#author("2019-02-14T18:24:22+09:00","","")
#author("2019-06-12T17:11:24+09:00","","")
*&ruby(うらがえ){裏返};す [#t594931f]

[[覚醒]]や[[龍解]]、[[禁断解放]]等の説明文中にある、[[バトルゾーン]]にある[[サイキック]]・[[ドラグハート]]・[[禁断]]をひっくり返し、もう片方の面の[[クリーチャー]]、[[セル]]、[[ウエポン]]ないしは[[フォートレス]]に変えること。
|時空の火焔ボルシャック・ドラゴン SR(SSR) 火文明 (7)|
|サイキック・クリーチャー:アーマード・ドラゴン 6000+|
|攻撃中、このクリーチャーのパワーは、自分の墓地にある火のカード1枚につき+1000される。|
|W・ブレイカー|
|覚醒―このクリーチャーがバトルに勝った時、このクリーチャーをコストの大きいほうに裏返す。|
|BGCOLOR(white):覚醒後⇒[[《勝利の覚醒者ボルシャック・メビウス》]]|

|勝利の覚醒者ボルシャック・メビウス SR(SSR) 火文明 (14)|
|サイキック・クリーチャー:アーマード・ドラゴン 12000+|
|このクリーチャーが攻撃する時、自分のシールドを1枚墓地に置いてもよい。そうした場合、相手のパワー6000以下のクリーチャーを1体破壊する。|
|このクリーチャーが各ターンはじめてタップされた時、アンタップする。|
|攻撃中、このクリーチャーのパワーは、自分の墓地にある火のカード1枚につき+1000される。|
|T・ブレイカー|
|解除(このクリーチャーがバトルゾーンを離れる時、バトルゾーンを離れるかわりに、コストの小さいほうに裏返す)|
|BGCOLOR(white):覚醒前⇒[[《時空の火焔ボルシャック・ドラゴン》]]|

|時空の戦猫(せんびょう)シンカイヤヌス UC 水文明 (4)|
|サイキック・クリーチャー:ブルー・モンスター 4000|
|M・ソウル|
|K・ソウル|
|このクリーチャーに覚醒した時、カードを1枚引く。|
|ループ覚醒−自分のターン中に火のクリーチャーをバトルゾーンに出した時、このクリーチャーを《時空の戦猫ヤヌスグレンオー》のほうに裏返す。|
|BGCOLOR(white):覚醒後⇒[[《時空の戦猫ヤヌスグレンオー》]]|

|銀河剣 プロトハート P 火文明 (4)|
|ドラグハート・ウエポン|
|これを装備したクリーチャーが各ターンはじめてタップした時、アンタップする。|
|龍解:自分のターンの終わりに、そのターン、これを装備したクリーチャーが2度攻撃していた場合、このドラグハートをクリーチャー側に裏返し、アンタップする。|
|BGCOLOR(white):龍解後⇒[[《星龍解 ガイギンガ・ソウル》]]|

|禁断〜封印されしX〜 FL 火文明 (マナコストなし)|
|禁断の鼓動|
|この鼓動は、ゲーム開始時、封印を6つ付けてバトルゾーンに置く。|
|この鼓動はバトルゾーンを離れない。|
|禁断解放-この鼓動の封印がすべてなくなった時、クリーチャー側に裏返す。|
|BGCOLOR(white):禁断解放後⇒[[《伝説の禁断 ドキンダムX》]]|

[[カード]]を裏返す[[キーワード能力]]は[[特殊タイプ]]によって異なり、能力テキスト上での面の指定方法も異なる。一覧は以下
-[[サイキック]]系統
--[[覚醒]]
---[[ループ覚醒]]
---[[メテオバーン覚醒]]
--[[解除]]
--[[覚醒リンク]]
---[[V覚醒リンク]]
--[[リンク解除]]
-[[ドラグハート]]系統
--[[龍解]]
--[[龍回避]]
--[[スーパー龍解]]
-[[禁断]]系統
--[[禁断解放]]
--[[禁断爆発]]

ほとんどの両面[[カード]]はこれらの[[能力]]を持っている。各々に設定された条件を満たすことで自力で別の面に裏返り、別のカードに変身する。裏面が[[セル]]や[[コア]]のものは、複数で[[リンク]]しつつ裏返るうちの1枚だけがその[[能力]]を持っている。

裏返す[[能力]]には大抵裏返す先のカード面の特徴が指定されている。このため、[[3面以上を持つ>3D龍解]][[カード]]でも混乱する事はまずない。(指定の形については各[[能力]]記事参照)

-裏返す前と裏返した後の[[カード]]の[[コスト]]を比べると、[[サイキック]]は倍、[[ドラグハート]]は3か5増えるものが多いが、特に決まりがあるわけではなく、それ以外のものも点在している。

