#author("2019-10-17T18:54:07+09:00","","")
#author("2019-12-06T00:36:54+09:00","","")
*pig [#d741a455]

「''P''ut ''I''nto ''G''raveyard」の略。「[[墓地]]に置かれる」を意味する。
「pig能力」または単に「pig」で''「このクリーチャーが破壊された時〜」''で始まる[[トリガー能力]]をさす。
代表的なものは[[《飛行男》]]等。

|飛行男 C 闇文明 (2)|
|クリーチャー:ヘドリアン 1000|
|このクリーチャーが破壊された時、相手の手札を1枚見ないで選び、捨てさせる。|
#hr
|爆竜兵ドラグストライク R 火文明 (5)|
|クリーチャー:ドラゴノイド 1000|
|このクリーチャーが破壊された時、ドラゴンを1体、自分の手札からバトルゾーンに出してもよい。|

この[[能力]]を持つ[[クリーチャー]]が[[破壊]]され、実際に[[墓地]]に置かれることで[[能力]]が[[トリガー]]する。[[破壊]]であれば、[[バトル]]に負けた場合でも何らかの[[カード]]の効果でも問題ない。

やや使い勝手が悪く、[[バトルゾーン]]に出せば即[[トリガー]]する[[cip]]に比べると即効性で劣り、[[破壊]]以外の[[除去]]を受けると[[トリガー]]しないという欠点がある。

ただし、その分[[能力]]に対しての[[コスト]]設定が若干軽くなっている傾向がある。
また、誘発するタイミングが[[cip]]とは違うところが利点でもあり、特に[[能力]]が強力な[[クリーチャー]]は相手にとっては[[破壊]]しづらくなり、[[除去]]への耐性のように働く。

さらに、[[スーサイド]]と組みわせて能動的に使用したり、[[サルベージ]]と組み合わせて繰り返し使用するなど、[[闇]]の[[カード]]と相性が良い。

-[[pig]]は墓地に置かれてから[[トリガー]]するので、墓地にある[[クリーチャー]]の[[能力]]として扱われる。つまり[[バトルゾーン]]にあるクリーチャーの能力に反応する能力の対象外である。

-''[[pig]]持ちの[[破壊]]を試みたが、[[モヤシ]]などの[[置換効果]]で[[墓地]]以外の場所に置かれた場合は[[トリガー]]しない''。
例えば、[[《絶望の魔黒ジャックバイパー》]]の[[置換効果]]で、[[破壊]]されようとする[[闇]][[クリーチャー]]を[[手札]]に戻したとする。この場合、実際に[[破壊]]されなかったので[[pig]]は[[トリガー]]しない。

-[[《邪魂創世》]]や[[《デッドリー・ラブ》]]などの「破壊する。そうした場合〜」は[[クリーチャー]]の[[破壊]]を実行することを参照しているが、実際に[[破壊]]されたかは問われない。詳しくは「[[コスト]]」を参照。
だが「破壊された時〜」と書かれていた場合は、実際に[[クリーチャー]]が[[墓地]]に置かれることを参照している。

-「[[バトルゾーン]]を離れた時〜」は、[[pig]]と同じタイミングで[[解決]]する。どちらも[[バトルゾーン]]から別の[[ゾーン]]に移動したことで[[トリガー]]するため。
「破壊された時〜」の[[能力]]と「バトルゾーンを離れた時〜」の[[能力]]の両方が同時に[[トリガー]]した場合は、それらを持ち主が好きな順で[[解決]]する。

-[[殿堂入り]]した[[《雷鳴の守護者ミスト・リエス》]]と[[完全上位互換]]が登場した[[《屑男》]]の差は、[[cip]]と[[pig]]の立場を端的に物語っていると言える。もっとも[[pig]]にも強力なものは多いので油断は禁物。

-「自分のクリーチャーが破壊された時」とある能力は[[バトルゾーン]]から[[トリガー]]する。よってそれは[[pig]]の一種ではない。つまり、その能力を持ったクリーチャー自身が破壊された場合はトリガーしない。(2018/9/5事務局正式回答)
--しかし、2018/9/7に変更された[[デュエル・マスターズ総合ゲームルール]]603.5cでは、「クリーチャーが破壊された時」とある能力を持つクリーチャーが[[場>バトルゾーン]]にいるときに、すべてのクリーチャーを破壊する呪文が唱えられた場合、''その能力はそのクリーチャー自身の破壊による1回のみ誘発する''と記載されている。
この記述に従えば、このような書式の能力は発生源であるクリーチャー本人が(単体で)[[破壊]]された時にも[[トリガー]]することになり、事務局の回答と矛盾が生じている。
例を挙げれば、「[[《魔光大帝ネロ・グリフィス》]]の[[呪文]][[踏み倒し]]は自身の破壊には反応しない」という裁定が出ているが、総合ルールに則れば過去と同様に発動することになる。
[[《神帝スヴァ》]]の[[特殊敗北条件]]の場合、総合ルールに沿うならば敗北の発生は自然なものであり、暫定裁定として用いられている「デザイン上」という曖昧な言葉は不要となる。

***「墓地に置かれたとき」について [#c0341589]
-[[闘魂編]]の[[DMC-13>DMC-13 「コロコロ・ニュージェネレーション・パック」]]までのpigは「バトルゾーンから自分の墓地に置かれたとき」という表現だった。([[《技師ピーポ》]]など最初期のpigは「墓地に置かれ''る''とき」と微妙に異なる。)[[聖拳編]]以降は「[[破壊]]」と言う表現が登場したので、pigのテキストも「破壊された時」に置き換わった。古いpig持ちが[[再録]]される時は、「破壊された時」という言葉に置き換えられている。
--「墓地に置かれた」と「破壊された」に違いはなかったのだが、2017年11月14日に[[《一なる部隊 イワシン》]]周りの裁定変更により、
「''『バトルゾーンから自分の墓地に置かれたとき』は、『どこからでも自分の墓地に置かれた時』からバトルゾーン→墓地への移動のみが対象になったもの''」
という裁定となった。
---これにより[[《闇侯爵ハウクス》]]や[[《呪縛の剣豪バロスト》]]など、[[聖拳編]]以降未[[再録]]だった「バトルゾーンから自分の墓地に置かれたとき」の能力を持つカードが''pigとして扱われなくなり''、まさかの強化を受けることとなった。
--その後、2019年10月2日の「よくある質問」にて、「墓地に置かれるとき(置かれたとき)」というテキストはバトルゾーンでクリーチャーとして存在していなければ能力は発動できないと裁定変更が発表された。
--その後、2019年10月2日の「よくある質問」にて、「墓地に置かれるとき(置かれたとき)」というテキストはバトルゾーンでクリーチャーとして存在していなければ能力は発動できないと裁定変更が発表された。つまり「バトルゾーンから自分の墓地に置かれたとき」と「破壊された時」は再び同じ意味となった為、《ハウクス》や《バロスト》の挙動が以前と同じものになった。

**その他 [#w6e9b4e7]
[[ゾーン変更誘発]]のうち、「破壊(バトルゾーンのクリーチャーを墓地に置くこと)」に限定した能力にあたる。

-コロコロコミックでは"死ぬ時効果"と呼ばれることが多い。

**参考 [#y8b25599]
-[[用語集]]
-[[cip]]
-[[トリガー能力]]
-[[スーサイド]]
-[[置換効果]]