい。これは''[[カードタイプ]]が変更されると適応予定の[[単発的効果]]が失効する''裁定とも適合する。

-[[《堕魔 グリール》]]など、[[進化]]している[[魔導具]]を選ぶ場合、一番上の[[カード]]だけが無月の門の材料になり、下にあった他の[[カード]]は分離して[[退化]]と同様再構成される。
なお、[[クリーチャー]][[の下]]にある[[魔導具]]は[[種族]]を含む[[特性]]を失っているため、新しく無月の門を発動した時の材料に直接指定することはできない。
//テキストでは「2つ」「4枚」という表現だが、[[バトルゾーン]]から[[魔導具]]を選ぶのは[[クリーチャー]]単位での指定である。
//このため複数枚で構成される[[魔導具]](例えば[[進化]]した[[《堕魔 グリール》]])を選んだ場合、すべての[[カード]]が[[魔導具]]ひとつ分として下に置かれる。また、すでに[[バトルゾーン]]にいる他の無月の門持ち[[クリーチャー]]や[[進化クリーチャー]]がいるとき、その下にある[[魔導具]]を直接素材に使うことはできない。

[[墓地]]と[[バトルゾーン]]の[[魔導具]]がそれぞれ1枚以下の状態で[[魔導具]]を[[バトルゾーン]]に出した場合、そちらの[[墓地肥やし]][[cip]]を先に解決したことで[[墓地]]と[[バトルゾーン]]に2枚以上揃った場合は無月の門を使用可能。ただし、[[魔導具]]が[[バトルゾーン]]に出た時点で無月の門持ち[[クリーチャー]]は[[手札]]か[[墓地]]にいないと誘発しないので、[[魔導具]]が[[バトルゾーン]]に出たことで無月の門持ち[[クリーチャー]]が[[手札]]か[[墓地]]に置かれた場合、その無月の門は使えない事に注意。[[手札]]から[[墓地]]、あるいは[[墓地]]から[[手札]]に移動していた場合もトリガーが失効するので結果的に使用できない。

[[魔導具]]を出した際、自分の[[手札]]と[[墓地]]にある[[クリーチャー]]の無月の門はすべてトリガーする。その後、[[バトルゾーン]]と[[墓地]]2枚ずつの[[魔導具]]のセットの数だけ解決することができる。
-この時、前の[[無月の門]]によって[[魔導具]]が[[魔導具]]でない[[クリーチャー]]に変化したものを、次の[[無月の門]]の対象にすることはできない。

-[[《獣軍隊 ヤドック》]]等の影響下にある時に無月の門を使用した場合、下敷きになった[[魔導具]]と一番上の[[カード]]はまとめて[[マナ送り]]になる。(2018/07/23事務局確認)

-以前はバトルゾーン以外で発動する能力ということで無効化されなかったが、裁定変更によって[[《轟破天九十九語》>《キングダム・オウ禍武斗/轟破天九十九語》]]で魔導具をバトルゾーンに出したことによって無月の門が発動することはなくなった。(2018/11/14正式回答)

-この[[能力]]を持つ[[クリーチャー]]に[[マナ召喚]]を付与してもこの能力で[[マナゾーン]]から出すことはできない(2019/7/26事務局確認)。

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**その他 [#g82ec162]
-[[魔導具]]の[[カード]]には魔法陣の弧が描かれており、これ4枚を四方に並べることで魔法陣、すなわち無月の門が完成するというデザインになっている。『デュエル・マスターズ 双極篇フルコンプリートBOOK』も無月の門で出すクリーチャーの下に置く魔導具を「魔法陣」と呼んでいる。
--公式動画などでも魔法陣の形の上に[[《卍 デ・スザーク 卍》]]を置いて[[プレイ]]している。[[封印]]もそうだが、特に演出を気にしないのであれば、[[進化]]と同じように縦に揃えて重ねてもルール違反ではない。

-[[マスターカード]]の法則に当てはめて考えると、[[《卍 デ・スザーク 卍》]]の存在からいわゆる『[[マスター能力]]』であるが、[[双極篇]]になるとこの[[能力]]を持った[[クリーチャー]]が何体も登場している。&br;ほとんどは[[ドルスザク]][[種族]]を持つ為、[[《卍 デ・スザーク 卍》]]から派生したともとれる。ただし、[[《無明夜叉羅ムカデ》]]のみドルスザクを持っていない。(アニメでは使い手の[[ゲジスキー]]が「[[ゼーロ]]の能力を独自に研究した」と述べている)。

-[[Wizards of the Coast]]のしゃば氏によれば、当初は4枚ではなく6枚で円陣を作る予定だったらしい。[[参考>https://twitter.com/syaba3/status/953089636418535424]]
--後に6枚使用した上位版[[無月の門]]として「[[無月の門・絶]]」が登場することになった。