-[[シールド]]や[[山札]]など、サイキック系列の[[カード]]でない普通の(裏と表が決まっている)[[カード]]をひっくり返す場合は「[[表向き]]にする」「裏向きにする」と表記されるので、「裏返す」行為とは区別される。そのため、[[《魂と記憶の盾》]]のようなカードを[[サイキック・クリーチャー]]に適応した場合、その能力自体によって強制的にひっくり返るわけではない(シールドに送られるかわりに解除すれば実際にはひっくり返るが)。そもそも「[[表向き]]」「裏向き」の区別が[[サイキック・クリーチャー]]にはなく、[[シールド]]や[[山札]]に送ってもすぐに[[超次元ゾーン]]に帰るだけである。
--逆に通常[[クリーチャー]]が「裏返る」能力を得てしまう場合もある。詳細は後述。

----
**ルール [#k0ff9beb]

[[カード]]を裏返して新しい面にする事自体は[[バトルゾーン]]に出す/出した扱いにはならず、[[バトルゾーン]]を[[離れる]]/離れた扱いにもならない。

「[[覚醒]]した時」「[[龍解]]した時」の[[能力]]は、それぞれ指定された能力によって裏返った時のみ誘発する。前者は[[覚醒]]以外の[[能力]]、後者は[[龍解]]以外の[[能力]]でそれぞれ裏返しても誘発しない点に注意。

[[カード]]を裏返した事により、その[[カード]]が[[バトルゾーン]]に存在する[[カード]]として適切でなくなった場合([[装備]]されていない[[ウエポン]]、[[リンク]]が完成していない[[セル]]や[[コア]]等)、その[[カード]]は[[超次元ゾーン]]または[[墓地]]に強制送還される。

***召喚酔いについて [#ncc1af38]
[[カード]]を裏返して新しい面にする事自体は[[召喚酔い]]を発生させない。もともと[[バトルゾーン]]にあった両面カードが[[クリーチャー]]面に裏返った場合は即座に[[攻撃]]できる。

ただし、''[[バトルゾーン]]に出した両面[[カード]]を同じ[[ターン]]中に[[クリーチャー]]面に裏返した場合、その[[クリーチャー]]は基本的に[[召喚酔い]]する''。これは裏返る前の面が[[フォートレス]]や[[鼓動]]など[[クリーチャー]]以外の面であった場合もなる。
ただし、''[[バトルゾーン]]に出した両面[[カード]]を同じ[[ターン]]中に[[クリーチャー]]面に裏返した場合、その[[クリーチャー]]は基本的に[[召喚酔い]]する''。これは裏返る前の面が[[フォートレス]]や[[鼓動]]など[[クリーチャー]]以外の面であった場合もなる。

例外的に、[[覚醒]]([[覚醒リンク]]を含む)によって[[クリーチャー]]が裏返った場合、その面である間に限り[[召喚酔い]]は解ける。これは[[覚醒]][[能力]]が持つ特別な処理である。同一[[ターン]]中に[[解除]]等で元の面に戻った場合、[[召喚酔い]]は復活する。

また、[[《禁断〜封印されしX〜》]]はターンを計算し始める前から[[バトルゾーン]]に存在するため[[召喚酔い]]が発生しない。仮に1[[ターン]]目に[[《伝説の禁断 ドキンダムX》]]に[[禁断解放]]した場合も[[攻撃]]できる。

***タップの位相について [#g5c660df]
裏返る前の[[クリーチャー]]の[[タップ]]状態は、裏返った後の[[クリーチャー]]に引き継がれる。[[覚醒リンク]]の場合は、パーツとなる[[サイキック・クリーチャー]]のうち一体でも[[タップ]]されていれば、[[サイキック・スーパー・クリーチャー]]は[[タップ]]された状態で現れる。また、[[リンク解除]]時にはパーツとなる[[サイキック・クリーチャー]]はすべて[[リンク解除]]前の[[タップ]]・[[アンタップ]]状態と同じ状態で現れる。

[[ウエポン]]など[[クリーチャー]]以外の[[カードタイプ]]から[[クリーチャー]]に裏返る場合は基本的に[[アンタップ]]状態で現れる。これは[[クリーチャー]]以外の[[カードタイプ]]には[[タップ]]・[[アンタップ]]の状態が存在しないため。[[クリーチャー]]から[[クリーチャー]]以外の面になった際も[[タップ]]情報はすべてリセットされる。

-[[クリーチャー]]面に裏返す[[龍解]][[能力]]には、裏返した後に[[アンタップ]]すると書かれているが、この部分は裁定変更によりほぼ意味をなさなくなった。

