#author("2019-06-30T15:14:48+09:00","","")
#author("2019-07-21T05:26:45+09:00","","")
*&ruby(ディーツー){D2};フィールド [#la2ba040]

月刊コロコロコミック2016年6月号付録、[[デュエマ40枚スペシャルデッキ]]で初登場した、新しい[[カードタイプ]]。

|チキチキ・JET・サーキット UC 火文明 (4)|
|D2フィールド|
|自分のクリーチャーすべてに「スピードアタッカー」を与える。(「スピードアタッカー」を持つクリーチャーは召喚酔いしない)&br;(他のD2フィールドがバトルゾーンに出た時、このD2フィールドを自分の墓地に置く)|

[[フォートレス]]に次ぐ横向きでデザインされたカードタイプであり、[[ドラグハート・フォートレス]]とは異なり[[メインデッキ]]に入れて用いる。そのため[[マナ数]]も定められている。
[[フォートレス]]に次ぐ横向きでデザインされた[[カードタイプ]]であり、[[ドラグハート・フォートレス]]とは異なり[[メインデッキ]]に入れて用いる。そのため[[マナ数]]も定められている。

自分のD2フィールドを[[バトルゾーン]]に出すだけで一方的に有利な状況を作り出せる。一方で、自他問わず他のD2フィールドが出るだけで既存のD2フィールドが[[墓地]]に置かれてしまうという[[デメリット]]も存在する。つまり場に1枚までしか存在できない。
自分のD2フィールドを[[バトルゾーン]]に出すだけで一方的に有利な状況を作り出せる。一方で、自他問わず他のD2フィールドが出るだけで既存のD2フィールドが[[墓地]]に置かれてしまうという[[デメリット]]も存在する。つまり場に自他合わせて1枚までしか存在できない。

したがって、[[カード指定除去]]を持たないデッキがD2フィールドを非採用にするのは、一定のリスクが伴うことになる。一方で、あまりにもD2フィールドに依存しすぎた戦略を設計するのも危険である。
したがって、[[カード指定除去]]を持たない[[デッキ]]がD2フィールドを非採用にするのは、一定のリスクが伴うことになる。一方で、あまりにもD2フィールドに依存しすぎた戦略を設計するのも危険である。

-登場当初はD2フィールドのラインナップが乏しかったので、単純な[[クリーチャー]]強化の[[常在型能力]]でも十分に使い道があった。しかし、[[《Dの博才 サイバーダイス・ベガス》]]に代表される[[S・トリガー]]D2フィールドサイクルの登場後は、単体でも[[アドバンテージ]]を稼げる点が評価されて幅広いデッキに採用されるようになっており、従来のD2フィールドを採用するメリットが薄れつつある。無論、《サイバーダイス・ベガス》の返しに張り替えできれば強力な意趣返しにはなるのだが、「それならこちらも《サイバーダイス・ベガス》を採用したほうがアドバンテージの損失は少ない」ということもあり、結局従来のD2フィールドは駆逐されつつある。
-登場当初はD2フィールドのラインナップが乏しかったので、単純な[[クリーチャー]]強化の[[常在型能力]]でも十分に使い道があった。しかし、[[《Dの博才 サイバーダイス・ベガス》]]に代表される[[S・トリガー]]D2フィールド[[サイクル]]の登場後は、単体でも[[アドバンテージ]]を稼げる点が評価されて幅広い[[デッキ]]に採用されるようになっており、従来のD2フィールドを採用する[[メリット]]が薄れつつある。無論、[[《Dの博才 サイバーダイス・ベガス》]]の返しに貼り換えできれば強力な意趣返しにはなるのだが、「それならこちらも[[《Dの博才 サイバーダイス・ベガス》]]を採用したほうが[[アドバンテージ]]の損失は少ない」ということもあり、結局従来のD2フィールドは駆逐されつつある。