**参考 [#j5fbb007]
-[[魔導具]]
-[[コスト踏み倒し]]
-[[リアニメイト]]
-[[墓地]]
-[[マスター・ドルスザク]]
-[[の下]]
-[[《卍 デ・スザーク 卍》]]
-[[無月の門・絶]]
-[[虚無月の門]]
-[[無月フィールド]]
-[[無月の門99]]
-[[無月の門・終]]
-[[罪・無月の∞罪]]

-[[マスター能力]]
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公式Q&A
<Q.[[《卍 デ・スザーク 卍》]]を[[無月の門]]の能力で[[召喚]]しました。この[[クリーチャー]]をどのように扱えばよいですか?
A.5枚重なった状態で1体の[[クリーチャー]]として扱います。この時、[[進化クリーチャー]]と同じようにこの[[クリーチャー]]の下に重ねてある[[カード]]は特性が失われています。

<Q.[[《卍 デ・スザーク 卍》]]を[[無月の門]]の能力で召喚した時、これは[[バトルゾーン]]の[[魔導具]]から[[進化]]しているのですか?
A.いいえ、[[魔導具]]は単純に[[召喚]]するための道具として使われただけで、同一の[[クリーチャー]]とはみなされず、[[タップ]]状態や付加されていた能力など[[魔導具]]のいかなる状態も引き継ぎません。[[進化クリーチャー]]と違って召喚酔いもします。

<Q.5枚の[[カード]]が重なった状態で1体の[[クリーチャー]]としてある時、[[破壊]]されたらどうなりますか?
A.[[進化クリーチャー]]と同じように5枚すべての[[カード]]が1体の[[クリーチャー]]として扱われ、同時に[[墓地]]に行きます。[[手札]]や[[マナゾーン]]、[[山札]]など他の[[ゾーン]]に移る時も同様です。

<Q.[[《ヘブン・デ・エンドレーサ》>《龍装の悟り 天命/ヘブン・デ・エンドレーサ》]]で''無月の門''でバトルゾーンに出た[[《無明夜叉羅ムカデ》]]を選んだ場合どうなりますか?
A.''無月の門''でバトルゾーンに出たクリーチャーは下にある魔導具を含めて1体のクリーチャーとして扱いますので、5枚すべてをシールドに置くことになります。この時、それら5枚は1つのシールドに5枚重ねられた状態で置かれるのではなく、バラバラの5つのシールドとしてシールドゾーンに置かれます。
[[引用元>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/dmrp05-0006/]]


<Q.5枚の[[カード]]が重なった状態で1体の[[クリーチャー]]としてある時、そのうちの1枚がカード指定効果によってゾーン移動するとどうなりますか?
A.[[クリーチャー]]として表にある一番上の[[カード]]がいずれかの[[ゾーン]]に移動した場合、どこに移動したかに関わらず下の4枚の[[カード]]は存在できなくなってすべて墓地に置かれます。下の4枚の[[カード]]のうちのどれかが移動した場合は[[クリーチャー]]として残り続けます。

<Q.[[《堕魔 グリギャン》]]をバトルゾーンに出した時、その能力で[[山札]]の上から[[無月の門]]を持つ[[クリーチャー]]が[[墓地]]に置かれた場合、その無月の門の能力を使うことができますか?
A.いいえ、使えません。[[無月の門]]は、[[魔導具]]を[[バトルゾーン]]に出した時点で[[手札]]か[[墓地]]にないといけません。

<Q.[[《堕魔 グリギャン》]]をバトルゾーンに出した時、墓地に無月の門を持つクリーチャーがいますが、必要な枚数の魔導具がありませんでした。[[《堕魔 グリギャン》]]の能力で山札の上から魔導具が置かれた場合、それを元に無月の門を使うことはできますか?
A.はい、使えます。無月の門は、魔導具をバトルゾーンに出した時点で手札か墓地にあると発動し、[[使用宣言]]をすることが可能です。その解決時にバトルゾーンと墓地から必要な枚数の魔導具を集めて使うことになるので、宣言時に魔導具がそろっている必要はありません。ただし、解決時に必要な枚数の魔導具がなければ失敗し、無月の門を使ったことにはなりません。

<Q.[[《「深淵より来たれ、魂よ」》>《ビシャモンス・デーケン/「深淵より来たれ、魂よ」》]]の効果で墓地のクリーチャーを出すとき、先に魔導具2枚を戻してから墓地にある魔導具2枚を使って''無月の門''で墓地のクリーチャーを出すことができますか?
A.いいえ、呪文の解決中に置換効果以外のクリーチャーの能力を割り込んで解決することはできません。この場合すべてのクリーチャーを先に出し、その後で発動している''無月の門''の解決をすることになります。
墓地にあった''無月の門''を持つクリーチャーはすでにバトルゾーンに出てしまったためそれ以上''無月の門''で出すことはできませんが、例えば''無月の門''が手札で発動していた場合、すべてのクリーチャーをバトルゾーンに出した後、待機している効果を解決する過程で2体以上の魔導具が墓地に置かれ、バトルゾーンにも魔導具クリーチャーが2体いれば手札の''無月の門''を解決することが可能です。
[[引用元>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/dmrp05-0011/]]