#region(以前の裁定)
-2016年9月13日のルール改訂以前は、[[ドラグハート・フォートレス]]から[[龍解]]によって[[ドラグハート・クリーチャー]]になる場合は[[タップ]]状態で現れ、その後[[龍解]][[能力]]に従いアンタップしていた。これは[[ドラグハート・フォートレス]]が横向きのカードであり、そのまま裏返すとクリーチャーカードが横向きで現れる事に因る。
-2016年6月のルール改訂以前は、[[ドラグハート・ウエポン]]の[[タップ]]・[[アンタップ]]状態は[[ウエポン]]を[[装備]]した[[クリーチャー]]と同一、つまり裏返る時に[[装備]][[クリーチャー]]が[[タップ]]していれば、裏返った後の[[ドラグハート・クリーチャー]]も[[タップ]]状態で出るという裁定だった。現在は上記に従い[[アンタップ]]状態で現れるように統一されている。
#endregion

***裏返る能力の付与について [#z3fd12f3]
[[ダイナモ]]等で裏返る[[能力]]を別の両面[[クリーチャー]]に付与した場合、その[[能力]]の発動条件と裏返り先の面の条件を満たしていれば裏返る事ができる。これは、仮に本来異なるサブタイプの組み合わせであっても、つまり[[ドラグハート・クリーチャー]]に[[覚醒]]や[[解除]]を与えるような場合でも、条件さえ満たしていれば裏返る事が可能。

面指定の条件の存在から普通はありえないが、[[バトルゾーン]]にある片面[[カード]]に裏返す[[能力]]を付与し、その条件を満たしてしまった場合は、[[表向き]]の状態から裏向きにしなければならない。その際、[[バトルゾーン]]にあるカードとしては不適合になるため、即座に[[墓地]]に置かれる。

***その他 [#r3e9ba67]
-[[覚醒リンク]]と[[リンク解除]]はさらに挙動が複雑なので、個々のページをよく読んでから使用したほうが良い。

-[[《覚星龍界 剣聖ジゲン》]]の[[能力]]によって[[カード]]を裏返す場合、[[覚醒]]や[[覚醒リンク]]といった能力を経由しないため、前述の能力特有の例外([[召喚酔い]]が解ける、[[リンク]]する)は発生しない。

-カードが裏返ったことにより[[カードタイプ]]が変更されると、COLOR(blue){''適用予定の単発的効果、ないしは適用中の継続的効果はすべてリセット''}される。例として、[[《オールデリート》]]の能力で[[《無敵剣 プロト・ギガハート》]]と[[装備]][[ドラグナー]]が除去されるとき、[[装備]][[ドラグナー]]への[[除去]]を先に解決し、[[置換効果]]で[[《最強龍 オウギンガ・ゼロ》]]に[[龍解]]すると、解決待ちとなっていた[[《無敵剣 プロト・ギガハート》]]への除去は失効する。

-両面[[カード]]のどの面が表向きになっているかは[[バトルゾーン]]でのみ参照される。[[バトルゾーン]]以外にある場合はすべての面が参照される。これにより、一枚のカードを時々の呼び出し元の条件に応じて別の面で呼び出したりできる。また、[[禁断]][[カード]]の持つ[[常在型能力]]は必ず両方の面を確認し、すべて処理しなければならない。

非常にややこしいため、これらのカードを扱う際には十分注意しておきたい。

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**その他 [#mb8ea672]
-相手の両面[[カード]]を弱い面に裏返すのは間接的な[[除去]]と呼べる。現時点で直接相手のカードを裏返せるのは[[《覚星龍界 剣聖ジゲン》]]のみだが、[[龍解]]した[[ドラグハート・クリーチャー]]を[[フォートレス]]に戻したり、[[セル]]や[[ウエポン]]など単体では存在できない[[カードタイプ]]に変えてバトルゾーンから離したりする事ができる。

-[[3D龍解]]カードの面を変える場合も用語としては「裏返す」を使う。その際のルールも上記に従う。

**参考 [#ofcf908a]
-[[用語集]]
-[[サイキック・クリーチャー]]
-[[ドラグハート・ウエポン]]
-[[ドラグハート・フォートレス]]
-[[ドラグハート・クリーチャー]]
-[[禁断の鼓動]]
-[[禁断クリーチャー]]
-[[覚醒]]
-[[解除]]
-[[ループ覚醒]]
-[[覚醒リンク]]
-[[リンク解除]]
-[[龍解]]
-[[龍回避]]
-[[禁断解放]]

-[[《時空の火焔ボルシャック・ドラゴン》]]
-[[《勝利の覚醒者ボルシャック・メビウス》]]
-[[《時空の戦猫シンカイヤヌス》]]
-[[《銀河剣 プロトハート》]]
-[[《禁断〜封印されしX〜》]]

-[[《覚星龍界 剣聖ジゲン》]]