-当初は全て[[単色]]であり、味方[[クリーチャー]]を強化したり、[[コスト]]を踏み倒したりする[[能力]]を持つD2フィールドが大半だった。
-当初は全て[[単色]]であり、味方[[クリーチャー]]を強化したり、[[コスト]]を[[踏み倒し>コスト踏み倒し]]たりする[[能力]]を持つD2フィールドが大半だった。
--その後[[革命ファイナル]]が進むに連れ[[多色]]D2フィールドも登場し、[[《Dの妖艶 マッド・デッド・ウッド》]]のように双方に降りかかる[[能力]]、[[《Dの天牢 ジェイルハウスロック》]]のように相手[[クリーチャー]]を[[除去]]する[[能力]]、[[《Dの博才 サイバーダイス・ベガス》]]のように単体で[[アドバンテージ]]を稼ぎ続けるものもといった様々なバリエーションのD2フィールドが登場した。

-[[フィールド]]の[[プレイ]]には[[展開]]という[[キーワード処理]]が与えられている。

-「D2」とは《『ド』キン『ダ』ム》XのD2……ではなく、「ダイナマイト&デンジャラス」のこと。いつも通りのネーミングセンス(真木孝一郎氏談)。エピソードシリーズから続くデュエマの伝統をしっかりと受け継いでいたのであった。
-「D2」とは《『ド』キン『ダ』ム》XのD2……ではなく、「ダイナマイト&デンジャラス」のこと。いつも通りのネーミングセンス(真木孝一郎氏談)。エピソードシリーズから続く[[デュエマ]]の伝統をしっかりと受け継いでいたのであった。

-一部のD2フィールドは[[Dスイッチ]]を持っており、ゲーム中一度だけ[[上下逆さま]]にすることで追加の[[能力]]を使える。D2フィールドが入れ替わると再び[[Dスイッチ]]を使える状態になる。
--これにより、フィールドの正位置に対して新たに「[[上下逆さま]]」という位相が定義された。一度上下逆さまにされたフィールドは逆さまになった状態が新たな正位置として定義され直される。[[バトルゾーン]]を離れて再び設置されないかぎり、もともとの正位置に戻ることはない。
-一部のD2フィールドは[[Dスイッチ]]を持っており、[[ゲーム]]中一度だけ[[上下逆さま]]にすることで追加の[[能力]]を使える。D2フィールドが貼り替わると再び[[Dスイッチ]]を使える状態になる。
--これにより、[[フィールド]]の正位置に対して新たに「[[上下逆さま]]」という位相が定義された。一度[[上下逆さま]]にされた[[フィールド]]は逆さまになった状態が新たな正位置として定義し直される。[[バトルゾーン]]を離れて再び設置されないかぎり、もともとの正位置に戻ることはない。

-「[[D2]]」が[[特殊タイプ]]、「[[フィールド]]」が[[カードタイプ]]に分かれる事が明言されている。これは[[DMR-23>DMR-23 「革命ファイナル 最終章 ドギラゴールデンvsドルマゲドンX」]]で[[最終禁断フィールド]]が、[[DMRP-02>DMRP-02 「デュエル・マスターズ 新2弾 マジでB・A・Dなラビリンス!!」]]で[[DGフィールド]]登場することの布石だった。

-バトルゾーンに1枚しか存在できないというルールはD2フィールドのみに課された制約であり、[[デュエル・マスターズ総合ゲームルール]]でも特に記述されておらず、フィールドというカードタイプそのものへの制約ではない。D2ではないフィールドである[[最終禁断フィールド]]や[[DGフィールド]]にはまったく関係のない話である。
-[[バトルゾーン]]に1枚しか存在できないという[[ルール]]はD2フィールドのみに課された制約であり、[[デュエル・マスターズ総合ゲームルール]]でも特に記述されておらず、[[フィールド]]という[[カードタイプ]]そのものへの制約ではない。[[D2]]ではない[[フィールド]]である[[最終禁断フィールド]]や[[DGフィールド]]にはまったく関係のない話である。
--他のD2フィールドが場のD2フィールドを排除するのではなく、他のD2フィールドが出ると場のD2フィールドが[[自壊]]するという方式が採用されている。

-D2フィールドが[[自壊]]するのは、2017年9月5日以前は[[トリガー能力]]的な処理とされていた。ルール処理ではないので即座には[[自壊]]せず、[[アクティブ>アクティブ・プレイヤー]]/非アクティブによって処理順が異なっていた。2017年9月6日以後はルール処理として、[[アクティブ>アクティブ・プレイヤー]]/非アクティブに拘らず、即座に[[自壊]]することになった。
--2017年9月5日以前は、2枚目の[[D2フィールド]]を出した後で以前の[[D2フィールド]]を墓地に置くため、[[トリガー能力]]の解決が途切れない限り、2枚同時に展開されている状態が継続できた。さらに2枚目を墓地に置く処理は[[トリガー能力]]と同じように[[解決]]できたので、その過程で[[《終末の時計 ザ・クロック》]]等を使い、ターンをとばしてしまえば、その2枚を維持することができた。現在は不可能である。
--同じく2017年9月5日以前は、[[Dスイッチ]]未使用の相手の[[《Dの博才 サイバーダイス・ベガス》]]が展開中に、[[革命チェンジ]]で出た自分の[[《D2M2 ドグライーター》]]や[[《族長の魂友 ワチャゴナ》]]によってD2フィールドの張り替えが発生した場合、《サイバーダイス・ベガス》側は非アクティブ側の[[トリガー能力]]として[[解決]]できたので、[[自壊]]と[[Dスイッチ]]を好きな順番で解決できた。現在は不可能であり、[[《D2M2 ドグライーター》]]や[[《族長の魂友 ワチャゴナ》]]は《サイバーダイス・ベガス》によるカウンターを防ぐ手段として有効である。
-D2フィールドが[[自壊]]するのは、2017年9月5日以前は[[トリガー能力]]的な処理とされていた。[[ルール]]処理ではないので即座には[[自壊]]せず、[[アクティブ>アクティブ・プレイヤー]]/非アクティブによって処理順が異なっていた。2017年9月6日以後はルール処理として、[[アクティブ>アクティブ・プレイヤー]]/非アクティブに拘らず、即座に[[自壊]]することになった。
--2017年9月5日以前は、2枚目の[[D2フィールド]]を出した後で以前の[[D2フィールド]]を[[墓地]]に置くため、[[トリガー能力]]の[[解決]]が途切れない限り、2枚同時に[[展開]]されている状態が継続できた。さらに2枚目を[[墓地]]に置く処理は[[トリガー能力]]と同じように[[解決]]できたので、その過程で[[《終末の時計 ザ・クロック》]]等を使い、[[ターン]]をとばしてしまえば、その2枚を維持することができた。現在は不可能である。
--同じく2017年9月5日以前は、[[Dスイッチ]]未使用の相手の[[《Dの博才 サイバーダイス・ベガス》]]が[[展開]]中に、[[革命チェンジ]]で出た自分の[[《D2M2 ドグライーター》]]や[[《族長の魂友 ワチャゴナ》]]によってD2フィールドの貼り換えが発生した場合、[[《Dの博才 サイバーダイス・ベガス》]]側は非アクティブ側の[[トリガー能力]]として[[解決]]できたので、[[自壊]]と[[Dスイッチ]]を好きな順番で[[解決]]できた。現在は不可能であり、[[《D2M2 ドグライーター》]]や[[《族長の魂友 ワチャゴナ》]]は[[《Dの博才 サイバーダイス・ベガス》]]によるカウンターを防ぐ手段として有効である。

-[[裏面]]を正位置に向けると、表面の[[マナ数]]が通常のカードと同じ位置に来るようになっている。これにより、D2フィールドを[[マナゾーン]]で[[マナ]]として使用する場合は、[[バトルゾーン]]にある時と違い[[マナ]]数の向きで状態を判断する。
-[[裏面]]を正位置に向けると、表面の[[マナ数]]が通常の[[カード]]と同じ位置に来るようになっている。これにより、D2フィールドを[[マナゾーン]]で[[マナ]]として使用する場合は、[[バトルゾーン]]にある時と違い[[マナ]]数の向きで状態を判断する。

-[[手札]]にある時でも、[[マナ数]]を目印にすれば方向で混乱したり、[[裏面]]の向きが逆で相手にバレるというような事は起こらないようになっている。ただし、[[マナコスト]]の表記位置は通常と反対側になり、持ち方によっては見づらく、テキストも横向きなので確認しようとすると目線でバレる可能性があるので注意。
-[[手札]]にある時でも、[[マナ数]]を目印にすれば方向で混乱したり、[[裏面]]の向きが逆で相手にバレるというような事は起こらないようになっている。ただし、[[マナコスト]]の表記位置は通常と反対側になり、持ち方によっては見づらく、[[テキスト]]も横向きなので確認しようとすると目線でバレる可能性があるので注意。

-[[Dスイッチ]]を持つD2フィールドは[[カード名]]が原則「Dの〜」で始まり、[[革命軍]]([[ダママ団]])側のD2フィールドは「革命のD」と付く。例外は[[侵略ZERO]]を持つ[[《禁断の月 ドキンダムーン》]]と[[《ZEROの暴走 デッドリー・ハイウェイ》]]。

-[[イラスト]]にはそれぞれ[[フィールド]]の中心に「D」の文字が入った何らかの道具が置かれている。この道具はアニメでその[[フィールド]]の使い手であるレアキラーズがそれぞれ実物を所持しており([[意地悪 清盛]]なら[[フラスコ>《Dの悪意 ワルスラー研究所》]]、[[破道 ロクロー]]なら[[お花>《Dの楽園 サイケデリック・ガーデン》]]、など。[[バサラ]]は[[手そのもの>《Dの禁断 ドキンダムエリア》]]が変化している)、[[Dスイッチ]]演出の際に使用される。

-デュエマ開発部員の射場本正巳氏によると、もともとは[[メインデッキ]]に入る「フォートレス」として開発が検討されていたが、ストーリーの都合上実現しなかった。そのアイデアを「[[禁断>《伝説の禁断 ドキンダムX》]]の溢れだした力=フィールド」として流用したものである。横向きというだけで新カードタイプというには不十分と判断され、D2フィールドならではのオーバースペックと、「自他問わずバトルゾーンに1枚しか存在できない」という制約が設けられることになった。
-デュエマ開発部員の射場本正巳氏によると、もともとは[[メインデッキ]]に入る「[[フォートレス]]」として開発が検討されていたが、[[ストーリー>背景ストーリー]]の都合上実現しなかった。そのアイデアを「[[禁断>《伝説の禁断 ドキンダムX》]]の溢れだした力=[[フィールド]]」として流用したものである。横向きというだけで新[[カードタイプ]]というには不十分と判断され、D2フィールドならではのオーバー[[スペック]]と、「自他問わず[[バトルゾーン]]に1枚しか存在できない」という制約が設けられることになった。

-「場に1枚しか存在できない」という基本性質は、[[Magic:The Gathering]]における「ワールド・エンチャント」のシステムを基にしている。
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**「D2フィールド」を参照するカード [#p7efa3cf]
-[[《D2V ヴェンデッタ》]]
-[[《D2W ワンダーワープ》]]
-[[《D2G ゴッドファーザー》]]
-[[《D2S 皇帝ワルスラ》]]
-[[《D2Y ヨー・サーク》]]
-[[《D2V2 禁断のギガトロン》]]
-[[《D2V ヴァインズ》]]
-[[《禁断V フィーダス》]]
-[[《D2-V禁断のボルトロン》]]
-[[《D2B バブール》]]
-[[《D2M マグラカヅラ》]]
-[[《D2J ジェルヴィス》]]
-[[《D2K ジゴクシヴァク》]]
-[[《D2P ヘビーポップ》]]
-[[《D2W ワイルド・スピード》]]
-[[《族長の魂友 ワチャゴナ》]]
-[[《D2M2 ドグライーター》]]
-[[《ワルスラS》]]
-[[《ワールド・ストップ》]]

**参考 [#s3930007]
-[[マスター・イニシャルズ]]
-[[マスター革命軍]]
-[[Dスイッチ]]
-[[展開]]
-[[上下逆さま]]
-[[クロスギア]]
-[[フォートレス]]
-[[フィールド]]
--[[禁断フィールド]]
--[[最終禁断フィールド]]
--[[DGフィールド]]